コロちゃんはこれからまたちょくちょく出て来ます
今回のお話は、トランジスタグラマーな駆逐艦が出て来ます
変わった特殊能力を持った、マザーなあの子
魅惑のボデーで男衆を惑わします
ある日の夜…
「中将⁇また明日ね⁇」
「また明日な‼︎」
ずいずいずっころばしから、爪楊枝を咥えたリチャードが出て来た
外は既に人が疎らにしか居らず、繁華街は物静かな雰囲気になっていた
「ん⁇」
繁華街のど真ん中でリチャードを見つめる人影が一人…
「どうした⁇子供は寝る時間だぞ⁇」
「私がママです」
リチャードが近寄るなり、急に自分が母親と言い出した金髪の少女
「はは〜ん⁇腹減ってるのか⁇」
「ママです」
「瑞鶴‼︎まだやって…」
リチャードが瑞鶴を呼ぼうとした瞬間、少女はリチャードの服の裾を引っ張り、自分の方に寄せた
「おっぱい」
少し微笑みながら、リチャードの目を見つめる少女…
「お寿司‼︎」
それでもリチャードは反発し、お寿司を食べさせようとする
が、一瞬少女の胸に目線が行った
「おっぱい」
「お寿司‼︎」
「おっぱい」
「おっぱい‼︎」
「私がママです…ふふふ」
次の日…
「ねぇ、ヴィンセント⁇リチャード見なかった⁇」
いつもの朝食の時間、リチャードが居なかった
リチャードがいないと、イントレピッドは少し不安になる
「いや…見てない。ジョンストンは見たか⁇」
「みてない」
「サムー‼︎リチャード見たー⁉︎」
「見てないよー‼︎」
サムでさえリチャードの居場所を知らない
「ズイカクの所かしら…」
リチャードがいなくなれば、大体瑞鶴の所にいる
リチャードは朝食の時間はほぼ必ずいるか、何か用事があると言って取らないタイプだ
何も言わずにいないのはおかしい…
「ちょっと探してくる。まっ、多分瑞鶴の所だろう」
「お願いするわ」
「いてらっしゃい」
「怪我しないようにな⁇」
今日は遊ぶ予定があるジョンストンはそのまま朝食
非番のヴィンセントがリチャードの捜索に出た
「いらっしゃいませ‼︎ヴィンセントさん‼︎」
最初に訪れたのは、やっぱりずいずいずっころばし
瑞鶴はお寿司のお皿を拭いていた
「リチャード来てないか⁇」
「今日はまだ来てないけど…どうかしたんですか⁇」
「昨日から見てないんだ。どこ行ったんだ⁇」
「あ〜…なら、教会はどうですか⁇」
リチャードはたまに教会で祈るかサボッている
確率は高い
「教会か…なるほど、行ってくる。あぁ、見つけたら食べに来るよ」
「了解ですっ‼︎美味しいの準備して待ってますね‼︎」
次は教会を目指す…
「こんにちはヴィンセント。お祈り⁇」
「シスター・マリッジ…」
互いに穏やかな顔になる
「今日は探し人です、シスター・マリッジ。ずいずいずっころばしにも居ませんでした」
「リチャードね」
普段の行いが良く分かるリチャード
「残念ながら教会にも、休憩室にも居ません…」
「…」
ヴィンセントは休憩室をチラ見した
「アヒャヒャヒャヒャ‼︎こら傑作でし‼︎」
「アハハハハ‼︎いいわよ‼︎」
シスター・グリーンとシスター・ヌードルがテレビを見て爆笑している
「…いつも通りです」
「情けない所をお見せしました…」
ヴィンセントもシスター・マリッジも頭を抱える
「格納庫はどうでしょう。彼は機体を大事にしますから」
「それは確かに…」
「神のご加護があらん事を」
ヴィンセントは帽子のツバを摘み、一礼して教会を出た
次は格納庫を目指す…