東方〜二人の白狼天狗〜   作:ふれんど

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今週は、課題やら、私の誕生日(意外と昨日だったり…)だとか、課題やら、テストやら、課題やらで遅くなってしまいました。  すみません…

で、前回の話に付け足しですが、椛が蜘蛛嫌いなのは、私の勝手な想像です。そんなだったら可愛いかなと、考えてみました。
このように、私の勝手な想像も入りますので、ここまで来て言うのもあれですが、
苦手なかたはブラウザバックを

そして今回、柊が容赦なくいためつけられます。なので、注意にもありますが、残酷な描写も含まれます。それも苦手な方も、ブラウザバックを

それでもよろしいかたは、どうぞ読んでいって下さいませ、

ではでは、始まります


拾肆巻~裏~

 時が経つのがはやく、特訓から早二週間が過ぎていた。

 私は時間があれば、特訓をしていた。そのおかげで、私は能力を使いこなせるようになっていた。

「柊さん、だいぶ能力使えるようになってきましたね」

 椛さんは私を見て言う。

「操れるようにはなりましたけど、でも実際、能力と妖力だけですし、戦闘なんてまだまだ先だと思います……」

 椛が一瞬その言葉に反応する。すると椛さんは、

「柊さん、ちょっと外に来てもらえますか?」

と言い始めた。

 しかし私には何のことかわからない。

「え? どうしたんですか?」

 私は言われるままに、椛さんについていく。

 

 椛さんは外にでるなり、

「柊さん、これを持って下さい」

と、木刀を渡してきた。

「椛さん……? な、何をするんですか?」

 しかし椛さんは、私のいうことを無視して、

「私がやめと言うまで、戦って下さい」

「へ? な、なんでですか! 私が戦えるわけないじゃないでs……」

「なんでそう否定するんですか……」

 椛はそう呟いた。

 しかし、私にはよく聞こえなかった。

「え? 何ですか?」

「なんでもないです。行きますよ」

 椛さんはそう言うのと同時にこっちに向かって飛んでくる。

 私は、弾幕をバラまく。

 しかしそれを全て回避され、右側から木刀で叩かれる。

「……いッ!!」

 飛ばされながら、体制を立て直す。

 椛さんの一撃が重い。今の一撃でも相当なダメージだ。

(このままじゃもたない……せいぜいよくても、二分かそこらしか持たない……はやく能力を使って隠れないと……でも、椛さんが見ていては、能力が……!)

 

 柊の能力は、透明化できる程度の能力である。

 概要を説明すれば、柊自身も消えることができ、柊がものに触れ、妖力を少しでも送らせれば、その触れたものも透明にすることができる。

 しかし、どんな能力にもデメリットがある。そして、柊が使うこの能力は、二つのデメリットがあった。

 一つは、柊以外の人、妖怪などが触れると、透明化の能力が無効化されること。そしてもう一つは、柊が他人に見られている間は、能力が発動できないということである。

 透明にするところを見られてしまうと、能力が発動しないのだ。

 そして今は、二つ目に言った、見られているという条件があるため、能力が発動できないのであった。

 

 椛さんの木刀を弾き返す。そして隙があれば、すぐに弾幕をはる。

(だめだ、この繰り返しじゃいつまでたっても終わらない!)

 私は、空中へと逃げる。すぐ後ろを向き、スペルカードを唱えようとする。

 しかし、椛さんはそんなに甘くはなかった。

 私にあけられた差を、一瞬でつめていた。

「は、はや……」

 椛さんの肘が私の鳩尾にはいった。

「ガッ……! かはっ……」

 そこに追い打ちをかけるように、叩き落とす。私は木にぶつかりながら落下していく。

 

「かッ……! は……ァ! ぁあ……うぅ……」

 うまく息を吸うことができない。意識は朦朧とし、視界が歪んでいて、おまけに頭には激痛がはしる。立ち上がろうにも、体が動かない。そこへ正面から、歩み寄る人影があった。

 

 椛さんだった

 

 なんとか呼吸を整え、息ができるようになったが、喋ることができない。

 椛さんが近づいてくる。

 私は何もできずにいた。そんな私を椛さんは一瞬見る。そして、何の前触れもなく、私の脇腹におもいっきり蹴りをいれた。

「グハッ……!」

 私は吹き飛ばされ、木にぶつかる。

「柊さん、はやく立ち上がって下さい」

 その言葉を言った椛さんの目は、一瞬悲しんでいるように見えた。

 しかしそれを遮るように、椛さんが私の背中に木刀を叩き込む。

 

(なんで……なんで……)

 椛の攻撃を喰らう。

(なんで……)

 椛さんはやめない。

 

 

 ―――――――――――――

 

 

 

 何かを感じ取った椛の動きが止まった。

 その何かは、今まで感じたことのない、妖気……いや、邪気とも言えるほどの気だった。

 

 椛は気のせいかと思い、そのまま柊に攻撃を加えようとした。

 

 

 

 その時、柊の体が消えた。

 

 

 

 




なんでこうなったのかは、次回にでも入れたいと思います。

では、読んでくださり、ありがとうございました

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