SAOにプレイヤーチャットが搭載された件【連載するよ!】 作:秋ピザ
『お菓子喰って腹痛いわ~』だぬ。
あと善くん初登場。
それにしても善くんの口調が安定しない………まぁ次回から若干安定性は増すんじゃないかな(希望的観測)
とりあえず本編をどーぞ。
前回までの俺は!
とあるボスを今になって考えたらよー分からん怒りでフルボッコにした………以上!
ほんと、バトルパートってあらすじにしにくいな。
まぁ俺がやってることがおかしいのが原因だが。
「そういやさ、なんでここに来たんだ?」
あ、アルフォースくん露骨な回想フラグサンキュー。だが要らない。
俺がここに来た理由はとある装備を押し付けられる可能性のあるバグキャラである仙人に押し付けるためだ。
それ以上に収穫があろうとなかろうとそれ以上でもそれ以下でもない。
ちなみに豆知識だが、俺達が今居る場所はボスとの戦いを繰り広げた場所の奥の細い道。
そこにはモンスターが沸かないので休憩も出来る。
ただ宿屋でのんびり寝てた方が休まるのは言わずもがな。
だから五分しか休んでないけどもう行くんだ。
え?なんで五分休んだかって?
おいおい、忘れるなよ。
俺が前に言ったろ?エフ子に『食べるとヤンデレっぽくなるクッキー』を食わせると。
ちょうど今食わせました。ほんとなんとなくで。出来心で。
率直に言おう。
エフ子がハイライト消えると完璧にヤンデレの極致っぽい。
ロリロリしいのといつもとのギャップで………って誰だ俺をロリコンと言ったやつ。とりあえずアインクラッドの屋上から紐無しバンジーしてこいや。
…話が逸れた。
まぁとにかくエフ子のハイライト無しverのヤンデレ力は究極の闇ならぬ究極の病みだぞ………これは売れる。
あとでこのクッキー作った奴に高値で売ろう。このレベルならかなりの額で………クックック。
とりあえずエフ子をスクショに収めてから、さっさとバグ仙人の元へ向かう。
よし、とりあえず仙人部屋のドアは変わってないな。安心。
それを確認した俺は扉に手を掛け…
「さて、アルフォースくん、問題だ」
「ででん!」
アルフォースにクイズを出した。効果音はエフ子。
いやぁ、アルフォースの驚いた顔が見たくてやってみたくなったが思ったより笑えるぞw
まぁ良いや、ひとまずスクショして問題を出そう。
「さて、今から俺がしようとしているのはどれ?
1.勢いよく開けて『たのもー!』
2.全力で扉にドロップキックして開ける。
3.普通に入る」
「頼むから3にしてくれ」
「ハイ不正解」
俺はそういってメニューからサベンジトードの肉を取り出して生のままアルフォースに渡す。
残念賞である。てか俺の性格的に3はねーだろ。
あーあ、正解したら鋲付きで厨二的に格好いいブーツあげようと思ったのに。
え?正解?
うん、まぁ俺の趣味が分からないと駄目だから多分正解者居ないだろうけど………
「邪魔するぜ!」
ドアに対してのホームランクラッシュでドアを開けて侵入するに決まってるじゃないか。
俺の一撃虐殺クラッシャーは今日も絶好調だ。
まさかドアを根本から壊して吹っ飛ばすとは。とアルフォースが言いやがった。
なので『毎度毎度戦闘のシリアスな空気を右腕の封印解除とともに解除してくれてありがとよ』と言ってやった。頭抱えてた。
さーてと、そんなアルフォースは置いといてさっさと仙人に押し付けて帰ろう。
仙人はどこだ………あ、居た居た。
でもこの仙人やけに若くね?てか俺より見た目若くね?
じゃあファーストコンタクトはこんな台詞にしようか。
「ナズェソンナニワカインディスカゼンニンザン!」
「善人じゃないです仙人です………って何言わせとんじゃい!てかここどこ?」
良いツッコミだ!
おまけに完璧な異邦人だ!(グラセフ)
ってちょい待ち。コイツ何でボケに反応したし。
確か仙人って元々話し掛けたら特定の事を喋るくらいの弱いAIだったんだけどな………
まぁ、会話が潤滑になる分には困らないな。
よし、さっさとこの仙人に押し付けてみよう。
「さて、会って間もなくで悪いけどお近づきの印にこれどーぞ」
そう言って問答無用で仙人に札を送る。
さぁ受け取れ!勝手に呪われろ!
「これ何?」
「呪われた札☆ミ」
「アホか!?」
良いノリツッコミだな!それを讃えてその札をプレゼントしよう。要らねぇ。
てかやっぱノリツッコミをするAIはおかしいよな…あ、そうだ。
とりあえず名前を聞けば良いんだ。
なに、コイツが本当にバグで生まれたバグ仙人ならきっと『通りすがりのただの仙人だ。覚えておけ(キリッ)』くらいのことを言うだろう。
だが違えば普通に名前を言う筈だ。
「よし、掴みも上々だし自己紹介をしよう。俺は“隊長”、お前は?」
「隊長…って明らかに偽名ですよね!?」
そんなツッコミの後、彼は名前を教えてくれた。
名前は“善”、仙人の弟子(笑)だそうだ。名字はこっちが偽名使ったからって教えてくれない。
ケチだなぁ……………ん?
ちょい待ち。善って名前で仙人の弟子………なんかどっかで聞いたなぁ…
思い出せないので師匠は誰か聞いた。
茨城華仙だってさ。まぁ言い方違うけどこっちの方が分かりやすいしこっちで通す。
それにしても、善で茨城華仙の弟子…確かハーメルンだかなんだかの方でそんな小説が…
まさかとは思うけどコラボ編とかでありがちな異世界の穴が開く事件?
やべーなおい。
でもSAOサーバには量子コンピュータがうんたらかんたらで異世界と繋がる可能性があるとかないとかって言ってたな。
良く分からんけど茅場って普通に凄いのか?
いや、とにかく今は札を押し付けるのが先決だな。てか難しい話は分からんし。
俺は札をオブジェクト化して取り出す。
そして善に手を出すよう求め、札を握らせる。
すると善は一瞬固まったようになって、すぐに札をしっかりと確認した。
もしかして心当たりがあるのか…
訪ねたらなんでこれがココに?と言われた。知らん。
「で、お前それに心当たりあるっぽいけどさ、それは使うと暴走しちゃう札だぞ?クラスをバーサーカーにされちゃう札だぞ?物騒だなお前…」
「クラス?バーサーカー?」
「こっちの話だ。気にすんな」
しまったコイツ一部のネタが効かない。
知らないっぽいぞ。
ちくせう。でも今のところ効かないと判明したのはfateネタだけだから問題ない。
きっと伝家の宝刀仮面ライダーはきっと通じるさ。何せ世界で活躍するワールドワイドなヒーローだもんな。
「で、一応この札、貰えるんですよね?」
「フハハハハ!札が欲しければ説明を寄越してもらおうか!」
今度はRPGにありがちな魔王の人質交換。
ちなみにここでイヤと言われたら全力で帰投して『全アイテムオブジェクト化』で回収する。
だが善はそれを察したのか教えてくれた。
いわくこの札は、善の知る限りでは『人をキョンシーにする札』だそうで。
そりゃ精神系状態異常を喰らうわな。キョンシーって死者だから理性が無いってことなんだろ。
で、実は善はこれを使ってもある程度理性を保てるみたいなんだ。
ただ証明しろよ(威圧)ってやったら『使うとしばらく使えないからいざと言う時の為に取っておきたい』だそうで。
まぁあれだな、一度使うとクールタイムが必要なのは一部の強化フォームの常識だ。仕方ない。
俺と善の会話はこのあとしばらく終わりそうに無かったが、不意にアルフォースがこんなことを言った。
「なぁ、とりあえずここで話すには長くなりそうだし、町に戻らね?それに運が良けりゃ道中で善がそれを使うのも見れるだろ?」
ってな。
アルフォースが言ったにしては結構な名案である。
道中、あれほど酷いモンスター地獄だもんな………あれに乗じて使ってもらえりゃ万々歳だ。
「と、言う訳でレッツゴー」
「どう言う訳ですか!?」
そういう訳だ。俺もどういう訳か分からないけど。
俺達は来た道を戻って行った。
たださっきは休憩していたが実はここ、それほど長くないので一分と掛からずにボスが先ほどまでいたエリアの前に辿り着く。
そして意味もなく全力でエリアへと侵入する。
それにより、たまたま俺&善ペアとエフ子&アルフォースの間に1mほどの隙間が出来る。
すると、そこに透明な壁が現れてエフ子たちの動きを阻害した。
え?ちょい何?ホワイ?何が起きた?
俺の魂からの叫びは虚しく心の中に反響したが、その瞬間背後から何かが落ちる音が反響した。
そこには………『七体』の先刻倒したボスによく似た敵が居た。
え?なにこれマジオワタ。
あれか?かやひこのせいか?
お の れ か や ひ こ !
フッ、誰もが予想出来たであろう物をわざわざやってやったぜ………
例のボスの分裂をな!
しかも土日復活してるんだぜ?
その上2vs7で撤退不可………リセット前提じゃないか!
そんな訳なんだけど、次回はネタ多めの予感………
『これは酷いww』との感想が来ると予想してしまうほどにネタ多めの予感。
言ったからな!予告したかんな!