では、本文です。
side要
ん?朝....か。昨日考えているうちに寝ちゃったんだっけか....。そろそろ起きるとするか。
「カナメ、起きてる?」
こいつはどうしてこうもタイミング良く入って来られるのか....。
「ああ、起きてるよ。おはよう」
「そっか。朝ごはんできてるから着替えて下に来て」
「わかった」
....とりあえず、考えるのは後にしよう。まずはあいつの料理のお手並み拝見とするか。
sideout
side三人称
「....というわけなのよ。心当たりない?」
「すまねえな、カンナの姉貴。そんな話聞いたことねえや」
「ううん。いいのよありがと。仕事頑張ってね」
「おお!そっちこそ!」
カンナは知り合いの狩り仲間に要の情報を集めようと試みるものの、やはり異世界の情報を持つものはおらず、進展は全くない
「ごめんなさい。やっぱり難しいかも」
「いいよ、別に。元々違う世界だってわかってたから、帰ることが難しいのはわかってる。地道に行くことにするさ。それよりあんたの彼氏はまだ来ないのか?」
「なんでも弟子の子がバタバタしちゃったらしくて、先にクエストへ行っててほしいって行ってたわ。まあ、それは一先ず置いといて....」
カンナは一息おいて、今日リンが受けるクエストの討伐対象を発表する。
「今日の相手は、クルペッコよ」
「クルペッコですか!?」
クルペッコとは、他のモンスターの鳴き声を真似て呼び寄せるモンスター。リンの苦手なモンスターの一つである。
「そうよ。苦手は今のうちに克服しないとね」
「そんな~」
「強いのか?そいつ」
「強いというよりは厄介なモンスターね。他のモンスターの鳴き声を真似してひきよせたり、体液は属性耐性を降下させるから、複数のモンスターを相手にすると、とても面倒ね」
「まさか師匠、一人で行けと「今回はカナメにも行って貰うわ」よかった~」
「おい、人を巻き込むな」
「働かざる者食うべからず。キチンと働いてきなさい」
「チッ、わかったよ」
「じゃ、頑張ってね~。私はここで彼氏を待つから」
そういうカンナを背に、要達は狩りに向かった。要達の姿を見送った後、カンナはウキウキしながら彼氏を待つことにした。
渓流調査隊より報告
今朝発見されたリオレウスの死体についての調査が完了した。
発見されたリオレウスの体は巨大な何かによって貫かれ、体に穴が空いている。また、体の一部が食いちぎられ、体のいたるところに焦げたような跡が見られる。火耐性の強いリオレウスの甲羅が焦げているため、強い火属性を持つものにやられた可能性がある。この死体は本部に送り、こちらは引き続き調査を行う。
本部より
死体の調査お疲れ様です。死体の方は本部で詳しい調査をしようと思います。リオレウスを襲ったモンスターがまだ近くにいる可能性があるので、注意して引き続き調査をお願いします。こちらも観測隊に協力を要請してモンスターの発見を進めます。
岩手旅行、行ってきました!お土産に買ったずんだ餅がおいしかったです。
ついでに昨日池袋にも行きました。スクフェス感謝祭の実物大アルパカもふもふしたい衝動にかられて危なかったですww
次回カンナの彼氏登場!
お楽しみに
6月25日加筆修正しました