人外になった者   作:rainバレルーk

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引き続きぃ!キャラ崩壊!




アナタ・・・覚悟してる人?・・・下

 

ノーサイド

 

 

『セシリア・オルコット』

 

 

彼女はイギリスの貴族、オルコット家の一人娘として生まれ、様々な英才教育をうけた

 

彼女の父親はオルコット家の娘婿であったため、周りにヘコヘコしていた

 

彼女はそんな父親が嫌いだった・・・ISが世に広まる頃にはその思いが強くなるばかりだった

 

しかし、セシリアはそんな嫌いな父親から言われた、ある言葉を何故か覚えていた

 

「君は、誇り高き人になりなさい」

 

 

 

―――――――

 

 

 

ズシャァーーーン・・・

 

 

アリーナには鈍く重い音が響く

 

 

「ハッ・・・くだらない・・・くだらないよ・・・所詮はこんなものか」

 

 

アキトは倒れ付したセシリアを見ながら、そう呟いた

セシリアの周りにはナイフが散らばっていた・・・ISの絶対防御でセシリアの体は守られたが、ブルー・ティアーズはボロボロになっていた

 

 

「ヤレヤレ・・・管制塔聞こえるか?終わっ――」

 

 

「終わったぞ」そう言おうとした・・・が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズギャァーーーン!

 

バチィッ!

 

「ほう・・・」

 

 

管制塔に連絡しようとしたアキトに攻撃をした人物がいた!その者の名は!

 

 

「まだ・・・まだですわ!」

 

「まだ俺に向かってくるか・・・セシリア・オルコット!」

 

 

ボロボロのティアーズを纏い、アキトにライフルを向けるセシリアの眼には先程とは違い、「覚悟」が宿っていた

 

 

「タフだ・・・そのちっぽけ覚悟が・・・実にタフだ!」

 

「私は・・・私はまだ倒れる訳にはいかないのです・・・私は・・・誇り高きオルコット家の娘!」

 

「!」

 

 

「「暁、聞こえるか?勝負はついた、今すぐに――」」

 

「黙ってろ」ブチッ

 

 

アキトは管制塔からの通信を切った

 

 

「アナタ・・・何を・・・?」

 

「これで俺達を邪魔するヤツはいない・・・さぁ!続けようか!!!」

 

「挑むところ!・・・踊りましょう!私とブルー・ティアーズが奏でるワルツで!!」

 

「OK!L'ts Dace !!!」

 

 

ジャキッ

 

 

 

―――――――

 

 

 

管制塔にて・・・

 

 

「千冬姉っ?!早く試合を止めてくれ!このままじゃあオルコットが!」

 

「織斑先生だバカ者!・・・ヤツは通信拒否をした、もう通信はできない」

 

「そんな!」

 

「オルコットに連絡は出来ないのですか?!」

 

「無理です!さっきの戦闘でオルコットさんの通信装置も壊れています!」

 

「こうなったら俺が白式で――」

 

「それには賛成できひんな」

 

 

一夏が管制塔の扉から出て行こうとしたところ、ノアがその扉の前に立ちはだかった

 

 

「何で邪魔をするんだよ?!ノア!」

 

「オルコットさんは危険な状態なんですよ!」

 

「それでもや・・・これは決闘なんやで?1対1の決闘に割り込むのは不粋ってヤツやで?」

 

「関係ないだろう!そんな事!」

 

「それにや・・・もうすぐ「電話」がかかってくるはずや」

 

「何?」

 

 

 

―――――――

 

 

 

アリーナにて・・・

 

 

「行きなさい!ティアーズ!」ビュンビュンビュン

 

「KUAAAAA!させるかぁ!」ダッ

 

 

バギィッ ガキィン 

 

 

管制塔で言い合ってる頃、アリーナでは激しい攻防が両者の間で行われていた

 

 

「やるなぁ・・・やるじゃあないか!Ms. セシリア・オルコット!」

 

「お褒め頂き光栄ですわ!Mr. 暁アキト!」

 

 

二人は先程とは違い、互角の勝負していた

 

しかし!

 

 

「うぐっ!?」ガクン

 

 

戦闘の無理がたたったのか、セシリアは片膝をおり、隙ができた

 

 

「いただきぃ!!!」

 

 

その隙を目掛け、アキトがショートアックスを構えて瞬時加速でビットの間を抜け、セシリアに突っ込んだ!

 

しかし!

 

 

「かかりましたわね!ティアーズは全部で6つあってよ!」

 

「何ぃ!?」

 

 

ビュンビュンビュン  ズガァァン!

 

「がぁぁっ!!」ドォォォーン

 

 

ビット攻撃が直撃したのか、白煙が立ち込めた

 

 

「や、やったんですの?」

 

「ソイツはフラグだぜ!セシリア・オルコットォォォ!」

ズザァァッ

 

 

その白煙の中からアキトはショートアックスを持ちながら突撃してきた!

 

 

「くっ!?ティアーズ!」ビュン

 

「無駄ぁっ!!!」ビューン ズシャァァッ  ドゴォン!

 

 

アキトはアックスをブーメランの様に使ってビットを破壊し、なおも突撃してくる!

 

 

「インターセプター!!」シャッン

 

「WRYYYYYYYYYYYAAA!!! 」

 

 

セシリアの取りだした近接ブレードとアキトのアックスが交差した刹那!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~♪~♪ ~♪「O2」

 

 

アキトの携帯がなった!

 

 

「へっ?」

 

「こ、この着メロはぁ!」スチャッ

 

 

アキトは攻撃をやめ、セシリアそっちのけで電話の相手と話始めた

 

 

「もしもしシェルス?!こんな時間にどうしたよ?!今スペインにいるんだろ?」

 

「「ノアが「アキトがアホな事やる」って電話してきたのよ」」

 

「マジかよ~(ノアのヤツ余計な事を)」

 

「「「ノアのヤツ余計な事を」って思ったわね?」」

 

「ッハ!シェルスと俺の心がつながった!?」

 

「「バカ・・・あと、アキト?私は試合は棄権しなさいって言ったハズなんだけど?・・・どういう事?」」

 

「え!そ、そ、それは・・・その・・・えと・・・」ダラダラ

 

 

アキトは滝のような汗を掻き出した

 

 

「「・・・ねぇアキト?」」

 

「はい!何だいシェルス?!」

 

「「当分アキトからの着信を拒否にするわ」」

 

「え!?ちょっ、ちょっとシェルス?!!!待っ――」

 

「「じゃあね!」」ブチッ

 

ツー ツー ツー ツー ツー

 

 

電話が切られるとアキトは両膝をおり項垂れた

 

 

「嫌われた、きらわれた、キラワレタ」ブツブツ スクッ

 

「あ、暁さん?」

 

トボトボトボ

 

 

 

アキトはブツブツ言いながら立ち上がり、ゾンビの様に歩きながら、アリーナから出ていってしまった・・・

 

 

「え?えぇぇぇぇ~?」

 

 

セシリアは出ていくアキトを見ながら、そんな声を出していた

 

 

 

―――――――

 

 

 

管制塔にて・・・

 

 

「あ、あれ?どうしたんだ?暁?」

 

「なんか哀愁が漂うんだが・・・」

 

「お、織斑先生?」

 

「なんだね?山田先生?」

 

「これってどっちが勝った事にすれば・・・?」

 

「あ~・・・」

 

 

後日、この試合はセシリアが勝利者という形でケリがついたそうな・・・その後日にセシリアと一夏が試合をする予定だったのだが、セシリアのブルー・ティアーズのダメージレベルがCになっていたため、試合は一夏の不戦勝で決着がついたそうな・・・

 

 

 

 

 

 

 

その頃、アキトはショックで自室に引き込もっていたそうな

 

 

 

 

 

←続く

 




無理矢理終わらせました!

反省も後悔は・・・・・・してない・・・かもしれない

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