仮面ライダー Chronicle×World   作:曉天

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第十五節 両部不二

「更には――」

 

と、館長が説明した。

 

「この人物は、脚を組んでいますね」

「それが?」

「これは、男女を意味しています」

「男女?」

 

と、一同が声を上げた。

 

「この人物は、中性的な表情をしています」

 

男女の区別がつかない。

体形にも、それを示すものは見られなかった。

 

伏羲(ふっき)女媧(じょか)――」

 

吉塚が言った。

 

「中国の創世神か」

 

敬介の言う通り、伏羲と女媧は、中国に於いて人類を創造した神である。

伏羲が、男性原理を、女媧が、女性原理を、それぞれ表している。

 

どちらも、人間の上半身をしており、下半身が蛇のそれとなっている。そして、男女の創造神は、その蛇の下半身を絡み付かせている。

 

この二つの神は、夫婦であるが、兄妹でもある。

多くの神話に於いて、人類の祖となった神が男女であると、兄妹である。

 

日本神話の、伊邪那岐命と伊邪那美命。

インド神話の、ヤマとヤミ。

 

その交わりを、脚を交差させる事で表現しているのであった。

 

それを聞き、吉塚が、又、声を上げた。

 

「扶桑ですか⁉」

「扶桑?」

 

さくらが、吉塚を見た。

 

吉塚は、

 

「一つの根から、二つの茎が生えている植物の事です」

 

と、言い、

 

「こんな風に……」

 

と、左右の手で、二つの茎が絡み合いながら成長してゆく様子を、再現してみせた。

 

「『山海経』にあります」

「せんがいきょう?」

「春秋時代の、中国の地理書です。尤も、内容は、神話みたいなものなんですけれど」

「その中に、扶桑っていうのがあるの?」

「はい」

 

『山海経』には、東海の彼方に立つ、伝説の巨木とされている。

 

湯谷の上に立つ扶桑には、一〇の太陽が存在し、九つの太陽は水中に沈んだ扶桑の大木の枝に、一つの太陽のみが上の枝に昇る。

 

その太陽には、烏が載せられているという。

 

「でも、何で、これが、その扶桑なの?」

「ふふん」

 

茂が、さくらの問いに、笑みを浮かべた。

 

「扶桑は、伝説の巨木――」

「世界樹だ」

 

敬介が、茂の言葉を引き継いだ。

 

世界樹とは、先程も、話に上った。

 

九本目の腕の先に浮かんだ眼球を最高点として、そこから下方に伸びる枝――

 

さかしまの樹。

 

「“一〇の太陽”という記述とも、矛盾はない」

 

ヴィシュヌのアヴァターラを意味している、八つの腕の持物。

九つ目の化身である第三の眼。

そして、ハリ・ハラとしてのこの人物。

 

それら一〇の姿を、扶桑が持つという太陽に相当させる事が出来る。

 

「そして、これは上昇と下降の二面性」

「つまり、上下を反転させた所で、意味合いは同じ」

 

敬介と茂が、同時に言った。

 

「こいつを引っ繰り返せば――」

「カラス――」

 

さくらは、脳内で、この絵の上下を反転させた。

 

絵自体は逆さまになるものの、上からであっても、下からであっても、一〇の太陽は変わらない。

 

反転させた場合には、一番上の太陽――原点にして究極のアヴァターラであるハリ・ハラの上に、翼を持った合成獣が乗る形になる。

 

「――」

 

善と悪。

天空と大地。

拡散と収縮。

精神と物質。

上昇と下降。

光と闇。

人と獣。

男と女。

 

それらの二面性を、世界樹で繋ぎ、全く同じ絵に封じ込めた、見事な作品であった。

 

この絵が近年になって描かれたものではないのならば、一体、どのような思想家に手掛けられたものなのであろうか。

 

それは、思想の統一という事に留まらない。

 

日本。

中国。

インド。

メソアメリカ。

ヨーロッパ。

 

国を越えて、人類の中に存在している共通のイマジネーションを、一つに纏めている。

 

「くぅ……」

 

誰ともなく歯噛みする程の絵解きであった。

 

暫く、一同はその絵を眺めていたのだが、館長が、先ず我に返った。

 

「いや、長々と説明をしてしまいましたな」

「それだけ、凄まじいものが、ありました」

 

敬介が言った。

 

「そちらのお嬢さん方も、若いのに、随分とものを知っておられるようで」

 

言われて、吉塚と相澤が、照れたように頬を掻いた。

吉塚は仏教系の、相澤はメソアメリカ系の物事について、詳しいようであった。

 

「では」

 

と、一礼して、館長は他の展示を見回りに行った。

 

茂たちは、この絵の濃厚な世界観を孕んだまま、一階に戻ろうとする。

 

何か土産物の一つや二つでも買って帰ろうか、と、さくらが言った。

 

エントランスの様子を、階段から見下ろしてみると、客足が増えている。

人の頭でいっぱいである。

ドアは解放されていた。

 

そこに――

 

ふと、一組の男女が立った。

 

「む――」

 

手摺りに手を載せていた敬介が、すぅと眼を細めた。

茂も、何やら、出入り口の方を見て、怪訝そうな顔をしていた。

 

二人の視界の中心には、

 

 猪首の男

 腰の括れた女

 

の、二人組が立っていた。

 

それだけならば、何でもない事である。

 

しかし、しきりに巡らされている彼らの視線が、普通ではなかった。

あれは、まるで、何かを値踏みするような眼だ。

何かの数を数えているかのような。

財布の中から、小銭が必要なだけ入っているかを確認するかのような――

 

「これだけいれば、充分だな」

 

猪首の男が言った。

 

「ええ」

 

女が頷いた。

 

何の話をしているのか。

敬介と茂は、客たちのざわめきの中、その二人の会話を聞き取ろうとした。

 

「茂さん?」

「神さん?」

 

と、さくらたちが声を掛けようとした所で、

 

 

ばたん、

 

 

と、いきなり、出入り口の扉が閉まった。

扉が閉まる大きな音に、客たちが振り返った。

 

猪首の男が、出入り口を封鎖していた。

 

「困ります――」

 

受付の男が、二人に近付いて行った。

 

勝手に扉を閉められては、客の流れが滞ってしまう――

 

だから、勝手に扉を閉めた男に、注意をしようとしたのだ。

 

「待てっ――」

 

敬介が、手摺からを身を乗り出して、吠えた。

 

しかし、遅かった。

 

受付の男の顔面が、猪首の男が繰り出したパンチの為に、陥没していた。

 

ぐじゃり、と、いう音と共に、受付の男の鼻が、頭の奥の方までめり込んでしまう。

鼻からとも、口からとも、眼からともつかない出血が溢れた。

 

「ひ――」

 

ボーリング玉でも叩き付けられたのではないか、という程の破壊を、顔面に施された男の身体が倒れ、近くで見ていた客の一人が悲鳴を上げた。

 

「聴きなさぁい、人間共――!」

 

上がり掛ける悲鳴を遮って、腰の括れた女――改造魔虫ハチ女が、鋭く声を上げた。

 

「貴方たちを、私たちの生け贄にして上げる」

 

そう言ったかと思うと、ハチ女と、アルマジロンは、中空に何かを放り投げた。

 

それは、小さなコンクリート片のようにも見えた。

しかし、それらは空中で一瞬にして肥大化し、人間にも似た姿を採った。

 

「あれは⁉」

 

と、叫んだのはさくらである。

 

空中で巨大化し、床に下り立ったのは、獅子の仮面を被り、黒い膜を纏った怪人たちであった。

 

デルザー軍団の戦闘員。

デッドライオンの部下である。

 

人混みの中に下り立った戦闘員たちは、突然の事態に困惑する人々に襲い掛かった。

 

一体の戦闘員が、腕から巨大な爪を突き出して、無造作に、客の一人の頸を切断した。

ごろり、と、床に転がる人間の頭。

 

 

びゅーっ!

びゅーっ!

 

 

と、噴水のように、赤い液体が空気を削ってゆく。

 

満ちる血臭。

 

「ギャーッ!」

 

人々は、悲鳴を上げて、その場から逃げ出そうとする。

出入り口は封じられているので、建物の奥へと。

 

しかし、向かったその先にも、獅子の仮面の戦闘員たちは待ち受けていた。

 

暗がりから、ぞろぞろと這い出る異形の者たち。

怪人たちは、人々に組み付くと、その爪を肉に潜り込ませ、牙で骨を砕こうとする。

 

悲鳴。

絶叫。

咆哮。

叫喚。

高い声。

低い声。

くぐもっている声。

伸び上がる声。

 

逃げようとした男が、襟首を掴まれて引っ張られ、倒れると共に胸を踏み抜かれた。胸骨が陥没し、吹き出された血が、獅子の仮面を染めた。

 

転んだ若い女性の尻に、爪が突き刺される。洋服ごと、臀部の筋肉がめりめりと引き剥がされて行った。

 

吉塚と相澤は、顔を真っ蒼にして、抱き合って、震えていた。

悲鳴を上げようとして、気付いた。

 

いない。

 

敬介と、茂と、さくらである。

 

見れば、三人とも一階に下りていた。

 

 

 

 

敬介は、倒れ込んだ女性の上に覆い被さっていた戦闘員の顔面を蹴り上げた。

続いて、横から襲い来た戦闘員の爪を躱し、裏拳で仮面を砕いてやった。

 

獅子の仮面の奥からは、直に筋繊維が剥き出している。仮面ではなく、皮膚と癒着した外骨格であった。

 

敬介から少し離れた地点では、茂が、やはり戦闘員を相手に立ち回っていた。

獅子の仮面を砕き、黒い膜の身体をくの字に折り、襲われていた人々を逃がす。

 

二人の行動は、迅速であったが、それでもキャパは越えている。

 

彼らの足元には、血を流している骸が、幾つも転がっていた。

 

それでも、鉄のように表情を固めて、茂と敬介は戦闘員たちと戦っていた。

 

又、彼らに遅れつつも、さくらも参戦している。

改造人間である二人には及ばないが、さくらも、常人以上の戦闘力がある。

 

獅子の仮面の戦闘員の攻撃を躱す。

膝を蹴って、バランスを崩してやる。

倒れた頭に手を添えて、床に叩き付けてやる。

股間を蹴り上げる。

腕の逆を獲って、躊躇う事なく圧し折った。

 

「何をしている⁉」

 

敬介が、戦闘員の肩を極め、戦闘員の集団に投げ飛ばしながら、言った。

 

「早く逃げろ!」

「逃げないわよ!」

 

さくらが、戦闘員のパンチをスウェーで躱し、その腕を取った。

 

身体を跳ね上げさせ、戦闘員の太腿を蹴って跳躍し、肘を抱え込みながら、投げ飛ばした。

 

戦闘員の身体が床に着いた時には、肘が折られており、立ち上がったさくらは、膝を顔面に落とした。

 

「こいつらが、深雪を殺したんだから――」

 

さくらが、鬼の貌で吠えた。

 

星河深雪という親友を、この連中が殺しているのである。

 

「――良いから逃げるんだッ」

 

敬介が、火を吐くように叫んだ。

 

「彼らを避難させてくれ!」

 

と、エントランスの隅で固まっている人たちに、眼をやった。

 

「――ぅ」

 

さくらは、敬介の気迫に押され、そちらへと走った。

スタッフと共に、裏口へと、誘導しようとする。

 

それを見届ける敬介。

その後ろに、戦闘員が迫っていた。

 

「むぅっ」

 

振り返ろうとしたが、その前に、茂のパンチが戦闘員の顔面を打ち抜いている。

 

「さっきのあれは、こういう事だったんすね」

 

茂が、敬介と背中を合わせながら、囁いた。

ユリ子の墓の前で、茂に訊ねた事だ。

 

“若し、また、戦わねばならないとしたら――”

 

その問いは、既に、新しい戦いが始まっていた事を意味していた。

 

「他の人たちも?」

 

肩越しに、茂が訊いた。

戦闘員たちに、二人は囲まれていた。

 

「ああ……」

「へぇ」

 

それを聞いて、茂が、にぃ、と、牙を剥いた。

 

「酷いじゃないっすか、仲間外れなんて」

「――茂……」

「言った筈ですよ、戦うって」

「茂……」

 

そう言い合っていた所で、

 

「いやぁっ!」

 

と、女の悲鳴を聞いた。

階段の傍に残して来てしまった、吉塚と相澤である。

 

二人に、三体の戦闘員たちが迫ろうとしていた。

 

茂が、床を踏み抜くようにして、跳躍した。

 

茂が包囲網を抜け出した事に、戦闘員たちが狼狽した隙に、敬介が、戦闘員をあっと言う間に一掃する。

 

茂は、階段の手摺りをワン・クッションに、横薙ぎの跳び蹴りで、戦闘員の頸をねじ折った。

 

他の二体が、同時に爪を走らせる。

一体の戦闘員の爪を右腕で弾き落とし、蹴り飛ばす。

しかし、もう一体の戦闘員の爪で、左腕を切り付けられてしまった。

 

「城さん!」

 

叫んだのは、吉塚か相澤か。

 

しかし、それよりも速く、茂の左手が動いていた。

黒いグローブが切り破られていた。

その奥から覗いた銀の腕が、戦闘員の首根っこを掴んでいた。

 

と――

 

 

ばぢぃ!

 

 

蒼白い光の奔流が、破裂音と共に起こった。

 

そうして、獅子の仮面の戦闘員は、頸元に、身体全体を覆う膜とは別に、黒い焦げ跡を焼き付けられながら、その場に崩れ落ちた。

 

「早く避難しな。危ないぜ」

 

茂が言った。

 

右手で、二人を立ち上がらせた。

 

茂の左手は、付け根から、指の一本に至るまで、針金を巻き付けているような形であった。

 

獅子の仮面の戦闘員は、その手に掴まれた事で、咽喉元を焼き付けられた。

その際に放たれたのは、高圧電流だ。

 

茂の左手――恐らくは、同じグローブをしている右手にも――に、恐れのようなものを抱きながら、二人は、さくらたちが避難した筈の裏の方へと走ってゆく。

 

「ふぅん」

「――!」

 

茂は、自分のすぐ傍から聞こえて来た声に、飛び退いた。

 

階段の手摺りの、一番上の所に、ハチ女が腰掛けていた。

 

「何やら腕自慢がいると思ったけど、貴方、改造人間だったのね」

「そうさ」

 

茂は、右手の絶縁材グローブを外して、左右のコイル・アームを見せ付けた。

片方の掌に拳を軽く叩き付けると、

 

 

ばぢぃ!

ばぢぃん!

 

 

と、電流の迸る音ともに、火花が散った。

 

「ストロンガーね」

「む⁉」

「仮面ライダー第七号・ストロンガー、でしょう?」

「ああ」

 

茂は、顔に笑みを張り付かせた。

 

「それをご存じって事は、あんたは、ブラックサタンか、デルザーの残党って所だろうな」

「まぁ、そんなものね」

「残念だな」

「残念⁉」

「普通の人間の頃に出会っていたら、すぐに口説いていたろうぜ」

「あら、嬉しい」

「――だが」

「今は、口説く気になれないって事?」

「うむ」

「そう……」

「今は、あんたを砕く気にしかなれねぇな」

「ふぅん――所で」

「何だ?」

「あっちの彼も、貴方と同じ、仮面ライダーって事よね」

 

と、ハチ女は、神敬介を見下ろした。

敬介に対しては、アルマジロンが歩み寄って来ていた。

 

「俺の先輩さ」

「じゃあ、あの子も、そうなのかしら」

「あの子?」

「さっき、うちの子たちをやっつけてくれちゃった女の子よ」

さくらの事である。

「あの子が、若しかして――仮面ライダー第八号だったりするの?」

「――ふん」

 

茂が、鼻を鳴らした。

 

同時に、入り口の方から、壁を砕く音がして、海風と共に光が射し込んだ。

 

敬介と対峙していたアルマジロンが、身を躱す。

 

敬介が、館内に突撃して来た白い弾丸に跨った。

 

敬介は、無人で走行していたクルーザーの上で、レッド・アイザーとパーフェクターをかざしている。

 

「外れだ、間抜け」

「間抜け?」

「仮面ライダーは俺で最後だ。八人目なんか、いやしねぇさ」

 

ましてや――

 

茂は、コイル・アームを、ハチ女に向けて突き出した。

右腕にプラス、左腕にマイナスの電気が流れている腕である。

近寄せれば、火花が散る。

 

「只の女に背負(しょ)わせる名前じゃねぇぜ」

 

ハチ女が、きゅぅっと笑った。

 

その顔に、蚯蚓のような筋が這う。

眼球が肥大して、白眼が分割され、複眼に変わって行った。

 

細い胴体が、より細く絞り上げられてゆく。

 

服の背面が破れて、高速で震動する翅が剥き出した。

 

右腕が膨れ、中指が鋭く伸びている。形成されたのは銀の刃である。

 

改造魔虫ハチ女の、真の姿であった。

 

「その通りよ」

 

ハチ女が言った。

 

口が、人間の構造ではなくなっている。

顎が左右に割れ、ストロー状の口が見えていた。そこから、声が絞り出される。

 

「貴方たちで、仮面ライダーは全滅するの――」

 

ハチ女が、茂に跳び掛かってゆく。

 

右手の中指から形成された、毒針のフルーレがしなう。

ぎらりと輝く剣先が、茂の心臓を狙っていた。

 

と、茂とハチ女の間にあった空間を、階段を下からぶち抜いて現れた何かが遮った。

 

粉塵の中から舞い上がったのは、巨大な、赤いカブト虫である。

鋼で造られていた。

胸の背面部分には、茂が来ているシャツと同じ、Sの形をしたパーツがあった。

 

「これは⁉」

 

ハチ女が、翅をはばたかせ、後退する。

 

超軽量級のハチ女は、その赤い甲鉄虫――ストロング・ゼクターの起こした風圧で、充分に吹き飛ばされてしまう。

 

茂は、両方のコイル・アームを擦り合わせた。

電流が奔る。

 

ストロング・ゼクターの、緑色の眼が輝いた。

 

茂が、両手に溜まった電流を、床に叩き付けた。

ストロング・ゼクターを頭上に戴いた茂の周囲に、稲妻の柱が立ち並んでゆく。

 

眼も眩むようなスパークの後――

 

「俺は――」

 

巨大な角と、緑の眼。

 

赤い甲冑――ストロング・ゼクターに依って運搬された、超強化服を纏う、強化改造人間突撃型――否。

 

「仮面ライダーストロンガー!」

 

人間を超えた城茂が、ハチ女に向かって躍り掛かった。




“超強化服”をどうするかを考えたら、こうなりました。

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