SAOにプレイヤーチャットが搭載された件【連載するよ!】   作:秋ピザ

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今回のタイトル?あぁ、意味はないさ。
ちなみに魔法陣は左に回るというのはラテン語において左の事をシニストラ(綴り分からん)と言い、それが邪悪と言う意味のラテン語と良く似ているからだとか。
随分前にチラッと学んだだけなんであやふや。

とりあえずこんなものを長く続けても意味が無いので良く分からん豆知識で気分が悪くなった貴方もそうでない貴方も本編へGO。


【コラボ】魔法陣は左回りが原則なんだって。

俺が善の身体に落書きしようとして鬼ごっこをすること数分………突如このボスエリアに乱入者が現れた。

「俺、参上…………ってもう終わってやがる!」

 

うわぁ、いたたまれない。大方アルフォース辺りが救援要請して来たんだろうね。

そしたら俺と善によってボスはすでにやられていたと。

うわーすげーかわいそー。

とりあえずここは肩に手を置いてこんな事でも言おうかな?

「ねぇどんな気持ち?ねぇねぇ、呼ばれたから来たけどすでにお呼びじゃなかった今、どんな気持ち?(笑)」

 

笑いながらNDK。とりあえずこれで気分をほぐしてもらおう。

ってうぴゃー!?

お願いだから肉投げないで!食材をスキルアシスト無しで投げたからって攻撃判定発生しないけど!地味にネチャッてして気持ち悪いんだぞ!キレるぞ!

ん?すでにキレてる?いやそうだけどさ、ほら、こういう時はこうしとくのがお約束なんだって。分かる?

 

と に か く。

 

食材…主に肉はやめ…ってこれA級食材。ならありがたくパクらせてもらうかな。

俺は乱入者の投げてくる食材をキャッチしてはストレージへ放り込む。

いやー、食材が大量ですねー。俺料理スキルないけど。

食材を取る意味が転売しかないけど。

いや、実際はとある謎のクエストをクリアするのに使うけどさ………

でもありがたく頂戴するぜ。

「で、そこで食材を恵んでくれてる黒いやつ、お前誰?」

 

「………いや、キリトだよ!覚えてるだろ!調査隊で会っただろ!」

 

いやー、年を取ると記憶が曖昧でねー。(←20代男性)

ん?ちょい待ち。そういやあの時の調査、こんなやつ居たよな。

キリト…キリト………あ、黒の剣士。

今思えばキリトって黒の剣士じゃん。よく分かんないけど。

てか黒の剣士ってww考えたやつちょい厨二入ってるだろww

あ、取り乱した取り乱した。今のオフレコでよろ。まぁオフレコってのは最初に言っとくのが常識だけど後出しだが頼むぜ。

それにしても、こいつなんか…善と同じ感じがするぞ?

見た目も違う、装備の質はまったく違う、武器?素手と二刀流だね。

それくらい違う二人なのに、どういう訳か微妙に共通点があるような気がする。

「っておい!ドサクサに紛れて消すなゴルァ!」

 

そんな中ドサクサに紛れて俺の落書きを消そうとしていた善に一撃。

別に筆の能力の関係とそもそも腕が曲がらないせいで消えてはいないけど(理不尽にも)ムカついたのである程度書き足す。

うん、芸術的だ。適当に書いてるけど芸術的だ。

「あーあーうーあー(誰か剥がしてくださーい!)」

 

俺が自分で書いてるくせに良く分からん魔法陣を自画自賛していると、善が再び唸り始める。

フッ、貴様はそれを剥がして欲しいんだろうが、剥がしてやらんぜ!

何せ面白いからな!みすみす面白いものを捨てるほど俺も馬鹿………

「え?これ剥がせば良いのか?」ペリッ

 

俺は馬鹿じゃなかったけどキリトがバカだった。

剥がしやがったよこいつ。

てかヤバくね?これじゃ書きにくくね?逃走速度上がるし。

こうなりゃここからは絡め手も使うかな。

俺は善に悟られぬよう向き直り、筆を持ち直す。

そうしたり筆を下段に構え、最速で筆を突き出し善に触れ、動かす。

すると善は不意を突かれたのか動けずにそれを喰らう。てか反応速度さっきより遅くね?

あぁ、そういやあれ強化してたね。ならそれが外れた今お前は無力!

思う存分書かせてもらおうじゃないか!

「さぁ、落書きの時間だっ!」

 

「カッコつけてるけど中身は酷いですよ!?」

 

んなもんテンションの問題だよ。あれだ、ドラクエでスーパーハイテンションの無心攻撃と通常状態の無心攻撃の威力が雲泥の差のように、テンションが高い方が運動には良いんだよ。

と、いう訳でハイテンションにレッツ& ゴー。

今のところ魔法陣は便利なシステムのおかげで約半分が書き終わった。これならあと二回で書き終わる。

「お、こりゃ戦いの予感………実況でもするかな。解説よろ。スレ主さん」

 

俺が無駄にあと何回で書けるかを計測していると、黒の剣士(プレイヤーネームは知ってるがこのネーミングセンスに敬意を表しあえてこう呼ばせてもらう)が実況を始めるとか言い出した。

解説は…アルフォースか。厨二翻訳での解説とかだと面白いだろうな。まぁやってくれんだろうけど。

「あいあい…それじゃ、この良く分からん対決、解説はこの俺、右手の封印の人ことアルフォースと」

 

「実況の黒の剣士ことキリトでお送り致します」

 

あ、コイツノリ良いわ。これならきっと厨二解説もしてくれるだろ………なんかやる気沸いてきた。

よし、じゃあ今から善を耳なし方一のごとく全身魔法陣だらけにしてやろう。

俺は魔法陣の数を上方修正してから、立体機動スキルを活かし空中からの攻撃をしかけた。

 

ーsideキリトー

 

「赤コーナー、謎に包まれ過ぎてプレイヤーネームすら不明のあの人!新進気鋭のエクストラスキルマスター!隊長ゥゥゥゥ!!!」

 

俺は突然飛び上がった隊長を尻目に一人適当な事を言っていた。

そういやあのよく分からん奴の名前なんなんだろう。

俺名前聞いてないわ………あ、うんセンキュースレ主さん。

「青コーナー!これまた謎に包まれた男!札を着けたらキョンシーに変身!善!!!」

 

「さて、紹介も終わったし実況に戻ろうな」

 

ひとしきりハイテンションに叫んでからスレ主さん…アルフォースさんの一言を合図に実況を始める。

お、青コーナー善!異様なまでに鋭い逃げ足で隊長を圧倒!何故か逃げ慣れている!一体何から逃げていたんだ!?美少女か!?美少女なのかぁぁぁぁぁ!?

 

ただし、実況がハイテンションじゃないとは一度も言っていない…分かるよな?

つまりどこまでもハイテンションに、ソウルフルに実況するのさ(キリッ

あ、そうそう俺の隣ではアルフォースさんが解説をしながら『マジでリア充とか呪ってやりたい』と本音を漏らして居…………

赤コーナー隊長!善の逃げ足の鋭さに負けず劣らず異様な動きで善を翻弄!もはや見てるこっちがてんやわんやだーっ!

「マトモに実況しようぜ?あと隊長、お前マジでマトモな動きしやがれ。解説する方の身にもなってくれよ」

 

さっきから本音がダダ漏れだぞアルフォースさん。

まぁ面白いので放置するがw

あっ、赤コーナー隊長!善に一筆喰らわせたー!しかも恐るべきスピードで魔法陣を完成させて行っているぞ!

どうやっているのかまったく分からないぜ!

「あぁ、これはSAOのシステム上絵を書くときはイメージ通りに書けるんだよ。しかも異常なほど速くな。それにしてもあの軌道の中良く書けるよ」

 

ごもっとで。

お、今度は青コーナー善、隊長の落書きから逃れるべく前に動いた!

隊長は…これをジャンプで避けたぞ!?しかも空中で書くとかどうにかしてやがる!

いやそれ以前に普通あの高さのジャンプは………

「ん?あぁ、隊長のジャンプはな?エクストラスキルにあるらしい『立体機動』ってスキルの恩恵っぽいぜ?」

 

アルフォースさん、解説ありがとう。

だが普通前方にジャンプしながら落書きとか………ギャグ補正なのか?

っておい!俺の脳が追い付く前に今度は筆を投げるな!そして善!お前も軟体生物のような動きをするな!逃げ足の適用範囲広すぎだろ!

その上善は善で何やら段々移動が速くなってきて余裕を持ち始めてるし………

………だが隊長の方が一枚上手だったぁ!なんと回避軌道を読んで足を挟んだ!

「あぁ、ガキの頃良く嫌いな奴にやったよなあれ。しかも意外とこの世界じゃ対人戦で有効なんだよ…これ豆な?」

 

アルフォースさん、アンタは知恵袋か?ヤホーなのか?

でも確かに足掛けは決闘で不意を付けばえげつない効果がある。

何せ転ばせてマウント取ってオラオラすれば良いんだから。

俺も一回やってみたことあるなぁ………具体的には突然現れて決闘しろ決闘しろうるさい謎の男に。

俺の場合は………って隊長ザァン!?ナズェホトンドカンセイサセテルンディスカ!?

すまん、発音が崩れた。だが隊長よ、お前の描画速度はおかしい。

普通筆をあんなに速く動かしたら歪むよな!その色んな意味で歪みねぇ姿、尊敬を通り越して呆れるぜ。

「普通は呆れが通り越されるがまぁ、相手がアイツなら仕方ないよなー」

 

そりゃそうだぬ………まぁ、隊長があんな状態を作り上げちゃったし、善の勝利は絶望的という言葉すら生ぬるいほどに負け確なんで実況はこれで終わりで良いよな?てか俺の胃がストレスでマッハなんで終わるぞ。

 

答えは聞いてない!

 

 

 

ん?今どっかで紫色の銃使いライダーの台詞を言ってる奴が居た気がするんだけどさ、気のせい?

あっそう。気のせいですかそうですか。ならばあえて答えようじゃないか………

「答えを聞けぇっ!」ベトッ

 

そう叫びながら無意味に筆を振り回す。

するとそれは奇跡的に善に命中して………塗ってなかった部分を真っ黒に塗り潰しちった☆(テヘペロ)

「いや、ちった☆じゃねぇよちった☆じゃ。明らかに確信犯じゃねぇか。答えを聞けって答え(物理。ファイナルアンサー的な)とかふざけんなぁ!」

 

はい、突っ込みごくろうさんアルフォースくん。

とりあえず解説のお礼に君にも魔法陣を書いてあげよう。ほら、苦労人仲間じゃん?(失敗への八つ当たり)さぁ、俺の判決を言い渡すぜ………全身梵字の刑じゃあっ!どこぞの方一風にしてやらぁ!




さて、今回は珍しく真面目に次回予告をしようじゃないか。
さぁ、この無駄な本気度に恐れおののくがいい!(実現するとか言ってない)

ー次回予告(ほとんどVoice only)(しかも実現性は皆無)ー

某蜂蜜熊「なんだと………上空から人が落っこちて来やがった!」

隊長「夢中になってると時間を短く感じるよな」

アルフォース「こりゃまた………ヤバいな」

ムッコロ星人「オレハクサムヲムッコロス!」

エフ子「実は私………」

次回、『SAOにプレイヤーチャットが搭載された件』コラボ編(恐らく確実に)最終回、『子供の時は親の嘘を簡単に信じちゃうよな。』
今、明かされる真実が………きっとある!



はい、てな訳で次回予告しゅーりょー。ちなみに次回投稿はちょい長くなる可能性を考えて1週間以上………ってあれ?いつも通りだ。
とにかくきっと1週間以上掛かりますんで。

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