コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will 作:ラムネ便
コラボ第6話!ちょっとシリアスかな?
ーキョウト地下ー
ルル『E.E。この研究所に何か用があるのか?ここは紅蓮弐式の開発元だが』
E.E『アイツには貸しがあるからね。武器と人員をもらいに来た』
キシ『武器と人員?』
??『おお、、来ましたか。E.E殿』
E.E『あの時の貸しは返して貰うよ?キョウトのじっちゃん』
??2『まさか其方から来るとは、、まあいい。紅蓮参式なら出来ている。持っていけ』
E.E『悪いねぇ。ま、紅蓮弐式の最新フレームとシステムの提供は私だから5割方製作は私だけど』
ルル『紅蓮、、参式?』
E.E『紅蓮弐式の最新フレーム。輻射波動の連続使用を可能とし輻射波動とバレそうな腕は通常の形になったのさ』バササ
埃除けマントから出されたのは紅蓮シリーズとは思えないナイトメア。ゴツい腕は無くなり近接に特化した形になっていた。
キシ『こいつが、、紅蓮シリーズ?まるで違うモノになっちまったな』
E.E『それでも威力や機動力、戦略性は十分にあるのが参式。人型に近くなってバイクタイプのコックピットが全天になったから後ろからの対処もバッチリだよ』
キシ『そういやなんでここの事をキョウトって呼ぶんだ?』
E.E『ここを支配している内部の反乱軍援助組織の名前がキョウトだからだよ』
キシ『変な感覚だな、、』
??『E.Eさん!』
E.E『タキセ⁈生きていたのか⁈』
タキセ『ええ。あの爆発時には死にかけましたがね』
ナヴィス『タキセ?タキセって言やあ、、1stKMFシリーズからあらゆるナイトメアフレームの開発に携わって来た日本人の?』
タキセ『そう。俺が軍用機や民間用KMFの製造と設計、販売を行う総元締めだ』
E.E『彼がいなきゃ多分ナイトメアはなかったろうね』
タキセ『あのエリア11での戦闘はある意味俺を消す為の工作だ。俺さえいなくなれば日本KMFは無くなりブリタニアの科学者のみで改良を重ねて新世代機を製作出来るからね』
オーキス『じゃあ、、ゴットフリートを開発したのも?』
タキセ『俺だ。シュナイゼル専用機と注文が来たからな。ま、サクラダイトを使用しない機体なんて初めてだがね』
オーキス『つまりゴットフリートは、、、元からサクラダイトを使わずに作られたのか?』
タキセ『そうそう。E.Eさんに出会った頃には完成していたし、、強奪してからは自由に改造していいって言ったしねぇ』
E.E『ま、あの機体に使われてたエナジーウィングはGNドライヴの邪魔だから捨てたけど』
タキセ『ファっ⁈俺の力作を捨てたの⁈あれがあればナイトメアは飛んで戦闘できるのに⁈』
ルル(この世界ではすでにエナジーウィングが開発されていたのか、、、)
ナヴィス『待て!飛んで戦闘できると言ったな?俺のフェデルマにも使えるのか?』
タキセ『うーん、、使えるかどうかは機体を見ないとなぁ、、とりあえず皆に言いたい事があるんだ。俺は狙われる可能性がある。だから紅蓮参式と共に君達と行動する!』
オーキス『それが目的でここに来たのか。整備員兼開発者、、世話になりそうだ』
タキセ『君がオーキスか、、E.Eさんもまた面白い人材を取ってきたもんだな』
ナヴィス『面白い人材?』
タキセ『そうか、、ナヴィス君もいたんだっけ』
ナヴィス『?』
タキセ『君達にはまず言わなきゃならない事がある』
E.E『タキセ?』
タキセ『ナヴィス。オーキス。君達は確かに日本とブリタニアのハーフだ。だが本当のことを言おう。君達は、、キョウト、ブリタニアを超える軍事力を所持していたシンフォニー家の子孫の1人だ。オーキスはその強大な軍事力を所持していた一族。ナヴィスは一言で世界を変えてしまうような政治的発言力と権力を持っていた一族。今もシンフォニー家といえばブリタニアや日本が勧誘してもおかしくないだろうな。つまり君達は遠からずも親戚って訳だ』
オーキス『だが名前は変わっているんだぞ。その辺りはどう説明するつもりだ?』
タキセ『ブリタニアと日本の戦争が始まってからシンフォニー家は強大な軍事力と権力を戦争に利用されないように隠したんだ。名前を変えてまでね』
ナヴィス『ならなんでオーキスは弟達を殺されたんだ⁈シンフォニー家ならブリタニアにとっても保護するべき人材じゃ⁈その軍事力さえあれば日本なんて簡単に制圧出来るだろう⁈』
タキセ『恐らくナヴィスの名前は伝わっていたがオーキスの名前は伝わってなかったんだろうな。シンフォニー家は世界各国に散らばり日本にいるのは二人だけ、、しかも名前も分からないとなるとグラウンドから砂にまみれた米粒2つ見つけろと言うようなもんだ』
オーキス『それだけ話されてもはいそうですかと納得出来ないな』
タキセ『なら見るか?この写真を』
ナヴィス『なんだよこれ』
タキセ『KMFを開発した俺が一番最初に販売したのはシンフォニー家だ』
オーキス『これって、、、』
タキセ『気づいたな。そうだ。俺の左隣で握手している人物、、それがお前の父親だ』
ナヴィス『本当にオーキスはシンフォニー家の軍事力専門一族だった訳か、、、』
タキセ『で、俺の右でワインを飲んでいるのがナヴィスの父親だな』
E.E『まさか2人は親戚関係で日本やブリタニアを脅かすほどの力を所持していたなんて、、、』
キシ『初耳ってレベルじゃねぇな』
C.C『それにしても欲がない家系だな。シンフォニー家は』
E.E『確かに、、戦争に利用された方が金は入るし儲かるはずじゃないの?』
タキセ『元々シンフォニー家は傭兵部隊を斡旋するボスみたいなものだったんだけど救助隊とか災害派遣隊とか新薬開発会社とかの医療、福祉関係に首を突っ込んだらもっと巨大な組織になったらしいよ。だからそっちの方でも収入源はあるし傭兵部隊はそれで賄える金額位でやりくりしてるから問題無いみたいだ』
オーキス『傭兵部隊はまだ組織されてるって事は、、』
タキセ『俺はまだシンフォニー家にKMFを供給してるよ。世話になった時もあるしサザーランドとかよりも上位の機体を供給してるけど』
キシ『サザーランドよりも上位の機体?』
タキセ『なんといえばいい、、そうだ!あのブリタニアのランスロットとか言う奴いるだろ?アイツの数百倍のスペックを持つ機体を渡してるね』
ルル『この時のランスロットの数百倍のスペックだと⁈』
タキセ『名前は”蒼炎”。常人でも一人一人が本来の潜在能力を最大限引き出せるようになってるのさ。今あるけど乗る?』
オーキス『なんであるんだ、、』
タキセ『紅蓮参式が出来てなかったらこいつで来るつもりだったからね』
ルルーシュは蒼炎に乗り込む。
ルル『これは、、!』
C.C『どうした?』
ルル『自分で触っているかのような感覚だ、、銃も脚も腕もだ』
タキセ『こいつはランスロットよりちょいコストが高い。だがシンフォニー家の財力からすれば大した額じゃないだろうな』
ナヴィス『すっげ、、、』
続く