ノーパソのキーボードを打つ感覚が久々過ぎて誤字等あるかもしれません。
リハビリも兼ねて今月は3話ほど投稿できればと思っています。
最近、キリトの様子がおかしい。迷宮区を探索していても別の事に現を抜かしている気がする。この前起きた圏内事件でアスナと何かあったか?
いやいや、そんなんだったらわざわざエリュシデータを舐めるように見たりしないか....
にしてもだ。この刀剣士の時にドロップしたコレは何時になったら使えるようになるんだろうか...あ、使えるといっても装備は出来るよ?ただどうしてもソードスキルが発動しないんだよな...って俺は誰に説明をしてるんだ?
ま、とりあえず迷宮区に行って適当に狩ってくるか。
「はぁ...」
結局、今日もソードスキルは発動できなかった。何か特別な条件でもあるのか?鼠...いやキリトに聞いてみるか。メッセ送っておこう
「おはよう。ケイタ、サチ」
「あ、おはよう。ハチ今日は早いね?」
「あぁ、昨日疲れたからな」
あれ?昨日そんなに長時間狩ってたつもりなかったんだけどな?
「それよりもハチ、忘れてないよね?今日ホームの引越しだからね?ちゃんとついてこいよ?」
「分かってるって54層だろ?覚えてるって」
そう言えば昨日キリトにメッセ飛ばして返事見てないや.....あれ?来てない。
おっかしいな。キリトはメッセすぐ返すやつなんだが...まぁいいか。アイツの事だから探索に集中しすぎて日が明けたのに気付いてないんだろう。
「にしても、もう70層なんだよなぁ...俺達が初めてボス攻略に参加したのが33層であれから37層も上がってきたんだなぁ」
「そうだな。もうじきボス部屋も見つかるだろうし気引き締めとかないとな。クォーターじゃないにしても70も1つの区切りだからな...」
「クリアまで後30層...私達クリア出来る...かな?」
「出来るとか出来ないとかじゃない。やるんだ!俺達で!」
「ケイタ...熱血過ぎてあつい。てかちょっと引く...」
「え?ちょっそれはやめ─
「まぁ、ここまで来たからにはやるってのには賛成だがな...」
「捻_デレ?」
最近、サチの言葉の鋭さが増してきた気がする...
「どうだ?ハチ。結構良いところだろう?月夜の黒猫団新ギルドホーム」
「そうだな。思ったより自然豊かで過ごしやすそうだな...そう言えばケイタ。キリトの所在知らないか?めっせ飛ばしても返事が来ないんだが」
「キリトさんならアスナさんの知り合いの鍛冶師に会いに行くって言ってたよ。何でも剣が欲しいって」
鍛冶師か...それにしても剣が欲しいってアイツ魔剣クラスの持ってたよな...エリュシデータが壊れた訳無いだろうし、何用に欲しいんだ?コレクトか?いや、あの戦闘バカが眺めるだけの剣を欲するわけがない。ならもしもの時の保険か?それならありえるな。
つか、それくらいなら返事寄越せよ。トラウマが蘇っちゃうだろ...
「こうして見ると本当大きくなったな黒猫団は」
「そりゃそうだろ。ハチと会ってもう一年以上経つんだからな」
最初会った時こいつらの動きはぎこちなくて心情も暗かったのに今じゃ攻略組の一員だ。この世界に絶望していたサチでさえ攻略組の自覚がある。
人は変わる。一年という確かな時間はかかってしまう。でも変われる。この世界に来なかったら分からなかった。いや認めたくなかったこと。
今なら言える、アイツ等にちゃんと俺の言葉で...
「家具の配置はそんな感じでいいから休憩しなよ。私もそろそろ夕飯作るから」
「そうだな。俺もアイテム整理とかしたかったから部屋に戻るわ」
やっぱりこの瞬暗刃にはスキルを発動させる条件があるのか?そんな特殊な武器があるのか?武器自体にスキルがあるのか。あるスキルにだけ使える刀なのか。
まぁ、考えても仕方ないか。キリトからの返事もないしな...
「ハチー!飯できたぞー」
「了解。今行くよ!」
ちなみに余談だが翌朝にキリトから返信が来ていた。何でもフロアボスの巣で帰宅困難だったらしい。なんとかトラウマにならずに済んだようだ。