リミットラバーズ   作:ホワイト・ラム

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今回のまえがきは茶番です、興味のない方は本編へどうぞ!


こんにちはみなさん!!ホワイト・ラムです!
今回この作品のUSが1000を突破しました。
そのため今回は特別ゲストが来てくれています、どうぞ!
???「このロリコ…ではなかった、私はベアードだ
この作品がついに1000USを突破した、これも諸君の応援のおかげだ」
Wラム「読者の皆様には感謝しています」
ベアード「全体から見れば小さな一歩だが、この作品にとっては大きな快挙だ」
Wラム「これからも、応援よろしくお願いします!」
ベアード「この作者が記念に、何かおかしな計画を立てるらしい」
Wラム「よかったら活動報告を見て行ってください!」


唯一無二の空間を超えるエネルギー!

病院に向かう3つの影…そう、天峰を狙う組織の怪人…ではなく卯月と藍雨と八家の三人組み。

「さて、天峰は宿題終わったかしら?」

「高校の勉強って難しそうです」

藍雨が卯月を見ながら言う。

「そんな事ないわよ?中学生までの内容にちょっとプラスしただけだから、要点さえつかめば簡単よ?」

さすが才女!一部の人間の悩みをさらっと煽る!

「マジで?俺驚くほどできないんだけど…」

クリティカルで煽られた一人!

三人の中で間違いなく脳をおかしな方向に使った男がいう。

たわいもない会話をしながら、平和な空間が流れる。

しかし!それも長くは続かなかった!

「オイ、何だアレ!?」

ソレを最初に発見したのは八家だった。

八家の声につられて、視線の先を見ると…!

 

「夕日ちゃ~ん!おっまたせ~」

凄まじい笑顔の天峰が、ベンチに座った女の子に近寄る。

「…そんなに待ってない…」

「けど、少しは待たせちゃったでしょ?はい、お詫びのジュース!」

天峰が「ユウカ」と呼ばれた女の子の頬にジュースの缶を当てる。

「!冷たい…」

「炭酸平気?」

「うん…好き…」

天峰に尋ねられ「ユウカ」が頬を少し染める。

「さてと、お腹も空いたし、ご飯にしようか?」

天峰が手に下げた、コンビニ袋からサンドイッチを取り出す。

付き合って間もない、初々しいカップルを想像させる二人の態度。

 

「ちょっと!何なのアレ!」

少し離れた所で卯月が言う。

その姿はまさに嫉妬に狂う年増!

若い頃はチヤホヤされ、男は選び放題!ワガママ放題!

メッシー、アッシー、ミツグクン!たくさん持ってる!(わからない人はお母さんに聞いてみよう!)

しかし!ブイブイ言わせていた過去に対し!

現在ではバイバイと言われる年増!

その片鱗を卯月はのぞかせていた!

「何って…もうあれはアレしかないでしょ?」

八家が小指を立てながら卯月に言い放つ。

「そんなの分かってるわよ!私が知りたいのは、どうしてああなったかよ!!」

「う、卯月さん落ち着いてください」

怯えながら藍雨が言う。

実際卯月はかなり大きな声を出していたので、周りに注目されている。

え?天峰と夕日?二人の世界に年増の雑音は届いていないよ?

「邪魔したら悪いので、出直しましょうかね?」

「いいえ!!ここは天峰とあの子の関係を突き止めるのよ!」

卯月が宣言する。

年増で出歯亀!!良い所無し!

「はあ、女子ってなんでこの手のヤツ好きなんだろ?」

やれやれと八家がつぶやく。

「で?結局どうすんの?具体的な手段は?」

「それはもちろんあの子たちの関係を探るのよ!!」

答えになってない!

「でも、どうやるんですか?」

藍雨が卯月に再び聞く。

「作戦は有るわ!まず藍雨ちゃんが偶然を装って二人に接触して、情報を手に入れるのよ!」

「え!?わたしですか!?」

突然の作戦に藍雨が驚く。

「さあ、藍雨ちゃんGOよ!GO!今すぐGOナウ!」

いろいろおかしな所は有ったが、卯月のあまりの迫力に押され、藍雨は駆けだした。

(うう、最近の卯月さんたまに怖いです…)

幼女にも容赦なし!

 

「天峰さん!…えっとおはようございます!」

藍雨は天峰に話しかけたが、話の内容を考えていなかったため、わざわざ挨拶をすることになった。

なんて不自然!しかしこれは奇跡の会話!

「あれ?藍雨ちゃんおはよう!今日もお見舞い?」

結果論だが、卯月はもっとも正しい選択をしていたことになる。

本来天峰は夕日と二人の空間にいたため、外部からのアクセスは受け付けない!幼女空間にいた!

しかし!その空間に唯一アクセスできる存在が幼女!

幼女こそが!唯一無二の空間を超えるエネルギー!

そしてそれが炸裂したのだ!

「あ、はい。天峰先輩が楽しみにしてるようなので…ところで隣の人は誰ですか?」

(わあ、とってもきれいな人です…お人形さんみたいです…)

「…はじめまして…坂宮 夕日です…」

「は、はじめまして!晴塚 藍雨です!つ、つかぬ事をお聴きききしますが、天峰さんとの関係は?」

(噛んじゃいました…)

(あ、藍雨ちゃん噛んだ、噛んだといえば…幼女に歯型付けられたい…)

「今噛んだ?」

夕日は素直にきいた。

「関係…」

夕日は少し考え込んだ。

「恋人?…」

(こ、恋人さんでしたー!天峰さんに恋人がー!)

「あ、間違った…」

(違いましたか~)

藍雨がホッと安堵した。

「未来の妻…」

「もっと深い仲でした!うう、お二人ともお幸せにー!!」

藍雨は走って逃げて行ってしまった。

(なんだったんだ?藍雨ちゃんって時々変な事するよな?)

「天峰さん!訳もなく全裸で踊りましょう!」

(とか言ってくれないかな?)

天峰は変な事を考えていた。

 

「で、天峰とあの子の関係は?」

ダッシュで逃げる藍雨を卯月が捕獲し話を聞く。

「う…う…お二人は未来の…夫婦だって…坂宮さんが言ってました…」

(未来の夫婦って天峰本気なの!?いいえ!!まだ決まった訳じゃないわ!ポジティブにいきましょう!)

ザ・自己満足!

「おーい、ただいまどうだ?なんか聞き出せたか?」

別行動をしていた八家が戻ってきた。

「あ、野原君、天峰は?」

「アイツなら病室行くって帰って行った」

「ってことはあいつ今病室ね?」

卯月の頭の中ではサーチ&デストロイの式が出来ていた。

「いいや、少なくとも天峰は病室にいない、アイツの病室って2階だろ?けど3階のそれも使ってない旧館の方に行ったんだよなぁ」

何というスネーク!!

「旧館?なんで旧館なんかに?」

「それは決まってるでしょ?誰も来ない部屋!ベット!そして年頃の男女!これはもうアレしかないでしょ!」

八家が興奮気味に言う。

超エキサイティング!!

「アレってなんですか?」

藍雨の幼さ(小5)ゆえの質問!!仲良し夫婦に困った質問!

「それはね~まず藍雨ちゃんの…ぐぼぉ!」

そこに漬け込む八家!

「子供に聞かせられないこと、言うんじゃないの!」

と!卯月の鉄拳!

「とにかく!天峰は旧館なのね?行くわよ!!」

「え~やめましょうって!リアルに愛し合い現場に会ったら、藍雨ちゃんトラウマになるって!」

かろうじて正気を取り戻した八家!

「大丈夫よ!あのへタレに、そんな度胸無いわ!」

卯月が言い切る!!

「あ、藍雨ちゃん悪いけど天峰が帰ってきたら、連絡できるように天峰の部屋で待機してくれない?」

旧館前で卯月が藍雨に言う。

「あ、はい、わかりました」

藍雨はうなずき天峰の病室に向かった。

「な~んだ、卯月さん結局あの可能性捨てられないんだ?」

八家がニヤニヤする。

「そ、そんなんじゃないわ!天峰との入れ違いを防ぐためよ!」

卯月が否定する。

「はいはい、じゃ行きますか?」

卯月と八家が改めて旧館に向かう。




茶番再び!読まない方がいいぞ!

ベアード「あの…ちゃんと言いましたよ?」
???「ああ、そうだな」
ベアード「それなら娘を…ベア子を…!」
???「解放しろと?」
ベアード「それが約束だろ!?」
???「俺は構わないが…他の仲間がうるさくてね、そいつらに頼んでくれよ?今頃仲良くしてるんじゃない?」
ベアード「この…ロリコンどもめ!!」
???「ゲェ~ド!ゲド!ゲド!!」
まさに外道!!
終われ!

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