前回、夏休み篇に入ると言ったな?その前にオリジナルを入れるぜ。文句は言わないで・・・マジで
あと、オリジナルキャラ出ます
ノーサイド
ここはアメリカ、アラスカ州・・・
その研究施設にて・・・
カタカタカタカタカタカタカタカタ・・・
真っ暗闇の部屋の一室でパソコンを叩く音が響いていた
カタカタカタカタ・・・カチッ!
「ウケケケ♪良い感じになって来た来た来た!」
男はパソコンを弄りながらケラケラと笑う。そして近くにあったマグカップを煽る・・・が
「ウゲゲゲッ!?マズゥゥい!誰だよ?!誰だよ!僕のマグカップに『青汁』を入れたのは~!」ガシャン!
飲み物を吹き出し、マグカップを床に叩きつけた。それを後ろで溜め息を吐く人物が一人
「ハァ・・・お前自身だよ『カタギリ』。これで何回目だ?一体誰が床を片付けると思ってるんだ?」
「およよよッ!?そう言う君は『ショウ=ザマ』!」
「誰がビルバインに乗ってるオーラバトラーだ!?私は『キザキ・L・ヒサタカ』だ!そろそろ寝ろ!『カタギリ・L・ロイド』!」
「ウケケケ♪こ・と・わ・る~!何を隠そう!僕は『夜更かし』の達人!」
「ヤカマシイ!この糞ガキィ!!とっとと寝ろぉぉ!お前に付き合ってなんで私まで『徹夜』しなくちゃならんのだ?!」
「黙れ老いぼれぇ!僕の為に労力を使えぇ!」
「こんガキィ!私はまだ20代だ!」
キザキと呼ばれた研究者服の男は激昂し、カタギリと呼ばれた男に掴みかかり取っ組み合いの殴り合いをしだした。騒ぎを聞きつけた他の研究員達が二人を取り押さえた
「カタギリ主任、ホントにマジで寝てください!今回で何回目ですか!」
「ウケケケ♪7回目で数えるのを止めた!」
「こんのガキィ!!!」
「落ち着いて下さい!キザキさん!」
今にもカタギリに噛みつこうとするキザキを研究員全員が取り押さえた。
「そう言えば主任!」
「なんだね?え~と・・・β研究員!」
「誰がβですか?!それより『本社』から通信がきてますよ」
「ま・ずぅいでェ!?ありがとうγ研究員!それでは皆さんサラダバー!僕はモロキューがスキー!」
タタタ・・・!
「名前変わってるし・・・」
「あの糞ガキィ!何時か殴るゥウ!」
カタギリはスキップをしながら部屋から出ていった。そのままカタギリはテレビ通信が使えるモニター室へと・・・
ドガアァァァアァンッ!!!
「「何事ッ!?」」
体当たりをして入った
「ウケケケ♪悪いね諸君!通信はどこかな?!」
「あぁ、そ、そこです」
「ありがとう!」
カタギリは朗らかに笑うとモニターの前に座り、通信ボタンを押した
『5秒の遅刻よ『ロイド』』
「ゴメンゴメンゴメンゴメンゴメン!このカタギリ・L・ロイド!君の為ならゴートゥドンドボヤーギ!」
『ドンドボヤーギ?何を言ってるか相変わらず意味不明ね』
「怪訝な顔も可愛いね『ミレイ』ちゃん!」
『な・・・ウソでも嬉しいわ・・・///』
モニター画面の金髪の女性、『ミレイ』は少し顔を赤らめた
「そ・れ・で~?こんな時間に何のようだい?お肌に悪いわよん?」
『そ、そうね・・・ロイド?貴方の作品『銀の福音』がおとされたわ』
「ふ~ん・・・あっそ」
『・・・随分と興味が薄いのね?』
「まね。所詮彼女は『試作品』・・・アーキタイプの『ヴァンパイア・ストラトス』に過ぎないよ」
カタギリは子供のようにクルクルと椅子ごと回る
『ならその彼女を撃墜した人・・・知りたくない?』
「知りた~い!で誰?」
『『織斑一夏』ですって』
「あぁ~、あの世界最初の操縦者か・・・筋書き通りか」ボソリ
『え?』
「ううん!なんでもないよミレイちゃん!しかし、さすがはあの世界最強のIS操縦者『織斑千冬』の弟さんだね!見直しちゃうよ!」
『・・・それが違うみたいなのよロイド』
「・・・Haん?」
カタギリはクルクルと回る椅子を止めると怪訝な顔でミレイを見た
「どゆことよ?」
『『暁アキト』って知ってる?』
「暁アキト?誰?」
『一応、世界で二番目のIS操縦者なんだけど』
「その二番目がどうしたの?」
『彼が実質的に彼女を落としたのよ』
「でもさっき、最初くんに撃墜されたって・・・」
『それは公式発表。諜報部の調べだとその暁アキトが『一人』で落としたのよ・・・』
「ま・ずぅいで!」
カタギリは突然立ち上がると踊るように回った
「スゴいスゴいスゴい!そんな人間がいたなんて!僕のパトスがオーバーライド♪『アーカード』さまと同じくらいに興味をそそられる!」
『・・・むぅ・・・』
「?どしたのミレイちゃん?頬をふくらませて?リスみたいだよ?怒ってる?」
『ぜ~んぜん!別にオカルトにハマってる『婚約者』に怒ってるわけじゃないもの!』
ミレイはそう言いながらプイッとそっぽをむく
「そう!それじゃあ僕寝るから!バイバーイ♪」
『えッ!?ちょ、ちょっとロイd―――ブチッ
「ふわぁ~・・・Zzzzzz・・・」
カタギリは悪気もなくモニター画面をあっさりと切り、その場に寝た
「あぁ~あ・・・」
「あのバカ・・・!」
「『社長』・・・気の毒に・・・」
後ろでは様子をみていたキザキ並びに他の研究員達が溜め息を吐いていた
←続く
アキト「おい・・・アクが強すぎだろ」
言われてみれば・・・だが後悔はしてない!