この作品の艦これ世界観は少し複雑というご意見を頂いたのでここで、しっかりと説明したいと思います。
【鎮守府】
【概要】
鎮守府は日本全国または海外の幾つかの地域に造られています。提督の人数は各鎮守府合計で※※※万人以上が所属。彼らが宿泊している地域は鎮守府に隣接した政府に接収された街で深海凄艦の侵攻により放棄された地域で暮らしています。
【艦娘】
【概要】
一人の提督につきある一定の人数が保有可能です。ドロップ現象や建造によって同じ人物の艦娘が現れることが良くあります。ただし、同じ人物でも私生活や普段の行動によってその性格は一人一人違います。彼女達の生活場所は提督たちと同じく政府が接収した街でありそこで暮らしています。彼女達を識別するため彼女達には専用のＩＤカードや身分証明書が与えられ、さらには、体内に識別用マイクロチップが入れられて簡易識別計器で識別されています。鎮守府内での混乱を避けるべく彼女達の居住地は他の鎮守府と極力交わらない様に配置されています。
【日本海軍】
【概要】
国際的には隼軍事組織として扱われています。国際艦娘運用条約に基づき世界各地に艦娘を派遣しシーレーンを防衛しています。艦娘の保有数は世界第２位です。太平洋の島国に対しても艦隊を派遣、駐留させ防衛を強化しています。
【自衛隊】
【概要】
国際的にはこちらが日本の軍隊として扱われています。しかし、海上自衛隊は事実上、日本海軍にその座を奪われており、殆どの艦船は東京湾内で待機しています。
【国際艦娘運用条約】
【概要】
艦娘の能力は使いようによっては世界の軍事バランスを崩壊させてしまう為、国連が主導で取り決めた世界各国の艦娘の運用人数を制限する条約です。
【新日米安全保障条約】
【概要】
深海凄艦出現当初に日本とアメリカの間で結ばれた条約です。この条約の目的は日本とアメリカが協力して太平洋の深海凄艦を撃破し互いの領土と国民を護る事が目的で互いの国内の地域の軍事基地を利用できるようにした条約です。しかし、２０３６年現在、条約は事実上意味のないものになっており、日本国内の米軍基地はロシアに接近する日本を牽制する為の物へと姿を変えてしまっています。
【日本のエネルギー】
【概要】
国内の電力は火力発電、原子力発電、再生可能エネルギーでまかなわれ天然ガスをロシアから、石油を東南アジア諸国から輸入しています。
【日本の食糧事情】
【概要】
工場野菜による食糧生産が主流となっています。作品が始まった時点で食料自給率はギリギリ１００％を達成しています。
【深海凄艦】
【概要】
突如現れた謎の敵。倒しても倒しても直ぐに元の海域に現れます。通常兵器でも倒す事はできますがミサイル等の誘導兵器はジャミングによって通用しません。対艦ミサイル等は命中しても戦艦クラスの深海凄艦には多少の損害を与える事しかできません。現時点で人類が保有している兵器でもっとも効率的にダメージを与えられるのはレールガンやレーザー兵器、あとは核兵器です。艦娘の戦力が弱い国など様々な事情によっては核兵器を使用することも多いようです。しかし、核兵器でも一時的にはその海域を制圧する事が可能ですがそれでも全てを倒せるわけではなくいずれは直ぐに深海凄艦が戻ってきてしまいます。これらの要因によって人類は深海凄艦の攻撃に耐え最低限のシーレーンの防衛に徹しています。近年では深海凄艦の泊地を攻撃し殲滅する事によりある一定の海域から深海凄艦の数を劇的に減らす事ができることが分かっています。
【世界各国の沿岸部都市】
【概要】
深海凄艦が出現した当初、人類には抵抗手段が殆ど無く、制海権は事実上全て奪われました。その際に多くの沿岸部の都市や街や村が深海凄艦の攻撃を受け多大な犠牲者をだしました。さらに深海凄艦が発生させる有毒ガスによってこれらの地域の一般住民は生活ができなくなった為、殆どの国では住民達は内陸部に避難しました。日本でもこれは行われ現在、東京や大阪、名古屋以外の沿岸部の都市や町や村は全て放棄され一般人の立ち入りを制限し政府の管理区域となっています。これらの区域が海軍関係者や艦娘の居住地になったり自衛隊の関連施設や農林水産省の食糧生産工場になったりして再利用が進んでいます。
【アメリカ軍】
【概要】
世界最先端の技術をもった軍隊です。艦娘の保有数は世界第１位、戦力を太平洋から大西洋の広い地域に展開しています。ハワイを失ってからは膨張を続けるロシアを敵視しアジアを最重要の戦略地域と考え東南アジア諸国を中心に艦娘や兵器を〝輸出〟しています。しかし、深海凄艦との戦いでは太平洋は激戦地のため戦況は劣勢です。
次回の更新ですが恐らく今年はできそうにありません。
楽しみにされている方々にはまことに勝手で申し訳ございませんが次回の投稿は年明けになりそうです……。