コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will   作:ラムネ便

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昨日は更新出来なくてすいません!rainさん!キシさんは終盤までお借りします!


誕生日プレゼント

タキセ『ああ、、言い忘れてた。オーキス。君の親父さんからビデオメッセージだ』

 

オーキス『ビデオメッセージ?』

 

ービデオメッセージー

 

??『私は、、シンフォニー家軍事力専門一族のライン・テイル、、いやライン・シンフォニーだ。ナヴィス。オーキス。君達が生きていると信じている。まずナヴィス。君の親父さんは生きている。安心してくれ。オーキス、、すまない。帰れそうにない。こちらで面倒事が起きてね。5.6年は帰れないだろう、、。タキセ君。彼らを頼む。まだ子供だ。万一の事があったら、、私はどうなるか分からない。明日ある身と断言は出来ない。オーキス。お前に誕生日プレゼントだ。タキセから受け取ってくれ。ナヴィス君。これを何時見ているかは分からないが、、親父さんはルフェン共和国にいる。会ってやってくれ』

 

ービデオメッセージ終了ー

 

タキセ『ビデオは俺も渡そうとした。だがナヴィスの居場所も分からずオーキスに至っては既に惨殺されたと聞いていた、、だが今見せられて良かった、、』

 

オーキス『なあ、、待てよ。俺が子供の頃からたしかに親父はいなかった。いつも母親に仕事でいつ帰れるか分からないと聞いていた、、いつ渡された?』

 

タキセ『、、、18年前だ、、』

 

ナヴィス『オーキス、、』

 

オーキス『はは、、あのクソ親父め、、責任とれよ、、あいつらだって見たかった筈なんだからよぉ、、あんたの顔、、』

 

キシ『、、、、』

 

オーキス『タキセ、、誕生日プレゼントってのは?』

 

タキセ『これだ、、』

 

オーキス『キー?』

 

タキセ『何のキーかは分からない。一体どこに使うのか、、』

 

オーキス『紙?』パサ

 

タキセ『キーの飾りから紙?』

 

その紙には戦争の真実が書かれていた。シャルル皇帝の陰謀、、シュナイゼルの計画、、果てはギアスについての研究まで書いてある。そして息子達への謝罪の言葉。

 

オーキス『こんな紙切れの為に、、』

 

タキセ『オーキス?』

 

オーキス『皆。行くぞ』

 

ナヴィス『行くってどこに行く気だよ⁈』

 

オーキス『俺の親父は戦前から真相を知っていた。だから殺された可能性がある。俺は、、親父の意志を受け継ぐ』

 

ルル『オーキス、、、』

 

オーキス『皇帝一人の陰謀の為にまた犠牲者を出す訳には行かない。その為に親父が残した切り札がある』

 

E.E『切り札?』

 

オーキス『親父が俺に残した切り札。それは、、』

 

キシ『それは、、⁈』

 

オーキス『地上宇宙兼用型最終戦略兵器!通称”スカアハ”!』

 

カレン『スカアハってケルト神話に登場するあのスカアハ?』

 

C.C『神話によれば7つの城壁に囲まれた影の国の女王だな。最強と呼ばれた槍ゲイ・ホルグを扱うクー・フーリンの師匠、、、』

 

タキセ『それがある場所は?』

 

オーキス『親父の紙切れ通りならばあるのは宇宙だ』

 

タキセ『宇宙⁈』

 

オーキス『シンフォニー家が所持している星、、火星にある』

 

『『『火星⁈』』』

 

ナヴィス『シンフォニー家が星すら掌握していたのか、、⁈』

 

タキセ『まずは宇宙に行かないとな、、だが行けるのは多分密閉構造の蒼炎、ゴットフリート、紅蓮参式とそこにある謎の行けそうなナイトメアだな』

 

E.E『ナイトメアじゃない!アクエリオン!確かに宇宙行けるけど!』

 

タキセ『お、おう、、』

 

キシ『俺のも一応行けるんだが』

 

タキセ『じゃあそれで、、』

 

ナヴィス『待て待て待て。俺だけ留守番かよ⁈』

 

タキセ『蒼炎使えばいいだろ?俺は参式を使うからな』

 

ナヴィス『良かった、、、だがフェデルマは?』

 

オーキス『無人操縦で連れて行くしかないな。ゴットフリートに任せろ』

 

ナヴィス『助かる』

 

ゴットフリート、アクエリオン、幻月、蒼炎、紅蓮参式、フェデルマは地下から地上に繋がる搬入口を通り上空に上がる。

 

ーキョウト上空ー

 

タキセ『だが、、本当にあるのか?』

 

オーキス『会った事ない親父でも、、一度だけ信じてみたい』

 

E.E『会わぬ父への信用、、か』

 

ルル『だがもしあったとしたら、、大変な戦力になるぞ』

 

カレン『私達の艦を超えるモノだったとしたら、、危険な代物ね』

 

夜のキョウトには6機の光が宇宙に向かって行った。

 

ー宇宙ー

 

タキセ『始めてだぜ、、宇宙に出るのは、、』

 

オーキス『こんな感じなんだな。だが火星なんてすぐ見つかる訳、、』

 

キシ『俺の幻月は一定だが地図がある』

 

ナヴィス『ナイスキシ!で、なんで小声?』

 

キシ『ナナリーは寝ているからな、、、』

 

E.E『その戦略兵器ってのはナイトメアが使うのかな?』

 

C.C『さあ、、見たこともない兵器など誰にも分かるまい』

 

キシ『火星の周期と世界の時刻を合わせた。これで見つかるはず、、』

 

ルル『あれじゃないか?』

 

キシ『意外とあっさり見つけたな、、』

 

ナヴィス『火星に入るぞ』

 

ー火星ー

 

ナヴィス『テレビで見たままの光景だな、、』

 

ルル『岩石だらけの惑星か、、見つかるのか?』

 

タキセ『神のみぞ知るって事か、、』

 

数十分後

 

ナヴィス『見つかんねーじゃん!やっぱないんだよ』

 

タキセ『こればっかりは仕方ない。帰るか、、』

 

オーキス『親父、、、』ピルン

 

キーが急に光りだした。

 

オーキス『え?』

 

”シンフォニー家の了承を確認。ドック上昇”

 

オーキス達の足元が盛り上がり基地が出てくる。

 

タキセ『おいおい、、まじかよ』

 

ルル『宇宙に基地があるとは、、』

 

オーキス『キーがあれば入れるみたいだ。入ってみよう』

 

ー基地内ー

 

タキセ『酸素供給システムか、、』

 

C.C『宇宙じゃ当たり前だろう』

 

オーキス『戦略兵器、、どこにあるんだ?』

 

ナヴィス『なあ。こっちに武器庫があるみたいだが?』

 

オーキス『行ってみるか』

 

ー武器庫ー

 

ナヴィス『まあ、、所詮は人間用だよな、、』

 

オーキス『銃ばっかりでナイトメアの武器なんざ一つもないな』

 

E.E『なんかさ、、目を奪われるようなもんがあるんだけど』

 

オーキス『”押すな!”って書いてあるな』

 

ナナリー『ポチっとな♪』

 

『『⁈』』

 

ナナリーがボタンを押した瞬間、武器庫の巨大ドアが開いた。

 

ナナリー『こっちに何かあるかもしれません!行って見ましょう!』

 

キシ『楽しんでる、、、』

 

ー謎の部屋ー

 

タキセ『待て待て、、、なんだコイツぁ、、』

 

ナヴィス『デケェ、、』

 

オーキス『こいつかもな。スカアハだ』

 

スカアハ。そう呼ばれた戦艦は静かに佇んでいる。しかしその大きさはかのアヴァロンや黒の騎士団の戦艦を遥かに凌ぐ大きさだ。

 

オーキス『昇降口がある。キーは、、ここか?』カチッ ピー

 

昇降口が開き電気がついた。

 

ー戦艦スカアハー

 

タキセ『ナイトメアが大量に積めそうなハンガーに整備室、、、攻撃システムはわからないがこれはまた、、』

 

ルル『バケモノだ、、』

 

E.E『シンフォニー家、、侮れないね』

 

オーキス『親父、、ありがとう、、』

 

司令席にゆっくりと座るオーキス。すると自動的に起動し始めた。

 

”スカアハ・・・・スタート!”

 

モニターが全てついてレーダシステムや専用モニターが座席から起き上がり異常警告システムも起動する。

 

ナヴィス『シンフォニー家の財力、、半端ねぇな』

 

タキセ『とりあえずナイトメアは全機入れておいた。スカアハはまだどういう兵器か分からない。マニュアルみたいのはあるか?』

 

オーキス『電子マニュアルならあるが』

 

タキセ『見せてくれ』

 

巨大モニターに表示されたスカアハの全てはタキセですら解明出来ない科学が使われていた。

 

タキセ『なんだよこれ、、こんなのが可能なのか⁈』

 

オーキス『どうした?』

 

タキセ『兵装は強大なエネルギーを消費するはずのモノだが、、兎に角まず言えるのは俺の技術力ですら分からない事だらけだ、、』

 

ナヴィス『この艦は誰が何のために開発したんだ、、?』

 

オーキス『少なくとも俺達が生まれる前に製作されてた可能性はあるな』

 

E.E『このスカアハは飛べるの?』

 

オーキス『さあ、、やってみない事にはな』

 

キシ『スカアハを使おう。オーキスの親父さんが残した最後の希望、、今使わないでいつ使うのか?』

 

オーキス『そうだな、、』

 

タキセ『そうとなったら行くしかないよな!』

 

オーキス『スカアハ起動!エンジンシステム異常なし!兵装システム異常なし!外殻隔壁閉鎖!オールグリーン!スカアハ、、出撃!』

 

”了解。スカアハ出撃”

 

固定していたロックが外れ整備クレーンが横に移動する。ハッチが開き吹き荒れる熱風がスカアハの周りを舞う。

 

タキセ『マジで飛べるのか、、⁈』

 

オーキス『最終安全鎖爆破!ナヴィス!舵を取ってくれ!』

 

ナヴィス『舵、、これか!』

 

オーキス『指示上昇角度32度!』

 

ナヴィス『スカアハ上昇!』

 

スカアハが基地から出ると基地は再び地下に潜り込む。

 

オーキス『巨大なデブリがあるな、、』

 

ナヴィス『迎撃するか』

 

タキセ『兵装はこれで選べるんだな』

 

オーキス『タキセ。頼んだ』

 

タキセ『了解!』

 

オーキス『針路は維持!前進減速!』

 

ナヴィス『前進減速!針路維持!』

 

タキセ『兵装は、、これでいいな。主砲”アーベント・スピアー”』

 

オーキス『アーベント・スピアー発射用意!』

 

タキセ『発射準備完了!』

 

オーキス『主砲発射!』

 

デブリは閃光に飲み込まれ消滅。その先のデブリも消滅してしまった。

 

タキセ『主砲の威力が尋常じゃねぇぞ、、ありえない、、!』

 

ルル『これをマトモに食らったらお陀仏だな、、』

 

オーキス『感心してる場合か!弾幕張れ!高密集デブリ地帯が広がってるぞ!』

 

タキセ『高密集には高密集を!局所障壁展開!』

 

E.E『高密集デブリをモノともしないバリア、、ありえない兵器ばかりだ、、』

 

カレン『私達の世界にはなかったモノ、、でも無くて良かったのかも』

 

オーキス『目的地は地球!最大戦速!』

 

ナヴィス『最大戦速!』

 

オーキス『ステルスシステム始動完了。光学迷彩、、完了』

 

キシ『で、まずはどうする気だ?』

 

E.E『多分事件は終わって今は何も起きてないはず、、エリア11に忘れ物を取りに行こ!』

 

ナヴィス『あの応急パーツの山を片付けに行くのか』

 

キシ『9割方フェデルマの応急パーツだったが、、、』

 

タキセ『応急パーツ?』

 

ナヴィス『俺は元裏ナイトオブラウンズ。あのサザーランド強制改修型の機体に乗ってた生き残り』

 

タキセ『裏ナイトオブラウンズは聞いた事あるが、、サザーランド強制改修型?』

 

ナヴィス『あれ、、知らないのか』

 

タキセ『見せてくれないか?どんな感じか見てみたい』

 

ナヴィス『分かった』

 

ースカアハ内 ハンガーー

 

タキセ『中身はまあまあだな』

 

ナヴィス『オーキスが中身を一式変えてくれたんだ。昔はもっと酷かった』

 

タキセ『例えば?』

 

ナヴィス『機動部隊の訓練中にローラブレードのエネルギー供給が切れたり急に動かなくなったり、、最悪爆発したり、、』

 

タキセ『爆発⁈』

 

ナヴィス『外見は立派だが中身は品質が悪い中古品で製造されたナイトメアだからな』

 

タキセ『ハリボテだな』

 

ナヴィス『仲間内での名前が”ダンボールで出来た馬”』

 

タキセ『そりゃひでぇな』ケラケラ

 

続く!


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