パワフルプロ野球 僕らのマイライフ   作:IMO&IMO

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投稿遅くなってすみません。



先輩の思いで

審判「アウト。スリーアウト。ゲームセット。」

パワフル高校は惜しくも負けてしまったのだ。

審判「2対1でそよ風高校の勝ち。礼」

ウーーーーーン

サイレンな音が頭から離れなかった。先輩たちは泣き崩れていた。

そして。高校のグランドに戻ってから。

石原「今日を持って俺ら3年は引退だ。本当にみんなここまでついてきてくれてありがとう。そして、次のキャプテンを尾崎、お前がやってくれないか?」

尾崎「俺ですか?」

石原「あぁ。お前にやってほしい。」

堺「お前なら安心だ。」

吉田「尾崎先輩なら最後までついていきます。」

尾崎「お前ら。ふん、そこまで言うなら俺がビシッと鍛えて甲子園に導いてやるよ。」

石原(ひとまず一安心だ。)

こうして、パワフル高校の3年の夏は終わった。これからは新チームとしてどのような試練が待っているのか?そして、高校に入って初めての夏休みはどんな生活が待っているのか楽しみだ。

 

三年生が引退してから1週間がたったある日の事だった。放課後の練習前の部室で新主将から集合がかかった。

尾崎「全員集合せいや」

チームメイト『オッス‼︎』

尾崎「今日から新しい練習メニューを取り入れる。さらに秋大まで練習量も増やすからな。しっかり付いて来いよいいな。」

チームメイト『ハイッ‼︎』

矢部「練習量増えるでやんすか?」

尾崎「矢部。お前だけ素振り50本追加な。」

矢部「ヒィー。すみませんでやんす。」

あれから1週間。新チームのキャプテンになった尾崎先輩は初めこそ戸惑いがあったのか少しぎこちなかったが、3日もたつと馴れたのかチーム強化のために監督と放課後に話し合ってるところを見たことがある。

そして今日。打撃練習と守備練習の強化と練習の仕方についての発表だった。

その後、皆、部室を出てグランドでウォーミングアップを開始した

 

イッチ、ニー、イッチ、ニー。

 

石原「おー。やってるな。」

尾崎「キャプテン。どうしたんですか?」

石原「キャプテンはお前だろ。しっかりやっているようでよかったよ。お前を選んで正解だよ。」

尾崎「石原先輩(泣)俺らで先輩たちがいけなかった甲子園行けるように頑張ります。だから、その時は是非来てくださいよ。ところで今日はどうしたんですか?」

石原「そうだ。杉村を少しかしてくれないか?あいつと話がしたいからな。」

尾崎「杉村‼︎石原先輩が呼んでるぞ。今すぐ来い。」

杉村「俺っすか?」

尾崎「さっさと来い」

杉村「ハッイ‼︎」(一体なんだろう?)

俺はそんな事を考えながら石原先輩たちがいるところに走った。

石原「久しぶりだな。杉村。」

杉村「先輩も久しぶりです。用事ってなんですか?」

石原「特にたいした用事は今はないんだ。ただ明日の放課後、練習前に時間をくれないか?練習には間に合うようにするから」

杉村「はい。別に構いませんけど。明日の放課後どこに行けばいいんですか?」

石原「俺のクラスにとりあえず来てくれないか?」

杉村「わかりました。用事はそれを言いに来ただけですか?それなら明日の朝でも良かったんじゃ?」

石原「まぁ。少し野球部と尾崎の様子も気になったからな。ついでだよ。お前もしっかり練習頑張れよ。」

杉村「はい。ありがとうございます。」

そう言って、礼をすると石原先輩も「また、明日な」と言ってグランドを去っていった。

 

そして次の日。

 

石原先輩の教室の前。

石原「杉村きたか。とりあえず付いて来い。」

俺は先輩の後ろをとにかくついていった。

 

テクテクテク。ピタ。

 

杉村「先輩。ここって。」

石原「俺の一番好きな場所だ。」

そう言って石原先輩はドアも開けた。

そこはパワフル高校のグランドはもちろん。この町を一望できる屋上だったのだ。

杉村「先輩。どうして俺をここに連れてきてくれたのですか?」

石原「杉村。俺はお前なら今の野球部を甲子園に導いてくれる気がする。お前はきっとあの猪狩守に勝てる力を持っているのだと俺は信じている。」

杉村「先輩。俺、よく話がわからないんですけど?」

石原「すまない。いきなり話しが飛躍したな。俺はお前に特別な力があるんだと思う。」

杉村「どうしてそう思うのですか?」

石原「それは勘だ。ただ、お前は必ずいい方向に何があってもチームをきっとチームに良い影響を与えると思う。お前なら、あの猪狩守にも勝って甲子園に行ける。」

杉村「先輩…」

石原「そこでこれをお前にあげる。」

杉村「これは‼︎バット?」

石原「俺が高校3年間使用した金属バットだ。お前に使ってほしい。」

杉村「そんな大切なものいただけません。お返しします。」

石原「杉村‼︎頼む。お前がこのバットを使って甲子園に連れて行ってくれ。」

杉村「先輩…。わかりました。でも、それは俺一人じゃ無理ですよ。チームが一つになって初めて強くなれると俺はそう思っているので、これからも野球部、全員の事を応援してくださいよ。」

石原「杉村…。」(やっぱりこいつにたくして良かった。)

杉村「そういうことなので、俺は早速練習しに行ってきます。遅くなったら皆んなにも迷惑かけるので。」

石原「そうだな。お前なら必ず良いチームにしてくれるに違いない。そのために、早く行ってこい。」

杉村「ハイッ‼︎」

石原(俺が連れて行けなかった甲子園にお前なら連れて行けるはずだ。頑張れよ。杉村。)

 

 

 




パワフル高校の夏は1回戦敗退。
いよいよ主人公杉村も秋の大会に向けてレギュラー争いに参加。
杉村は秋の大会背番号をもらえるのか

パワフル高校の主なメンバーの能力紹介です。
石原 泰三 3年 捕手 3EEECCC キャッチャー○ 
      リーダー
親切で頼れる先輩。このストーリーオリジナル設定で杉村に自分のバットを託した。
尾崎 竜介 2年 遊撃手 3DDCDCC 
      ムード
キャプテンに任命。野球に関しては熱血で厳しいが優しいときも。ショート以外にもセカンド、サードも守れる。
杉村 亮  1年 遊撃手 2EFEEEE                 
      ムード○ センス○ 
野球大好き少年はまだまだ未熟だがここから急成長。
矢部 明雄 1年 外野手 2FFDFFF 走塁○ 
      ムード○
主人公の親友?主人公ともに成長する。
その他オリジナル選手や阿畑、あおいの紹介はまたいつか。お楽しみに。

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