ダンジョンに潜るのは意外と楽しい   作:荒島

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そのベルの身に起きた変化に最初に気がついたのはヘスティアだった。

 

「これは……」

 

ステイタス更新の燐光に包まれながら、背中をなぞる指先が不意に止まる。

眉間に皺を寄せるヘスティアの様子に気がついたのか、うつ伏せのベルが僅かに身じろぎした。

 

「??神様、どうかしたんですか?」

「……ベル君、1つ聞いてもいいかい?」

「え、なんですか?」

 

首を傾げながら、身を起こすベルにヘスティアは目を向ける。

 

(ベル君がナイーブになっていたのは知ってたけれど……これは)

 

先日、『魔導書』という魔法を覚えるための使い捨て超レアアイテムをベルが間違って使ってしまった事があった。

幸い、持ち主不明の落し物が偶然ベルの元へやって来ただけだったので、咎められる事はなかったが……一瞬でおよそ数千ヴァリスを食い潰した事にショックを受けていたことをヘスティアは知っていた。

 

しかし、である。

この原因はそれではないだろう、と彼女は思った。

 

「ベル君。今日はあんまりダンジョンには潜らなかったのかい?」

「いえ?リリが休みだったので用心しながら潜りましたけど、それでも6階層までは潜りましたよ?」

「……うん、分かったよ。ほらベル君、これが今日のステイタスだよ」

 

ヘスティアの表情はあまり明るいものではない。

その事に一抹の不安を覚えながら、紙を受け取ったベルは紙の内容に視線を落とすと目を大きく見開いた。

 

「ステイタスが、あんまり伸びてない……?」

 

最近、毎回最低でもトータル上昇値100以上は入っていた成長が、トータル50程度しか伸びてなかった。

慌てて何度も見返すもベルの視界に並ぶ数字が変わる事はない。

 

「な、なんで……?」

 

確かに珍しく休暇でリリが抜けた穴を考えて、いつもより浅く潜ったのは事実だ。

しかし、ガクンと下がった成長率にベルは狼狽する事を抑えられなかった。

原因不明の不調に、不安が胸から溢れそうになる。

 

「え、えっ!何で!?」

「落ち着くんだ、ベル君。ほら、深く息を吸ってごらんよ?ゆっくりとだぜ?」

 

ヘスティアの小さな手が、ベルの背中をゆっくりと撫でた。

 

言われたように深呼吸を繰り返すと、気分は段々と落ち着いていく。

最後に長く息を吐き出すと、ベルは目を開けた。

 

「……すみません、神様……少し取り乱しちゃいました」

「ううん、仕方ないさ。ボクだってビックリしたんだから」

「でも……何が原因だったんでしょう?」

 

その言葉にヘスティアは思わず目を逸らした。

 

原因など分かりきっている。

【情憬一途】の効果が薄れている……ベルの爆発的成長を支えてきたスキルが弱まっているのだ。

それが意味する事は、ベルのアイズ・ヴァレンシュタインへの想いが揺らいでいるという事だった。

 

単純明快な話。

しかし、それはヘスティアだから分かる事だ。

 

ヘスティアの意図により、自身の持つレアスキルの存在を知らないベルがその答えに辿り着ける訳がない。

かといってレアスキルの存在を明かせば、情報が漏れてベルが娯楽に飢えた暇神どもの玩具にされる可能性が増えるだろう……それは出来るだけ避けなければいけない。

 

はぁ、とヘスティアは小さくため息を吐いた。

 

「……単刀直入に言うよ、ベル君。ヴァレン何某に何かあったのかい?」

「うぇ!?か、神様なに言うんですか!!?」

「ふんっ、ベル君は分かりやす過ぎるんだよ。君が落ち込む事の6割がヴァレン何某じゃないか!」

「そ、そんなに分かりやすいんですか!?……ちなみに、あとの4割は?」

「主にイット君関係だね」

 

うぐっ、とベルは思わず言葉を失う。

そのまま項垂れ様子を見て、ヘスティアはおや?と首を傾げた。

今のやりとりの中でベルが余計にダメージを受けたような気がしたからだ。

 

(うん?もしかして、何かボクは失言をしたかな……?)

 

いやいやそんな筈は、と焦るヘスティアの胸中とは裏腹に教会内に沈黙が広がった。

何だか嫌な空気だ。

思いもよらない展開にヘスティアの焦りは加速する。

 

しかし、それはポツリポツリと始まったベルの独白で破られた。

 

「……今日、ヴァレンシュタインさんと……イットが、一緒に歩いていたんです」

「な、何だってぇ!?」

 

爆弾発言。

思わぬ情報にヘスティアは大声を上げた。

ツインテールがピン!と逆立つが、いやいや話を聞くのが先だと身を引っ込める。

何食わぬ顔で咳払いを1つ。

 

「こほんっ……それで?」

「はい……2人でじゃが丸くんを、食べ歩いてたんです……ヴァレンシュタインさん、見た事ないくらい嬉しそうでじた……それが仲良さそうに見えて……ぐずっ、2人は、2人はもじかして、」

 

静寂の中でベルの喉が鳴る音が響く。

 

「つ、付き合ってる……んでじょうが……!!」

 

もはや、最後の方は涙声だった。

いつの間にかベルの顔は涙でクシャクシャになり、酷い有様だ。

ヘスティアは半分身を乗り出した体勢のまま、その顔を冷静に見つめた。

 

「…………え、それだけかい?」

「ふぇ?」

 

ベルの素っ頓狂な声が上がった。

 

その反応に、ヘスティアは拍子抜けしてしまう。

話に続きなどなく、本当にそれだけなのだと察したからだ。

 

「あのね、ベル君。男女が一緒に歩いていて付き合ってる事になるだなんて、君の早とちりもいいところさ!」

「そ、そうなんですか!?」

「君の話だとボクとベル君が一緒に出掛けたら、それだけで付き合ってることになるんじゃないかい?」

「そんな!か、神様とだなんて恐れ多いです」

「まぁ、それはそれで面白そうだけれどね」

 

冗談めかしてにんまりと笑いながら、ヘスティアはベルの泣き顔に指を突きつける。

 

「ヴァレン何某が嬉しそうだっていうのも、大方好きな食べ物が食べられただけに決まってるさ!なんてったってボクのバイト先の常連さんだからね!じゃが丸くんの大ファンなのさ」

「ゔ、ヴァレンタインさんはそんな単純な人じゃないと思います……!!」

「え……そう、かな?ボクには意外とそんな感じに見えたけれどね」

 

バイト中に見かけたアイズの姿を思い浮かべながら、ヘスティアは頬を掻く。

 

あずきクリーム味を嬉しそうに頬張る姿は年相応……いや、幼くさえ見えた。

ベルの目には彼女がどう映っているのか非常に気になる。

よほどの高嶺の花に映っているのか……恐らく、真実を『恋に盲目』状態のベルに告げたところで意味はないだろう。

 

「というか、もっと事実を知る単純な方法があるじゃないか!」

「……っていうと?」

「イット君に直接聞くのさ!『付き合ってるのか?』ってね」

「そ、それは……」

 

確かに、とベルは思った。

それは確証のない推論を重ねるよりもよっぽど確実な方法だった。

けれども、同時にすんなり真実が明るみに出ることがベルには恐ろしくもある。

 

(もしも……もしも、それでイットとヴァレンタインさんが本当に付き合っていたら?)

 

自分は立ち直れないかもしれない、とベルは思った。

ヘスティアはああ言うけれど、拭い切れない不安感がベルの胸の中にこびり付いていたのだ。

 

しかし、一歩踏み出さなければいけない瞬間が迫っていた。

でければ、ここでずっとウジウジしているままだ。

 

「分かり、ました……僕、イットに聞いてきます」

 

微かに震える拳を握り締める。

ゴクリと教会に唾を飲み込む音が妙に大きく響いた。

 

 

 

 

 

 

 

「イット!」

 

帰り道、不意に横から声を掛けられた。

聞き覚えのある声に振り向けば、そこにいたのは硬い表情のベルだ。

 

「おっ。こんな所で出くわすなんて珍しいな。ベルも今帰りか?」

「え、いや。僕はもう一回帰ったんだけど、もう一回出て来たんだ」

「へぇ、これから街に用事?」

「ううん……イットに、聞きたいことがあるんだ」

 

恐る恐るといったようにベルの口から言葉が紡がれる。

 

(聞きたいこと……?)

 

その内容に首を捻ってしまう……正直、思い当たる節が何もなかった。

ベルがダンジョン関係の助言を求めてきたことはなかったし、そもそもベルは自分で何とかしようとしがちな人間だった。

迷う素振りを見せるその口から出てくるのか……思わず固唾を飲む。

 

「その、ヴァレンシュタインさんの、事なんだけど……」

 

出て来た名前に目を瞬かせる。

 

「え、アイズの事?」

「!?な、名前で呼んでるんだね……」

「あー、最近仲良くしてもらっててさ……いや、その前からか」

 

どうもオラリオのフランクな風潮に染まりつつある気がする。

余程の年齢差がないと敬語を使っていないのは昔からだったが……反応を見るに、名前の呼び捨ては失礼なんだろうか。

思わず冷や汗を掻いていると、ベルもびっしょりと汗を掻いていた……何故?

 

「ななななな仲が良いんだ!?」

「どうした落ち着け?……って言っても少し話したり、一緒に飯食いに行ったりする程度で仲が良いって程でもないんだけどな」

「!?そ、そうなんだ!」

「……何だよ、急にニコニコして?」

「いや!何でもないよ!?」

 

先程とは一転、ベルがホッとしたように胸を撫で下ろす。

 

……何だろうか?先程からベルが挙動不審だ。

そこまで接点がある訳でもないアイズの話で何故、一喜一憂しているのか。

 

(っていうか、アイズとベルの接点といえば……)

 

思い至った結論に思わず手を叩く。

 

「分かった!ベル、お前まだアイズにお礼言えてねえんだろ?」

「えっ!?あ?う、うん……一応」

「怖い奴だって思ってんの?普通に良い奴だから、とりあえず話しかけてみりゃいいのに」

「それが出来れば苦労しないよ……って、そうじゃなくて」

 

挙動不審に顔を振るベルに首を傾げる。

話しかける踏ん切りがつかないのだろうか?

 

「あぁ、手土産持って行くならじゃが丸くんおすすめだぞ?特にあずきクリーム味は馬鹿みたいに食べる好物だし」

「そ、そうなんだ……」

「あいつ一見近寄りがたいけど、少し天然入ってるし普通の女の子と変わらないからさ気負う必要ないって」

「……」

「この間、飯食いに行った時もさ……」

「……」

 

身振り手振りで話を続ける中で──ふと違和感を覚える。

 

目の錯覚だろうか?ベルの表情が硬くなっていく気がする。

どんどん俯いていくその顔に引っかかるものを感じた。

 

「あ、そうだ。今度、アイズと会える場所セッティングしてやるよ。そのうちまた会うからさ、その時にベルの事紹介して……」

「……んな…………でいい……」

「??ベル、いま何か言ったか?」

 

俯いた顔が影になって見えない。

小声で何かを呟くベルにそう声をかけた瞬間、その顔が勢い良く上げられた。

 

「そんな事まで!気にしないでいいよ!!」

 

絶叫、とも取れる大声だった。

通りの視線が何事かと一斉にこちらを向く。

その中心にいるベルは肩で荒く息を吐くと、どこか睨む様な視線をこちらに向けた。

 

「それくらい……自分で出来る」

「あ、え……ベル?」

 

初めて向けられる強い眼差しに言葉が詰まる。

 

「ごめんね。僕、先に帰る」

「おいっ、ベル!!」

 

唖然とする間も無く、ベルが踵を返すように走り去る。

ざわめく野次馬の視線を受けながら、自分が混乱するのを感じていた。

 

(何だ?俺は、怒らせたのか……?あのベルを?)

 

今まで、ベルが怒った所を見た事がなかった。

温厚で素直な男の子。そんな風に感じていた彼があんな大声を上げて怒ってきた。

その事にショックを受けている自分がいる。

 

「やべ、追いかけないと……」

 

とりあえず話を聞かなければ何も分からない。

すでに見えなくなったベルの背中を探して、通りを駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

バタンと教会の扉が閉まると、ベルは荒い息を吐いて座り込んだ。

 

「何やってるんだろ、僕……」

 

小さく、そう呟く。

 

あんなに激昂したのは久しぶりだった。

それも親しい人間相手に怒鳴った事など、本当に数えるほどしかない。

ヘスティアがバイト先に出かけた教会に、ため息が長く長く響いた。

 

2人が付き合っているかどうか。

そんな些細な話から飛び出してきた筈なのに、何故こうなったのだろうか?

恐らく付き合っていないという確信は今さらどうでも良かった。

 

何がそんなに逆鱗に触れたのだろうか?

 

自分の知らないアイズを語られてその親密さに傷ついたから?──それもあるかも知れない。

憧れのアイズをただの普通の女の子だと言われて思わず反発したから?──それもあるかも知れない。

 

しかしそれ以上に嫌だったのは、イットに世話が必要な弱い存在だと思われていた事だった。

そんな、本当に些細な事が何よりも嫌だったのだ。

 

「面倒くさい奴だなぁ、僕」

 

フラフラと立ち上がりながら、ソファへと近付く。

そのまま倒れこみながら、ベルはゆっくりと目を閉じた。

 

(……僕は、イットと対等になりたかったんだなぁ)

 

今なら、分かる。

本当はヘスティアにライバル心を諭されるよりもずっと前……きっと、イットがロキ・ファミリアの1人と喧嘩したと聞いた時からそう思っていたのだ。

 

狼人族の冒険者に自分が馬鹿にされた事が原因で喧嘩になった。

その話を聞いた時、イットらしいと思った。彼ならそうするだろうな、と頼もしさすら感じたのだ。

 

しかし、同時にベルは傷付いていたのだ。

庇われる事しか出来なかった自分が……言い返す事も出来ずに逃げ出してしまった自分の弱さが際立って感じられたから。

浮き彫りにさせられたような自分の弱さを直視するのが嫌だった。

 

そんな自分を変えるためにイットと離れて潜る事を決意した──筈だった。

 

(だけど……変わってないんだ)

 

きっと、ずっとイットの中で自分は守ってやらなければいけない存在として見られていたのだろう、とベルは思った。

1人でダンジョンに潜り続けて成長しても、それは変わらなかったのだ。

 

その事実が、たまらなく悔しい。

 

「はぁ」

 

ゴロリと寝返りを打ったベルの指先に、カサリと何かが触れた。

ソファの下に何か紙が滑り込んでいたようだった。

誰かのメモが落ちたのだろうか、と思いながら紙を引っ張り出す。

 

仰向けになりながら、何となしに内容に目を通したベルは思わず目を見開いた。

文字列を追ううちに、自然と唇を噛み締めてしまう。

 

(そんな……そんな、ことって)

 

それはステイタスの写しだった。

 

クシャリ、と紙の端を握る手が強くなる。

記された名前は『イット・カネダ』

渦中の冒険者のステイタスがベルの目に飛び込んでくる。

 

 

 

イット・カネダ

Lv.1

力:B764→S946

耐久:S907→SS1075

器用:D511→B799

敏捷:C633→A823

魔力:I0→I0

《魔法》

【】

《スキル》

【超超回復(カプレ・リナータ)】

・早く治る

・受けた傷以上に回復する

・傷が深いほど上昇値は大きい

 

 

 

(アビリティ、ランクSS……っ)

 

前代未聞のランクだった。

Sランクがステイタスの限界と言われる中、SSランクなど冗談だと言われた方が信憑性がある。

しかし、紙に写された文字は冗談などではない。

これが意味するものは──冒険者としての『限界突破』

 

(差が縮まらない……)

 

堪えきれない感情が声となって僅かに漏れた。

 

通常、極限までランクを上げるよりもレベルアップした方が手取り早く強くなれる。

その点では、ベルが今レベルアップすればイットよりも強くなれる可能性は残されていた。

しかし、そうではない。そういうことではないのだ。

もはやこれは意地だ……近道をして勝った競争に意味などないのだ。

 

しかし原因不明で不調の今、ベルとイットの差は分かりすぎる程に大きい。

追いつくどころの話ではない。

 

(……離されていく)

 

イットの背中が遠くなる気がした。

手を伸ばしても、その背中はスルリと一歩先を行ってしまうのだ。

そうなればどうなる?

今の立ち位置のまま、イットに守られる存在のままこのまま彼と付き合っていくのだろうか?

 

(そんなのは嫌だっ!!!)

 

ガバリと体を起こす。手の中でグシャリと紙が握りつぶされた。

 

『ライバル心』だ、とヘスティアは言った。

 

『追いつき、追い越したいと思える心の事さ』と彼女の見守るような笑みが脳裏を過る。

正しくその通りだと心が叫んでいた。負けたくない。追いつきたい。追い越したい!

 

そして何よりも認めてもらいたいのだ。

彼に──イット・カネダという冒険者に。

 

(成長するまでなんて言ってられない)

 

それまで悶々と日々を過ごすなんて真っ平ごめんだった。

 

どうしたいのか、尋ねるまでもなく心は定まっていた。

先程までの激情は鳴りを潜め、静かな青白い炎が穏やかに──しかし熱く燃えている。

 

だからだろうか?

大きな音を立てて教会の扉が開き、その向こうから息を切らしたイットの姿が見えた時、ベルはいつにいなく落ち着いていた。

 

「はぁっはぁっ、ベル……」

「……イット」

 

呼吸を整える彼の名前をベルは静かに呼んだ。

 

「悪い。俺、何がお前を怒らせたのか分からねえんだ……少し、話さねえか?」

「ううん、いいいんだ。あれは僕が悪かったから……ごめんね、怒鳴ったりして」

「そう、なのか……?何かあるなら素直に言っていいんだぜ?」

「大丈夫。ただ、その代わりに1つお願い事があるんだ」

 

拳はもう震えていない。

まっすぐに見つめたイットの顔は珍しく困惑の色が滲んでいた。

 

「イット……僕と決闘しよう」

 

(勝てなくたっていい。今の精一杯をイットにぶつけて……僕の事を認めてもらうっ)

 

赤い瞳はかつてないほど力強く、イットの事を睨んでいた。

 




思春期ベル君14歳、灼熱の時。
修羅場解消からの別の修羅場(?)発生の巻でした。

少し強引だった気もしますが、ベル君の青臭い感じ出せてれば幸いです。
いつも閲覧、ご感想ありがとうございます!

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