最近ちょっと不調でして、すぐに眠ってしまうことが多かったので…
もしかしたら、投稿ペースが落ちてしまうかもしれません。すみません…
それでもいいという方は、今後ともよろしくお願いします。
さて、今回はブレイズさんに考えていただきました、新キャラもでます!
考案してくださってありがとうございます!
ではでは、拾陸巻、どうぞ
これは、椛が怪我をしていた時に柊が一人で哨戒任務をしていた時の話。
「はぁ~……」
私はため息をつく。
自分では覚えてはいないが、なぜ椛さんにあんなことをしてしまったのかということに落ち込んでいた。
独り言に自分でツッコミを入れながら、山の見回りをしていると、誰かが倒れているのを見つけた。
「誰か倒れてる……」
倒れている人に近づく。近づいて初めて分かったが、その人は傷だらけだった。
「ひどい怪我……! 早く手当てしないと!」
手当てを始める。しかし、手当てをしようとした時に、その人が私に話しかけてきた。
「な……にやって……巫女が……きちゃう……」
「巫女……?」
(巫女ってあの、よく神社とかにいる人達のことだよね。その人達が来る?)
私には訳がわからなかったが、妙な胸騒ぎを感じた。
「そう……巫女、よ……博麗の巫女……一緒にいたら……あなたも……!」
「博麗の……巫女……?」
その言葉を口にした時、背筋が凍るほどの殺気を感じた。足が震えだし、本能的に能力を発動させてしまう。
その人は私に言った。
「ほら……来ちゃった……! はや、く……! 今……なら、まだ……逃げられる……!」
その人が言った時、もの凄い速さで巫女が来た。その人の表情は凍りついていた。まるで死を覚悟したかのようだった。
が、
思っていたのとは違う言葉が飛んできた。
「あれ~、おかしいわね。こっちに来たと思ってたんだけど……しかも途中で妖気が消えてる……もう、面倒くさいったらありゃしないのに……」
博麗の巫女は目の前にいるのに、そんな言葉を述べて、どこかへ行ってしまった。この不思議な状況を見て、驚かない人なんていないだろう。
案の定、その人は唖然としていた。
「え……なん……で……? どうゆう、こと……?」
全く現状を把握できていないその人に、私は説明する。
「あの……実は、私の透明化にする能力で、透明にしちゃったんです」
「え……」
説明したら、一瞬止まったが、
「あ、そうだったの!?」
と、驚いて、興奮し始めた。
「あの、ありがとう! 本当に助かっちゃって……命の恩人だよ! あ、私は、水霧 双葉(みずきり ふたば)って言うの。あなたは?」
「私は……柊、白神 柊」
「柊……柊! ほんとうにありがとう! 感謝しきれないよ」
「ううん、私も力になれてよかった。実際、足が動かなくって本能で能力出しちゃったから」
私は逃げようにも、逃げられなかったのである。でも、目の前の人が困っている状態で逃げ出そうとするのもそれは悪いことだ。だから、怖くても逃げなかった。
ここで私は忘れていたことを聞いてみる。
「ところで、双葉ちゃん」
「ん? なぁに? 柊ちゃん」
「けが、大丈夫なの?」
双葉は自分の怪我を見た。
その後、双葉が倒れたのはいうまでもない。
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私は、双葉ちゃんを手当てしながら思い出していた。先ほど能力を発動してみてわかったことを。
一つ目は、能力発動中は気配も消すことができること。私は、戦ったことがなかったので、実際に能力を特訓以外で使ったのは初めてだったため、先ほど知ったのだ。
そして二つ目は、二人以上(自分と妖怪及び人)が同時に消えている時、消えているものどうしを見たり、会話ができるということだった。これも一つ目と同様に、使う相手がいなかったため、先ほど知ったのだ。
私はこの二つを知った時、相変わらず複雑な能力だなと手当てをしながら思っていた。
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手当てをし終え、私と双葉ちゃんはとりあえず椛さんのところへ向かっていた。椛さんに双葉ちゃんのこと説明するためだ。
双葉ちゃんには、椛さんのことを少し紹介しておいた。
「いやぁ……一箇所に留まるのは好きじゃなくてね。この広い幻想郷を見て回ってたんだ」
「へぇ~」
私は、双葉ちゃんが今まで見てきた景色のことを聞いた。
双葉ちゃんの話しを聞きながら、まだ見知らぬ世界へと行ってみたいな……と、思いながら、私達は椛さんのところへ向かった。
はい、新キャラの名前は水霧 双葉ちゃんでした。
髪は水色で性格が明るい可愛い子(だそう)です!
あ、因みに、妖怪です。(妖怪だと思ってます)
まずは、ブレイズさん考案してくださり、本当にありがとうございます!
そして、読んでいただいてる方、遅くなってしまい、申し訳ないです
では、今回も読んでくださり、ありがとうございました!