コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will   作:ラムネ便

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始まりましたR2!これからも頑張ります!


R2シリーズ
ルルーシュ 始動


ースカアハー

 

ブリタニアに向け高速で移動しているスカアハ。操縦席ではオーキスとキシが話していた。

 

「なあオーキス。忘れていたんだが、、」

 

「何かあったのか?」

 

キシは話したくなさそうだがその重たい口を開いてオーキスに明かした。

 

「ルルーシュの人格の変化にはラグがあるのを忘れてた、、下手したら死ぬかもしれん!」

 

「馬鹿!なんでそんな重大な話しを今更話す!」

 

「落ち着いてくれ。策は巡らせてある」

 

「策?」

 

キシはニヤリと笑う。その笑いはまるで悪戯を仕掛けた少年のように無邪気のようで、、勝利を目前にしたものだ。

 

「ルルーシュには本来の人格、消された後の人格、ジョジョの人格、そしてもう二人いる」

 

「あれだけではないのか?」

 

「ああ。一人は傭兵。一人は、、ライバルだな」

 

ータワーの宴会会場ー

 

ロロ達が見守る中劣勢に立たされていたルルーシュ。周りの客もルルーシュはもう何も出来ない、、そう思った時だった!

 

「くっくっ、、あははは!馬鹿らしい!こんな事で俺を出し抜こうなんてなぁ!」

 

ルルーシュは高らかな笑い声をあげてチェスを動かす。

 

「馬鹿なぁっ!」

 

そう!ルルーシュの相手はイカサマしていた。だがその裏の裏をかいたルルーシュ、、いやジョジョの勝利だ。

 

「またまたやらせて頂きましたァん!」

 

「こんな事がぁっ、、、」

 

ルルーシュは負けた相手に波紋を流したパンチを喰らわせる。顎が粉砕して椅子ごと吹き飛んだ。

 

「ふぃー。きったねぇ顔だったな。二度と見たくねぇぜ」

 

ルルーシュは手をはたいて近くにあった水を飲み別の場所へと向かった。その時ビルが突然揺れ始め停電した。その衝撃でルルーシュはジョジョの人格から抜けた。

 

「兄さん!」

 

ロロはルルーシュを起き上がらせて逃走ルートを行く。途中途中にある分厚い防護壁を開けては閉めながら逃げる。

 

「重いのは、、嫌いなんだがなっ!」

 

屋上付近から逃げるルルーシュ。しかし爆破に巻き込まれ吹き飛び大きい穴に落ちていった。

 

「しま、、兄さん!」

 

ロロが手を出す暇もなくルルーシュは落ちていく。このまま死ぬのだろうか。その感情が出た時彼の頭の中で何かが目覚めた。

 

「ふん!」

 

上手く着地をして傷一つないルルーシュ。そのやり方はある者を彷彿とさせる動きだ。

 

「高度1000mから落ちた時に比べれば、、楽な方だ」

 

ポケットにしまってあったボロボロのバンダナを巻きながら電子タバコを吸うルルーシュ。

 

「ふぅ、、武器がない、、か。一服している暇はなさそうだな」

 

近くにある死体から単発銃一丁と予備弾薬を拝借したルルーシュは瓦礫をよじ登り上に向かう。途中見つけたのは、、ダンボールだ。

 

「ダンボールか。持っていこう」

 

ダンボールを背中に背負い更に上に上がる。そのフロアで見たのは大量の死体だ。ルルーシュは手を合わせ、死体の中から弾薬を拝借する。目の前にはKMFがいる。

 

「これを使うのもアリかもしれん」

 

KMFのコックピットが開き長い髪をした女性が出てくる。

 

「誰だ」

 

「私だ。ルルーシュ」

 

コックピットから降りてルルーシュに近づくC.C。しかし銃を構えたままルルーシュは下ろさない。

 

「すまないが、、君のアレを拝借したい」

 

そういった時、C.Cは撃たれた。

 

「ちっ、、狙撃か?いや至近距離からの弾だ。近くにいる」

 

予測通り近くにはKMF。そして何人かの兵士がいた。

 

「アサルトライフルにあれは無理がある、、何かあれば、、!」

 

兵士が腰からぶら下げているのは携行式ロケットランチャーだ。

 

「悪くない」

 

散開して近くに探しに来た兵士を一人確保するルルーシュ。腰に下げてあるナイフを首に突き付ける。

 

「吐け」

 

「見ていろ、、すぐに仲間がくるぞ、、!」

 

首を思い切り締めて気絶させるルルーシュ。全ての武器を回収してC.Cの乗ってきたKMFの前につく。

 

「showTimeだ」

 

ルルーシュはアサルトライフルで近くの兵士を殺し手榴弾で更に被害を大きくすり。そしてKMFに乗り込もうとする司令官を拳銃でヘッドショットした。

 

「敵は全て排除した。あとは、、」

 

「ルルーシュ!」

 

C.Cに呼び止められキスをされたルルーシュは全ての記憶を思い出す。今まで自分が誰であったのか、、それ以外も全て。

 

「ふん、、こうして見ると汚い街だな。いや、前より汚くなっている」

 

天井から現れた二機のKMFはルルーシュを前に跪いてこう言った。

 

「ゼロ様!御命令を!」

 

「いいだろう、、何故ならば私は世界を破壊し、世界を創造できるからだ!」

 

ースカアハー

 

司令席に座る二人はレーダ解析やブリタニアの新しい情報を得るのに必死だ。そんな中ナヴィスはオーキスにあの血の入ったカプセルを渡した。

 

「これは?」

 

「俺とお前の父親が残した血だ。体内に押し込めば力を手に入れられる」

 

「まあ、、詳しい事は後でだな」

 

「オーキス!ナヴィス!ようやく始まったぜ!」

 

キシが指したモニターにはゼロが映っていた。テレビ局が放送を止めないのはおそらくハッキングされたのだろう。

 

「始まった、、ここからだ」

 

ナヴィスは息を呑んで放送を見る。オーキスはすかさずルーファスに命令を出した。

 

「ルーファス!KMFに搭乗し黒の騎士団を援護、および新型機のデータを取れ!」

 

「了解」

 

ルーファスは席から離れ無線機を耳にかける。スカアハの収納ハッチにある新型の機体に乗り込み起動。昇降エレベーターに移動する。

 

「KMFカタパルトにアストレイレッドフレームが到着。カタパルト装着完了しました!」

 

ユフィはカタパルトの状況を全て確認して最終確認の画面をパスした。レッドフレームのカタパルトが後ろまで完全に下がる。

 

「レッドフレーム!発進!」

 

空に飛んだアストレイはヘブンズタワーへと急降下していく。背中に装備したバズーカで壁を破壊して中に乗り込む。

 

「レッドフレーム、、アストレイは現在ヘブンズタワー十二階に突入した。マップを送る」

 

ナヴィスはアストレイにマップや詳細位置情報を転送した。

 

「ルーファス。ここからはお前の判断に任せる。ただし、黒の騎士団のKMF破壊は認めん」

 

「了解しました」

 

アストレイは白兵戦を始める事となった。

 

続く!




オマケ

KMF名 アストレイレッドフレーム

もはやKMFではなくMSの機体。ルーファスが扱う新型機でブルーフレームは本拠地にある。ルーファスのレッドフレームはガーベラを二本、ビームサーベルを三本装備しておりバズーカやビームライフルなどの武器も入ったロウが使うアストレイより更に強化されている。

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