人外になった者   作:rainバレルーk

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ホノボノは難しい!


日常風景?・・・

 

 

インサイド

 

 

 

俺の朝は早い・・・

 

 

朝の4時には目が覚める

どんなに夜が遅かろうがどんなに眠かろうが、この習慣は8年前から変わらない

 

 

まぁ・・・こんな時間に起きるんだ、暇で暇で仕方ない

朝が早すぎるから食堂も開いてない・・・

だから俺は輸血パックを飲みながら食堂が開くのを待つ

 

「あぁ・・・腹へった・・・」

 

 

 

A.m8:15

 

 

ようやく食堂が開いた時間だ・・・さて飯に行くとする―――

 

 

コンコン

 

「アキトさん居ますか?」

 

「・・・鍵なら開いてるぜ、セシリア」

 

ガチャ

 

「おはようございますわ♪アキトさん」

 

 

ここ最近、この人間・・・もといセシリア・オルコットがよく俺の部屋を訪ねてくる

 

 

「アキトさん?これから私と朝食でもいかがでしょう?」

 

「あぁ・・・行こうか・・・」

 

 

 

・・・これが朝の日課になりつつある

 

 

 

サイドアウト

 

 

 

 

 

ノーサイド

 

 

 

コツコツコツコツコツ

 

 

「お婆ちゃ~ん?おはよーごぜぇーマース」

 

 

まだ人がまばらの食堂にアキトの声があがった

 

 

「あら?おはよう、暁くん?今日も早いわね~」

 

「何時ものことですよ・・・まぁ取り合えず・・・タヌキ蕎麦と豚骨ラーメンと塩鮭定食、頼みます」

 

「全部大盛りだね?相変わらずよく食べるねぇ?関心関心だよ~」

 

 

アキトは朝からしっかりと食べたい派だ

というのも、アキトがいたヴァレンティーノファミリーの幹部、ロレンツォに

 

 

「朝ご飯はしっかりとらないといけません!!」

 

 

などと、口煩く言われていた為である

 

 

 

それからアキトは食堂のお婆ちゃんから、朝飯を受けとり席へと向かった

 

 

「朝からよくそんなに食べれますわね?」

 

 

セシリアがナチュラルにアキトの隣に座っている

 

 

「普通だよ、普通・・・そういうセシリアはあんまり食わないんだな?よくそんなので足りるな」

 

「アキトさんが多すぎるんですわよ」

 

 

アキトはセシリアの朝食(サンドイッチ一皿)をみながら、不思議に思っていた

 

 

「まぁいいじゃんか、俺は腹ペコなんだよ・・・いただきます」

 

「それにしても食べすぎですわ・・・いただきます」

 

 

仲良く揃って、朝飯を食べ始めた二人・・・

 

 

するとそこに・・・

 

 

「あ~♪アキアキだぁ~♪」トテトテ

 

「おん?」ズルズル

 

 

着ぐるみのような服?をきた人物がよってきた

 

 

「おはよ~♪アキアキ~♪いつみてもスゴイ量だね~?」

 

「・・・誰?」ズルズル

 

「ブゥ~!同じクラスの「布仏 本音」だよ~!」

 

 

彼女は布仏 本音・・・クラスのムードメーカー的存在で、クラスの皆からは「のほほんさん」の愛称で呼ばれている

 

 

「あぁ・・・そうだったそうだった・・・ぬほとけ?」

 

「布仏だよ~!ちゃんと覚えてくれないと泣いちゃうよ~?」

 

「悪い悪い・・・塩鮭やるから機嫌を直せ」ヒョイ

 

「わぁ~い♪ありがと~♪アキアキ~♪」

 

 

アキトは塩鮭を布仏の皿に乗せてやった

 

 

「それで布仏さん?貴女は何故こちらに?何時ものご学友は?」

 

「それはね~、何時ものメンバーが遅れるっていったから、先に来たのだ~、そしたらそこにアキアキとセシリーがいたんだよ~?」

 

「ほうか~」ズルズル マグマグ

 

「そうだよ~♪というかアキアキは何食べてるの~?」

 

「おん?見てわからんか?ラーメンと蕎麦をオカズに定食を食ってんの、オワカリ?」

 

「わかった~♪」ハグハグ

 

 

二人からはホンワカなオーラが漂っていた

 

 

 

そんなホンワカオーラを出す場所に・・・

 

 

「あぁ!暁!おはよう!」

 

「・・・ッチ・・・」

 

「あら?おはようございます一夏さんに箒さん」

 

「おはよ~、オリムーにしののん~」

 

 

朝飯を運ぶ一夏と箒が近づいて来たのだ

 

 

「・・・」ズルズル ハグハグ モグモグ

 

「なんとか言ったらどうなんだ暁?」

 

 

箒はここ最近、アキトに対して冷たい

それは箒が武道場でアキトにコテンパンにやられたと言うのもあるが、アキトが一夏に対して無礼であるため、何かにつけてはアキトに食って掛かる

 

 

「おい、箒」

 

「篠ノ之さん?少し言いかたがキツくはありませんの?」

 

「何?私の言い方のどこがキツいんだ?ん?」

 

「もう少し丁寧な言い方もあるのでは?」 

 

「生憎、この男にはそんなものが要らんのでな」

 

「・・・」ピクピク

 

「あわわ~」

 

「おいおい二人とも・・・」

 

 

険悪な雰囲気が流れるようになって、来たと言うのに一方のアキトはと言うと・・・

 

 

「ズルズル ハグハグ ズズズゥ・・・ゴクン・・・プハァー!食った食った」

 

 

あの量を平らげてしまっていた

 

 

「おん?なんだいたのか?ノノ乃ちゃん?」

 

「篠ノ之だ!篠ノ之!何回言えば覚えるんだ!貴様は!」

 

「切れんなよ、耳障りだろ?」

 

「貴様ぁ!」

 

「ご馳走さん、んならセシリア、先に教室に行ってるぜ」

 

「は、はい!」

 

「おい!話はまだ――」

 

「篠ノ之!」

 

 

アキトは大声で叫んだ

 

 

「な、なんだ?」

 

「飯冷めるから早く食え、じゃあな~」コツコツコツ

 

 

アキトは食器を返し、食堂から出ていった

 

 

「く・・・己、暁アキトめ・・・」

 

「箒・・・」

 

 

 

食堂からは箒の静かな怒りの声があがった

 

 

 

それからアキトは何時ものようにダラダラと授業をうけ、一日が過ぎ去っていった

 

 

これが何時ものアキトの日常である・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IS学園入口付近・・・

 

 

「ここがIS学園ね・・・待ってなさい!一夏!」

 

 

 

このとき、アキトは新たな歯車が回り始めている事をつゆも知らない・・・

 

 

 

 

 

 

 

←続く

 





無理に次回に繋げた・・・許して!

アキト[空裂眼刺驚!]ドォン!

あぶな!?

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