感想がきて笑みがこぼれる筆者がおくる長編シリーズ第11話、では、どうぞ。
「小町だよー!」
ドン!という感じに我が妹・小町の登場だ。
小町「お兄ちゃん、朝、だ…よ…
ゴミいちゃん」ギロッ
八幡「は、はい」
小町「昨日は雪乃さんが裸で、なんで今日は雪乃さんが泣いてるの?女の子を泣かせるようなゴミいちゃんを小町は知らないよ」
八幡「いや、これは理由があるんだ。だから落ち着け。そしてその目をやめてくれ」
雪乃「小町さん。安心して。私は別に嫌なことをされたから泣いているわけではないのよ」
小町「ふぇ?じゃあなんで?」
雪乃「えっと…その…それは、ね」
小町「無理して言わなくてもいいんです。雪乃さんは辛かったんです。うちのゴミいちゃんのせいで」
雪乃「だめね。はっきり言うわ。
コホン。私、比企谷君と付き合うことになったわ」
小町「まさか弱みを握られて、それをネタに脅して………」
雪乃「いいえ、そんなことはないわ。そもそも私が比企谷君に弱みを握られるわけもないもの」
小町「え?じゃあ本当に………?」
雪乃「ええ、そうよ」
小町「お兄ちゃーん」
八幡「なんだ?」
小町「ついにやったんだね。小町嬉しいよ」ウルウル
八幡「ねぇ小町ちゃん?さっきから聞いてたけど俺のことひどく言い過ぎじゃない?」
小町「それは普段からのお兄ちゃんが悪いから仕方ないよ〜」
雪乃「そうね。それは比企谷君が悪いわ」
八幡「………なんで俺が悪くなってるの?ねぇなんで?」
小町「それはそうと雪乃さん?」
雪乃「なにかしら?」
小町「お兄ちゃんと付き合うんですよね?」
雪乃「えぇ。さっきも言ったとおりーーーーーーー」
小町「だったら!比企谷君じゃなくて八幡って言わないといけませんよ!」
雪乃「え?」
八幡「いや、小町あのさーーーーーーー」
小町「お兄ちゃん?ちょっとうるさいよ?」
すみませんでした。心の中で言った。だって声にしたらまた怒られそうなんだもん。
小町「雪乃さん?呼んでみてください!」
雪乃「は………八………八………八幡………君………」///
懐かしいな、その呼ばれ方。てか、昨日までその呼ばれ方だったんだよな。
小町「う〜ん。まぁ合格ということにしましょう」
雪乃「………八幡君………八幡君………」ボソッ///
八幡「雪ノ下、無理することもなーーーーーーー」
小町「お兄ちゃんも!いい加減雪乃って呼びなさい」
八幡「えー、いやいいよ俺は」
小町「だ!め!だよ!」
八幡「はぁ……………ゆ………雪乃………」///
雪乃「」ボンッ
八幡「おい、雪ノ下?」
雪乃「」 プシュー
八幡「雪ノ下ー?」
小町「雪乃さん?」
これは変わらないのか。まぁこれが雪ノ下雪乃なのだろう。んで、経験則からしばらくは雪ノ下が戻ってこないことがわかるので、しばらく寝かせておこう、そうしよう。
ーーーーーーーーーーーーーー
小町「それで、どうして雪乃さんと付き合うことになったの?てか、昨日の時点では付き合ってなかったの?」
八幡「いやまぁそれには深いわけがねぇ?」
小町「もちろん教えてくれるんだよね?」
八幡「いや、だがな………」
小町「ん?」
八幡「わかったわかった教えるから。
じゃあまずは、まぁ最初からだろうな。ことの始まりは屋上でーーーーーーーーーーーーーー
うん。もう包み隠さずに話した。あ、でも雪ノ下と風呂に入ったことは言ってない。さすがに言えない。言ったら何を小町が聞いてくるかわからないし、小町になんて思われるかわからないし。
八幡「ーーーーーーーーーーーーーーという経緯で付き合うことになった」
小町「うーんー。雪乃さんがねー。こんなお兄ちゃんのどこがいいのか」
八幡「いやまて。俺にもいいところの一つや二つくらいある」
小町「それ一つや二つしかいいところないってことじゃん」
ほんとだ。言われて気づいた。俺そんなにいいとこないか?まずあれだろ?国語の点だろ。でも理系だめだな。顔は、目が腐ってるからだめ。ぼっちだから基本スペックが高い。よし、これに反論はない。他は……………え?ほんとに一つしかないんだけど。どうしよう。
小町「まぁこれから頑張ってね、お兄ちゃん」
八幡「ああ」
「ごめんなさい。落ち着いたわ」
おっと。階段から降りてきた。
八幡「おう。もう大丈夫か?」
雪乃「えぇ、問題ないわ」
小町「あ!そういえば小町今日用事があったんだ。というわけで、雪乃さん。家でどうぞくつろいでいってください」
八幡「お、おい小町」
小町「あとお二人さん。ちゃんとさっきのとおりに呼び合うんだよ?
それじゃあね〜」
ガチャ
なんなんだ。
八幡「なぁ雪ノ下?」
雪乃「ウウン。は、八幡君?」
八幡「それやるのか………」
雪乃「」ウン
八幡「はぁ………なぁ雪乃?」
雪乃「なにかしら?八幡君」
八幡「今からどうすんの?」
雪乃「姉さんが鍵を返してくれればいいのだけれど………」
八幡「まぁそれが最優先だよな」
なんか話がこれから長くなりそうだな〜。なんて思いながら俺と雪ノしゲフンゲフン。俺と雪乃は着替えを始める。あ、言っておくがお互い別々の場所だ。恥ずかしくてそんなことできないもん。まだ初々しいんだもん。やばい、言ってて恥ずかしい。
ふぅ。なかなかネタが出てきてしばらくは書けそうです。
さぁ、これからも彼ら彼女らの行く末の見届けを!
打ち切りフラグではありません。ちゃんと明日も投稿します。大丈夫です。お楽しみにしてください。