記憶の片隅で   作:to110

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人の考えがわかりますか?どんな方法で知ろうとしますか?今回はそんなお話。
更新が間に合わない筆者がおくる長編シリーズ第9話、では、どうぞ。


第9章 彼と彼女の変化は時間が進める。

八幡「そういえば、俺のいない間変なことはなかったか?」

 

 

雪乃「特になかったわよ」

 

 

八幡「てか、何してたんだ?」

 

 

雪乃「えっ?あぁ…あの…その…」///

 

 

八幡「言いにくいことなのか?」

 

 

雪乃「……こと……」

 

 

八幡「ん?」

 

 

雪乃「猫と……遊んでたわ……」///

 

 

八幡「そ、そうか」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

八幡「もうそろそろ風呂の時間か。入れてくるから入る用意しとけ」

 

 

雪乃「あ、ありがとう」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

八幡「風呂できたから先入れー」

 

 

雪乃「あの…八幡君…」

 

 

八幡「なんだ?」

 

 

雪乃「…一緒に…入れない…かしら…?」ウワメヅカイ

 

 

八幡「い、いや。俺男だし」

 

 

雪乃「私は…構わない…もの…」

 

 

八幡「だからって…」

 

 

雪乃「ダメ?」ウルウル

 

 

八幡「だ、だがな………」

 

 

雪乃「体は隠すわ」

 

 

八幡「な、なら…わかった」

 

 

って何言ってんだよ。俺の自制心がいい加減やばい。難易度が少し下がると頷いてしまうものだ。んで、雪ノ下も雪ノ下だ。俺が男という認識がぶれてきたか?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

八幡「入るぞー」

 

 

雪乃「ええ」

 

 

八幡「っと………」

 

 

あーこれ体隠しても意味ないわ。脚が隠れてないもん。きれいな脚がタオルから出てるもん。俺はもちろんタオルを腰に巻いているんだが、大丈夫だよな?突起物とかないよな?あったら幻滅されるとかそういうレベルじゃない。ほんとにどうよう………

いや、意識しなければいいんだ。うん、無理。だって美少女が目の前でタオル一枚だもん。意識しないとか無理。

 

 

雪乃「八幡君、その…背中洗ってあげるわ」

 

 

八幡「えっ?あー、いやーそれはーそのなー」

 

 

雪乃「いや、なの?」ウルウル

 

 

八幡「はぁ………わかった。よろしく頼む」

 

 

雪乃「まかせてっ」ニコッ

 

 

八幡「よっこいしょっと」

 

 

雪乃「いくわよ」ゴシゴシ

 

 

八幡「」ビクッ

 

 

雪乃「八幡?」

 

 

八幡「いや、なんでもない。続けてくれ」

 

 

雪乃「はいっ」ゴシゴシ

 

 

八幡「」

 

 

雪乃「」ゴシゴシ

 

 

八幡「」

 

 

雪乃「」ゴシゴシ

 

 

やばい。きもちい。人に背中洗ってもらうのってこんなにきもちいんだっけ?

 

 

八幡「ああ、ありがとう。もういいよ。すごい満足した」

 

 

雪乃「体全体洗ってあげるわよ?」

 

 

えーーーーーーーーーーーーーーー

雪ノ下さん何言っちゃってんの?ここでお願いしますとか言ってあそこを洗わせるとかそんな展開が目に見える。避けなければならない。

 

 

八幡「いや、そこまでしてもらうのは悪いし、今度はお前の背中洗うよ」

 

 

雪乃「え?あ…お…お願いするわ…」

 

 

八幡「」ゴシゴシ

 

 

雪乃「」ビクッ

 

 

八幡「強かったか?」

 

 

雪乃「い…いいえ…続けて…」

 

 

八幡「わかった」ゴシゴシ

 

 

雪乃「」

 

 

八幡「」ゴシゴシ

 

 

雪乃「」ハァ

 

 

八幡「」ゴシゴシ

 

 

雪乃「はぁ………」ハァハァ

 

 

八幡「」ゴシゴシ

 

 

雪乃「ぅん………」ハァハァ

 

 

なんで息荒げてんだよ!誘ってんのか!俺だって男だぞ!ああやばい。今絶対突起物が見えてるわ。最大になってるわ。

 

 

八幡「おい…大丈夫か?」

 

 

雪乃「え…ええ…大丈夫…よ…」ハァハァ

 

 

八幡「」ゴシゴシ

 

 

雪乃「ん………ぅん………」ハァハァ

 

 

八幡「まぁこんなところだろ。終わったぞ」

 

 

雪乃「ええ………あ、ありが………とう………」ハァハァ

 

 

八幡「んじゃあ俺は出るから、しっかり温まってから出てこいよ」

 

 

雪乃「そ、それは悪いわよ。八幡君も一緒に入りましょ?」

 

 

八幡「いや、そんなに広くないからさ。んじゃ。

よっこいしょっと」

 

 

雪乃「ま、待って」ギュッ

 

 

俺は立とうとした。そこで雪ノ下は俺を掴む。そして今俺を掴むところなんて、まぁ服を着てないから一箇所なわけで、それからどうなるかは言うまでもあるまい。

 

 

雪乃「ぁ………ぁ………ぅ………」///

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

んで、結局一緒に入ることとなった。もうね、なんかいろんなもん諦めたわ。いろんなもんがどっかにいったわ。

 

 

カポーン

 

 

俺たちは今向かいあって風呂に入っている、というわけでは当然なく、背中あわせだ。あんなことがあった後に正面向けたらすごいわ。

 

 

雪乃「ねぇ八幡君?」

 

 

八幡「なんだ?」

 

 

雪乃「多分ね。八幡君の記憶、戻すと思うの。近いうちに」

 

 

八幡「………そうか」

 

 

雪乃「今日一日で頭の中がだいぶ落ち着いてね。なんとなく、思い出しそうなの」

 

 

八幡「」

 

 

雪乃「でも、思い出したら、きっと、今の私とは違うのよね。今、ここにいる雪ノ下雪乃とは違うのよね………」

 

 

八幡「」

 

 

雪乃「だから………」シクッ

 

 

八幡「」

 

 

雪乃「だからね………」シクッ

 

 

八幡「」

 

 

雪乃「八幡君を知ってる私を、大切にしてね」

 

 

……………寝てた。とは言えんな、流石に。彼女の涙の理由はほとんどわからないが、一つ、わかることがある。俺のことを思い出せそうで、嬉しいから泣いているわけではない。おそらくはーーーーーーーーーーーーーー

 

 

八幡「あぁ、わかった」

 

 

この先は単なる予想だ。そして、それは傲慢なのだ。人の感情を読もうなんて、傲慢で愚かで。

 

 

雪乃「お願い、ね」

 

 

顔を見ているわけではない。ただ、泣いて目を赤くして、そしてきれいな笑顔をしているんだろう。

 

 

雪乃「先に上がるわね」

 

 

八幡「あぁ」

 

 

彼女は立ち、両手でおそらくは目の涙を拭いているのだろう。……………………………ん?タオルは白いものを使っていたが、こんなに白くてきれいなわけがない。端的に述べればタオルを巻いてない。両手で涙を拭ったから落ちたのかな?

 

 

雪乃「」カァァァ///

 

 

八幡「ぅっ………」

 

 

雪乃「」クルッ

 

 

雪ノ下は身を翻し、走ろうとする。が、ここは風呂場だ。走れるわけがない。

 

 

雪乃「あっ」

 

 

八幡「おい」

 

 

倒れかける雪ノ下をまぁギリギリで助けたわけだが、風呂に浸かっていた俺が急に立ち上がれば巻いていたタオルは水の力で落ちるわけで。

 

 

八幡「あ………」

 

 

雪乃「な…ぁ…ぁ…」///カァァァ




シリアスが長続きしない。てか、描写が稚拙ですね。許してください。ください。
展開がなかなか進めません。やばいです。
お読みいただきありがとうございます。
さぁ、次回はどんな話にしようかな?

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