記憶の片隅で   作:to110

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アンケート?をしたら、続編が楽しみや更新待ってますなど、そういうコメントをいただきましたので、これからしばらくは続けていきます。どうぞお楽しみに」
感想がきて笑みがこぼれる筆者がおくる長編シリーズ第11話、では、どうぞ。


第11章 彼ら彼女らは話をこれからも作り出す。

「小町だよー!」

 

 

ドン!という感じに我が妹・小町の登場だ。

 

 

小町「お兄ちゃん、朝、だ…よ…

ゴミいちゃん」ギロッ

 

 

八幡「は、はい」

 

 

小町「昨日は雪乃さんが裸で、なんで今日は雪乃さんが泣いてるの?女の子を泣かせるようなゴミいちゃんを小町は知らないよ」

 

 

八幡「いや、これは理由があるんだ。だから落ち着け。そしてその目をやめてくれ」

 

 

雪乃「小町さん。安心して。私は別に嫌なことをされたから泣いているわけではないのよ」

 

 

小町「ふぇ?じゃあなんで?」

 

 

雪乃「えっと…その…それは、ね」

 

 

小町「無理して言わなくてもいいんです。雪乃さんは辛かったんです。うちのゴミいちゃんのせいで」

 

 

雪乃「だめね。はっきり言うわ。

コホン。私、比企谷君と付き合うことになったわ」

 

 

小町「まさか弱みを握られて、それをネタに脅して………」

 

 

雪乃「いいえ、そんなことはないわ。そもそも私が比企谷君に弱みを握られるわけもないもの」

 

 

小町「え?じゃあ本当に………?」

 

 

雪乃「ええ、そうよ」

 

 

小町「お兄ちゃーん」

 

 

八幡「なんだ?」

 

 

小町「ついにやったんだね。小町嬉しいよ」ウルウル

 

 

八幡「ねぇ小町ちゃん?さっきから聞いてたけど俺のことひどく言い過ぎじゃない?」

 

 

小町「それは普段からのお兄ちゃんが悪いから仕方ないよ〜」

 

 

雪乃「そうね。それは比企谷君が悪いわ」

 

 

八幡「………なんで俺が悪くなってるの?ねぇなんで?」

 

 

小町「それはそうと雪乃さん?」

 

 

雪乃「なにかしら?」

 

 

小町「お兄ちゃんと付き合うんですよね?」

 

 

雪乃「えぇ。さっきも言ったとおりーーーーーーー」

 

 

小町「だったら!比企谷君じゃなくて八幡って言わないといけませんよ!」

 

 

雪乃「え?」

 

 

八幡「いや、小町あのさーーーーーーー」

 

 

小町「お兄ちゃん?ちょっとうるさいよ?」

 

 

すみませんでした。心の中で言った。だって声にしたらまた怒られそうなんだもん。

 

 

小町「雪乃さん?呼んでみてください!」

 

 

雪乃「は………八………八………八幡………君………」///

 

 

懐かしいな、その呼ばれ方。てか、昨日までその呼ばれ方だったんだよな。

 

 

小町「う〜ん。まぁ合格ということにしましょう」

 

 

雪乃「………八幡君………八幡君………」ボソッ///

 

 

八幡「雪ノ下、無理することもなーーーーーーー」

 

 

小町「お兄ちゃんも!いい加減雪乃って呼びなさい」

 

 

八幡「えー、いやいいよ俺は」

 

 

小町「だ!め!だよ!」

 

 

八幡「はぁ……………ゆ………雪乃………」///

 

 

雪乃「」ボンッ

 

 

八幡「おい、雪ノ下?」

 

 

雪乃「」 プシュー

 

 

八幡「雪ノ下ー?」

 

 

小町「雪乃さん?」

 

 

これは変わらないのか。まぁこれが雪ノ下雪乃なのだろう。んで、経験則からしばらくは雪ノ下が戻ってこないことがわかるので、しばらく寝かせておこう、そうしよう。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

小町「それで、どうして雪乃さんと付き合うことになったの?てか、昨日の時点では付き合ってなかったの?」

 

 

八幡「いやまぁそれには深いわけがねぇ?」

 

 

小町「もちろん教えてくれるんだよね?」

 

 

八幡「いや、だがな………」

 

 

小町「ん?」

 

 

八幡「わかったわかった教えるから。

じゃあまずは、まぁ最初からだろうな。ことの始まりは屋上でーーーーーーーーーーーーーー

 

 

うん。もう包み隠さずに話した。あ、でも雪ノ下と風呂に入ったことは言ってない。さすがに言えない。言ったら何を小町が聞いてくるかわからないし、小町になんて思われるかわからないし。

 

 

八幡「ーーーーーーーーーーーーーーという経緯で付き合うことになった」

 

 

小町「うーんー。雪乃さんがねー。こんなお兄ちゃんのどこがいいのか」

 

 

八幡「いやまて。俺にもいいところの一つや二つくらいある」

 

 

小町「それ一つや二つしかいいところないってことじゃん」

 

 

ほんとだ。言われて気づいた。俺そんなにいいとこないか?まずあれだろ?国語の点だろ。でも理系だめだな。顔は、目が腐ってるからだめ。ぼっちだから基本スペックが高い。よし、これに反論はない。他は……………え?ほんとに一つしかないんだけど。どうしよう。

 

 

小町「まぁこれから頑張ってね、お兄ちゃん」

 

 

八幡「ああ」

 

 

「ごめんなさい。落ち着いたわ」

 

 

おっと。階段から降りてきた。

 

 

八幡「おう。もう大丈夫か?」

 

 

雪乃「えぇ、問題ないわ」

 

 

小町「あ!そういえば小町今日用事があったんだ。というわけで、雪乃さん。家でどうぞくつろいでいってください」

 

 

八幡「お、おい小町」

 

 

小町「あとお二人さん。ちゃんとさっきのとおりに呼び合うんだよ?

それじゃあね〜」

 

 

ガチャ

 

 

なんなんだ。

 

 

八幡「なぁ雪ノ下?」

 

 

雪乃「ウウン。は、八幡君?」

 

 

八幡「それやるのか………」

 

 

雪乃「」ウン

 

 

八幡「はぁ………なぁ雪乃?」

 

 

雪乃「なにかしら?八幡君」

 

 

八幡「今からどうすんの?」

 

 

雪乃「姉さんが鍵を返してくれればいいのだけれど………」

 

 

八幡「まぁそれが最優先だよな」

 

 

なんか話がこれから長くなりそうだな〜。なんて思いながら俺と雪ノしゲフンゲフン。俺と雪乃は着替えを始める。あ、言っておくがお互い別々の場所だ。恥ずかしくてそんなことできないもん。まだ初々しいんだもん。やばい、言ってて恥ずかしい。




ふぅ。なかなかネタが出てきてしばらくは書けそうです。
さぁ、これからも彼ら彼女らの行く末の見届けを!
打ち切りフラグではありません。ちゃんと明日も投稿します。大丈夫です。お楽しみにしてください。

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