人外になった者   作:rainバレルーk

14 / 124
試合前です!




アナタ・・・覚悟してる人?・・・上

ノーサイド

 

 

 

「暁はどこだ?!!!」キィン

 

 

アリーナ控え室に千冬の怒号が轟いた

 

 

今日は1週間前に約束された決闘の日・・・

アリーナの客席には今か今かと試合を待った生徒どもがわんさかいるのだが・・・肝心の選手が朝からいないのだ

 

 

「織斑先生、落ち着いてください!暁くんなら今懸命に探していますから!」

 

 

怒る千冬を山田はなだめていた

 

 

「しっかし、どうしたんだ?暁のヤツ?あの時はあんなにヤル気があったのに?」

 

「ふん!どうやら怖じけづいて逃げましたわね!」

 

 

 

一夏はアキトに対して疑問を抱き、セシリアはアリーナに来ないアキトを蔑んでいた

 

すると・・・

 

 

ウィィィーン

 

 

控え室の自動扉が開き、ある人物が入ってきた

 

 

「ん?なんや?アキトはおらへんのか?」

 

 

その人物とはノアであった

 

 

「ん?なんだ?君は?ここは関係者以外立ち入り禁止のはずだが?」

 

「その関係者や私は!それよりアキトはどこやアキトは?せっかく私が専用機を持ってきたちゅうのに」

 

「なに?専用機だと?それはどういう事だ?」ピクリ

 

 

ノアの言葉に千冬は疑問を持った

 

 

「あ?なんやねん?アンタ誰?」

 

「私は暁の担任をしている織斑千冬という者だ」

 

「ふ~んアンタが「ブリュンヒルデ」かぁ・・・」

 

「そういう君は誰だ?見たところうちの生徒ではないみたいだが?」

 

「私はヤギ印のヴァレンティーノ商会のもんや、よしなに頼むで」

 

 

両者は簡単に自己紹介をすまし

 

 

「それよりアキトはどこや?」

 

「暁なら・・・その・・・」

 

「彼なら逃げましたわよ!」

 

 

アキトを探すノアにセシリアはそう言った

 

 

「なんやて?ツーかアンタ誰や?」

 

「なっ!?このイギリスの代表候補生のセシリア・オルコットを知らない!?」

 

「セシリア・・・オルコット・・・?あぁ!アンタが――」

 

「そうエリートである私――」

 

「アキトに喧嘩を売った命知らずのアホなんやな!」

 

「あっアホ!?」

 

「「「っぷ!」」」

 

 

ノアがそう言うとその場にいた一夏や箒は吹き出した

 

 

「アホって!貴女ねぇ!」

 

「まぁ頑張ってくれやセシリアちゃん、あのアキトに勝てるよう応援しとくさかいに」

 

「~!バカらしいですわ!!先に出ていますわ!」スタスタスタスタ

 

ウィィィーン

 

 

セシリアは怒って出て行った

 

 

「な、なぁ?ノア?さん?」

 

「ん?なんや?」

 

「暁はそんなに強いのか?」

 

「あぁ?何当たり前の事聞いとんねん?アキトはあのアーカ――」

 

「お前は何をバラそうとしてんだ?バカ」ゴチン

 

 

ノアが一夏にはイラン事を言う前に何処からともなくアキトが現れ、ノアをこずいた

 

 

「痛っ!?何すんねん!アキト!」

 

「暁!貴様は今までどこにいた?!!」

 

「ドウドウ、落ち着けよ先生?俺は朝飯を食いに行ってただけなんだから」

 

「私は馬か!!」スパァン

 

 

アキトは事情を説明し、出席簿で叩かれていた

 

 

「それよりノア?俺の専用機がきてんだろ?何処にあるんだ?」キョロキョロ

 

 

アキトはノアの周りを見たが専用機らしきモノはなかった

 

 

「あぁ・・・これや・・・ホレ」

 

 

ノアは白衣のポケットの中から掌より少し小さい六角形のペンダントをアキトに渡した

 

 

「おい、ノア?これって核鉄じゃあいか?」

 

「違うわ、待機状態を核鉄にモデルしたIS・・・その名も――」

 

「ふ~ん・・・これがねぇ・・・」

 

「・・・興味ないんやなアキト?」ブスッ

 

「あ、ヤベ」

 

 

興味なさそうに聞いていたアキトにノアは拗ねだした

 

 

「悪い悪いノア、俺が悪かったから」

 

「もう知らへんもん!アキトはいつもいつもそうや!勝手にせい!フンだ!」プイッ スタスタスタスタスタスタ

 

 

ノアは怒って控え室から立ち去った

 

 

「あ~ぁ・・・怒らしてしまったな・・・しょうがない・・・あとで謝りにいくか」

 

「なぁ?あの子は暁の――」

 

「おい?織斑?」

 

「な、なんだよ?暁?お前が先に戦うのか?」

 

「いや、俺の専用機はまだ来てないから、お前が先に「打鉄」でオルコットと戦うはずだったんだが・・・」

 

「そうか・・・なぁオリジナル先生?」

 

「オリジナル先生?まさか私の事か?」

 

「あぁ、間違えた織斑先生」

 

「どんな間違えかただ」

 

「試合会場の入り口ってこっち?」

 

「あぁそうだが?」

 

「ふ~ん・・・なら行ってくるわ・・・」

 

スタスタスタスタスタスタ

 

 

「おい!?暁!生身のまま行くのか?!おい!」

 

「暁くん?!それでは危険ですから!」

 

「大丈夫、大丈夫なんとかなるから、んじゃね~」スタスタスタ

 

ウィィィーン

 

 

一夏や山田の言葉に耳を貸さずにアキトはアリーナへと向かって行った

 

 

「なんだ?暁のヤツ?」

 

「なぁ・・・一夏?」

 

「なんだよ?箒?」

 

 

?を抱く一夏に箒は質問をした

 

 

「ヤツ・・・暁の顔がなんだか笑ってなかったか?」

 

「そうか?そんな事なかったぜ?」

 

 

 

一夏はまだ知らなかった・・・暁アキトとという人物がどれ程異常なのかを・・・

 

 

 

―――――――

 

 

 

ワァー

ワァーワァー

ワァーワァーワァー

 

 

アリーナの客席にいた生徒達は熱気だっていた

そんなアリーナにアキトは丸腰の状態で入ってきた

 

 

スタ スタ スタ スタ スタ スタ

 

ザッ!

 

 

客席からは異様、侮蔑、興味・・・様々な目がアキトに向けられた

 

 

「あら?逃げずに来たんですわね?」ヒュゥゥゥ

 

 

セシリア・オルコットは自らの専用機である「ブルー・ティアーズ」を纏い、アキトを見下ろしながら飛んでいた

 

 

「・・・随分とまぁ、見下ろされてるねぇ?」

 

「あらぁ?暁アキトさん?貴方ISを纏っていませんわねぇ?それは降伏の意志でしょうか?まぁその場で土下座をすれば許してあげない事もありませんわよ?」

 

 

セシリアは見るからに侮辱する発言をし、アキトに土下座するように求めた

 

普通はそんな言われ方をされれば、普通は頭にカチンとくる・・・しかし、この暁アキトと言う男はそんなセシリアに対してある事を問いかけた

 

 

「なぁセシリア・オルコット?1ついいか?」

 

「なんでしょう?私はエリートで慈悲深い為、貴方の質問に答えてあげましょう」

 

「なら・・・アナタ・・・「覚悟してる人」・・・ですよね?」

 

「は?覚悟・・・ですって?」

 

「Yes・・・アナタは俺を倒そうとしている・・・という事は・・・アナタは俺に倒される可能性もある・・・と言う訳だ・・・その覚悟を・・・アナタはしている・・・という事でいいんですよね?セシリア・オルコット?」

 

そんなアキトの問いかけにアリーナは静かになった・・・

 

 

 

―――

 

 

 

アリーナ管制塔にて・・・

 

 

 

「んん?何を言ってるんだ暁は?」

 

 

一夏はアキトの問いかけに頭の上に「?」を浮かべていた

 

 

「敵を始末するのなら、逆に始末される可能性もある・・・ちゅう訳やで織斑一夏?」

 

 

一夏の疑問に対して答えたのはノアだった

 

 

「始末?これはスポーツだぜ?そんな物騒な」

 

「いや、案外その子の言う通りかもしれないぞ」

 

「ちふ、織斑先生?」

 

「ISはアラスカ条約で兵器としての仕様を認められてはいないが、オルコットの言うように最強の兵器でもある」

 

「その通りや、その兵器で戦うんや・・・スポーツや言うてもこれは殺し合いに近いもんなんや」

 

「殺し合い・・・」

 

「見てみぃ、アキトの目を・・・ギラついとるで」

 

「・・・ノアと言ったか?」

 

「なんや?ポニーテールちゃん?」

 

「篠ノ之箒だ・・・暁アキトとは一体何者なのだ?」

 

「う~ん・・・しいて言えば・・・「バケモンを喰らうバケモン」や」ニコッ

 

 

そうアキトの事を笑顔で説明した、ノアのあどけない笑顔からは、アキトの事を誇らしく思う・・・そんな感情が表れていた・・・

 

 

 

―――

 

 

ノーサイド

 

 

「倒される覚悟?・・・フフフ♪ アハハハハハ♪」

 

 

セシリアはアキトの問いかけに笑っていた

 

 

「倒される覚悟?何それ?イミフ~♪」

 

「そうだよね~♪ハハハハハ♪」

 

「最近の男の子面白いね~♪キャハハハ♪」

 

客席からもアキトをバカにした笑い声が響いた

 

 

「ウフフフ♪・・・バカにするのも大概しなさい!」キッ

 

「おん?」

 

「倒される覚悟?この私!セシリア・オルコットが高々素人風情の男にやられる訳ありませんわ!」

 

 

セシリアはそう言いながら、アキトに銃口を向け――

 

 

ズキュゥゥゥーーーン

 

 

「さぁ!ケガをしたくなかったら、さっさと土下座をしなさい!」

 

 

アキトの足下にビームを発射した

 

 

「撃ったな・・・」

 

「はぁ?」

 

「撃ちやがったな・・・それはアンタに覚悟があるということでいいよなぁ?!」スチャ

 

 

アキトは胸元から、ノアから貰った核鉄・・・自らの専用機を取りだし・・・覚悟をのせた言葉を叫んだ

 

 

「武装錬金!!!」

 

ガチャン バァァァァァァァァァァァァッ

 

 

アキトの体は光に包まれた

 

 

 

―――――――

 

 

 

管制塔にて・・・

 

 

「うわぁ!?眩しい!」

 

「なんて眩しい!」

 

「さぁ!アキト!あのイギリス人に目にもの見せてまえ!」

 

 

 

―――――――

 

 

 

アリーナにて・・・

 

 

光が段々とおさまってくると・・・そこには!雪の様な白と炎のような紅いコントラストの鎧を身に纏った

 

 

「WRYYYYYYYYYYY !!! 実に!実に馴染むぞ!」

 

 

髪の毛が逆立ち、前髪で隠されていた眼をギラつかせるアキトがいた!

 

 

「「搭乗者ヲ暁アキトト認識」」

 

「おん?喋んのか?コイツ?・・・まぁいい!テメェの名を教えな!」

 

「「Yes・・・「朧」デゴザイマス・・・ワガ王ヨ」」

 

「「朧」か・・・ベネ・・・気に入ったぞ!」

 

 

アキトは自分の専用機との自己紹介?していると・・・

 

 

ズキュゥーン!

 

バァン!

 

 

「おいおいおいおいおいおい?!随分とまぁ失礼なご挨拶じゃあいか!」

 

 

セシリアのビーム攻撃をうけた

 

 

「ふん!余所見をしている貴方が悪いんですわ!」

 

「・・・前から言いたかったんだがよぉ・・・」

 

「なんですか?生憎、手加減は――」

 

「頭に乗るんじゃあない!!!」ビュッン

 

「なっ!?消え――」

 

「オラァッ!!!!!!」バギィッ

 

 

アキトはセシリアに瞬時に近づくと、鉈の様に鋭く重い一撃を叩きつけた!

 

 

「きゃあっ!!!?」ズドゴォ!

 

 

攻撃をうけたセシリアは地面に激突した!

 

 

 

 

 

 

 

 

管制塔にて・・・

 

 

「ま、まさか!あれは「瞬時加速」(イグニッション・ブースト)ですか!?」

 

「そんなバカな・・・ヤツは本当に素人か?」

 

「す、スゲェ!スゴすぎる!」

 

 

試合を見ていた一夏や箒、山田は眼を丸くして見ていた

 

 

「・・・・・・」

 

「ん?どうしたんですか?織斑先生?」

 

「え?いや・・・何でもない・・・」

 

「それにしてもスゴいですね!暁くん!とても素人とは思えません」

 

「あぁ・・・そうですね山田先生」

 

 

この時千冬は思っていた

 

 

「(おかしい・・・手慣れすぎている・・・専用機を使っていると言っても、あまりにも戦闘に慣れすぎている)」

 

 

そんな千冬の考えを見透かすように

 

 

「(アチャァ・・・流石はブリュンヒルデやな、アキトの戦闘慣れに気づいとるわ・・・アキト、頼むから面倒な事はせんといてな~!)」

 

 

ノアはアキトが面倒な事をしないように願っていた

そして、戦闘は激化してゆく・・・

 

 

「ドララララララララララララララァッ!」シュババババ

 

「くぅっ!」ヒュン

 

ドガガガガガガガガガガガ

 

 

激しいラッシュが放たれ、セシリアは苦戦を強いられていた

 

 

「WRYYY! どうした!どうした!この俺を倒すんだろう?!」ヒュゥゥゥ

 

 

アキトは先程のセシリアと同じように空から見下ろしていた

 

 

「っ!調子に乗るんじゃありませんわよ!!ティアーズ!」

 

ヒュン ヒュン ヒュン

 

 

セシリアの専用機「ブルー・ティアーズ」から何かが取りだされた

 

 

「おやおやおやぁ?それは「ビット」ってヤツぅ?」

 

「よくご存知で・・・喰らいなさい!」ズギャギャァン

 

「おぉっと危ねぇ!」ヒュン

 

 

セシリアがビットを使う事により、アキトは中々セシリアに近接戦闘が出来なくなり、形勢は逆転した・・・かのように見えた

 

 

「ッチィ!簡単には近づけなくなったか!クソッタレメ!」ヒュン

 

「「王ヨ」」

 

「なんだ朧?!今オメェの話を聞いてる場合じゃねぇんだよ!」

 

「「ナラ、ヨケナガラ聞イテクダサイ王ヨ」」

 

「あぁん?」

 

「「一次移行(ファースト・シフト)マデ後55秒デス」」

 

 

 

―――――――

 

 

 

管制塔にて・・・

 

 

「アチャァ・・・朧のやつ一次移行しちゃうんかいな」

 

「何?では今まで初期段階で戦っていたのか?!」

 

「ファースト・シフト?初期段階?・・・なんだっけ箒?」

 

「授業を聞いてたのか?一夏?とどのつまりパワーアップするという事だ」

 

 

一夏にはサッパリな話だったようだ

 

 

「しっかし、よく第一世代を改造したヤツでやれてるもんやなぁ~」

 

「え!?第一世代ですって?!」

 

「なんや麻耶ちゃん?私言っとらんかったけ?」

 

「聞いてませんよ!専用機だけとしか聞いてません!」

 

「正確には1.5世代やけどな、廃棄されようとしていたISを使ってたけど・・・」

 

「どうした?ノア?」

 

「いや、なんでもないで・・・(私はあのISにAIを搭載した覚えはないやけどなぁ?)」

 

 

 

―――――――

 

 

 

アリーナにて・・・

 

 

「ホラホラホラホラホラ!逃げるだけでは私は倒せませんわよ!」ズギャギャァン!

 

「・・・ッチィ!ヤレヤレだぜ・・・」

 

 

アキトはセシリアのビット攻撃を避けていた・・・その時・・・

 

 

「「王ヨ・・・ファースト・シフトニ移行シマス・・・」」

 

「ならさっさと――」

 

「「ソノマエニ、アナタノ「証明」ヲクダサイ」」

 

「「証明」だと?」

 

「「Yes・・・私ガアナタ・・・王ノ刃タル「証明」ヲ」」

 

「・・・フッ♪いいだろう!くれてやる!」キキッ

 

 

アキトはアリーナの壁の手前で止まった

 

 

「あら?やっと観念しますか?」

 

「観念?違うな・・・朧・・・ナイフをだせ」ピィーン

 

 

アキトの手には刃渡り15cmのナイフが握られていた

 

 

「そんなチンケなナイフでどうしようと――」

 

「朧!くれてやるぞ!これが俺がお前に与える「証明」だ!」

 

 

アキトは握られたナイフを――

 

 

「なっ!?」

 

「ぐぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」グサァァッ

 

 

自らの胸に突き立てた!

 

 

 

―――――――

 

 

 

管制塔にて・・・

 

 

「っ!?」

 

「あぁぁ!?何してんだ!!?!暁のヤツ!?」

 

「た、大変です!早く医療班を!」

 

 

管制塔ではてんやわんやとなっていたが・・・慌てない人物がいた

 

 

「待て、山田先生」

 

「織斑先生っ!?何を言ってるんですか!!このままだと暁くんが!」

 

「その暁の様子がおかしい」

 

「え?」

 

 

また、冷静に何処かに電話している人物も・・・

 

 

「ノア?一体何をしているんだ?」

 

「あのアホのアキトを止められる人にや」

 

「?」

 

 

 

―――――――

 

 

 

アリーナにて・・・

 

 

「・・・」ドクドク

 

「あ、あぁ・・・」

 

 

セシリアは胸から血を出しながら、立ち尽くすアキトを見ながら動揺していた

 

 

「・・・動揺しているな?」

 

「ひっ!?アナタ一体何を?」

 

「「――一次移行完了――」」

 

 

アキトの専用機、朧がアキトから流れる血を吸収し、ファースト・シフトへと移行した!

 

 

「ファースト・シフト!?まさかアナタ、今の今まで初期段階で戦っていましたの?!!」

 

「清々しい・・・実に清々しい!例えるならミントタブレット一箱を食べたあとに強い炭酸を飲んだような気分だぁ!!!」

 

「何を言って――」

 

 

シャッン

 

 

セシリアが疑問を口にする前にその場から消え失せ!

 

 

「どこを見ている?・・・俺はここにいるぞぉぉ!」グガァン!

 

「っ!?きゃぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」ギシィィン

 

 

セシリアを背後から強襲した!セシリアはふっ飛んだが、何故か空中に突然「止まった」!

 

 

「こ、これはワイヤー!?なんでこんなものが・・・まさか!?」

 

「その「まさか」だぜ・・・セシリア・オルコット?」ザンッ

 

 

そう!アキトはセシリアから逃げていたあの時!アキトはアリーナにワイヤーを張り巡らせていたのだ!

 

 

「しかし!こんなワイヤーなんて――」

 

「すぐに切れる・・・だがなぁ!そのワイヤーを切れる前に!」ジャララララララ

 

 

アキトは朧から大量のナイフを両手に持っていた!

 

 

「テメェにこのナイフを直撃させたら・・・どうなるだろうな?ギヒィッ♪」ニヤァ

 

「ひっ!!」

 

「まぁ・・・喰らいな!」

 

 

アキトの手から、何十・何百のナイフが投げられた

 

 

ズシャシャシャシャシャシャァ!

 

 

 

 

 

 

 

←続く

 




文章崩壊気味だけどゆるしてね♪

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。