バカと仲間と来訪者達   作:フラスカ

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侑「・・・あれ?」

どうしたんですか~?

侑「出る所間違えてないよな?」

ええ、間違えてませんよ~?

侑「嘘だっ!!」

雛見沢っ!?

侑「主がこんなに早く書くわけがない!」

ええ...

侑「どうしてこんなに早い!言え!」

早く書いたら書いたで怒られる理不尽

侑「さては...偽物だな?」

違います!投稿が早い理由、それは...

侑「それは?」

余が!そういう!気分だからであーる!

侑「解体聖母(マリアザリッパー)!」

同じだけど違ブヘッ!

侑「アホか!」

死ぬなら...嫁セイバーの...胸の中で...

侑「死ぬな死ぬな、まだやってもらう事がある」

完全にセリフが悪役なんですが

侑「せーの...」

侑「第六話、どうぞ!」

...

侑「言えよ!」

へ?

侑「恥ずかしいだろ!一人で!」

...あーはいはい、思い出しました

侑「お前ホント...」

だって一年半も間空いてたら忘れますって~

侑「その原因は誰のせいかなぁ?」

せ、せーの

侑・主「第六話、どうぞ!」

                               侑「お前後で説教な」
                     
                                 ヒィッ!

あ、あと若干のホラー要素入ってます

侑「言うのが遅い!」

ヒィッ!


第六話 バカと病みと闇の片鱗

side侑

 

雄「明久にはDクラスへの宣戦布告の使者になってもらう。大役を果たせ!」

 

明「えっ?」

 

あいつ、今なんて言った?明久に使者をやってもらう、だと?

 

銀「おーう、明久頑b」

 

ガシッ!

 

銀「ガンバルガー!?」

 

侑「銀時、手を貸せ」

 

銀「何でだ?宣戦布告しに行くだけだろ?」

 

明「下位戦力の宣戦布告の使者ってたいてい酷い目に遭うよね?」

 

銀「...ああ、なるほど」

 

侑「あっち側からすれば面倒臭い、メリットがない等々疫病神でしかないからな」

 

雄「大丈夫だ、奴らが危害を加えることは無い。安心して逝ってこい」

 

明「本当に?」

 

いってこいの字が二人の間で違うと感じるのは気のせいじゃないと思う

 

銀「らしいが、過保護すぎるんじゃねーか?」

 

侑「お前は何を言っているんだ」

 

銀「は?」

 

侑「あの!雄二だぞ!耳を塞げと言ったらスマホで録音してるような奴だぞ!」

 

銀「お、おう...」

 

雄「大丈夫だ、俺を信じろ。俺は友人を騙すような真似はしない」

 

侑「ど!の!口が!言ってムグゥ!?」

 

銀「落ち着け、気持ちは分からんでもないが落ち着け」

 

明「分かったよ、それなら使者は僕がやるよ」

 

銀「雄二、使者は1人じゃないといけないのか?」

 

雄「いや、そんなことはないが」

 

銀「じゃあ、俺と侑も付いていくが構わねーか?」

 

雄「ああ、何の問題もないぞ」

 

銀「それじゃ、行ってくらぁ」

 

侑「すまん、助かった」

 

銀「いや、別に良かったんだがどうして自分で言わなかったんだ?」

 

侑「そうだな...弱みを握られたくないから」

 

銀「流石にそれはねーんじゃねーか?」

 

侑「まぁないだろうが、俺と明久は弱みを握られたという共通点があるからな。」

 

明「二人とも、何話してるの?」

 

侑「いや、何でもない。行こう」

 

side銀時

 

唐突だが、俺は侑に対して違和感を持っている

挙げだしたらきりがないが...強いて言うなら2つ

過去の詮索と明久への過保護さだ

 

明「そういえば、どうして二人は付いてきたの?」

 

侑「ん?あー、こいつが色々見てみたいって言ったから」

 

明「そうなの?でも結構見たと思うけど...」

 

侑「学校内はな、試召戦争のことについても見たいんだと。な?」

 

銀「ああ...」

 

侑の明久に対しての過保護さは友情などの域を超えている。

友情というよりは、まるで憧れや信仰に近い。

 

明「早く行かないと時間なくなっちゃうし行こうか」

 

銀「へーへーっと」

 

~少年移動中~

 

コンコン

 

明「失礼します」

 

「ん?誰だ?」

 

「あれは...吉井明久?」

 

明「えっ、僕の事を知ってるの?」

 

銀「良かったな明久、随分人気じゃねーか」

 

「そりゃあ、まともな理由で観察処分者になった奴なんてお前ぐらいだし...」

 

銀「よ、良かったな明久、随分人気じゃねーか」

 

ちらり、と侑の方を見る。あの時のようにキレるんじゃないかと思ったが案外冷静なようだ

 

「とっとと帰れ!」

 

「お前らがいるだけで空気が悪くなるんだよ!」

 

「どうした、ここは高校だぞ?場所を間違えてるんじゃないか?」

 

やはり、歓迎はされていないようだ。

しかし、やけに侑が静かなのが気になる

 

銀「おい、侑どうし---」

 

侑は腕組みをしていた。それだけでは何もおかしくはなかっただろう。

しかし、見ると爪が食い込んでいる。必死に抑えているんだろう。

 

銀「侑!おい侑!」

 

侑「ん?どうした?大声を出して」

 

銀「...いや、何でもない。やけに静かだったからどうしたのかと」

 

侑「ああ、すまない。いつ言い出そうかタイミングをな」

 

銀「そうだなー、もうそろそろ良いんじゃないか?」

 

侑「悪い、そろそろ話をさせてもらっても良いか!」

 

平「話を聞こう。」

 

侑「ええと、確か...平賀君だったか」

 

平「ああ...といっても大体は分かるけど」

 

銀「じゃあ言わせてもらうぜ!FクラスはDクラスに宣戦布告をする!」

 

明「あっ!それ僕が言いたかったのに!」

 

平「何というか...大変そうだな」

 

侑「理解してくれると助かる」

 

決まった...他はどうでもいいからこれだけは言いたかった...

 

コツン

 

銀「ん?」

 

「ふざけんな!お前等底辺に付き合ってる暇はないんだよ!」

 

「代表、どうせやるんだから今ここで潰しちまいましょう!」

 

「底辺クラスに身の程を分からせてやれ!」

 

なるほど、酷い目に遭うってのはこういう事か

明久1人に行かせてたらかなり危なかったかもな

 

平「皆!落ち着け!物を投げるな!」

 

平賀がクラスの奴らを説得しようとしている。

どーでもいいが源外のジジーの孫だろうか?

 

平「そこ、糞をなげn...糞!?」

 

明「銀時...あれって」

 

銀「ゴリラじゃねーか!」

 

何だ!?あっちでもこっちでもゴリラか!?

どこまで行ってもゴリラか糞ったれ!あ、ちょっと今の上手かったかも

 

侑「平賀!どうにかしろ!どんどんエスカレートしてるぞ!」

 

平「そうは言っても...危ない!」

 

明「えっ?」

 

明久に向かってハサミが投げつけられる。刃を明久に向けて近づいていく

 

銀「まずっ、間に合うか!?」

 

ハサミはスピードを落とす所かスピードを上げている

 

?「さーて、どうなるかなぁ?」

 

そんな声が聞こえた、と同時に何かがぶつかってくる

...明久だった

 

銀「明久!?」

 

明久を見たが、ケガはない。気を失っているだけのようだ

 

銀「おい、侑」

 

大丈夫だったか、危ないところだったなと声を掛けようとした

 

侑「ふう、()()()()()()()()()()()

 

見ると、明久を庇おうとしたのだろう。手にハサミが刺さっている。

 

侑「銀時、明久を頼む」

 

侑がそう言った。それと同時に思ったことは傷の事でも、明久の事でもなく

早くコイツを止めなければ、だった

 

side侑

 

誰が投げた?誰が明久に危害を加えようとした?

誰ガ明久ヲ危ない目ニアワセタ?誰ガアキヒサを傷つけようトシタ?

ダレガ、ダレガ、ダレガダレガダレガダレガダレガ

ダレガ           シタ?

 

「あれ、俺は何を...?」

 

あア、あイツカ。アいツガアキヒサヲ

 

?「ほ~う、予想以上の結果になったね。これは面白そうだ~」

 

なニカ、キコエル。デも、イイヤ

今ハ、コイツヲおソウジしなきゃ

 

「く、来るな」

 

クルナ?サキニシタノハオマエダロウ?

アア、モウイイヤ

                                       ブツッ

 

side?

 

昔々ある所に男の子がいました。男の子は至って普通でしたが、

周りは男の子を普通と思いませんでした

男の子は毎日毎日苦しいのに、誰にも助けをいう事が出来ず苛められていました。

そんな男の子の前に、これまた普通の男の子が現れました。ただその男の子は周りとは違い、

男の子を友達として見て、助けました。

その男の子にとって、その行動は何も特別な事ではありませんでしたが、

助けられた男の子にとってはヒーローに見えました。

その時男の子は思いました。ボクはヒーローにはなれない、でも、ヒーローを助けるような存在になりたいと。

 

?(...と、まずはプロローグって所かな。せっかくの機会なんだし、精一杯楽しまなきゃね!)

 

?「ねぇ?何を怯えてるの?これをやったのは君だよね?僕を傷つけたのは君だよね?」

 

「あ...あ...」

 

?「そして、()()()()()()()()()()()()()()()()君だよね?」

 

「ちが...おれじゃ...」

 

?「君じゃないの?じゃあ誰がやったのか教えてくれないかな?」

 

「え...それ、は...」

 

?「何だ、やっぱり嘘だったんだ。嘘つきは泥棒の始まりなんだよ?

お仕置きしなくちゃだめかなぁ?」

 

「やめ...て...たすけ...」

 

?「...はぁ、いい加減ちゃんと喋ってくれない?子供じゃないんだから。

なーんて、僕が言うのは皮肉ってもんだけど(ボソッ)」

 

銀「侑!おい!侑!」

 

?「このハサミでおんなじ所をおんなじ様にすればちゃんと喋ってくれるかなぁ?」

 

銀「侑!」

 

ガシッ!

 

銀「やり過ぎだ、程度があるだろう。それに手のケガも治療しねーと」

 

?「銀時、邪魔しないでくれるか。ぼ、俺は明久の為を思って」

 

銀「そうかい、それにしちゃあ随分楽しそうに見えたんでね」

 

?「...ちっ」

 

銀「お前は誰だ」

 

?「名無しの権兵衛、とでも覚えといてもらおうかな。今日は顔見せのつもりだったし

退散させてもらうよ」

 

銀「出来れば、もう会いたくねーが」

 

?「まぁまぁ、そういわんとよしなに」

 

side明久

 

目が覚めると...何かいろいろ大変なことになっていた

 

平「すまない、大丈夫だったか?」

 

銀「まぁ、大丈夫じゃねーがこっちもこっちでやらかしたしな。お互いチャラっつーことでどうだ?」

 

「ふ、ふざけんな底辺が!」

 

「こんなことをしてただで済むと思うなよ!」

 

銀「おーおー、鉄板のセリフだねぇ。まぁ、どうしてもっつーなら俺が相手になるが?」

 

銀時がそういうとDクラスの人達は静かになった。あれが、侍の気迫ってやつなのかな?

 

平「ついでにゴリラの糞掃除も手伝ってくれるとありがたいんだが...」

 

銀「悪ぃ、それはそっちでやってくれ。明久、侑運ぶぞ」

 

明「う、うん!」

 

また、借りができちゃったな

そんな事を思いながら僕達はDクラスを後にした。




侑「...」

...

侑「これ、ハッピーエンドで終わるのか」

終わったらいいですね!

侑「ふざけろ!どうみてもバッドエンド真っ逆さまじゃねーか!」

そんなん言われても!まだ序盤やし!ラダトームの城出たところぐらいやし!

侑「今回は若干ホラーっぽくなったが次回も楽しんでくれ」

では、次回までさよ~なら~

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