大変更新が遅れて誠にすみません。
今回はパワプロ13以降に登場する名捕手との出会いです。
尾崎「オラ。今のとれたぞ。しっかりせんかい。」
モバプロ「すみません。」
矢部「今日の尾崎先輩一段と厳しいでやんす。」
杉村「そうだね。いつも以上にはりきってるというかなんというか。」
7月の終わりの方。各地で甲子園の優勝が次から次へと決まっていくなか、パワフル高校では次の選抜予選にむけて練習中だ。
今日も朝から夕方までフルで練習。
午後6時やっと練習が終わった。
大波「よーし。皆集まったか。これから8月の日程を説明する。とくに一年は最初の合宿だからきちんと説明聞けよ。」
矢部「合宿があるんでやんすか。」
大波「そうだ。来週から1週間。休みなしで合宿だ。場所は静岡で行うからな。くれぐれも余計なものを持ってくるなよ。」
へー合宿か。楽しそうだな。俺はそんなことを考えていた。
大波「さらに、合宿先で2試合ほど練習試合するから気をつけとけよ。」
一同「うっす!」
大波「あとは、また盆明けにでも話す。以上解散。」
矢部「合宿なんて楽しそうでやんすね。」
杉村「そうだね。とても楽しみだね。」
尾崎「まぁ、楽しいこともあるけどいつもより練習も厳しいからな。バテるなよ。あと、監督は言わなかったが近くが海だから一応水着は持ってこいよ。」
矢部「海があるんですやんすか。ということはビキニのお姉さん達と…」
尾崎「馬鹿。そんな暇はねーよ。しかし、運が良かったら、1人ぐらいは会えるかもな。」
モブA「マジで。」モブB「よっしゃ〜。」
チームメイトの評価が上がった。笑
マイホーム
ガラッ。
杉村「ただいま。」
親父「おう。おかえり。練習どうだったか。」
杉村「今日もきつかったよ。」
親父「そりゃな。高校生ぐらいそんぐらいして当然だろ。だいたい、プロを目指すならまだまだ足りないんだぞ。」
杉村「わかってるよ。」
親父「よし。そうとなったら今から練習だ。」
杉村「今からって、どこで練習すんだよ。河川敷はさすがに暗すぎるよ。」
親父「いいから黙ってついてこい。」
俺は親父にしかじかついっていった。
ついた場所はいつもの商店街の交差点だ。直進なら、学校。右に曲がれば商店街。左は確か寺があったような…
そう思いながら親父についていっていると親父は左に曲がった。
左に曲がって数十メートル進んだところに30段近くの石でできた階段が見えた。
その階段をのぼるとそこには西満涙寺というお寺についた。
寺の前には1人の女の子がいた。
親父「おっ。聖ちゃん。和尚はおるか。」
聖「父なら本家だぞ。」
親父「ありがとう。そうだ、聖ちゃん。今日からこいつもここで自主練させるから。よろしくな。」
杉村「えっ。」
聖「うむ。わかったぞ。」
えっ…。
俺はここで自主練をするのか?
それも、こんな小さな女の子と一緒に。
聖「お前。名前は?」
それもタメ口だし。なんかなまりもあるし。
杉村「俺は杉村 亮。えーと君は?」
聖「私か。私は六道聖だ。これからよろしくお願いする。」
杉村「あぁ、こちらこそよろしく。」
聖「それは、そうとお主はどこの学生なのだ。」
杉村「俺はパワフル高校だよ。」
聖「パワプロ高校と言えば山梨県の頑張市の古豪のか。ポジションはどこなのだ?」
杉村「一応、ショートだけど。」
六道「そうか。なら一緒に素振りをしないか?私も高校生のスイングを近くで見てみたいから。」
杉村「うん。いいよ。」
それから、俺たちは100スイングをした。
彼女も平気に100スイングをこなしていた。
それもかなり綺麗なフォームで。
杉村「ねぇ。君は野球をしているの?」
聖「うむ。父の知り合いの野球チームに参加されてもらってるぞ。」
杉村「へー。そうなんだ。ポジションは?」
聖「捕手だ。」
杉村「えっ…。マジで。」
聖「なんだ。そんなに驚いて。」
杉村「えっ。いや。だって捕手だろ。危なくない?」
聖「そうか?私はそうは思わないのだが。」
親父「亮。そろそろ帰るぞ。聖ちゃんも練習お疲れ。なにかこのバカ息子をみて参考になったか?」
聖「うむ。さすが、高校生だ。無駄のないシャープなスイングだったぞ。」
親父「そうか。良かったな亮。小学生に褒められて。」
杉村「いや。これって喜んでいいの?」
親父「まぁ、とりあえず今度から自主練をしたくなったらここですればいいさ。じゃあな聖ちゃん。また、今度な。」
聖「うむ。お休みなのだ。」
その帰り道
杉村「親父。聖ちゃんとはいつから知り合いなの?」
親父「うん。そうだな。一応5年前かの?お前もあったことあるんだぞ。」
杉村「そうなの。覚えてないや。」
親父「まぁ、そうだろうな。大した会話とかしてないしな。ところでどうや、彼女のスイング。」
杉村「小学生、ましては女子のスイングとは思えないほどキレイだったよ。」
親父「そうか。お前も負けられないなあ。とりあえず、次の秋の大会頑張れよ。」
杉村「あぁ。頑張るよ。」
これが六道聖との久々の出会いとなった。
新しい自主練場所も見つけたし、いよいよ県外への強化合宿が始まる。
さらなる力をつけて秋にあかつきを猪狩を倒して選抜目指すぞ。
次こそ合宿編ですが…
申し訳ございません。次回は来年の3月以降になると思います。
勝手ながら、すみません。
また次回、いつになるかはわかりませんがお楽しみにしていてでヤンス。