コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will 作:ラムネ便
ースーパーー
オーキス『カレーか、、、食べるのは久しぶりだな、、』
ナヴィス『人参とか嫌いな奴が残すタイプの飯だよな』
オーキス『大丈夫大丈夫。嫌いな奴のカレーには代わりにサプリメントぶち込むから』
ナヴィス『ただのイジメやそれ』
ースカアハー
E.E『さてと。カレーかぁ、、肉じゃがならかなり作ったことあるんだけどなぁ。白滝入れたっけ?』
ナナリー『入れませんよ』
E.E『と、なると後は同じだね。2人が帰ってくるまでは待ってあげるかな』
ナナリー『それにしてもこの艦は凄いですねぇ。調理場はあるし巨大ホールはあるし医務室も居住区もあるし、、』
E.E『生活と戦闘する事を前提に考えて製造されてるしね。あ、、ナナリー。ちょっと待ってて』
ナナリー『はい。どちらへ?』
E.E『ちょっと、、ね』
ースカアハ内 エンジンルームー
E.E『18年前の最新技術、、と言ってもそりゃそうだよね、、、』
E.Eの目の前にあるのは6重ものロックがある部屋である。ガラスには放射線注意のマークがある。
E.E『核融合炉か、、確かにクリーンなエネルギーだけど未完成だから放射線注意マークを付けたのかな?』
E.Eはロックを全て解除してエンジンルームへと入っていく。
E.E『大した破損も無さそうだし稼働するには問題ないかな。後はこいつだね』
E.Eが袋から取り出したのはGNドライヴ。ゴットフリートと同型である。
E.E『取り付けるだけの技術は持ち合わせているから帰って来るまでには終わるよね、、』
ースーパーー
オーキス『それとルーと牛肉と、、 ⁈』
ナヴィス『オーキス?』
オーキス(ギアス所持者マオ、、心の声を聞ける、、C.Cとの元契約者みたいなものか、、?)
ナヴィス『おーい、、、ギョウザ冷食溶けるぞ?』
オーキス(これはキシに伝えるべきか?いやアイツに話したらどうなるかなんて想像出来る。潰しに行くだろうな、、、)
ナヴィス『オーキス!おい!』
オーキス(これ以上の詮索は、、無理か。消えやがった)
ナヴィス『無視すんなゴラァァァ!』バキッ
オーキス『アッパー⁈』
ナヴィス『気づいたか。どうしたんだ?いきなり黙りこんで』
オーキス『ギアス所持者が近くにいる。人格はかなり歪んでんな』
ナヴィス『歪んでる?そいつはヤバイな。つか目的とか分かるのかよそのギアス』
オーキス『王の力だからな。ギアス所持者の情報なんて簡単に入って来る』
ナヴィス『流石ギアスを制御するギアス。伊達じゃないか。で、そいつの力は?』
オーキス『劣化版だが、、人の心が読めるみたいだ。いや、聞こえてしまうみたいだな』
ナヴィス『いやなギアスだ。俺は違って良かった』
オーキス『会計行くか。アイツらが待ってる』
オーキス達は会計を済ませ近くの路地裏に光学迷彩で隠してあるKMFで再びスカアハへと戻る。
ースカアハー
E.E『これをこうしてっ、、、よしできた!GNドライヴ搭載完了!』
ナナリー『E.Eさん!買い出しから帰って来ました!カレー作りましょう!』
ースカアハ会議室ー
キシ『なんだオーキス?急に呼び出して、、』
オーキス『C.Cに危害を及ぼす可能性がある人物を特定した。名前はマオ』
キシ『またアイツか、、』
オーキス『向こうではどんな感じだった?』
キシ『狂ってやがる。直ぐに粛正したがな』
オーキス『他人から見ればお前も十分狂ってる訳だが』
キシ『アイツ、、マオは俺の比じゃねぇ。C.Cを切り刻んでまで一緒にいようとする奴だぞ』
オーキス『狂ってるな』
キシ『軽く捻り潰して来る』
オーキス『待てキシ。奴は夜に動く。そこを見計らい攻めた方がいいだろう。それにまだナナリーの手作りを食べていないだろ』
キシ『嫁の飯を吐き出すような夫ではない。たとえ青酸カリが入っていても完全に無毒化してやるよ』
オーキス『流石』
ナナリー『出来ましたー!』
キシ『ok!直ぐ行く!』
ー隣接休憩所ー
『『いただきます!』』
兵1『お、意外と美味い』
兵2『グリーンカレーは初めて食ったな』
キシ『ここでいきなり自己紹介ターイム!』
オーキス『は?』
キシ『アイツらの名前は知っておけよ。仲間だろ?』
兵1『ブレーンです!』
兵2『木葉です』
兵3『クレアです』
兵4『ベイリンです』
兵5『ナオトです』
キシ『紅月ナオト、、黒の騎士団所属の紅月カレンの兄だな。あのテロ現場から幻月で回収してきた。アンタの妹にKMF戦で負けるとはな、、』
ナオト『まあ、、カレンは強いですからね』
オーキス『何故黒の騎士団ではなくシンフォニーの傭兵に来た?』
ナオト『カレンを、、助ける為にです。黒の騎士団もいつ崩壊するか分からないし日本解放戦線に入るのも嫌でしたから』
ベイリン『妹思いだねぇ』
木葉『グラスゴーを操縦してポリスグラスゴーを3機葬った奴が言う事じゃないな』
ブレーン『ポリスのほとんどが素人だからじゃないのか?』
ナオト『それもあるな。旧式グラスゴー一機に何を戸惑ってるのかやら』
ナヴィス『元は敵同士なのによく話せるな』
クレア『いくらブリタニア兵でも反逆者くらいいるでしょう。分かりますか?殺したくもない人を殺す気持ちは、、、』
オーキス『俺がそうだった。他の奴もそうかもしれないがな』
E.E『辛気臭い話は終わり!カレー冷めるよ!』
ナナリー『二人でこれだけ作るの大変なんでしたからね!』
ー時は過ぎ夕方9時ー
E.E『毎回思うんだけどシャワーの水とか風呂とかどうやって出してるんだろうね』
タキセ『水はタンクに数十トンはあるし浄水施設もある。海水をろ過する装置もあるみたいだからそれで保っているんだろうな』
オーキス『親父は本当にとんでもないものを残してくれたな』
ナヴィス『オーキスの親父さんに感謝だ』
キシ『オーキス、、ちょっと涼んで来る』
オーキス『了解だ(キシ、、行ってこい)』
上空5000mのスカアハから一つの光が地上に向かった、、、。
ー警察前ー
ルル『算段は整った。後は実行あるのみ』
キシ『まあ待てよ。ルルーシュ君。いや、、ゼロ』
ルル『ゼロ?なんの話だ?』
キシ『いいか?C.Cを助けたければマオがいる遊園地にいろ。警察は呼ぶな。C.Cは必ず返す。それだけだ』
ルルーシュは後ろを振り向く。しかしそこには誰もいなかった。
ルル『、、、幻聴か?』
続く!