パワフルプロ野球 僕らのマイライフ   作:IMO&IMO

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今日から練習試合です。
そして4日目の合宿です




夏合宿⑧

杉村「あ~。緊張するなぁ~。」

矢部「しっかりするでやんす。たかが練習試合でやんす。」

滝 「そうだぞ。こんなところで緊張するな。本番まであとひと月しか無いんだぞ。こんなんじゃ秋大はベンチ入りもできねーぞ。」

杉村「あー。うるさいなー。2人ともメンタル揺さぶるのやめてくれよ。」

尾崎「おい。杉村アップ始めるぞ。さっさと来い。矢部と滝はノックの準備とかいろいろあるだろうが。」

杉村「じゃあ。行ってくるね。」

滝・矢部「がんばれー」「がんばるでやんす」

・・・

大波「今日のメンバー集合!それでは改めてベンチャー高校戦のオーダーを発表する。1番センター佐久間。」

佐久間「はい。」

大波「2番・・・。」

・・・

大波「8番ショート杉村。」

杉村「は、はい。」

大波「9番ピッチャー中尾。以上。次に相手の情報だ。ベンチャー高校は今年の夏の地方大会でベスト16の一歩手前で敗退したチームだ。このチームは終盤に強く、ここぞという場面での打撃力がすごいから早い回に1点でも多くとることが重要、投手は特に無駄の四球をださないように。以上。最後にキャプテンから。」

尾崎「必ずこの試合勝つぞ。いくぞパワ高。」

全員「おー!」

 

審判「両チーム整列。今からベンチャー高校対パワフル高校の試合を始めます。礼。」

選手「お願いします。」

 

試合は両軍ともに初回は3人で抑えた。

しかしすぐに試合は動いた。

2回の裏のパワフル高校で先頭の高田先輩、尾崎先輩が連打で出塁。6番バッターがしっかりバントを決め7番バッターが四球でワンアウト満塁の場面で俺の打席だ。

 

尾崎「おい。杉村!最低でも外野まで飛ばせよ。」

杉村(いきなりワンアウト満塁じゃなくても・・。内野ゴロだとゲッツーだからな。あー怖い。直球に絞ろ。)

 

初球はアウトローのカーブは外れた。二球目はインハイにストレート。カウントはワンボールワンストライク。三球目だった。

杉村(アウトローにストレート。この球は打つ。)

カーン!ギュイーン!トーン、トーン!

審判「ファール!」

杉村「くそー。きれたか。」

打球は惜しくもファール。

続く4球目は高めのつり球を見送り、5球目は変化球が大きく外れてフルカウント。

杉村(押し出しは嫌だろうから、次もストレートかな)

読み通り6球目はストレートだったが、低めに外れて押し出し四球。

俺の高校初打点はこんな形で記録された。

さらにパワフル高校はその後犠牲フライでもう1点追加。この回2点を獲得。

 

回は進んで4回の裏。0-2 ツーアウトランナー1塁で二打席目が回った。

二打席目は初球のストレートを打つもセカンドごろ。

さらに回は進んで7回の裏。1-2 ノーアウトランナー無しで3打席目が回ってきた。

7回の表に吉田が2死から連打で1点を返された直後の攻撃。

杉村(ここは流れを変えるためにも何が何でもでないといけないな)

初球はストレートでストライク。二球目もストライクで簡単に追い込まれてしまった。

そして3球目。

杉村(狙いは変化球。こい)ビュッ。

杉村(きた!)カキーン!

打球は右中間に飛んだ。記録はツーベース。

杉村「よし!」(何とか出塁したぞ。)

その後送りバントと佐久間先輩のヒットで生還。

その後会は進み8回終わって1-3。

しかし九回だった。

先頭を抑えるも四球、盗塁、ヒットで1死1,3塁のピンチを迎えた。

バッターは5番。今日は1安打1打点のバッターだ。

 

内野はマウンドに集まっている。

伝令「低めに集めて内野ゴロを狙えだとよ。しっかり頼んだぞ。」

投手「了解。内野も頼んだぞ。」

尾崎「よし、この試合とるぞ。」

 

今日は攻守ともに問題なしだ。俺は一安心してた。

試合は再開。そして1ボール、2ストライクからの4球目だった。

カーン。ボテボテ。パシッ。

捕手「ボールセカンド。」

打球はボテボテのセカンドごろだった。俺はベースカバーに素早く入った。

シュッ。パシ。シュッ。

そしてすかさず1塁に転送。

パシ。

1塁塁審「アウト。」

杉村(良し。ダブルプレイ成立だ。)

しかし、ゲームセットの合図はかからず代わりに

2塁塁審「セーフ!」

杉村「えっ。なんで。」

2塁塁審「捕球前にベースから足が離れていた。」

そう俺はダブルプレイをとることに意識が行き過ぎてベースから足が離れていたのだ。

そのため、3塁ランナーは生還。2死2塁で一打同点のピンチにしたのだ。

その後次のバッターを四球でだし、長打が出れば逆転のピンチを迎えてしまった。

再び伝令で内野が集まった。

杉村「すみません。俺のせいで。」

高田「気にするな。まだ負けたわけじゃない。」

伝令「そうだ。高田のいう通りだ。意地でもこのバッターで抑えろだとよ。流れもムードも完全にあっちのものだ。こういうところで強いのがベンチャー高校らしいからな。しっかり頼むぞ。」

相手高校もこの場面で今日ノーヒットの7番に代打を送った。

そしてその初級。

カーン!ターン!打球は投手の右側に飛んだ。

一か八かで飛ぶしかない。

杉村(とどけ!)パーン!ボテボテ。

杉村(くそ。弾いてしまった。)

二塁塁審「アウト。」

杉村「えっ。」

セカンド「ナイス。ガッツ&トス。」

なんと俺の弾いたボールは運よくセカンドベースに転がったようだ。

そのまんまベースカバーにはいろうとしたセカンドがボールを拾い、確実にベースを踏んだようだ。

主審「整列。2-3でパワフル高校の勝ち。礼。」

選手「ありがとうございました。」

こうしてパワフル高校はなんとか練習試合に勝ったのだ。




選手能力紹介
杉村 亮 1年 遊撃手 右両 2EEEEEE
     ムード〇 センス〇 積極守備
今日の試合結果 2打数1安打1四球 1打点1得点 1エラー
尾崎 竜介 2年 遊撃手/三塁手 右右 3DDCDCC
     ムード〇 積極打撃 積極守備
今日の試合結果 3打数1安打 1四球 1得点
高田 弘明 2年 一塁手/外野手 左左 3EBEDEE 
     強振多様 パワーヒッター 三振 チャンス4
今日の試合結果 4打数1安打 1得点 2三振
吉田 隆二 1年 投手 右右 139㎞ カーブ2シュート1
今日の試合結果 2回 1失点 被安打3 1三振
佐久間 透 2年 外野手 右左 2DEBCBD
     内野安打 盗塁4 走塁4 粘り打ち
今日の試合結果 3打数1安打 1四球 1打点 1盗塁 

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