コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will   作:ラムネ便

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失踪なんかしていませんよ⁈た、確かに更新は遅いのでそう思われても仕方ありませんが、、。


休暇を取ろう

ースカアハー

 

ユーフェミアは個室兼医療室に厳重監視で保護。E.Eとクレア以外のメンバーは操縦室にてメンテナンスと弾薬整備に追われていた。

 

『タキセ、エネルギーシステムのメンテナンスなんて必要なのか?』

 

キシは船体の破損箇所を自動で探しながらタキセに問いかける。

 

『エネルギーだけで戦って来たからな。弾薬補助は要らなくともジェネレーターがやられたらエネルギー兵器も障壁も使えなくなる』

 

『整備員だからこその経験から来るものか』

 

『そういうもんだ。何時来てもゲストは迎えなきゃ行けないからな』

 

『それもそうだな』

 

タキセ達は再び黙り込んで作業を続ける。ベイリン、ブレーン、黒金、木葉、ナオトは現在全員のKMFをメンテナンスしている。オーキスは司令席で電子書類を片付けながらネットニュースを見ている。

 

『ユーフェミア皇女誘拐事件。黒の騎士団が連れ去った。黒の騎士団が皇女を脅迫したとみられている、、』

 

ブリタニアにとっては黒の騎士団を潰す最高の機会だ。逃しはしないだろう。だがコーネリア総督にとってゼロはユーフェミアを誘拐した犯人として倒す大義名分が出来上がる。

 

『こちらがユーフェミアを出すのはまず控えるべきか、、彼女はウチの切り札的存在だ。命を奪ってしまえばそれこそシンフォニーは潰される。彼女がいれば政治的にも役に立つ。それに捕虜ってのは俺嫌いなんだよな』

 

オーキスは席から離れてハンガーへ向かった。

 

『さてと、、アイツらに休み方を教えなきゃいけねぇな』

 

拳銃を胸ポケットに仕込んで早足になっていった。

 

ースカアハ ハンガーー

 

『ジェネレーター良好、システムosに異常なし。ビームマグナムは良し、、と』

 

黒金はバンシィを検査、テストして異常がない事を調べていく。ブレーンとナオト、木葉、ベイリンは整備を終わらせてコーヒーを飲みながらダベっていた。

 

『戦い続きだからさぁ、、休暇欲しいよな〜』

 

そう言ってベイリンはコーヒーを飲み干した。そしてコーヒーを淹れ直す。

 

『張ってでも戦うのが俺達だ。しかたあるまい』

 

『だが木葉。いくらなんでも休暇無しは辛いさ』

 

『ならブレーン。お前が残れ』

 

『嫌だね』

 

ブレーンはそう言ってりんごをかじる。シャクシャクと音を立てるりんごは食欲をそそる。

 

『そんなに心配なら黒金チームとナオトチームに別れればいいだろ。ナオトなら一人でもスカアハを守り切れるさ』

 

ベイリンは淹れ直したコーヒーにスティックシュガーとクリームをいれた。

 

『待て待て!なんでナオトチーム俺一人?なんで居残り決まってんの?』

 

『なんならナヴィス副司令にでも話せば大丈夫さ。ゴリラだって休暇必要だろ。なあナオト』

 

『ベイリン、、俺はゴリラじゃねぇ』

 

ナオトがりんごをかじろうとしたその瞬間だった。拳銃がナオトに向けられ撃たれた。

 

『な、ナオト⁈』

 

『冬眠が嫌ならここで永眠しな。牙の休め方すら分からねぇ獣共に冬を越すことなんざぁ出来ねぇよ』

 

『お、、オーキス司令⁈』

 

ブレーンが驚いている間にオーキスは銃をリロードする。オーキスの使っている銃はイーグル。片手では扱えない程反動が強いのに軽々と片手だけで使っていた。

 

『ああそうさ。ナオト。お前だけならいいだろう。だが、、お前は群れを率いるリーダーだ』

 

『あ、危ねぇ、、!』

 

起き上がるナオト。弾丸はナオトではなくりんごを貫いていた。

 

『お前の判断だけで群れは雪山の中に消える。それでもそのひび割れた牙で行くっていうのならば、、』

 

イーグルをベイリン達に向けた。明らかにセーフティを解除してある。

 

『俺がここでその牙を折る。明日ある眠りにつくか明日のない眠りにつくか、、今ここで選べ。三秒以内に選ばねぇと頭撃ち抜くぞ。い〜ちぃ』

 

オーキスはいきなりベイリンに撃った。

 

『ニと三は⁈』

 

『知らねぇな、、男は一だけ覚えときゃなんとかなるんだよ』

 

『木葉、、お前はどうする気だ』

 

『俺は残りますよ。他の奴らの埋め合わせしなきゃいけねぇし』

 

『駄目だぁ、、テメェも休め』

 

イーグルを木葉に撃ちこむ。

 

『どんだけ休ませたいんだ、、』

 

『まあいい、、全員休暇決定だな』

 

イーグルを胸ポケットにしまいこみKMFを見るオーキス。

 

『よっしゃあ!決定じゃあ!』

 

ブレーンは喜びながらコーヒーを飲み干してむせた。

 

『行き先は無人島の海だ。全員水着で明日朝甲板に集合しろ。ついでに言うとだな、、アイツがいる。ま、適当に相手してやってくれ』

 

オーキスはハンガーを出て操縦室まで戻っていく。

 

『アイツって、、誰だ?』

 

ナオトは不安感を覚えながらもコーヒーを飲んで気を紛らした。

 

ースカアハ 操縦室ー

 

『オーキス、本当に行くのか』

 

『無人島がこの近くにあるはずだ。操艦はナヴィスに任せる』

 

『そうじゃなくて、、遊ばせていいのか?と聞いているんだ』

 

ナヴィスはスカアハの行き先を設定しながらオーキスに問いかける。

 

『ゴリラも休ませなきゃ駄目だろ』

 

『ゴリラ言うな』

 

スカアハは上空から海中へと沈んでいく。画面はリアルモードからソナーモードへと切り替わる。

 

ースカアハ 会議室ー

 

『では、、作戦会議を行う。ユーフェミアに対しての問題だ』

 

キシはブレーンとベイリン、ナオトを集めていたのだ。

 

『キシさん、、まさか何かあるんですか、、?』

 

『いいかベイリン。あの天然ユーフェミアを如何にして着せるか、、これが最大の論点だ』

 

『やはりここは、、シンプルに行きませんか?赤だけで』

 

『赤だと?ブレーン!それは厳禁だ。赤などユーフェミアに似合う訳がない、、やはり水玉で』

 

『キシ!何を言っているんだ!水玉じゃ甘すぎる!髪色に合わせ合わせずの間にして、、紫はどうだ?』

 

『紫、、だと?姉の髪色しか思いつかんな。却下だ』

 

『、、、帰りたい』

 

このしょうもない会議はいつまで続いたのか?それは分からない、、

 

続く!

 

 

 




オマケ

名前 クレア・シルフィ

傭兵師団に入ったブリタニアの女性。医療関係において右に出るものはいないだろう。

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