金色の娘は影の中で   作:deckstick

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原作の足音編第10話 未来の

 もうすぐ、あいつらが中学生になる。

 結局押し切られ、私が2年間の予定でAクラスに関わることになったのは、まあいいとしよう。

 いつの間にか幕田の治安部と契約していた千雨が、某国からのハッキングと電子戦をやらかしたのも、まあいいとしよう。

 中国から連絡があり、古菲と超鈴音の2名が留学生として来ることが確定したのは、予想の範疇だから問題ないだろう。

 もともと集まりつつあった組織や企業関係者は、把握していたのだから問題ないとしよう。

 

「……だからと言って、この構成はないだろう」

 

 Aクラスの生徒名簿を持ってきた近右衛門をじと目で見た私は、悪くない。

 

「本人の強い希望を、我々は拒否できませぬな。

 別のクラスにすると余計に厄介なので、あの要望を受け入れたという事で諦めてもらえませんかの?」

 

 名簿に載っている生徒の名前は、29人分。

 そして、私が予想していなかった名前や備考が、複数記載されている。

 

 まず、魔法関係者である、もしくはその可能性が高いと私が認識していて、私が受け持つと理解していたのは、近衛木乃香、桜咲雪凪、長谷川千雨、葉加瀬聡美、マナ・アルカナ、ザジ・レイニーデイ、朝倉和美、雪広あやか、那波千鶴、村上夏美、長瀬楓、古菲、春日美空、やはり魔法を学んでいた明石祐奈、そして超鈴音の15人。

 現時点では魔法に関わっていないが、簡易検査等で比較的高い素質を持つと見込まれたためAクラスとなったのが、早乙女ハルナ、佐々木まき絵、大河内アキラ、宮崎のどか、綾瀬夕映、椎名桜子、柿崎美砂、釘宮円、四葉五月、和泉亜子の10人。

 

 ここまでの25人は、想定内だから問題ない。

 相手したくない程度に濃いメンツではあるが。

 

 予想外その1は、鳴滝風香と鳴滝史伽の姉妹。

 幕田の望月の教え子であり、現役の忍者であり、なんちゃって忍者を演じて事前に情報を広める役目を負う長瀬楓の補佐を行う、らしい。

 原作でも長瀬にくっついて忍者やら忍術やら言っていたような気がするが、こうなっているのは知らなかった。能力や原作での役目的に気にしていなかったのは確かだが、ヴァンが面白そうなどという理由で今まで隠していたようだ。

 

 予想外その2は、ダイアナ・ヴィッカー。

 未だに登校地獄の呪いが解けないことを盾に、私の教え子という肩書を求めて中学生になる事を決めた、らしい。イギリスの魔法組織関係者として計画に参加する面々をまとめる、という名目も引っ提げていたが。

 修正力的には私の代役なのかもしれないが、外見的に無理が……あるのか? 身長的には長瀬や那波達より低いようだし……うん、幻術や認識阻害は不要そうだから、気にしないでおこう。

 

 予想外その3だが、綾波レイがいる。

 もちろん中身はアスナで、ダイアナと同じく私の教え子という肩書を求め、ついでにウェスペルタティア関係者云々という事らしい。

 この際だからとゆっくり成長する程度に年齢固定術式を緩和して、鳴滝姉妹よりは大きく成長した状態にはなるようだ。

 それにしても、結局この名前なのか……ガトウの保護を受けていないからカグラや神楽坂にならない点までは理解できるが。ヴァンのやつ、余計な案を出しおって。

 

 そして担任は、相坂さよ。

 最近分霊を作ることを覚えて本体が暇になりつつあったし、私が教師をしていた時に助手的な仕事もやらせていた。私との繋がりも問題ないから、体さえどうにかできれば教師を任せても問題は無いと判断した。

 もちろん、用意したさよの体にゼロ程の性能は無いし、非常勤の副担任という形で幕田重羽(わたし)の名前が残っているから、全体的にある程度妥協した結果の産物ではある。

 私は教科ではなく生活指導、建前的に言えば留学生のケアを担当すると押し通せた点で、私は頑張った。きちんと担任や教科担当になるには時間がとられすぎるから、望月の連中も本気ではなかったのだろうが。

 

「レイとダイアナがアリカとマシューを巻き込まなければ、学校に直接関わらなくても済ませられそうだったんだがな。

 誰だあいつらにまで情報を流したのは」

 

「ふぉっふぉっふぉっ、少なくとも儂ではありません。望月の方々に相談した際、案として話をしただけですからな」

 

「まったく……」

 

 まあ、結果的に原作のAクラスの生徒は茶々丸以外が全員揃う事が確定したわけだが。明らかに足りないと言えるのは、イギリスでナギ達の護衛を担当しているタカミチくらいか? ネギと一緒に来る可能性は高いし、原作でも3年になったら担任から外れるから問題ないのかもしれんが。

 さよの説得が簡単だったのも修正力の……いかんな。ここしばらく、原作に囚われ過ぎのような気がする。入ってくる情報が増えているせいかもしれんが、無視するわけにもいかんだろうし、どの程度気にすべきなんだ……?

 

 

 ◇◆◇ ◇◆◇

 

 

 3月も終わりに近付いた。

 あいつらが小学校の卒業式を終え、中学校の寮へバタバタと入寮や移動し始める時期になった、という事でもある。

 同時に留学生が移動する時期でもあり、中国からの留学生、の皮をかぶった計画参加者、という触れ込みの2人が、挨拶のために幕田魔法協会を訪れるのも間違っていない。

 つまり。

 

「私は古菲です。

 気の扱いなら誰にも負けません」

 

「超鈴音です。

 魔法と科学の融合についての発想や熱意を買われて、参画を認められました」

 

 その2人が有宣に連れられて私の目の前に来たのも、不思議ではないという事だ。

 たとえそれが、似非中華訛りでなく、流暢な日本語を喋っていようと。

 

「ようこそ幕田へ、と私も言うべきなのだろうが、それは既に済ませているだろう。魔法の公開についても説明されていると思うが、色々疑問もあるだろうから、まずは質問を受け付けようか」

 

「それでは、私から。

 エヴァンジェリン様が魔法公開についての旗を振っていると伺っていますが、それはいつごろ、どうしてそうしようと思ったのでしょうか?」

 

 ふむ、質問は超からか。

 内容的に、自分の過去との差異を確認したいといった意図だろうな。

 

「時期で言えば、私がこのような存在になってさほど間が無い頃だから、600年ほど前だな。

 その理由は……そうだな、お前が知る未来の火星の状況との交換ではどうだ?」

 

「なっ!? ……そ、それは……」

 

「古や他の者に聞かれたくない話になるなら、席を外してもらうなりするが。

 長い話になるだろうから、後で個人的な雑談という形でもいいぞ?」

 

「……エヴァンジェリン様は、どこまで知っているのですか……」

 

「さて、な。

 少なくとも、全てを知るなどと自惚れるつもりはない。どこかで聞いたセリフで言えば、何でもは知らない、知っていることだけ……だったか?

 全てを知るなら、話を聞く必要すらないからな」

 

「そう、ですか。承知しました」

 

「とりあえず、この場で答えられるのはここまでか。

 古は、何かあるか?」

 

「魔法公開計画への参加についてです。

 活動はどこで行うのですか?」

 

「幕田魔法協会を中心に動いているし、基本的にここだな。

 実働部隊や協力者は色々な場所にいるが、中学校の同じクラスに似た立場の連中がそれなりに含まれる予定だ。現時点では魔法と無縁の一般人もいるから、学校では何らかのクラブか集まりを用意すると聞いている」

 

「何かは決まっていないのですか?」

 

「もうしばらくしたら対象者から意見を集めて、内容を最終決定するらしい。

 現状では文化や料理に絡めたものを考えているようだが、希望があるなら事前に言っておくと候補には入ると思うぞ。賛同が集まるかは知らんが」

 

 もっとも、実際は文化交流会とかいう名目で問題ないかの確認になるだろうが。

 雑多な内容を扱う事で様々な立場の者が所属しやすくしつつ目的意識のある者を排除し、真面目にやるときは厳しくする事でなあなあで所属するものを排除する、という雪広あやかの案が有力候補らしい。

 

「中国武術とかは駄目でしょうか」

 

「駄目とは言わんが、そもそも武術の素人や、別流派ばかりになる。

 中国武術の鍛錬をしたいなら、そういうクラブにも所属する方が無難だろうな」

 

「そうですか、残念です」

 

 

 ◇◆◇ ◇◆◇

 

 

 そして、その日の夕方。

 目を輝かせて雪凪に試合を申し込みに行った古と別行動になった超が、執務室にやってきた。

 

「ようこそ魔境へ、とネタを振っておくべきか?」

 

「あまり冗談が通じない精神状態だと自覚しているので、止めていただければ」

 

「そうか。

 さて、今は私とお前、それとゼロだけだ……っと、会うのは初めてだな。この小さいのがゼロだ」

 

「よろしく」

 

 軽く頭を下げるゼロだが、チャチャゼロとの差を小さくするために少々雑な対応を頼んである。

 本当は片言の方が良かったのかもしれんが、無理だと言われたのだから仕方ない。

 

「よろしくお願いします」

 

 超も頭を下げているが、一瞬怪訝そうな表情になっていたな。

 別に騙す気は無いが、ゼロに違和感があるなら、少なくともこの私達がいる未来の超でないのは確かだろう。

 

「さて、腹の探り合いも面倒だし、時間の無駄だな。

 まずは私が魔法を公開しようとした理由を説明する。

 お前はそれを聞いた上で、話してよいと思ったことを言えばいい。

 それでいいな?」

 

「それは……良いのですか?」

 

「私の理由を聞いた方が、どこまで話して良いかを判断しやすいだろう。

 もちろん、最初から全てを話すとは思っていない。信用できると判断したら、話す範囲を広げればいい。

 ああ、それと、この場で話した事は他言無用としよう。これでどうだ?」

 

「……わかりました」

 

 表情や目を見る限り、真剣さはあっても搦め手を考えている様子はないか。

 予定通り、直球勝負だな。

 

「それでは、私の理由だが。

 私も未来の知識持ちだ。お前が元々いた未来とは異なる、という注釈が付くのだろうが」

 

「それは……どの様な内容ですか?」

 

「簡単に言うなら、お前が来た時の可能性を知る、となるだろうな。

 麻帆良は日本の都市であり、その学園祭で世界樹の発光現象を利用した強制認識魔法を使おうとする、未来の火星人。先生としてやってくるネギ・スプリングフィールドの子孫を自称。私と契約してガイノイドを作成、それらも学園祭で手駒として使用する。

 それがお前だと、私の知識が言っている。

 私の存在が異常だと考えると、お前は過去の並行世界に来たと思われるわけだが……何か大きな間違いはあるか?」

 

 唖然とする表情を見る限り、確認するまでもなさそうだ。

 まだ理由には到達していないが……さて、ここまでの説明で、どの程度話す気になるかな。

 

「……これは参ったね。麻帆良が日本でない時点でおかしいとは思ったけど、こんな裏があったとは思わなかったよ……」

 

「それが地か。その方が気楽だから、ここからはその口調でいいぞ」

 

「あ……い、いえ、そういうわけには」

 

「本来あるべきでない者同士、気を張らなくてもいいじゃないか。

 というか、どうも最近、立場を気にしろという圧力が強くて息がつごっ!?」

 

 ゼ、ゼロの、ひ、肘が、脇にっ……肋骨がっ……

 困難っ……圧倒的呼吸困難っ……!

 

「何を遊んでいるのですか。

 そんな事をしているから、せめて公私は弁えてほしいと訴えられるのです」

 

 いや、肋骨が折れて、冗談抜きで息が出来ん。

 つまり、喋れんわけだが、指差しで理解してもらえるか?

 

「肋骨が折れた程度、どうとでもなるでしょう。だいたい、体の耐久力を下げすぎです。

 早く何とかして、話を進めてください」

 

「……こほん。あーあー。いやまあ、どうとでもなるのはそうだが、痛いんだぞ?

 それに、耐久力と一緒に魔力も上がるから、制御が面倒すぎる。真面目に話をするためにも、そんな事に頭を使いたくないんだが」

 

「それは遊んでよい理由になりません。

 真面目に、話をしてください」

 

 確かに、少しふざけすぎたか。

 ゼロの口調も普段……よりも丁寧だ。少々怒らせすぎたな。

 

「そうだな、話を戻すか。

 肩の力も抜けただろうからな」

 

「あ……ええと……」

 

「なんだ、まだ話す気にならないのか。それとも、何を話していいか迷っているのか?

 それなら……そうだな、私の予想を適当に喋るから、間違いがあれば教えてくれ。

 それでどうだ?」

 

「は、はい。それなら」

 

「よし。まず、魔法世界は崩壊し、亜人やらは全滅、生き残った人間も火星の過酷な環境に放り出される。

 これはどうなんだ?」

 

「間違いありません」

 

「次だな。火星で生き残った人間と地球との間で、何らかの対立が発生する。原因や経緯はともかく、平和や友好的と言える状態ではない。

 これはどうだ?」

 

「対立……はい、私が過ごした未来では、立場としては対立しています。私達から見た実情としては侵略軍と抵抗軍、それも地球側の補給線の長さを頼りに足場を攻撃するのが精いっぱいという有様ですが」

 

「交渉という段階は過ぎた、もしくは無視されたという事か?」

 

「何者かが火星に現れるも、意思疎通が可能な生物は確認できず。

 これが、地球の公式発表だそうです」

 

「知的生命扱いですらないのか。行き過ぎた帝国主義の復活か……?

 魔法を公開するという話の本質は、魔法世界の公表か。次善案のように見えるが」

 

「いえ、次善策ではありません。

 第一目標についてはどうお考えだったのですか?」

 

 おや。魔法と魔法世界の公表が主目的だったのか?

 原作を知る連中で色々考えた結果としては、違う予想に辿りついていたのだが。

 

「主目的はネギの強化だと予想していた。

 その根拠だが、魔法公開後の政治的軍事的に致命的な不測の事態について監視調整するための技術と財力は用意したと言っているが、ある程度必要となるはずの規模が不足しているのが1点。

 これは、ネギに負けて役目が終わったからと、大した後始末もせずにさっさと未来に帰る事からもほぼ確実だ。

 同じく、ネギに負けたからと発動直前の強制認識魔法を撤回し効果を変えるのがもう1点。

 仕上げに10分以上の詠唱が必要な大規模儀式魔法の内容が、そうほいほい変えられるわけがない。あらかじめそう仕込んでおかなければな。

 これらをまとめると、完全なる世界に対抗しうるネギを可能な限り強化、ついでに魔法の公開という手段を現実的だと思わせる効果を期待、といったところが現実的な終着点に思えたんだ。

 世界樹の発光が予定よりも1年早いらしいから、準備や優先順に影響が出たのかもしれんが」

 

「1年早い、ですか?

 あと3年と少し……ではない、のですね」

 

「そうだな。本来の周期なら3年少々、私が知る未来なら2年少々だ。但し、現時点の研究では夏頃、2年半近く先になるのではないかという予想もある。

 この辺は不確定要素が多いな」

 

「そうですか。それなら確かに準備が間に合わず、目標などに影響があるかもしれません」

 

 ふむ。とりあえず、この超は原作に来た超と同じと考えてよさそうだな。

 少なくとも明確な嘘をついた様子は無いし、魔法の公開という手段が主目的なら協力可能だろう。

 

「とりあえず、私としてはこれくらいだが……ゼロはどうだ?」

 

「いえ、最低限としてはこれくらいですから、話を進めて問題ないでしょう」

 

「だな。

 というわけで、だ。超。私達に協力しろ。

 私の現状の目標は、魔法世界の崩壊による混乱の回避だ。

 そのための手段に魔法や魔法世界の公開も含まれているし、地球の魔法関係組織や魔法世界の国との協力体制も構築済み。2年後の春から夏の決行に向けて準備を進めている。

 財力についても、相手を納得させる必要はあるが、相当な額を動かせる伝手はある。具体的には世界各地の国や有力な企業グループとの繋がりだから、同時に人も動かせるし、現状での最先端の技術開発を行っている連中との繋がりもある。

 何しろ、数百年前から動いているからな。2年で作り上げることが困難なレベルの、規模と財力を持っているわけだ。

 お前にとっての問題は、既に組織や計画が出来て動き始めているから、好きに変えられるわけではないという事だろうな」

 

「補足しておきますが、エヴァ様がひと声かければ数億ドル程度は即座に集まりますし、必要であれば数万人を動かすこともできます。

 魔法公開後の混乱に対処可能どころか、その気になれば世界を支配可能なレベルの力が準備済みです」

 

 ゼロの説明もどうかとは思うが、月の一族全体の影響力という意味では、信じがたいレベルになっているのは間違いないからな……

 その切っ掛けを作ったのは私なのだろうが、基本放置だから、長と呼ばれるのはやはり違和感がある。

 そんなことを言えば、また横から肘鉄が飛んでくるのだろうが。

 

「魔法世界の存続は、やはり難しいのですか……」

 

「まあ、そうだな。魔法世界そのものが構造的な問題を抱えているし、色々試してきたが崩壊時期を少々先延ばしできただけだ。だから今は魔法世界そのものの維持ではなく、そこに住む人々と生存可能な環境の存続を主目的として動いている。厳密な意味では、魔法世界の消失を前提としていると言えるな。

 だが、人々は亜人を含め全員存続させるし、火星の荒野に放り出すようなこともしない。ヘラスとメガロの2極体制も、当面はそのままになるだろう」

 

「それは……完全なる世界、ですか?」

 

「あれは精神を夢の世界に放り込むようなものだから、存続と言えん。

 実際に何をどうするのか、その詳細については協力体制が出来てから説明することになるが、お前の協力が無くとも可能だと判断している。

 それでも、付随して発生する問題やらで色々と気になるところもあるからな。主に技術的な面から、穴を埋めてほしい。

 私がお前に求める協力は、そういう内容だ」

 

「……協力を断ったら、どうなりますか?」

 

「私達の邪魔をしないなら、とりあえずは放置だろうな。

 一応言っておくが、幕田公国は私が初代の王家が治める王制国家であり、呪術協会の近衛詠春やウェスペルタティアのネギ、ナギ、アリカ女王もこの計画の賛同者で協力者だ。お前が単独で元々の計画を遂行するのは難しく、計画に支障があると誰かが判断すれば排除対象になる可能性もあるだろう。

 それも踏まえて考えてみるといい」

 

「それは……実質的に、選択肢が1つしかないように聞こえますが」

 

「そう思えるのなら、そうなのだろう。

 私達は、お前に頼る必要があるような計画を進めていたわけではない。そして、お前がそれに納得できるかを聞いている状況だ。

 すぐに答えを出せとは言わんが、参画するなら早い方がいいぞ?」

 

 超の考えた1つの選択肢が、私達と関わる方向なのか、目標を達成したからと手を出さない方向なのか。それとも、私達が失敗した場合の保険になる方向なのか。

 邪魔にならなければどれでも構わないのだが、せめて、敵対する方向だけはやめてくれよ?




なお、千雨がやりあった某国のハッカーは、超とかいう名前だった模様。


2017/04/25 以下を修正
 鳴滝姉妹に関して説明を追加
 バタバタと移動→バタバタと入寮や移動
 結果的にAクラスの→結果的に原作のAクラスの
 話すと思って→話すとは思って
 小さくため→小さくするため
2017/05/30 以下を修正
 反乱軍→抵抗軍
 まだ横から→また横から

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