コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will   作:ラムネ便

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旅行で遅れました!すんません!


策士⁈ユフィ!

ー無人島ー

 

ここはブリタニアより数百キロ離れた人がいない無人島。自然はそのままに生き物達が生活する楽園である。

 

『イィィヤッホゥゥゥ!』

 

甲板から勢いよく海に入るビキニを着た女性チーム。その中にはユーフェミアもおり楽しんでいるように見える。そして男性チームはというと、、、

 

『無人島ゥゥゥ!上!陸!』

 

テンション上がりまくりのキシに大量の荷物を運搬する作業KMF。無人島の更に奥地に入っていく。

 

『で?ここで何をする気だ?女性チームは全員に特殊ビキニ着せてあるから大丈夫だとは思うが、、』

 

『オーキス!無人島といえば冒険!冒険と言えばロマン!ロマンと言えば立体機動装置!』

 

『何言ってるのか分かんないっす』

 

『無人島でしか出来ない事は沢山ある!テントに冒険に、、』

 

『あ、忘れていたが食料は自分達で確保するぞ』

 

『え?マジ?』

 

オーキスの発言に余裕を無くすキシ。いくらKMFを使っても食料確保は至難の技だ。

 

『この中でサバイバル生活をした事がある奴は?』

 

手を挙げたのはキシ以外の全員。まさかありえないと思うがベイリンはかつて空挺部隊に所属。サバイバルはお手の物だ。黒金、ナオト、ブレーンは元テロリストでありサバイバル生活どころか都会の中で自家栽培までしている。オーキスはバイトで経験がありナヴィスは昔父親に習わされたのである。

 

『やった事ないの俺だけかよ!』

 

『じゃあキシは中のバケモン使ってシカでも取って来てくれ。俺たちは野草とか魚取ってくる。全員これを使え』

 

KMFから出された武器は

・日本刀

・アサルトライフル

・ロケットランチャー

・槍

の4つ。

 

『司令、、食料を灰にするつもりですか?』

 

ブレーンは少し苦笑いしてオーキスに言った。しかしオーキスは

 

『護身用だ護身用』

 

と言い当たり前かのように振る舞う。

 

『いやいや、、熊が出て来るわけないですよ』

 

だがいくらなんでも無茶である。刀や銃はともかくロケットランチャーなど全てを灰にする殺戮兵器。食料どころの話ではない。

 

『なあブレーン。知ってるか?そういうのをなぁ、フラグを立て』

 

グォォォォォ!

 

木葉がブレーンに言おうとした瞬間、フラグは成立した。

 

『熊でたぁぁぁ!今日の食料決定ィィィィィ!』

 

キシはすかさずスタンドで熊を吹き飛ばしアサルトライフルを撃ちまくる。

 

『もうやめろ!熊のHPは0よ!』

 

『君がっ!泣くまでっ!殴るのをっ!止めないっ!』

 

ナオトが止めようとするがキシは熊のマウントポジションを確保して殴り続ける。

 

『よし。キシは無視して俺達は野草取りに行くぞ』

 

各々が武器を持って散らばり食料確保へと旅立った。

 

ー海ー

 

その頃、3人の女性は海を満喫しており砂浜でビーチバレーをしていた。

 

『どっせぇぇぇい!』

 

E.Eが打ち込んだビーチバレーはクレアを突破してユフィへと向かう。

 

『っ!でも、、この程度なら!』

 

E.Eの強烈な一撃を受け止め上へと上がったビーチバレーボールはクレアに落ちていく。

 

『私が全てを終わらせる!必殺!エクスカリバー!』

 

ボールはふわりと浮いてE.Eの足元に落ちた。

 

『あれ、、?勝った?』

 

『クレアさん凄いです!』

 

『ユフィ、、ありがと!』

 

ユフィはその綺麗な髪を一度解いて結びなおしていく。

 

『本当に、、皆さんには感謝してます。私があんな事をしていたなんて、、』

 

ユフィはすこし申し訳なく話した。

 

『仕方ないよ。ルルーシュのミスだからね』

 

E.Eは座って海を眺めた。

 

『スザクは私が死んでいると思ってるんですよね?』

 

『そうよ。私がさっき話した通り』

 

『会いたい、、スザク、、』

 

ユフィは髪留めで髪をまとめ直し立ち上がった。

 

『今は我慢します。いつか、、スザクに会えるなら、、』

 

『それまでは私達が家族みたいなものだからさ。いつでも頼ってね』

 

『はい!』

 

ユフィとE.Eの楽しい話が終わる頃、クレアはいなかった。

 

『あら?クレアさんは?』

 

『本当だ、、クレアがいない、、?』

 

ー海中ー

 

クレアvsサメ!

 

『さあ、、来なさい。楽しみましょ?あなたに効きそうな神経毒は沢山あるからさ、、』

 

クレアは大量のシリンダーと針を身構え一人サメに向かっていく。と、その時だった。サメのヒレが撃たれた。

 

ー崖ー

 

『あの馬鹿、、サメに薬物だけで勝てると思っているのか?仕方ない。助けてやるか』

 

オーキスは崖から飛び降りてサメにダイレクトアタックした。

 

『よーしよしよし。いい子だ、、だからっ!』

 

サメの中枢神経線を刺し一撃で仕留めたオーキス。

 

『っ!』

 

クレアはサメを一撃で仕留めたオーキスを見るとシリンダーをしまうと二人がいる海岸へと泳いでいく。

 

ー海岸ー

 

『あ、クレアお帰り〜』

 

E.Eがクレアに話しかけるが反応がない。下を向いたまま歩いている。

 

『ど、どうしたの?』

 

ユフィが顔を見るとその顔は真っ赤になり息が荒い。

 

『大丈夫⁈』

 

『あ、、』

 

クレアの頭にパッと出たのはオーキス。今までオーキスの顔をあまり見た事がない彼女にとってサメを一撃で仕留め支援してくれたオーキスを一人の男として認識していた。

 

『いえ、、あの、、あれ、、』

 

クレアは何も言えず走り出す。で、運悪くそこにいたのは

 

『おっと?』

 

『‼︎』

 

オーキスであった。

 

『おいおめーら!今日はフカヒレが追加されたぞ!』

 

『サメのヒレからしか取れないから貴重だよね〜』

 

E.Eとユフィがサメを見ている時にクレアはオーキスを前に硬直していた。それを見かねたユフィは、、

 

はい、クレアさん。大きく深呼吸して。

 

『スー、、ハー、、』

 

私が言う事を繰り返して大きく言ってね。”好きです。結婚して下さい”

 

『好きです!結婚して下さい!』

 

『⁈』

 

次に硬直したのはオーキス。今、彼の頭の中ではあらゆる情報が錯綜するなか最適な言葉を探していた。

 

『え、、?あ!』

 

とんでもない事を口にしていた言葉に気付いたクレア。彼女も答えを聞くまで動けなかった。

 

『う、、』

 

今にも泣きそうなクレアの顔。その顔は反則過ぎる!だがオーキスに断るという手札はない。一つ目は断ればキシ達から大量の反論を言い渡され血祭りにあげられるのは目に見えているから。二つめは女性2人を前に泣かしてしまえば自分の人間性を疑われる。ここで最善なのは”友達から”である。だがその考えは

 

『返事を聞くまで私達は移動しませんよ?』

 

ユフィのこの一言で消し去られた。”この戦いが終わったら”はフラグ成立にしかならない。つまり今オーキスに求められた答えは”YES”だけである。

 

続く!




オマケは、、また次回!これからもよろしく!

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