今回はあのキャラの技と似たようなモノを福音が使います・・・
オリジナルな部分もあるので悪しからず・・・
ヒントとしては・・・
「有象無象の区別無く、私の弾頭は許しはしない」
・・・です!
―――統合しました―――
ノーサイド
高速で近づく二人に気づかないのか、銀の福音はピクリとも動かない・・・
「(しめた!)テエヤァァァッ!」
それをチャンスに一夏は瞬間加速で距離を詰め、雪片を降り下ろした!
ガキィッン!
「なっ!?」
[[La♪]]チャキ
しかし、福音はその斬撃を軽々とナイフで受け止めると砲口を一夏に突き付け、引き金に指をかけた・・・
「させるかぁーっ!」ガギィッン
[[La!?]]
ライフルからコイル弾が発射される刹那、箒の斬撃が福音に直撃。コイル弾は明後日の方向に飛んでいき、福音は少し後ろに退いた・・・
「ボサッとするな!一夏!」
「すまん箒、助かった!」
[[La~?]]キュゥイン
福音はメインカメラで二人を不思議そうに見ていると・・・
[[Laッ!]]ジャキ
コイルライフルを構え、標準を定めた・・・
「来るぞ一夏!」
「わかってる!」
ガン! ガン! ガン!
銃身から放たれた3発の弾丸2発を箒が刀で弾くとその隙に一夏がいきなり零落白夜を雪片に纏わせた!
「早々にカタをつけてやる!」
「いけぇぇっーッ!一夏ぁぁ!」
一夏の斬撃は垂直線上に福音の頭部目掛けて、降り下ろしたのだが・・・
[[・・・LaLa♪]]
福音は防御もせずに嬉しそうに鳴いた・・・
まるで「上手くいった」と言うように・・・
ズガァッン!
「ぐあぁっ!?」
刀身が福音に当たる直前、一夏が悲痛な叫びをあげた・・・
「い、一夏っ!?」
「う、後ろから攻撃が――」
[[La♪]]バキィッ
「ぐわーッ!」
「うわっ!?」ゴキンッ!
背中の衝撃に怯んだ一夏に福音は蹴りをいれた。蹴りをいれられ、吹き飛ばされた一夏はピンボールのように箒とぶつかった・・・
「大丈夫一夏?!」
「悪い箒、俺は大丈夫だ。それよりさっきの攻撃は何処から――」
[[La~~~♪]]
一夏が喋る間もなく、福音はライフルに装着させた銃剣を構えながら、瞬間加速で二人に迫る!
「貴様ぁ!よくも一夏を!」
「箒っ!?」
箒も刀を構え、福音に迫る・・・が!
[[LaLa!]]カチリ
「なっ!?」
バゴォッン!
福音はそれを読んでいたかのように至近距離で脚部装備の小型ミサイルを発射した!
「箒ッ!」
ミサイルは爆発し、箒は白煙に包まれたが・・・
「舐めるなよぉぉっ!福音!」
[[ッ!?]]
「チェストォォォッ!」
さすがは第4世代型か、ダメージは軽量に押さえられ、箒はそのまま福音を切り殴った!
斬撃を負った福音はそのまま海に叩きつけられ、水しぶきをあげながら沈んでいった・・・
「やった・・・のか?」
「わからん・・・だが手応えは確かにあった」
「そうか・・・油断は禁物だな。それにしても箒?」
「なんだ一夏?」
「お前、凄いな見直したよ!」
「な、なにを突然!?///」
一夏の言葉に箒は顔を赤くし、照れた・・・
「いや、ホントにスゲェって!」
「そ、そうだな!(やれる!この紅椿となら一夏とともになんだって!)」
箒は内心、喜んでいた。それと同時に自分に酔っていた・・・
今までおいてけぼりを味わっていた箒にとって、紅椿はあまりにも魅力的で強すぎたのだ・・・
もし・・・この慢心がなければ、海面から一夏を狙う福音の銃口に気づいていたかもしれない・・・
ズガァッン!
一夏と箒が空中で静止状態になっていると、1発の銃声が響いた・・・
発射された弾丸は一夏に向かって飛んでいった・・・のだが・・・
「そこかぁっ!」ヒュンッ
ズバァッン!
一夏は弾丸を避けると銀の福音が隠れる海に雪片を叩きつけた!
爆発したような水しぶきがあがり、それに紛れて福音が飛び出した!
[[La!]]チャキ
「同じ手はやらせん!」
ハギィッン ガン!
福音はまたしてもライフルを一夏に向けて撃ったが、箒がそれを阻止した・・・
「一夏!」
「わかってるさ!」ザギィッン
箒がライフルを弾くと同時に一夏は福音を斬った!
福音は切られた部位を押さえながら、二人と距離をとった・・・
「勝てる!勝てるぞ一夏!」
「あぁ・・・だが、思った以上に歯ごたえがないな」
「それは私達が強すぎるのではないからか?」
「そうなのか・・・?」
「そうだとも!さっさとコイツを回収するぞ一夏!」
そうして箒と一夏は刃を福音に向けた・・・
その一方で福音は・・・
[[・・・La♪・・・LaLa♪]]
二人に指を突き付け、笑うように肩を震わせていた・・・
「な、なんだアイツ・・・?」
「所詮は無人機だ。1つ1つの動作などに意味はないぞ一夏」
「だよな」
その光景に一夏は不気味さを感じた。それでも箒の言葉に頷き、雪片を構え瞬間加速で福音との距離を詰めた!
「これで終わりだぁぁぁっ!」
「チェストォォォッ!」
二人は刀身を振り上げ、福音に徐々に徐々に近づく・・・
もう数十mと迫った・・・その時・・・
[[La・・・・・・有象無象の区別無く、私の弾頭は許しはしない]]
福音が腕をあげながら、喋り出した・・・
「喋ってる!?」
「惑わされるな一夏!このまま再起不能にするぞ!」
その言葉のあとに一夏の言葉は紡がれる事はなかった・・・何故なら・・・
ガン!
「ぐあぁっ!?」
「一夏っ!?」
一夏の[後ろから弾丸が飛んで来たのだ]・・・
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!
弾丸はまるで燕のように縦横無尽に一夏をなぶっていく・・・
「が、がぁぁぁぁぁっ!?」
一夏はどうする事も出来ずに攻撃をうける・・・
「一夏!?貴様一体なにを!?」
箒の驚きを含んだ怒号をあげながら、振り向くとそこには・・・
「え?!」
[[La♪]]ハギィッン!
「きゃあぁぁっ!?」
福音が銃剣を突きだし、紅椿を吹き飛ばした!その吹き飛ばされた先の一夏とぶつかり、海に落ちていった・・・
「さっきの攻撃は一体どこから?!って箒?」
先程の攻撃に疑問を浮かべていると、一緒に吹き飛ばされた箒が隣でブツブツと呟いていた・・・
「・・・くも・・・よくも!よくもォォォッ!」
「箒っ!?」
箒は攻撃されてダメージを負った事にキレ、我を忘れ福音に向けて突撃した!
「おおおぉぉぉォォッ!」ジャキ
[[La~♪]]
向かってくる箒を待ってましたとばかりに、ライフルの銃口を向け・・・
ズガァッン!
不可視にして縦横無尽の弾頭が発射された・・・
銃身から放れた弾丸は一直線に箒に向かっていき、その身を貫く・・・ハズだった・・・
「危ない!」ドン
「え?」
弾丸が当たる刹那、一夏が瞬間加速で箒に体当たりをしたのだ・・・当然箒は弾丸の射線上から外れ事なきを得る・・・だが・・・
ズブシュッ!
「ぐああぁぁあぁっ!!!」
代わりに射線上に入った一夏を弾丸は無情にも貫いた・・・
「い、一夏ぁぁあぁあーっ!」
体当たりされた箒が振り替えって最初に見たものは、胸からの血で白式を紅く染めて墜落していく一夏の姿だった・・・
←続く
題名って難しいよね・・・
大尉「・・・」
無言の圧力って、重いよね・・・