科学と非科学の歯車   作:グリーンフレア

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 サブタイトルは大して考えてなかったりします。
内容をざっと読み返しパッと思いついた言葉をあれこれ弄って付けてるだけですね。
ネーミングセンスも酷いものなのでなるべく安直にしてます。

早く月光を魔改造したい。


ACT.3 バーチャスコンタクト

---4月12日 午前7時---

 

 既にこの時期となると太陽はそれなりの高さまで登り、山の稜線から完全に顔を出した太陽によって森全体が照らされている。

月光が寝ている間アイラが寝ずの番で監視を続けたが問題は何も起きなかった。

 強いて挙げるとするなら現在、M2の銃身上に雀が4羽止まり鳴き声を上げたり毛繕いをしているのでアイラは無闇に動けないといったぐらいだった。

 

 

『月光、起きて。予定の7時になったので。』

 

 

 月光に対しスキットのコールを掛けること6コール目、ようやく反応がありスキットシステムへの接続も確認しIRVINGの制御系等の権限をいつも通りの体制するために月光へ渡す。

権限が移ったその際機体が少し揺れ雀達は飛び去ってしまったが、月光はそれに気付かず自機の状態をチェックに集中していた。

 

 

 

『寝てみた感じあんまり人間の時と差はないんだね。精神的な部分への負担だとかギャップとかはどうなってる?』

 

『正常の範囲内。システムとの適応化はほとんど終わってる。』

 

『よし、それじゃあ青葉と10時の定時交信するために昨夕の滝の所まで戻ろうか。』

 

『ウェイポイントの再設定、通常歩行での到着予定時刻は1時間30分後。十分間に合う。』

 

 

 

 昨晩まで山小屋だった場所で背伸びをする。

背後には青葉が入っていたコンテナがあるが青葉は既に侵入ルートの下見のために出発し、補給物資として入っていたフラッシュバンも回収され既に空の状態となっていた。

 人工筋肉も人間の筋肉同様、長時間活動していないと若干の収縮が発生し、月光は無人機としてのプログラムと人間の本能によって伸びを行い人工筋肉が小刻みに震える。

 

 

『あっ・・・。』

 

 

 不意にアイラの声がしたかと思うと前世の感覚で言う尿意近いものに襲われ、レッグユニット具体的には股関節部より何かが排泄された。

慌てて脚元を確認するとそこには少量であるが、緑色の液体が撒き散らされていた。

 この緑色の液体は"コンクエスト・マーカー"と呼ばれる物で、本来なら派遣された担当戦闘地域に存在する敵勢力を排除した際に排出されるものだった。

先の声の事もありアイラを見てみると耳まで赤くし俯いていた。

 

 

『もしかして誤作動?』

 

『・・・ん。』

 

 

 とても恥ずかしそうに小さな頷きと蚊の鳴くような声で肯定し、耐えられなかったのかスキットの回線を遮断した。

 状況的にも掛ける言葉が思いつかず、何となくこの複雑な雰囲気を紛らわすため片脚を使い、コンクエスト・マーカーを地面を掘り返して土と混ぜ、山小屋の残骸の中で比較的大きな物をその上に被せた。

 

 

『ま、まぁ目的地に移動しようか。周辺の警戒一応お願いね。』

 

『・・・分かった。』

 

 

 音声のみで返答し普段以上に各種レーダーやセンサーの更新速度が早まっておりアイラの動揺具合が見て取れ、月光は取り敢えずはしばらくそっとしておくことにし目的地に向かって歩き始めた。

 

 月光の姿が木々などで見えなくなった頃、山小屋だった物から少し離れた茂みが不自然に揺れた。

 

 

「やれやれ、あのような者がいるとなると拙者ものんびり修行とは行かぬでござるな。」

 

 

 ニンニン、とあからさまに忍者というような言動で茂みから現れたのは、週末などの休日にはこの一帯で野宿しつつ修行をしているという麻帆良中等部3年A組出席番号20番の長瀬楓である。

 

 昨晩月光の存在に感づき深夜からこんな所に小屋などあったか疑問に感じつつ観察を続けていた彼女は、丁度7時になり牛のような鳴き声をすると立ち上がってそれと同時に出た緑の排泄物を隠蔽したところを見ると、奴はあまり存在を知られたくないのではと考えていた。

 

 楓がキャンプ地にしている滝の方角へ歩き出したので、先に戻りテントなどを撤去しようと考えたが、目的地が断定できてからでも遅くはないと判断して先に、壊された山小屋を調査することにした。

 

 遠目からは金属製と思っていたコンテナのような物ははっきりと木目のある木箱だった事を不思議に思いつつ、次に奴が隠蔽した緑の排泄物がある地面を瓦礫を除けて見てみるとそこは他の地面とは違い苔むしていた。

 

 

「はて、こんな短時間でこの手の苔が・・・。む?」

 

 

 気が付くと山小屋の残骸が先程よりも朽ちているように感じられた。

狸や狐につままれるとはこういったことでござるかな、と思いながらココを調べるよりも奴を追いかけた方がいいと考え、楓も山小屋を離れるのだった。

 

 楓の姿も見えなくなると小屋の残骸はそのほとんどを苔や雑草に覆われ朽ち果てていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・あのっ、月光。ちょっといい?』

 

『ん?どうした?』

 

 

 山小屋から歩くこと30分ほど、アイラがようやく声を掛けてきた。その声はいつも通りのもので取り敢えずは立ち直っている事が分かり月光も一安心していた。

 

 

『10時の方角距離387m、昨夕いた滝の上流に当たるところだけど断崖になってる。現在の目的地より周りも開け、青葉との通信距離は少し離れるけれど感度はいいと思うので。』

 

『うーん、そうだねぇ。約束の時間まで大分あるけど、まぁでもそこのんびりするのも悪くないかな。』

 

『じゃあ、目的地をその崖に変更するので。』

 

 

 しばらく歩くと目的の崖に辿り着きアイラの言う通り、青葉が向かった麻帆良学園やその周辺市街地が当初向かっていた滝より通信状況の良さそうな場所となっていた。

 崖は例えるならメタルギアシリーズに置いて最高傑作と名高いMGS3、その一番最初のステージとしてネイキッド・スネークが降り立った断崖が近いと言える。

 

 

 

『うわぁ、こりゃすごい崖だねぇ・・・。IRVINGってゲームの描写からすると十数mそこらの高低差は大丈夫そうだけどこの崖はどうなんだろう・・・。』

 

『この高さなら問題ない。状況にもよるけど約50m落下してもうまく着地すれば、人工筋肉に少しダメージが入るだけですぐ治るので。・・・試す?』

 

『いやいやいやいや、いきなりこんな高さから飛び降りるとかさすがに不安でいっぱいから!』

 

 

 

 崖の際まで寄り崖下を覗く月光とアイラは、ある重要なことを忘れていた。

IRVINGの重量である。700kgを超える重量で、その体を30センチほどの靴と同じ面積、両足合わせて6ヶ所で支えている。

 踵に当たる部分には重量分散の目的を含めた大型ワイヤーカッターがあるが、コレを使用せず重量が集中した状態で崖際に立つとどうなるか。

 

 

 しかし彼らが気付く前に結果が出てしまった。

 僅かに足踏みした影響からか、崖の端から月光が立っている辺りの狭い範囲の地面が、小さな音を出して一段他より陥没した。

 

 

「「あ。」」

 

 

二人同じタイミング同じトーンで同じ言葉が漏れた次の瞬間、足場が崩れ去りそのまま空中にわずかながら浮かんでいたことを感じてしまった。

 

 

「おぅぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!?」

 

「ーーーーッ!ーーーーッ!!」

 

 

 不気味な浮遊感と落下感に襲われ、それぞれに声を上げ(アイラは言葉にならない声だったが)崖下へ落下してしまうも地面に到達するまで、大小様々な枝が折れ体勢が崩れるも何とか取り敢えずは着地に成功した。

 脚部の人工筋肉に鈍い痛みが走り、月光の視界の隅でステータスパネルが今までは少し透過し目立ちにくくなってたがハッキリと表示され、脚部に損傷が発生していることを示すダメージアイコンが赤く点滅し月光へ機体の状態を知らせていた。

 

 

『イテテテ・・・。アイラぁ大丈夫かぁ?』

 

『うぅ...お尻をうった様な感じだけど大丈夫、平気、なので。』

 

 

 月光の補助をしていることで彼の人間の感覚に感化されていたアイラだったが、表現が人間的であることに2人共全く気が付いていていなかった。

月光がふとさっきまで点滅していたダメージアイコンを見ると、それは点灯に切り替わり"18.8"と小数点以下まで表示された数字が減っていっていた。

 

 

『うん?ダメージアイコンに重ねて表示されているこのカウントダウンは? W○TのダメージパネルMODにあるような修理完了までの時間っぽいけれど。』

 

『あながち間違いじゃない。そもそも月光の視界のインターフェースの一部はWo○の記憶を元に構成されてるので。』

 

『あぁ、道理でねぇ。この世界と前世の世界とでリリースされてるゲームとかに違いがあるか気になってきたし、早く麻帆良学園に行って情報収集したいところだね。』

 

『青葉との交信予定時間までまだ時間あるけど、どうやって上に戻る?』

 

『そうだねぇ。確かこういった崖でも脚を突き刺して登れるのだっけ?せっかくだからそれで登ってみようか。』

 

『分かった。深く差し込めれば崖の岩質的には問題ないはず。』

 

 

 人工筋肉の修復が完了し、早速登るべく崖に近づき機体の重量を支えきれる程の深さまで右脚の先端を突き刺し、踵のカッターもIRVINGの姿勢維持の補助のため崖に刺し込まれる。次に左脚がその広い可動範囲を生かして右脚よりも高い位置に突き刺さる。そして次は右脚が、という具合に動作を繰り返し崖を登り始めたが、腕は無く人間の脚ではありえない動きなので月光は戸惑いながらもアイラの補助を受けつつ順調に進んでいた。

 

 

 

 

 この時崖上には尾行中に月光達が落ちていった事態に驚き崖際に駆け寄り注意深く下をを見ている楓がいたが、岸壁に脚を突き刺した際の音と崖と面している木の葉が大きく揺れた事で、崖を登ってくると悟り姿を隠した。

 

 

『ふう、中々面白い経験だったよ。でもまぁ不意に落ちるのだけは2度と味わいたくないね。』

 

『同感。すごく怖かった。』

 

『しかしよくよく考えると、この体であんな足場の不安定な所に行ったら危ないよね。』

 

 

 待機姿勢で足を折り畳んだ月光が自嘲気味の苦笑いで言うと、ちょっと負い目を感じてるアイラがぐうの音も出ないような顔をしているのに気が付き、大慌てでフォローに入った。

 

 

『あぁ!でも!気が付かなかったのは自分も同じだし、あの高さで不意に落下しても無事で済むというのを実感できたし、ロッククライミングもなかなか楽しかったから全然気にすることはないよ!』

 

 

 そう、と一言言うと安心した表情になり月光も一安心することができ、予定の時間まで30分程ある事からのんびり待つことにした。

 先の一連のやりとりからアイラからは特に話すこともなくまたこういう状況でも話題がなくても平気と言う事、月光は月光でアイラが物理的にではないが側に居るというシチュエーションをスキットがあることで改めて実感しており彼も話題がなくとものんびり出来る性格だった事、そういう事から会話がなくお互いメイン・サブカメラを無意識に使い分けながら空や周りの景色を見ていた。

 

 

 

 

 

 ボーっとしている2人の所へ無線のコールが鳴り響く。時間は午前10時を数秒過ぎた頃、周波数は"147.71"タブには"アオバ"と表示され青葉からの定時通信で間違いなかった。

唐突だったがココで一つ遊び心を加えようと思いつきコールに出た。

 

 

≪ども!こちら青葉です!月光さん、感度は如何でしょうか?≫

 

≪・・・愛国者は?≫

 

≪・・・? 愛国者?≫

 

≪愛国者は?≫

 

≪愛国者は、んー・・・・・・あっ!≫

 

 

 初めは何の事かと訳が分からなかった青葉だが少しの間思考を巡らせるとすぐに答えに辿り着き、そしてその合言葉を自信を持って答えた。

 

 

≪ら・り・る・れ・ろ、ですね!≫

 

≪正解!あぁ、感度は良好だよ。≫

 

≪びっくりしちゃいましたよー、いきなり「愛国者は?」なんて聞くんですから。どっかの組織に通じちゃったのかと思いました!≫

 

≪いやなに、ちょっとした遊び心のつもりでね。それで市街地から学園に侵入できそうなルートの目星はついた?≫

 

≪それがですね、3日後の4月15日に麻帆良学園を含めるこの市街地全域が発電所や送電設備の大規模なメンテナンスのため20~24時まで停電になるようなのです!そこで警備システムがダウンしている間に有効そうな侵入ルートと、その時以外の侵入ルートの候補をそれぞれ幾つか見つけてますよ!≫

 

≪停電?・・・うーん何だったかな、ネギが関わる出来事があったようななかったような。≫

 

≪お二人がこちらに到着するまで私はどうしてましょうか?まだ私は活動時間に余裕ありますけど。≫

 

≪ルートの決定自体はそっちに合流後、詳しいデータをもらってから決めるとするかな。 それからしばらくその街に留まることになるだろうから自分達が身を隠せそうな場所を見つけてもらえる?≫

 

≪隠れ家探しですね!了解、青葉にお任せください!≫

 

≪街に近づいたらまた連絡するから。よろしく頼むね。≫

 

 

 青葉との通信を終え、アイラに麻帆良が停電するのはネギまのストーリーでどのあたりの話なのか聞いてみたが流石に知らなかった。思い出せそうで思い出せないモヤモヤとした感覚が付き纏い現在の時系列を推測していたが、アイラの声と今まで感じたことの無い何かに強く注意を惹かれる感覚がしたため思考を切り替えることにした。

 

 

『方位110°対地高度約300m、直線距離約2400m、時速54km前後でこの場所近辺に向かい現在も降下中の物体がある。』

 

『今さっき頭を糸で引かれたような妙な感覚があったけど、もしかしてレーダーの反応を直感的に感じ取ったってことかな。』

 

『多分そう。2分30秒ほどでこの付近に到達する。どうするので?』

 

『何が接近してるかはわからないけど、とにかく隠れようか。後は念の為に武器のセーフティ解除しておこうかな。』

 

 

 森の中に入り木陰から接近中の物体を確認すると、それは見覚えのある"人物"だった。

その人物というのは少々歪な形をした大きな杖に跨る赤毛の少年、この転生後の世界である漫画"魔法先生ネギま!"で主人公として数々の出来事に関わっていく最重要人物、ネギ・スプリングフィールド本人だった。

若干俯きその表情ははっきりと見えないが、なんとなくだが落ち込んでいる雰囲気がした。

 

 

『おお?、こんな所にネギ君が来るとは。しかしこの状況はストーリーのどっかで見た覚えがあるなぁ、どの時期だっけ・・・。』

 

 

 こちらに向かってきている人物が危険な存在でないと分かり、不測の事態に備え解除していた武装のセーフティを再度掛け直す。そうしているうちに高度はみるみる下がってきて、先程まで月光が居た位置に着地するのかと思ったが降下率が全く安定しておらず、目測で今いる森の木々の高さで水平飛行に入り、このままだといずれ木に接触するのは間違いなかった。

 

 一方のネギは未だに俯いたままで今の飛行状態に気がついていないように見え、月光は一瞬警告を発しようかと考えたが、ここでようやくネギまの時系列を思い出した。

 

 

『あ、思い出した。今の時系列は初めてのエヴァンジェリン戦前じゃないか。』

 

 

 そのきっかけはこの後のネギの身に起こることを予想した時に、鮮明に漫画のワンシーンと重なりその後の展開も思い出すと、先程青葉との通信であった"麻帆良学園の停電"のキーワードと繋がり今の状況を把握できたのだった。

 

 

『今は丁度、ネギ君が寮を飛び出してきた段階でこの後、長瀬に拾われるんだっけか。』

 

『じゃあ私達は手出ししない?』

 

『まぁまだ自分達の活動の方向性がはっきりしてない内は、下手に干渉しないほうがいいんじゃないかな。 少しこの後の展開をこの目で見たら青葉との再合流を目指そう。』

 

『わかった。 あ、ネギ落ちた。』

 

「わーーーーん!?」

 

 

 月光たちが居る地点からは木々で隠れ見えない所で木にぶつかり、少し情けない悲鳴を上げたネギはどこかの川に落ちたようだった。

それと同時に今いる場所とは崖際の開けた場所を挟んだ反対側の茂みから一つの人影が飛び出した。

 

 

『うおっ、そんなところから!?』

 

 

 この後の展開を思い出せば誰かは簡単に予想がついたが、それ以上に自分達の側に居たことに驚いていた。いつからそこに居たかは分からないがもしかするとずっと尾行されていたのではと考えたが、何のためだったのかまでは予想もつかなかった。

 

 

『うーん、たしか長瀬は学園の魔法先生らとは繋がってはなかったはずだしなぁ。』

 

『単に好奇心という可能性は?』

 

『その好奇心が、今後の自分たちの活動の障害にならなければいいんだけどねぇ。』

 

 

 この世界での目的も決まっておらず、さほど自分たちの姿を見られていたことに対し心配してないが、取り敢えず今はこのネギま世界でのストーリーを生で見に行くことにし、楓を追う形でネギが墜落した方向へ歩き出した。




 月光の内蔵機銃が9mm弾を使用していると考察がありましたが、実際の所何mm弾を使用しているのでしょうね。
 本作ではMGRの月光を元に色々と独自設定を盛り込んで、戦車などの同軸機銃としても使われているM240にアップグレードされていると言う設定です。
 装弾数もよくよく考えると、ちょっと多かったような気がしますが、ご都合主義ということで一つ。

 緑の排泄物は私が調べた範囲ですと、成分は乳酸ということは分かりましたがハッキリとした名前も無いようでしたので勝手に付けました。

 色々数値とかとか出してますけど割と適当です。
ネギの杖の速度については1巻で「自動車並の速度が~」と言っていたりと参考にする部分は結構あったりしますがそれでも適当な部分は多いですね。
 今話まで出た位置関係を総合してみると矛盾が出てるのに先程気づきましたが、後ほど気が向いた時に修正します。(そこまで重要な要素でもないので)

今回の補足ですが、山小屋とコンテナが朽ちた描写ですがこれは神様による物です。
メールで「介入できない云々」としましたが、転生者が中身を回収しそれしコンテナや施設など神様が救援物資として投入した物は、神様が仕組んだ様々なプログラムがあり転生者の所有物として認識されなければ、物質を変化させてまで朽ちて自然に戻るよう仕組まれているという設定です。
以上蛇足でした。

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