パワフルプロ野球 僕らのマイライフ   作:IMO&IMO

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いよいよ3日目。




夏合宿⑦

合宿も今日で3日目

今日も朝からランニングとダッシュをして朝食をたべて10時にいつものようにグランドに集合した。

 

大波「全員そろったな。明日からは他校と試合を行う。この期間は全員試合に出すつもりだ。ポジションとかも普段と違う場所で使うかもしれない。早速だが明日の試合に出場させる予定の選手を発表する。ベンチ入りを含め15名だ。明日の出場予定に選ばれなかった選手は塁審やバットひきなど裏方に回ってもらう。次の試合では交代で試合に出す予定だ。いいな。」

全員「はい!」

矢部「おいらは全試合でエースで4番でやんすね。」

杉村「矢部君は外野でしょ。」

 

15名だけが出場資格か。明日は現時点のレギュラー候補だから呼ばれないだろうなー。なんせ2年生だけで13名、1年も含めれば28名。1年生の中で2名しか選ばれないからなー。

 

大波「それでは、今からベンチ入りのメンバーを発表するぞー。尾崎、高田、佐久間、木村・・・・杉村、吉田以上。今呼ばれたメンバーが明日の出場予定選手だ。この15名が先にバッティング練習やノックを受けるように。午後からはシート打撃をする。明日のメンバーに入ってない選手が守備につくように。以上アップにとりかかれ。」

杉村「俺が呼ばれた。」

滝「良かったな。亮。秋の大会のレギュラーに1歩近づいたんじゃねー」

吉田「確かに明日のメンバーに選ばれてるのは今年の夏の大会の20名に入ってた先輩は全員呼ばれてるからな。そう思ってもいいんじゃねー。」

滝「そういうお前だってベンチ入りしてるじゃないか。お前らしっかりアピールしろよ。すぐに追い越してやるからな。」

矢部「そうでやんす。地方大会は20人の登録でやんす。まだ5人分空きがあるでやんす。すぐにおいらたちも追いつくでやんす。」

杉村「矢部君。俺も君に負けないよう頑張るよ。」

 

今日はいつも2年生の後にノックなど受けるのに今日は先輩方よりも先に受けることになった。

午前中の練習内容は大して変わらないのにどうも緊張してうまくいかない。

そして午後のシート打撃も普段は最後の方にフリーバッティングのようにサインなんてあんまりだされず自由に打っていたが、今回はしっかりサインが出ていた。夏の大会までは主に基礎練習とサポート程度だった。3年生が引退すると本格的に練習に参加できるようになったが、シートノックとかバッティング程度だったがこうやって実戦形式の練習にしっかり出してもらえるようになって本格的にレギュラー争いをしていると実感した。

 

そしていつもの学校別対抗戦が終えたあとのミーティングで明日のスタメンが発表された

 

大波「そしたら、今から明日のスタメンを発表するぞー。呼ばれたら返事をするように。1番センター佐久間。」

佐久間「はい。」

・・

大波「4番ファースト高田」

高田「はい。」

大波「5番サード尾崎」

全員「えっ。」

尾崎「うっす。」

大波「6番・・」

尾崎先輩がショートじゃなくてサードだと

皆も似たような反応だ。ここまではレギュラー候補だ。そしたらショートはいったい誰だ

大波「杉村。杉村。」

杉村「は、はっい。すみません。」

大波「きちんと返事しろよー。明日は8番ショートだからな。」

杉村「はい。分かりました。」

大波「ラストは先発投手の中尾。5イニングの予定だ。リリーフで吉田が3イニングで・・・。」

 

おれが明日のスタメンだに選ばれた!やったー!それも今回選ばれてる人たちって明からレギュラー候補。その中にまじって俺が先発メンバーに選ばれた。でも、今日の練習も含めてだけどアピールできた気もしないのに・・・。

 

矢部「おめでとうでやんす。おいら応援してるでやんす。」

杉村「ありがとう。でも正直不安だよ。」

滝「なに言ってんだ。なら俺と変わってもいいんだぜ。」

杉村「それは嫌だ。」

滝「なら頑張れよ。」

杉村「おう!」

矢部「いーなー、杉村君。」

 

ミーティング後、俺はパワリンを飲みながら空を眺めてた。

正直自分がレギュラー候補に選ばれたのかいまいちわからない。

・・「なにしてるの?」

杉村「うわっ!びっくりした。舞ちゃん?」

栗原「どうしたの?こんなところで?もしかして緊張で眠れない?」

杉村「まぁ、そんなところ。舞ちゃんはどうしたの?」

栗原「亮君がここにいるのをたまたま見かけたから、気になってきただけ。」

杉村「正直さ、明日の試合のスタメンに選ばれたことに不安なんだよねー。初めての試合じゃないのに。どうしてだろうね。」

栗原「亮君らしいね。でも先輩方よりも上手い下手を含めてもなんとなく私は亮君がいずれはチームを引っ張るような選手になると思っているよ。」

杉村「えっ。」

栗原「だって一番野球を楽しんでそうだもん。昔とちっとも変らない。監督や尾崎先輩もそういう所みて、レギュラー候補にしたと私も思うよ。ここぞというところで亮君ならなんとかしそうだもん。」

杉村「俺ってそんな風にみられてるんだ。」

栗原「少なくとも私はそう思ってるよ。私が野球を好きになった理由も亮君が楽しそうに野球をしているところを見てたからだよ。勝っても負けてもいつも笑ってて楽しそうにしてるところをそばで見ていたからね。亮君は周りの人にも影響与えてるように感じてる。私がそうだったから。」

杉村「それ、初めて聞いたよ。」

栗原「だって初めて言ったもん。」

杉村「そしたらなんで今言ったの?」

栗原「亮君が不安そうにしてたからだよ。だから明日の試合もいつも通り楽しみなよ。きっと結果もついてくると思うよ。」

杉村「ありがとう少しは気が楽になったよ。」

栗原「良かった。もし何か不安なことがあったらまた相談してよね。」

杉村「ありがとう。舞ちゃんもなにかあったら相談してよね。」

栗原「わかった。何かあったらラインにでもおくるね。私は部屋に戻るけど亮くんは?」

杉村「そうだね。いろいろ吹っ切れたし。部屋に戻るか。」

栗原「良かった。元気そうになって。明日は頑張ってね。お休み。」

杉村「うん。頑張るよ。ありがとうね。それとおやすみ。」

 

遂に明日から秋の大会のレギュラー争い。

まさかの俺はレギュラー候補。このままアピールし続けることはできるのか。

 




モブの名前は適当につけていきたいとおもいます。
また1話を見直してみると2話以降と設定がかなり違うことに今さら気が付きました。
申し訳ないでやんす。

今回はたまたま早くかけたので良かったけど次はいつになるかまたわかりません
来週かも知れないし来年かもしれません。
本当に申し訳ございません。

まぁ、次回作を楽しみに待ってる人なんてかなり少ない(0!?)だろうけどねー。
とりあえず頑張ってかきつづけまーす

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