艦隊これくしょん~“楽園”と呼ばれた基地~   作:苺乙女

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このお話は、左の海の家を選んだ場合のお話になります

オッパイだらけの海の家‼︎

凄いぞ‼︎たゆんぽよんだ‼︎


∟1.真夏の乙女のパラダイス

「左の海の家に行こう」

 

「むっふふ…見てるだけでも巨乳がいっぱいだぁ…」

 

互いにケッコンしていても、変態であることに変わりは無い

 

「いらっしゃいませ‼︎あ、マーカスさん‼︎」

 

「うっほ‼︎」

 

出迎えてくれたのは、黒いビキニを身に付けた千代田

 

も、溢れんばかりの巨乳である

 

「いらっしゃい、アレン大尉」

 

「これはこれは」

 

アレンは千歳に目をやる

 

千代田とお揃いの黒いビキニで、千歳の方が若干だがハリがある気がする

 

「さ‼︎マーカスさん‼︎座って‼︎」

 

アレンと同じテーブルに座り、それぞれからメニューを貰う

 

「オススメはビールよ‼︎」

 

「じゃあビールと…お前何にする⁇」

 

「ヨーグルトサワーで」

 

「畏まりました〜。ビールとヨーグルトサワー入りました‼︎」

 

千代田と千歳がカウンターに向かい、俺達二人は机に腕を置き、口元で組みながら店内を見回した

 

オッパイ

 

オッパイ

 

お尻

 

オッパイ

 

お尻

 

「…パラダイスだな」

 

「…パラダイスですな」

 

「ビールお待たせしましたぁ‼︎」

 

タァン‼︎と勢い良くビールジョッキが置かれる

 

「ヨーグルトサワーでぇ〜す‼︎」

 

スッ…と優しくヨーグルトサワーのグラスが置かれる

 

「こいつもこいつで巨乳だな…ふふふ…メッチャデケェのにパツンパツンだぜ…」

 

「俺のはムチムチの巨乳だ…ふふふ…均等の取れたボディで胸だけ更に大きいとは…へへへ…」

 

二人共、胸の谷間から顔へと目線を上げながらそれぞれの飲み物を飲んだ

 

「美味しいかしら⁇」

 

「アレン⁇美味しい⁉︎」

 

「横須賀⁉︎」

 

「愛宕⁉︎」

 

ゴゴゴ…と聞こえてきそうな気迫を出す、それぞれの嫁

 

「なんでアンタがここにいんのよ‼︎」

 

「造ったから見に来たんだよ‼︎お前は何でここにいるんだよ‼︎」

 

まさかオッパイを見に来たとは言えまい…

 

「何って、バイトよ⁇どっ⁇似合ってるかしら⁇」

 

いつもの自慢気に胸を強調するポーズを取る横須賀

 

「浮気しちゃやぁよアレン⁇」

 

「はひっ…」

 

一言言っただけでその場を去る愛宕

 

この差だ

 

「あらっ‼︎マー君‼︎アレン‼︎」

 

サラがフリフリ手を振りながら目の前をローラースケートで通り過ぎて行った

 

あのプロポーションでおばあちゃんとは思えない位ピチピチだ

 

「じゃっ、私は”忙しい”から‼︎」

 

まるで俺達がサボっているかの様な言い方をして、横須賀はカウンターに戻った

 

「うっ…うっ…そうなんです…」

 

「可哀想に…私がギューしてあげるわっ‼︎」

 

二つ程離れた席で、どっかのパイロットと、見覚えのあるネーチャンがいる

 

いや、もうオーラがカーチャンだ

 

胸にポケットが付いた紺色の水着を着ている、これまたボインなお方

 

「いい子ね…ママは頑張る貴方が大好きよ⁇」

 

「ママァ…」

 

パイロットは彼女にギューされて、大きな谷間に顔を埋めて安らかに眠った…

 

「おい」

 

「あぁ」

 

二人共飲み物を置き、立ち上がった

 

「いい子ね…」

 

「すぅ…」

 

その間にも、ネーチャンのオッパイで次々とパイロット達が安らかに眠らされて行く

 

「あらっ⁇マーカスとアレンね⁇」

 

ネーチャンの正体はイントレピッド

 

周りには包容力に負けたパイロット達が幸せそうに眠りについている…

 

「俺達もギューされたい‼︎」

 

「ギューして欲しい‼︎」

 

「甘えん坊さんね⁉︎でもダ〜メっ‼︎新米だけのサービスよ⁇」

 

「新米だけズルいぞ‼︎」

 

「差別は良く無いぞ‼︎」

 

「そーだそーだ‼︎俺達だって新米みたいなモンだ‼︎」

 

「ギューして‼︎」

 

「してくれないなら駄々こねるぞ‼︎」

 

「床で寝っ転がってな‼︎」

 

「んも〜。仕方ないわね⁇そ〜…れっ‼︎」

 

「「あ°っ…」」

 

それぞれの顔に、それはそれはとっても柔らか〜いオッパイが当たる

 

水着一枚隔てた向こうは未知の領域…

 

柔らかさのパラダイス…

 

そう考えると…

 

「ネンネ〜ネンネするのよ〜…」

 

「だいぶ酔ってるな…」

 

「体温が高いな…」

 

「んんっふっふふっふぅ〜」

 

イントレピッドはかなり酔っていた

 

普段からギューする癖はあるが、今日は拍車がかかっている

 

意識はあるみたいだが、テンションはハイになっている

 

「はいは〜い、おしまいよ〜っ⁇」

 

「何してんのよ情けない‼︎ほら‼︎こっち来なさい‼︎」

 

未婚の女性のオッパイに顔を埋めている、アホ丸出しの互いの旦那を見て、愛宕と横須賀が襟首を掴みに来た

 

「「ヤダヤダヤダ〜っ‼︎ママ〜っ‼︎」」

 

「アイちゃんにチクろうかしら〜⁇」

 

「また清霜に絵日記に書かれるわよ‼︎」

 

「「はい。すみません」」

 

互いの弱点を出され、その場で正座する

 

「イントレピッドにごめんなさいは⁇」

 

「気持ち良かったで…いでっ‼︎」

 

「またして欲しいで…あだっ‼︎」

 

ニコニコ笑顔の愛宕に、スリッパで頭を叩かれるアレン

 

真顔のままの横須賀に、ゲンコツを落とされる俺

 

「制裁ね」

 

「制裁ですね〜」

 

「ちょっ‼︎嫌だ‼︎ごめんなさい許して‼︎」

 

「助けてくれーっ‼︎」

 

「「うふふふふふ…」」

 

結果、俺達は”ふざけすぎちゃった罪”で制裁を喰らう羽目になった…

 

 

 

 

「なんと情けない‼︎」

 

「やっぱりこうなるのか‼︎」

 

結局店を追い出された俺達は、店の横にテントを立てられ、その中に放り込まれた

 

テントの入り口には、

 

''い

ふ''

 

と、書かれた看板が立てられている

 

やっぱりこうなる

 

「こんな場所で暑くないですか⁇」

 

「差し入れよ」

 

「来たぁ‼︎」

 

「天は我々を見捨ててなかったぁ‼︎」

 

机の上にキンキンに冷えたジュースを置いてくれた、赤いパレオに身を包んだ地中海的なオッパイ二人

 

リットリオとローマだ

 

「ホントにオッパイ好きですねっ」

 

「まっ、趣味は人それぞれだからいいわ。じゃ、私は兄さんの所に行くから」

 

「また来いよ‼︎」

 

「すぐ来いよ‼︎」

 

「ね…姉さん、行きましょ…追い出されて目が血走ってるわ…」

 

「また来ますねっ」

 

俺達は二人が一番右の海の家に入るまで、ジュースを飲みながら凝視していた…

 

 

 

 

後に俺達二人はしばらくイントレピッドから”甘えんボーイ”と呼ばれ、今しばらく言われ続けた…


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