雪乃「」ソワソワ
雪乃「」キョロキョロ
雪乃「」ポワポワ
雪乃「」シュン
八幡「(………何してんだ?駅から出てずっとこんな調子で一喜一憂してる。こんなに感情あったのか雪ノ下)」
八幡「なぁ、さっきからどうしたんだ?」
雪乃「っ………⁉︎な、なんでも、その…ない、わ………」
雪乃「(さっきから告白の言葉を考えて、それを頭の中で言ってみているのだけれど、全てフられるイメージしかでてこないのはなぜかしら………)」
………………………………………
雪乃「ひ、比企谷君。あなたの、こと、が、好きです!わ、私と、つ付き合ってください!」
八幡「わりっ、眼中になかったわ。すまん」
………………………………………
雪乃「」ウルウル
八幡「(なんか泣き出したんだけど⁉︎いや、性格にいえば涙目になっているだけだ。てかかなり俺が動揺してる。正確を性格にするくらい動揺してる。これは、やばいな)」
八幡「なぁ雪ノ下」
雪乃「なに…かしら…?」
八幡「悪かったな」
雪乃「えっ?な、なんで?」
八幡「いや、俺と帰りたくなかったからそんなことしてんだろ?(それならそうだと言ってくれればいっそのこと楽になれるしな。いや別に死ぬわけじゃねーけど)」
雪乃「………わよ」ボソッ
八幡「なん?」
雪乃「そんなことないわよ!」
八幡「ふぇん⁉︎(なんだこの声どこから出たんだよ⁉︎てか、雪ノ下の大声出すとこって見たことなかったな)」
雪乃「そんなこと…ないわよ…」
八幡「いやだってお前ーーーーー」
雪乃「あなたにどうやって告白しようか考えてたのよ!」
八幡「」ポカーン
雪乃「」プルプル
八幡「(………い、いや。勘違いするな比企谷八幡。告白ってのはあれだ、なんか隠し事してんだな。そうに違いない………そうだ、そうに違いないんだ)」
雪乃「(こ、告白って言ってしまったわ………⁉︎ど、どうすればいいのよこれから………!)」
雪乃「」
八幡「」
雪乃「」
八幡「」
雪乃「」
八幡「………なんの告白だ?隠し事でもしてたのか?」
雪乃「っ………」
雪乃「(彼には…届かなかったのかしら…私の…思い、は…そんなこと言うなら…はっきりとフってくれればいいの…に………)」ポロポロ
八幡「(今度は本当に泣き出した………この反応は、その、まぁあれだな。
………勘違いできねぇよ、な。)」
八幡「国語で習っただろ?ちゃんと、まぁ、文を構成しないと、その、気持ちも伝わらないんじゃねーのか?(これ以上の言葉を俺は有していない。あとは目の前の彼女次第だな)」
雪乃「(………そう、よね。私らしく、ちゃんと言葉で伝えないと、いけないわね)」
雪乃「(なら、私ははっきりと言葉に!)」
八幡「(落ち着いたか)」
雪乃「すぅー………ふぅー………わ、私…雪ノ下雪乃は…あ、あなた…比企谷八幡の…こと…が…」プルプル
雪乃「(言うのよ。ちゃんと、最後まで!)」
雪乃「比企谷君のことが!好きです!!だ、だから…私と…付き合っ…て…く、ください!!」プルプル
八幡「………」
雪乃「///」プルプル
八幡「ふぅー………はぁー………」
雪乃「(どんな結果でも、ちゃんと受け止めるのよ。ちゃんと………)」
八幡「お、俺はーーーーー」
雪乃「えっ………?(ゆ、揺れる………)」
八幡「なっ………⁉︎(結構でけぇ揺れだな………)」
八幡「おい雪ノ下、掴まれ!」
雪乃「えっ、ええ」ギュッ
八幡「これは震度いくつくらいだ?」
雪乃「3は、あるわよ」
八幡「んじゃ、もう少し寄っといた方がいいな」ダキッ
雪乃「ぁ…うぅ………」///
八幡「」ナデナデ
雪乃「」ギュッ
八幡「」ナデナデ
雪乃「わ、私は言葉にしたの…だから…あなたも言葉にしな…さいよ…」ポフッ
八幡「(胸に顔埋めて、さらにそこから上目遣い。せこいよなー雪ノ下)あぁ、わかった。んとなー、コホン。俺は、比企谷八幡は、雪ノ下雪乃のことが、好き…だぞ…」
雪乃「それで?」
八幡「お前意地悪すぎんだろ………」
雪乃「ふふっ、あなたがそれを言うの?」
八幡「けっ………だからな、そのな…俺と付き合ってくれ。もちろん恋人とし…て…///」
雪乃「70点ね」
八幡「微妙だな⁉︎」
雪乃「語尾が弱くなっていくんだもの。それはもちろん減点ポイントよ」
八幡「さいで………」
雪乃「けれど」
八幡「けれど?」
雪乃「恋人としてという部分は、その…プラスポイントよ…///」ボソボソ
八幡「なんて?」
雪乃「なっ、なんでもないわよ!」プイッ
八幡「(ふっ、まぁ加点部分はなんとなくわかる、かな。そんなに顔も耳も、真っ赤にしてたら」
雪乃「だか…ら…また…///」
八幡「(おうおう、さらに赤くして。まったくかわいげのあるやつだな)」
雪乃「(卑怯よ、ほんとに………いつも、いつも………卑怯なのよ、比企谷君は………)」モジモジ
雪乃「あと、それから」
八幡「まだあんの?」
雪乃「私に向かって勉強に関することで例えを出すのは愚策よ。そして」
ギュッ
雪乃「生意気よっ」ニコッ
八幡「っ………そ、そうかよ///」プイッ
これで最終話ーです!ででん!
私としてはもう満足です。ただの自己満足ですね。
ここまで付き合ってくれた読者の皆様、ありがとうございました!
他のシリーズもぜひよろしくお願いします!