SAOにプレイヤーチャットが搭載された件【連載するよ!】 作:秋ピザ
あと茶番だね茶番。
ちょっと思い付いたネタをついでに書いてたら半分以上リソースを取られたぜよ。
さてと、ホロウ・エリアなるところに来たけども、どうやって攻略するかねー。
やっぱ普通に攻略ってのも良いけど、ここは1つ面白い事をしたい。
例えばここでドロップアイテムを狩ってネタ装備を………あ、そうだ今のうちにアレ、装備しとくか。
メリケンサックと指貫グローブ。
あれがあればクイックチェンジすら使う暇がないときも戦闘しやすくなる。
とりあえず装備してても損は無いし………うぉ、こいつなんだ、すげー密着感がするし………ピッタリだぜ。
「カッコいいです!」
エフ子からも好評だし、後でこれを最大限活かした技でも作るかね。
魔神拳改とか作ったら良いかもしれない。幸いにして俺にはキャンセルがあるし、星打を無数に繋げれば威力も派手さも多分稼げる………だが何かたりない。あともう1つ………そういや俺、まだ体術スキルに1つだけソードスキル残ってるじゃん。
名前は分かんねーけどこれはネタに使える気がするね。
と、なればまずはエフ子とふぃーちゃんとpohさんを誘ってスキルレベル上げでもするかな。
俺の低いレベルを上げるのも出来そうだし、一石二鳥だぜ!
「隊長さんよ、でもここの外の奴等はつえーぞ?」
おっとpohさん、そんな事もあろうかと俺には見た目は地味だが火力を稼げるハメ技があるのだよ。
え?何かって?そりゃ見てのお楽しみさ。ネタを明かしたら面白くないだろ?そういうことさ。
まぁあの技は面白くないけどな。いわゆるこだわりでしかない。
あ、ちなみにこだわる事に意味はない。そう、ただのこだわりは意味が無いからこだわりなのだ。
「そんな訳でさ、とりまこの面白そうな監獄エリア?にレッツラゴー!」
つまり、今のようになんの脈絡もなくフォトンムーブでコンソール前に移動してワープ先を名前で決めたとしても、そこに意味は無いのだ。
「マスターそれは違うよ」
はいはい、ふぃーちゃんは黙ってようねー。クッキーあげるから。
え?子供扱いすな?
いや、その呼び方じゃまるでエフ子じゃん。あと反応面白いし。
とりあえずクッキーどぞ。ちなみに今日は何やらろーくんから送られてきた(と、言ってもただ転移門前で渡されただけ)怪しいクッキーです。
さぁふぃーちゃんレッツラゴー。
「ろーさんの作った!?嫌な予感が………」
「マスター!私にもクッキーください!」
そしてナイスだエフ子。君にはろーくんから送られてきた見た目だけはそっくりなクッキーをあげよう。
実を言うとこれただのクッキーのクセに所々チョコっぽい味がするんだよね。ガバガバな味覚システムの裏を掻いた荒業だとよ。
「っ………卑怯な………(意訳:子供を脅しに使うなんて、卑怯な!こうなったら効果を確かめるしか………でもあの人のクッキーとか嫌な予感しかしない!)」
あ、なんか今意訳と台詞の食い違いが激しい何かが聞こえた気がする。
ふぃーちゃん、本音バレバレだぜ?
ちなみにふぃーちゃんの思ってることの半分くらいは勘違いだね。
脅したつもりはない。ただまぁ………ろーくんが人体実験せずに作った創作料理は『食えるけどおいしくない』か、『死ぬほどおいしいけど変な効果がある』なんだよね。リアルの時から。
確か前に日本代表候補の人が一回来てろーくんの料理食ってったら次の日代表になったらしくて、それ以来常連になったって話もあるんだ。
なんとウチの料理を食った日は微妙に体が軽いんだと。一体どんな料理なんだろね?(すっとぼけ)
てかふぃーちゃん、クッキー食うの早っ。
ちょっと目を離したら食い終わって………って消えた!?
「ふぇい!?」
あ、なんだそこか。
どうやら今回のクッキーは小さくなる効果らしい。
なるほど。これはろーくんが好きそうだ。
とりあえずメールを作成だけしといて後で送ろう。
あ、そうだ証拠も作っとこ。スクショスクショ。
「なんか今激しく嫌な予感がした」
あ、何やらふぃーちゃんは俺が何をしようとしてるのかなんとなく察したみたいだ。
まぁここは一発大ボケかまして気を紛らわせちまえ。
「知ーらね。ところでろーくん特製のオートエーミール食う?」
「何その蝶が好きそうな名前」
俺も知らん。とりあえずオリジナル料理の命名はろーくん任せだし。
確か前深夜テンションで美味しいし何故か運気が上がるし作りやすいし材料も安いなんて完全無欠の料理のくせに名前が300文字越えでローカルルールとして噛まずに言えなかったら通常税込み500円のところ1500円になると言うえげつないやつがあったっけ。
名前忘れたけど略して【読めない】だったのはしっかり覚えてる。
つーかあの名前はろーくんの愚痴も混ざってんだよな。えと?あ、ちょっと思い出した。
嫁もないルックスもない金もない(中略)そしてそんな俺をあなたは殴らずにいられない丼。だった。
中略した部分はわからん。でも果てしなく長い。ついでに句読点がない。
俺もあなたは殴らずにいられないの所を言えた試しがない。てかアレはおかしい。息継ぎ禁止とかヤバい。
「マスター、何しれっと私に怪しいお粥渡しながら考え事してんですか。やましいことでもあるんですか」
「ろーくんが前に作った死ぬほど名前の長い料理についての思い出をちと」
そうそう、ふぃーちゃんにはついうっかり伝えてなかったんだけどそういやそのオートエーミール………こだわり故にちょっと普通には売れないらしいんだよね。一体何をしたんだか。
まぁここはふぃーちゃんで実験じゃー。
「ん?そのかゆ、うまそうだな。」
おっとここでpohさん乱入か。
あれだな、きっとふぃーちゃんが怪しいモノを食べるのを見てられなくなったんだ。
でもさ、安心してくれよ。ろーくんだって料理人だし、食えない物は入れてないよ!
「あ、あげますよ」
「ありがとな………どれどれ」
pohさんがオートエーミールを一口口に含むと、突然無駄にうるさい声が響いた。
「宇宙…キター!………って俺は一体何を」
どうやらオートエーミールを食ったpohが叫んだようだ。
しかも様子から察するに本人の意思じゃないっぽい。
あと再現度がおかしい。
完全に本人だぞあれ。
まさか………食べた奴に叫ばせる効果か?
だったら何故にオートエーミール………ダジャレか。
「………コホン、これ結構美味いし強力なバフが掛かって良いな(苦笑い)」
オートエーミールの名前の由来をなんとなく察してしまった俺は、すべて食いきった哀れなpohさんに心中で黙祷を捧げるのであった。
クソッ………こうなったのは何故なんだ!(すっとぼけ)
リアルでの店長の店の役割分担一覧。
隊長:店長
姪っ子:会計&昼間辺りの接客等担当
ろーくん:調理担当(創作料理はある意味兵器)
ふぃーちゃん(フィリア):アルバイト。
今回追加されたろーくんの設定は料理がある意味兵器になるというもの。
ただ今回みたいなネタをぶっ込みたかったのとこれまでの明らかにシステムじゃ無理だろwみたいな色々を解決する理由という名のこじつけとして。
ちなみにオートエーミールと宇宙キターに関係はない。ただ叫ばせる台詞で無難かと思ったからだったり。
そして………pohさん、合掌。