パワフルプロ野球 僕らのマイライフ   作:IMO&IMO

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夏合宿2日目でやんす


夏合宿④

2日目の朝

 

ジリリリリー。ポチ

 

杉村「ね、眠い。もう朝か。」

吉田「おはよう。早く着替えろよ。ほら、滝も起きろ。」

滝「わかった、わかったよ。起きればいいんだろ。たく、6時とか早すぎだろ。」

 

だだ今の時刻朝6時。6時半にロビー前集合の予定なので他の部屋の人も起きてる時間帯だ。

初日は施設の見学と高校別対抗のベースランニングリレーとグランド整備だけで終わった。

いよいよ本格的な合宿が始まる

 

朝6時半

 

大波「よし、全員揃ったなぁ。今日から本格的に練習を始めるぞ。まず簡単に今日のスケジュールを言うぞ。

まずはランニングと50メートルダッシュ3本。その後8時から朝食で10時にc面集合だ。食後は集合時間まではとりあえず休憩だ。シャワーを浴びるのも構わない。とりあえず今はこれだけでいいか。あとは10時の集合の時にまた言う。

はい、さっさとランニング行ってこい。」

尾崎「おら。早く行くぞ。しっかり遅れずについてこいよ。」

 

矢部「ところで高田先輩。いったいどのくらい走るんでやんすか?」

ランニング開始して1キロぐらい走ったところで矢部くんが俺らと一緒に走っていた高田先輩に質問していた。

そういえばどのくらい走るとか誰も言っていなかったよな

高田「うーん。たぶん5キロぐらいだと思う。」

矢部「5キロでやんすか。なら、おいだ早く終わって休んでおくでやんす。先に言ってるでやんす。」

杉村「ちょっと。矢部くん…。」

矢部君はダッシュで先頭まで一気に行った。

高田「あいつあとで倒れても知らねーぞ。5キロと言っても傾斜45度の坂を1キロは登るんだぞ。」

杉村「えっ。1キロも坂道あるんですか?」

高田「うん。相当キツイぞ。まぁそれよりキツイ坂なんてここにはいくらでもあるけどな。このコースは自分のペースで1時間くらいかけてい戻るのがいいからゆっくりで良いよ。まぁ、とりあえずあいつのことは諦めろ。あれが例の坂だ。今からはあんまり話すなよ。」

杉村「えーっ。急すぎじゃないですか。」

目の前に見えたのはものすごく急な斜面だった。これが1キロとかしんどすぎる

確かに話しながらだったらぶっ倒れるかもしれない。

ここはスピードを少し緩めて自分のペースで登ろう。さもないと途中で倒れそうだ。

 

黙々600メートルぐらい登った時に何かが倒れてる気がしたが何かを確認する暇もない。マジでキツ過ぎる。

そして15分ぐらいかかってようやく登りきった。

あとは来た道を戻るだけだ。

一呼吸置いて再び俺は走った。

帰り道の途中坂を上りよる途中にみたものはまだあったが誰も気にしておらず俺も見て見ぬ振りをした。

何か聞き覚えのある声が聞こえた気がしたが

 

ランニング開始して1時間後ようやくロビーの前に着いた。2年生のほとんどはもう着いていた。他の1年は俺とおなじくらいの時間帯で戻ってきた。

滝「あの坂きつすぎだろ。もう2度と登りたくないぜ。」

尾崎「何言ってるんだ。毎朝のランニングはあのコースだぞ。」

滝「マジか。朝からキツすぎる。そういえばあの坂の途中で誰か倒れてなかったか?」

吉田「俺は気づかなかったけど、亮は気づいたか?」

杉村「確かに何かあったけど、あれさ人なの?ところで矢部君はまだなの?」

滝「さぁ、見てないぜ。どこかでサボってるんだろ。どうせすぐに出てくるだろう。それより早くダッシュに参加しようぜ。もう2年始めてるから。」

杉村「そうだね。さっさと終わらせてゆっくり朝食食べながら休もう。」

 

 

滝「ハァ、ハァ。疲れた〜。」

吉田「さすがに朝からあんだけ走ると足にくるな。これから2時間後に練習とかできるのか不安だ。」

杉村「とりあえず朝食食べようよ。まともに食える気がしないけど。」

滝「それわかる。マジで食欲わかねー。

あれ?あそこにいるのって」

突然滝が指をさした。

そこには飯をガッツリ食べてる1人がいた。

杉村「矢部くん!」

矢部「亮くんたち遅すぎでやんす。おいら暇すぎて先に食べてしまったでやんす。」

吉田「なぁ、矢部。お前いつからここにいるの?」

矢部「10分前ぐらいでやんすかね?ランニングの途中でおいら情けないことに倒れてしまって、気がつけば周りは誰もいなくてすぐに追いかけたでやんすがここにたどり着いても誰もいなかったから1人で待ってたでやんすがお腹が空いてしまったでやんすよ。」

滝「あれ?もしかして倒れてたのお前だったのか気がつかなかったぜ。」

杉村「ね、矢部くん。10分前にいたということはダッシュはしたの。」

矢部「ダッシュでやんすか?一応みんなを探したでやんすがいなかったから終わったかと思ってたでやんす。」

杉村「えっ。矢部くん、俺たちみんなロビーの前でしてたんだけど…。」

吉田「矢部。まさかとは思わないがランニングの時階段使ったか?帰りに。」

矢部「使ったでやんす。かなり急だったけどみんなに追いつくため頑張って降りたでやんす。降りて少し走ったらロビーらしきとこについたでやんすが誰もいなかったでやんすよ。」

吉田「矢部。それ裏ロビーだ。」

矢部「そうなんでやんすか。でもラッキーでやんす。ランニングもショートカットできたでやんすし、ダッシュもサボれてばれてないとは儲けものでやんす。」

尾崎「へー。そうか。そしたら食後にダッシュを10本して貰おうか。逃げんなよ矢部。」

あ〜ぁ。こればかりは…。

矢部「亮くん。助けてほしいでやんす。」

杉村「頑張って。矢部くん。」

 

昨日から走ってばっかりだがいよいよ朝食後に練習だ。

まだまだ2日目だが頑張るぞ…。

 

矢部「お願いでやんす。誰か助けてでやんす〜。」

 

 

 

 

 

 

 




まだまだ合宿は続くでやんす

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