最近暑さでやられかけてる作者です。
スーパーの「しおらーめん」が「しおらめぇ」に見えた……
もうだめかもしれない……
ボーノレの歴史は人の歴史!
人々の生活の影には常にボーノレあり!
今回は歴史の影で暗躍しその時々で歴史の節目となったボーノレについてご紹介しよう。
我々人間には社会というコミュニティが存在する。
そしてそのコミュニティには必ず上下関係が存在し、中でもそのトップは、「神」「王」「帝」などと呼ばれている。
一体いつから「王」たちは存在したのだろうか?
そして王になるための条件は?
権力者たちは自分がその様な存在になるため、日々修練を積んでいる。
最初はひっそりと伝えられていたが、それは時代を経てより多様に、より派手に進化した!
そしてそれは最終的に一つの競技となった、「王」決めるその競技の名はいつしかボーノレ王求技と呼ばれた。
自らを「王」と呼ぶものよ!
その力を世界に見せるのだ!
立ち上がれ!まだ見ぬ「王」よ!
EDテーマ
めざせ!ボーノレマスター
*長々と説明してきましたがボーノレは実在しない競技です、小学生の皆さんは夏休みの自由研究にしないように!大学でサークルに思いをはせている人は「ボーノレ」サークルを探すのはやめましょう。
最後になりましたが作者とボーノレで勝負したい人は……かかってこい!
「……というのが我がボーノレ王求技部の説明になるのだが、理解できたか?」
第2理科準備室で放送されていたビデオが停止する。
(どうしよう……まったく理解できないアンドしてはいけない世界だ……)
静かにビデオを見ていた男、天峰があまりの訳解らなさに冷や汗を流す。
「いやーしかし何度見ても最後の部分は泣けるなー」
初めに部室にいた二人のうち体系が良い方の男が涙を流す。
「感動だ……」
もう一人の優男風の男も目じりに輝く物が有った。
(ええー泣く所あったの!?)
二人のリアクションに天峰が驚く!
「あ、あの、先輩で良いんですよね?」
天峰がおずおずと涙を流す二人に尋ねる。
「ああ、自己紹介がまだだったな、俺がボーノレ王求技部主将!山重 万里(やましげ ばんり)だ!よろしくな?」
体型の良い方の男が天峰に手を差し出す。
「僕は森林 新芽(もりばやし あらた)よろしく」
こちらもにこやかな笑顔で握手を求める。
(この人ヤバイこの人ヤバイこの人ヤバイ……)
テンパった天峰は……
「あ、あざっす!」
とりあえずお辞儀をした。
お辞儀をしたのだ!
「変わった奴だな?」
「まあ、いいんじゃない?」
先輩二人組はにこやかに応答する。
「せっかくだし、ちょっと練習するか?初心者だしな……」
山重は自分のバックを漁りだし。
「これならできるだろう?」
オセロ版を取り出した!
「先輩?これオセロじゃ……」
「違う!これはボーノレ競技No169!ブラックアンドホワイトだ!」
いきなり大きな声で否定する。
「あー君ぃ?ダメだよ?ボーノレを他の競技と間違えたら?コレに命かけてる人いるからね?」
森林も優しく注意する。
(あかん、訳解らん……)
あまりの衝撃の連続に自分の口調を見失う天峰!
「まあいい、とにかくやってみよう」
山重がオセr……じゃなくボーノレNo169!ブラックアンドホワイトの準備をする。
これはボードゲームで、互いに白と黒のチームに分かれ、挟んだら相手の色をひっくり返し最終的にどちらが多くの色を持っているかという勝負になる。
オセロは禁句だ!
パチン!パタパタ……パチン!パタ
静かに部室の中でオセr……じゃなくボーノレNo169!ブラックアンドホワイトを進める二人。
最初は天峰の白が優勢だったが次第に押され始めた。
ボード版の戦局のように天峰の心はどんどん擦り減っていき……
(ああ、なんで俺はこんな不毛な遊びをしてるんだ?俺の青春コレ?違うだろ!もっと!もっと幼女を!幼女とスポーツしながらボディタッチ的なTOらぶる的な展開や、一緒に図書館とかで本好きな眼鏡幼女と恋愛小説読んだり{濡れ場の文字が読めなくて俺に読み聞いてくる展開希望!}したいじゃないか!)
遂に天峰の押さえていた部分が爆発した!
(こうしている間にも刻一刻と幼女は成長している!こんなところで俺のビックバンは止められない!俺はただ幼女と共に進むだけだ!)
天峰の頭の中で広がる謎理論!
「先輩!ここからが勝負です!」
天峰が勢いよくたち上がる。
「いや、もう終わりだけど?」
パチンパタパタパタ……
山重の一手で天峰の白はほぼなくなった!
決めた瞬間速攻終了!
「あ……」
天峰の何とも言えないつぶやきが部室に響いた。
「さてと、今日はここまでにしようか、幻原君一緒に食事でもどうかね?場所は駅前の中華の{雷獄軒}予定だけど?」
山重が天峰に言った。
「いえ、先輩すみませんがこの後知り合いと一緒に帰る約束なので……」
やんわり断る天峰。
しかし……
「そういわずに!何ならその人も一緒に呼んでいいから!全員分奢るから!」
なんだか情けない感じで尚も食い下がる。
(なんか断るの無理そうだな……)「解りました、一緒に帰る奴呼んできます」
天峰が教室を後にした。
此処で説明だが、私立志余束高校は小中高の一貫校、高等部には天峰 八家 卯月が中等部には夕日初等部には藍雨が在籍している。
「藍雨ちゃんごめん!遅くなったね」
肩で息をしながら天峰は校門付近で待ったいた藍雨に話しかける。
「大丈夫ですよ、さっきまで友達と話してましたから」
藍雨が笑顔を向ける。
(うおーこれだ!この笑顔こそ俺が明日を生きる希望!あーこの顔のためなら死んだった良い!)
天峰の不純な心!
「藍雨ちゃん、これから部活の先輩と一緒にご飯食べに行くんだけど、一緒に行かない?」
男三人!あまりに暑苦しいため天峰は自分のオアシス助けを求めた!
「先輩とごはんですか!行きたいです!」
ぱっと藍雨の顔が明るくなる。
「じゃ、行こうか?」
自然な感覚で藍雨の手を握る。
「……どこに行くの?」
振り向いた天峰の前には何時の間にか夕日が!
「おおぅ!びっくりした!夕日ちゃん何時からそこに?」
何気なく天峰が聴く。
「……学校終わってから……ずっと……」
楽しそうに言った。
「ずっと……ですか?」
優に2時間以上夕日は天峰の後ろにいたことになる。
「……私も一緒に行っていい?」
「うん、いいよーしかし夕日ちゃんどこ行くか知ってる?」
「……知ってる学園の裏の……誰も来ない茂みの中に……」
夕日が顔を赤く染める。
「いや!?行かないからね?」
天峰が突っ込む!
*この突っ込むが官能的にな意味に見えた人は暑さで頭がやられている可能性があります、病院に行きましょう。
「さ!坂宮先輩一緒に行きましょうか」
藍雨が夕日の手を取ってバス停に走り出す。
(なんか、女の子同士っていいな)
ほっこりする天峰!
「あ!そうだ!母さんに夕飯いらないこと連絡しないと!」
天峰が自身のケータイで自分の母親に連絡する。
「もしもし?こちら幻原探偵事務所ですが?」
「母さんうちはいつから探偵事務所になったんだ?」
天峰が半分呆れながら聴く。
「いや?ノリで言っただけだけど?そんな事よりどうした?ママの声が聴きたくなったのか?」
わらいながら言う。
「マザコンか!?違うよ。夕日ちゃんと一緒にご飯食べて来るから夕飯いらないってのと帰りが遅くなるって報告」
天峰は短く内容を伝え電話を切ろうとした。
「ふーん?ラブホか?我が息子にもついにこの日が来たか……」
感慨深そうに母親がつぶやく。
「違うから!そんな事しないからね!?」
天峰が全力で否定する。
「あー、いいよ。気にしないで、私が何と言おうと二時間後位にはきっと半裸の夕日がアンタに乗っかってるだろうから」
さらっととんでもない爆弾発言!
「違うって!とにかく夕飯いらないのと帰るの遅れるから!わかった?」
もう一度要件を話す。
「あーい!了解!いってらー!避妊は……」
天峰は通話を切った。
(はー母さんは何とかならないのかな?俺と夕日ちゃんがそんな事……)
ここで思い出すは数日前の事!
ベットに固定された自分!服を脱ぐ夕日!そして接近する夕日!
「あったわー!」
思い出して赤面する天峰!
何とも言えない気持ちを消すため、サイクロンシューター(自転車の名前)に乗り、がむしゃらに漕ぐ!
次の話でやっとこの部のヒロインが出せる予定です。
長かった……
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