?サイド
その日、俺こと「野崎圭」は勤め先の「因幡探偵事務所」の所長、「因幡」さんに頼まれたお使いでショッピングモール「レゾナンス」に「佐々木優太」くんと来ているのですが・・・
「貴方、このバッグ買いなさいよ」
知らない女の人に絡まれてます!そして隣にいたはずの優太くんは・・・
「フフフフフフフフフ♪」
俺から離れて、壁に隠れて様子を伺っている!しかも笑いながら!
「ちょっと?!早く買いなさいよ!男なんだから!」
えぇ・・・これが女尊男卑!都会は恐ろしい!
「なんで俺が初対面の人にバッグ買わなきゃならないんだよ」
「あら、そんな事言っていいの?男のクセに!警備員を呼ぶわよ!」
えぇぇぇぇぇっ!?なんでアンタが呼ぶの!?というか優太くん!見てないで助けてよ!誰か!誰か助けて!!
と、そんな事を心の中で叫んでいると・・・
「おや?おやおやおやおやおやぁ?野崎!野崎圭くんじゃあないか!」
俺の後ろから、聞き覚えのある声が聞こえてきたので振り向いて見るとそこには・・・
赤い縁の丸いサングラスをかけ、リンゴのように赤いジャケット羽織り、真っ黒なズボンをはき、水色の髪の女の子を引き連れた・・・
「アキト、彼は?」
「おん?あぁ、彼は俺の親友の野崎圭くんだぜ?簪」
あのふざけたヤギが組織する危険なヴァレンティーノファミリーの中で最もまともでイカれた吸血鬼・・・「暁アキト」さんがニヤリと笑って俺を見ていた・・・
ノーサイド
ブリュンヒルデをからかい、ボンバーマンキンブリーと情報を肴に酌み交わした翌日・・・
アキトは二日酔いで痛む頭をおさえながら、数日後に行われる臨海学校の準備の為に買い物に来ていた・・・簪と一緒に・・・
二人は必要な物を買って行き、残った水着を買うために水着売り場に向かう途中で圭に出会ったのである・・・
コツコツコツ・・・
「こんな所で会うとは、いやはや偶然だねぇ?圭くん?」
「あ、アキトさんもどうしてここに?」
「おん?ショッピングモールには買い物に来るものだろう?可笑しな事を言う圭くんだなぁ?」
「は、はぁ・・・」
ニコやかに笑うアキトに圭は引きぎみに答えていた・・・
「ちょっと貴方!この男の知り合い?まぁ、貴方でも良いわ、このバッグを――」
「煩いなぁ・・・「黙れよ」」
「ひっ!?」
アキトは赤い眼で圭に絡んで来た女を睨んだ・・・
「俺は今、圭くんと話しているんだよ・・・邪魔をするなアバズレ・・・」
「かはっ!?」
睨まれた女は恐怖のあまりに顔を大きく歪ませ、呼吸困難の一歩手前になっていた・・・
「やめてアキト、ここは人が多すぎる」
「・・・ッチ、しょうがねぇ、失せろ・・・今度こんな事をしたらその体、引き裂いてやる・・・わかったか?」
「は、はい!ごめんなさいぃぃっ!」タタタタタッ・・・
まるで小さな子供のように怯え、女は泣きながら逃げていった・・・
「良し・・・大丈夫だったかい?圭くん?」
「「良し」じゃねぇよ!アキトさん!」
「おん?そこは普通「助けてくれてくれてありがとう」じゃないのか?」
「助けてくれてありがとう!でもやり過ぎだよ!端から見ても怖いかったよ!」
「ニョホホホ♪そうかそうか」
「笑い事じゃねぇよ!この吸血鬼!」
ケラケラと快活に笑うアキトに圭はツッコミを入れていると、簪が不思議そうに圭を見ていた・・・
「ねぇ・・・?」
「え、何?」
「貴方はアキトが吸血鬼だと知ってるの?」
「え、知ってるけど・・・ちょっとアキトさん?この人は?」
「おん?俺のクラスメイトの更識簪だ」
「クラスメイト?・・・あぁ、アキトさん今はIS学園に通ってるのか・・・えと俺は野崎圭、アキトさんとは友達?かな」
「親友だろ?圭くん?」
「あぁ、はいはい・・・よろしくね更識さん?」
「簪で良い・・・よろしく野崎くん・・・それより何でアキトが吸け――」
「その前に良いかな?・・・アキトさん」
「おん?どうした圭くん?」
「場所変えません?周りの視線が痛いです」
周りには先程の騒ぎで、3人に好奇な視線が注がれていた・・・
「あぁ、そうだな色々と話をするには面倒だな・・・近くの店で話すか・・・あと」
アキトは壁の方を見ると・・・
「いるんだろ?ケーキ奢ってやるぞ優太くん」
「わーい!ケーキ!早く行こう!圭くん!」
隠れていた金髪の子、優太が現れた・・・
「え?良いんですか?アキトさん?」
「あぁ、ちょっと最近収入があったんでな?簪もそれで良いか?」
「うん・・・構わない・・・」
「なら行きますか♪」
そうして四人はケーキ屋に向かって行った・・・
だが・・・そんな四人を物陰から見つめる金髪二人と銀髪の3人組がいたことをアキトは知っていたのだろうか?
―――――――
それから四人は場所をケーキ屋に移し、丸いテーブルについて話をし始めた・・・
「えぇ!?簪ちゃんてISの日本代表候補生だったの?!スゲェ!」
「そ、そうかな・・・?///」
「そうだよ!スゴいよ!」
「あ、ありがとう・・・///」
圭は簪の正体を知り、簪を称えていた・・・
「おいおい圭くん?簪を誉め殺さないでくれよ?」
「そうだよ圭くんのクセに」
「優太くん?それってどういう意味?!」
「フフ、フフフ♪」
四人は楽しく話をしていた・・・
「しかし、圭くん?何でここに?」
「いや~、因幡さんにレゾナンス数量限定シャンプー&リンスを買うように頼まれて」
「僕はその付き添いだね」
「ふぅ~ん、その因幡探偵殿はどこ行ったんだよ?」
「あ~それは・・・」
急に圭は口を重たくした・・・
「どうした?圭くん?」
「えと、あのですね・・・」
「先生なら、あのヤギを鉄人刑事と追っかけてますよ」
「・・・なに?」
「ゆ、優太くん!?」
優太は口にケーキを運びながら、話した・・・
「どうやらあのヤギ、美術館に予告状を送り付けたようですよ?それで先生、張り切って現場に行きましたよ」
「え~・・・なんかすまんな、うちのドンが」
「まったくですよ」
「優太くん!本当でも言っちゃダメ!」
「・・・圭くんもな」
「あ・・・スイマセン、アキトさん」
「いや、気にするな」
「ねぇ?アキト?」
「おん?なんだよ簪?」
「ヤギとかドンとかって・・・何?」
「ぶっ!?」
隣に座っていた簪がコテンと首を傾げてアキトに質問すると、アキトの向かいに座っていた圭が慌て始めた・・・
「あれアキトさん?簪ちゃんに話してないの?」
「おん?何を?」
「何ってアキトさんがヴァレンティーノマフィ――「はい!簪ちゃん!このケーキ美味しいよ!シェアしない?!」ちょっと圭くん?」
「優太くんちょっと!」
圭は優太に耳打ちをした・・・
「優太くん?アキトさんの正体は簪ちゃんには――」
「私・・・知ってるよ・・・アキトの事」
「え!?そうなの?!!」
「だってさ圭くん?それに簪ちゃんは圭くんに言ってたじゃない?「アキトが吸血鬼だと知ってるの?」って」
「あ・・・そう言えば・・・」
簪の言葉に圭は驚愕し、初めて話しかけられた事を思い出した・・・
「でもアキトさんが吸血鬼な事、何で知ってんの?」
「それは――」
「おっと簪・・・その話は一時中断な?」ガタリ
「え、アキト?」
アキトは簪の話を止めると、席を立ち、少し離れたテーブルに歩いて行った・・・
コツリコツリコツリコツリコツリ・・・
「おい」
テーブルには大きなサングラスに帽子を被った3人組が座っていた・・・
「コホン、な、な、何ですの?」
「そ、そうだよ?何かな?」
「なんかアンタらさっきから尾行をしてたけど・・・バレバレだぞ?」
「び、尾行!?何の事かしら?!!」
「そうだよ!失礼だねセシリア――じゃなくて!え~と・・・」
「ちょ、ちょっとシャルロットさん!?・・・あ!」
「ハァ・・・説明してくれラウラ?」
アキトは呆れたようにため息を吐いて、サングラスをかけた黒い髪の人物に声をかけた・・・
「ふむ、バレたか・・・どうして私だとわかった?」
「いや、知り合いに髪フェチがいてな、ソイツからちょっと本物の髪の毛とウィッグの髪の毛を一目でわかるように教えて貰ってたからな・・・あと、残り二人がキョドり過ぎだ」
「そうか・・・さすがは嫁だな!」パサッ カチャリ
「嫁じゃねぇ・・・」
そう言いながらラウラは黒髪のウィッグとサングラスを外し、テーブルに置いた・・・
「ハァ・・・バレてはしかたありませんね」パサッ
「そうだね・・・」パサッ カチャリ
観念したのか、残りの二人・・・セシリアとシャルロットも変装の帽子とサングラスを外した・・・
「ハァ・・・で、何やってんの?お三方?」
セシリア・オルコットの場合・・・
「私は今日休みなのでアキトさんを誘って――べ、別にデートをしたいとかじゃありませんわよ!臨海学校の準備で誘おうとしたら、簪さんと行くのを偶々見つけまして、その・・・そう!アキトさんが簪さんに不埒な行いをしないように監視をしていましたの!!」
「えぇ・・・」
シャルロット・デュノアの場合・・・
「ボクはその――」
「シャーロット、お前はまだ入院しとけよ、傷が完治しないだろうが!臨海学校に行けなくなるぞ?」
「え?ボクの理由は?」
「聞きたかない、と言うか安静にしてろ!」
「・・・・・・はい」シュン
ラウラ・ボーデヴィッヒの場合・・・
「私はアキトの水着の好みを知るために誘おうとしたら――」
「ちょっと待て、「好み」ってなんだ?」
「部下が言うには夏の水着は今後の二人を決めると言っていたぞ!」
「ハァ・・・(ラウラの部下よ・・・いつかシメル)」
そんなこんなで各個人の理由を聞き、アキトは3人に質問した・・・
「お前ら俺達の話が聞こえたか?」
その質問に3人は聞こえなかったと答えた・・・
ラウラは口の動きで会話を判断しようとしたが、慣れないサングラスのせいで読唇術は失敗したそうだ・・・
そんな3人をアキトは元々いたテーブルの圭と優太に3人を紹介したところ・・・
「アキトさんはこの方と一体どんな関係なんですの?!!」
「ボクも知りたいなぁ~・・・教えてアキト?」
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"
セシリアが優太に事を問いただし、シャルロットは凄味をアキトに向けて出した・・・
「やっぱりこうなったか・・・ヤレヤレ」
「あの・・・お二人?」
「「なんですの(何かな)?」」ジロリ
圭はセシリアとシャルロットの凄味に押されながら、聞いてみた・・・
「えと、やっぱり優太くんは「女の子」に見える?」
「は?何を言ってますの?当然見え――へ?「くん」?」
「何を言ってるのかな?見た目通りの女の子――え?「太」?」
二人はフリーズし、目の前の優太は目をキラキラさせていると、ラウラが・・・
「ん?と言う事は、この人物は男なのか?アキト?」
「Exactly・・・その通りでございますってか?」
「「・・・えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!??!!」」
店内にイギリス人とフランス人の驚愕の叫びが轟いた・・・
タタタタタッ・・・
「お客様?!どうかなさいましたか?!」
「いえ、大丈夫です!お騒がせしてスイマセン」
「悪いな圭くん、二人とも静かにしろよ」
「す、すみません・・・」
「ごめんなさい・・・」
圭の常識力で店員には帰ってもらった・・・
「でも本当に男性なんですの?」
「ホント、ビックリだよ・・・」
「これが噂に聞く日本の「男の娘」か!」
「えへへへ、嬉しいなぁ~」
「まぁ、普通は驚くよ・・・俺もそういう事あったし」
ニマニマと上機嫌な優太と興味津々なラウラを余所にセシリアやシャルロット、圭はガックリと肩を落とした・・・
「それより・・・優太くん?」
「ん?どうしたの?簪ちゃん?」
「このあと二人はどうするの?」
「そうだね~・・・アキトさん?どうすんの?」
「おん?そうだなぁ~・・・水着買おうぜ」
「「「ピクリ」」」
「じゃあ僕も着いて行こーと!良いよね?簪ちゃん?」
「え、ちょっ!?優太くん?!」
「うん・・・良いよ」
「じゃあ決定~、圭くんは帰っていいよ・・・帰りにまた絡まれたいなら」
「・・・アキトさん・・・着いていっていいですか?」
「あぁ、構わないぜ」
四人がこのあとの事を決めていると・・・
「「簪(さん)!」」
「な、なに?」
「「私も着いていってよろしいですか(いいかな)?」」
「・・・うん、良いよ」
セシリアとシャルロットが食いぎみに来た・・・
「ラウラはどうするよ?」
「そうだな、なら私も着いて行くぞ!」
「なら決定だな・・・さてお会計をして行くぞ」
こうして、当初4人だったグループは7人に増え、皆で水着を買うようになったとさ・・・
―――――――
あれから、アキト達は会計を終えると水着売り場に向かった・・・
すると、そこには・・・
「あれ?皆で何やってんだよ?」
「セシリア達じゃない」
「む・・・」
「あら?一夏さんに箒さん、それに鈴さんではありませんか」
制服姿の箒と鈴を連れた一夏がいたのであった・・・
「どうしてお前達がここに?」
「ボク達は臨海学校の準備だよ」
「お?暁も来てたのか?」
「あぁ、まぁな・・・」
アキトは一夏に声をかけられた瞬間、自分の背中に簪を隠した・・・
「・・・アキト?・・・私は大丈夫だから」
「そうか?・・・良いのか?簪?」
「もう・・・大丈夫」
簪はアキトの背中から隠れるのをやめ、皆の前に出た・・・
「あれ?君は・・・確か・・・何時も暁と一緒にいる」
「更識・・・更識簪・・・よろしく織斑一夏くん」
簪はどこかギコチなく自己紹介をした・・・
「あぁ!よろしくな更識!」
「名字じゃなくて・・・下の名前で呼んで・・・」
「そうか?なら簪、改めてよろしく!」
「うん・・・」
「それじゃあ皆さん!水着を選びましょうか!」
「そうだね!」
そんなこんなで男女に別れて、水着を選び始めた・・・
簪サイド
アキトと別れた私達は皆でわいわいしながら水着を選んでいた・・・
「これなんてどうでしょう?」
「なんか派手過ぎない?」
「セシリアさんにはこっちの青い水着がいいんじゃない?」
「そうですわね――って!なんで優太さんがこちらにいるんですの?!」
・・・何故か男の子の優太くんまで水着を選んでいた・・・
「だってこっちの水着の方が可愛いじゃない?」
「いや、可愛いって・・・」
「僕も新しい水着欲しかったしさ~」
「え・・・他にも持ってるの?」
「そうだよ~、というわけでよろしくねぇ~」
「は、ハァ・・・」
さすがはアキトの知り合いなのかな?凄い馴染んでいる・・・しかも、凄くセンス良い・・・
「ねぇ簪?」
私が優太くんのセンスに驚いていると、鈴が声をかけてきた・・・
「何?鈴?」
「アンタ、一夏の事が苦手じゃなかった?」
「・・・それは・・・」
確かに私はあの織斑一夏が苦手だ・・・
専用機の事だってまだ忘れた訳じゃない・・・でも
「・・・私も変わらないといけないからかな?」
「そう?それもあのアキトのお蔭?」
「・・・そうかも・・・///」
私はアキトに会ってから色々と変われた・・・
専用機の事もそうだけど、こんな普通に友達と買い物に行けるようになったのも・・・彼のお蔭だ・・・
私は何時もお姉ちゃんの陰に隠れていた・・・
私は何時もお姉ちゃんの二の次だった・・・
何時も何時も何時も、お姉ちゃんの評価と比べられてきた・・・
私はそれが嫌で嫌で嫌で嫌で嫌でしかたがなかった!
だから私は一人でやって来た!たった一人であの姉に、更識楯無に追い付くために・・・
でも・・・
彼は・・・アキトはそんな私の考えを・・・「殺して」くれた・・・
私を私として、「更識簪」を肯定してくれた・・・
この胸に残るモヤモヤも、首の刺傷も、友達も、私を変わらせてくれたのも・・・
あの吸血鬼さんのお蔭だ・・・
でも彼にこんな事を言ったら彼は・・・
「俺のお蔭ぇ~?そいつぁ違うなぁフロイライン?簪は勝手に変わっただけだ・・・お前はお前で変化しただけだ」
・・・なんて飄々と言うんだろうな・・・
「ねぇ~!こんな水色なんて簪ちゃんにはいいんじゃないの~?」
「ほら簪、呼んでるわよ?と言うかあの子ホントに男~?可愛すぎない?」
「フフ♪今行くよ」
変われたからこそ、私はまだ変わらないといけないと・・・私が抱える最大の問題を変えないと・・・
「どう簪ちゃん?これいいんじゃん?」
・・・ホントに優太くんはセンスが良い・・・
インサイド
フロイライン達と別れた俺達、野郎共は水着を選んでいた・・・
「ねぇアキトさん?」
「おん~?どうしたよ圭くん?」
「あの人って・・・もしかして・・・」
圭くんの目線の先には水着を吟味する織斑が・・・
「あぁ、もしかしなくても世界初の男、織斑一夏だよ」
「やっぱり!こんな有名人に会うなんて・・・挨拶した方が良いのかな?」
「おん?圭くんはISに興味あったっけ?」
俺の記憶が正しければ、圭くんはISよりも猫に興味津々だったはずだが・・・
「まぁ人並みですよ、世界で初めての男性IS操縦者だから、男にとっては明るいですからね」
・・・そうか、野郎共にとっては織斑は希望のようなもんか・・・
「偽りの英雄」の弟が、世界の野郎共の希望とはコレいかに?
「でも・・・」
「でもなんだよ圭くん?」
「・・・うぅん、なんでもないよアキトさん・・・俺、織斑さんに挨拶してくるよ!」
圭くんはそうして、織斑に挨拶をしに行った・・・
織斑を見た、圭くん目はどこか心配そうな目をしていた・・・彼にはわかるところがあるのだろう・・・
あと圭くん、君は織斑より年上なんだから、もっと堂々としなさいよ・・・ヤレヤレ・・・
このあと俺達は自分達の水着を買ったり、女性陣の水着を拝見したりなんかした・・・
面白い事にセシリア達の水着を見ていた織斑が鼻の下を伸ばし、篠ノ乃や鈴に殴られていた・・・
ちなみに圭くんはアタフタしていた・・・ウブよなぁ~
あと、何故か山田先生を連れたブリュンヒルデに遭遇したので、適当にからかったら殴られた・・・ヤレヤレ・・・洒落がわからないのかねぇ~?
そうして、この知り合いによく遭遇する買い物は幕を閉じていった・・・
外に出ると、何処からか夏を告げる匂いがした・・・
しかし・・・この時、俺は気づかなかった・・・
その匂いに面倒事の臭いが混ざっていた事を・・・
←続く
さて・・・出したぞ!毛探偵キャラ!