コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will   作:ラムネ便

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今日も頭の中から湧き水のようにアイデアが出て来ます!これは、、スランプの前兆か⁈


その先にあるものは、、、

ースカアハ ハンガーー

 

E.E『ゲフィオンディスターバー?』

 

タキセ『昔、後輩の後輩が考えた理論の一つさ。サクラダイトに干渉して制御系統の電子機器を全てエナジーフィラーからシャットアウトする。この理論が提唱されてからシュナイゼルのゴットフリートはサクラダイトを使用しない機体を頼まれた』

 

E.E『で、そのフレームは何で出来てるの?』

 

タキセ『これは機密なんだが、、まあ今更だよな。あれはリムーブフレームと呼ばれる金属からなるフレームだ。こいつはまた特異な性質を持っていてな、、』

 

E.E『特異な性質?』

 

タキセ『輻射波動などの物理的衝撃波やエネルギーを金属内から金属外に逃がすのさ。こいつを応用すれば輻射波動をモロ受けてもこちら側のエネルギーとして逆利用できる』

 

E.E『さ、流石タキセ、、』

 

ーキシ個室ー

 

キシ『ナナリーの髪はシャンプーのいい香りがするねぇ』

 

ナナリー『そうですか?』

 

キシ『フワフワで身体はあったかくて、、食べちゃいそうだよ』

 

ナナリー『もうっ、、今は駄目ですよ』

 

ースカアハ 操縦室ー

 

黒金『シンフォニー傭兵師団の人数はどのくらいだ?』

 

オーキス『現在は整備班などを含めると十数人だ。黒金を含めてな』

 

黒金『やけに少なくねぇか?』

 

オーキス『量より質だ。アンタにもナイトメアを渡しておく』

 

黒金『月下みたいなやつか?あれは勘弁してくれ。操縦系統がわかりづらい』

 

ナヴィス『安心しろ。黒金に合わせてカスタムする』

 

黒金『そりゃどうも』

 

ースカアハ ハンガーー

 

クレア『え?私の機体?』

 

E.E『オーキスからの直々の命令。全員に専用の改造を施した機体を補給だってさ。出すのは私なんだけどね、、、』

 

クレア『へぇー』

 

E.E『じゃあカラーリングとか希望ある?ここは私とナナリーしか女性が、、』

 

クレア『え?』

 

E.E『ん?』

 

クレア『私、、女ですけど、、』

 

E.E『あ、、ゴメン』

 

クレア『確かに私まな板ですけど!』

 

E.E『言わなくていいから!落ちついて!』

 

クレア『何なら証拠を、、!』

 

E.E『落ちついてー!やらなくていいから!』

 

木葉『すんませーん。黒金さんと俺の機体のスペックとか身体値とかのデータ持って来ま、、し、、た』

 

木葉は凍りつく。それもそうだろう。見た感じ女性2人が服を脱がせようとしているのだから。

 

木葉『は、はははは』ドサァ

 

木葉は倒れた。SAN値がメーターを振り切ってしまったのだ。

 

クレア『と、とりあえず離れましょうか、、』

 

E.E『そうだね、、(絶対着痩せしてるよ!私より大きいよこれ!)』フニ

 

クレア『E.Eさん、、?』

 

E.E『ゴメンゴメン!すぐ立つね、、』

 

ーオーキス個室ー

 

オーキス『いつになってもこれを手離せない俺は、、まだ引きずっているのか?もういないんだ、、前を向かないと、、』

 

緑ハロ『元気ない!元気ない!』

 

ベッドの近くにある棚に乗っているのは服の中に何年経ってもオーキスが大事にしていたもの。弟達の写真である。

 

オーキス『あれから8ヶ月か、、俺だけが生き残ったのは何かの因果なのか、、ただの偶然なのか。虐殺されていた彼奴らを見て何も出来なかった俺は、、生きていていいのか?』

 

オーキスはそのまま寝てしまう。彼が見るのは、、

 

ースカアハ操縦室ー

 

ナヴィス『あんにゃろー、、俺に仕事押し付けやがって!まあ仕方ないか、、あまり寝ていないみたいだからな。そろそろ俺もシンフォニーを名乗った方がいいのかね、、』

 

ジル〈オーキス司令。今後の作戦に関してなんですが〉

 

ナヴィス『シンフォニー傭兵師団の潜水艦部隊か。俺は副司令のナヴィス・シンフォニーだ。何か用か?』

 

ジル〈ナヴィス司令でしたか。失礼しました〉

 

ナヴィス『オーキスからの伝言だ。”作戦成功後、潜水艦マーリンはスカアハと合流。目的地まで同時航行する”だそうだ』

 

ジル〈了解です〉

 

マーリンとの通信が切れスカアハは海面に沈んでいく。向かう場所はアヴァロンが航行ルートにしていると思われる島。式根島である。

 

ナヴィス『式根島、、か。あそこには何もないはすだがな。新兵器の実験にはいいのかもしれないが』

 

静かな海を航行するスカアハのモニターに映るのは漆黒のみだ。

 

タキセ『深淵を見つめる時、また深淵もお前を見つめ返すのだ。ニーチェの善悪の彼岸より抜粋』

 

ナヴィス『タキセ、、何を言いたい?』

 

タキセ『いや。何か悩みごとがありそうな顔をしているから声をかけただけだ』

 

ナヴィス『悩みはない。悔いはあるがな、、』

 

タキセ『海ってのはいいな。地上みたいにうるさくなくて静かだ。まあ、その煩さがまた懐かしい時もあるが』

 

ナヴィス『機体の調整は終わったのか?』

 

タキセ『大体はな。フルチューンとなるとかなり大変だが、、まあ自動でやれる部分もあるし今のところ不便はないさ』

 

ナヴィス『そうか』

 

タキセ『そういやオーキスは?』

 

ナヴィス『個室にいるぞ。まあ開けてはくれないだろうがな』

 

タキセ『は?』

 

ナヴィス『今は、、話しかけない方がいい』

 

キシ『おーいオーキス!あれ、、いないのか』

 

ナヴィス『どうしたキシ』

 

キシ『いやなんか、、嫌な感じがするんだが』

 

ナヴィス『嫌な感じ?』

 

ナナリー『私のギアスは希望を源にして全てを可能にするギアスですからキシさんの言いたいことが分かりました。この艦のどこからか、、巨大な邪気を感じます』

 

タキセ『邪気?敵か?』

 

ナナリー『敵ではありません。人の心には、、敵かもしれませんが』

 

キシ『PTSD、、か』

 

タキセ『心的外傷ストレスだな。治すのは困難だぞ』

 

ナヴィス『や最終的には自分から治さないと無理なものだからな』

 

続く!

 


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