仮面ライダー鎧武 新章 〜幻獣の樹海〜   作:ダイタイ丸(改)

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今回はオリジナル主人公、十馬の登場回です。
凌馬じゃないよ、十馬だよ。
というわけでどうぞ。


本編
第1話 変身!ダークホースはマツボックリ⁉


キンコンカンコンといつものように授業の終わりを告げる鐘の音が騒がしく響く。

 

教師が教室から出ていくのを確認して、龍崎十馬は解放感に満ちた万歳三唱をした。

「よーし、授業終わりっ!帰るぞー!」

しかし隣の席の銀髪の少女にその腕を掴まれ、たしなめられる。

「だめですよ。十馬。ちゃんと帰りのホームルームも受けて、それからチームに顔出しましょ」

「わかってるってイリス。それに今日はステージの日だしな」

「サボりでもしたら皆にボコボコにされちゃいますもんね。あ、そうそう今日は差し入れを持っていくんです!」

なにやらキラキラした目でイリスがバッグを漁り始める。

 

そのまなざしに悪寒を感じた。

「ほー差し入れね……ちょいと聞きますがイリスさん」

「何ですか?」

「その差し入れってのは売り物だよな?スーパーとかで買ってきたんだよな?」

「いいえ、まさか!ちゃんと手作りですよ」

そう言って、背景に花が咲きそうなくらい屈託の無い笑顔をみせる少女。

 

だがそれとは逆に十馬の顔は引きつりまくっていた。

そう、十馬は知っている。

この顔よし、スタイルよし、性格よしのブリティッシュ留学生、イリス・班目・リアーノ嬢が持つ最大の欠点を。

この少女、壊滅的に料理全般が苦手なのである。

メシマズとか舌バカとかそういうレベルじゃない。

その上おっちょこちょいで調理器具をすぐに壊すのだ。

以前家庭科の時間に大惨事を招き、ついたあだ名は『地獄の釜番イリスさん』である。

そんな彼女が自信満々で主張する手作り。

嫌な予感しかしない。

 

「マジすか……」

「え?なんですかその嫌そうな表情」

「いやだってさ、お前の作る料理で一度でもうまかったこと……ある?」

「バッ、バカにしないでください!今日だってちゃんとおいしいスパゲッティをつくってきたんですから!」

「いや!差し入れがスパゲッティてなんだよ!食えと!? 水も無いのに食えと!?」

「みっ、水くらい自販機で買えばいいじゃないですか!それにちゃんとレシピ通りにカルボナーラになってます!」

「まさかのカルボナーラ!」

 

ギャンギャン騒いでいると扉から我らが担任、木村悟郎先生が登場した。

ちなみにあだ名は半分こSMAPである。

 

「はあ……途中のコンビニで何か買っていくか?」

 

そんなこんなでホームルームを終え、十馬は帰路についた。

 

 

 

**********

 

 

 

無数の建物が並び建ち、その中心部には半壊した旧ユグドラシルタワー。

ここが十馬たちの住む新興都市、沢芽市だ。

今、この街は活気に満ち、あちこちでダンスのステップと音楽が聞こえる。

だがかつて、この街は二度にわたってとんでもない危機に瀕した。

 

最初は今から三年前だ。

謎の次元の裂け目から現れるインベスという名の怪物。

そしてこの世界を侵食せんとする謎の植物。

ノストラダムスの大予言か、はたまたマヤ暦の終焉か。

そんなことを議論している間もなく、本当に世界は滅亡しそうになった。

 

けれどそれらはある時を境にパッタリといなくなってしまった。

まるで元々この世界にいなかったかのように。

その後世界中で推測がされ、あの出来事は環境汚染による生物の突然変異として片が付けられた。

また、急にいなくなったのはウイルス説、環境についていくことが出来なかった説などが挙げられ、今も学会を賑わせている。

 

 

でも、俺は知っている。

 

あの植物と怪物はけっして突然変異なんかではないと。

そして奴らがいなくなったのはこの街にいたアーマードライダー達のおかげだと。

 

だって俺はあのとき見たから。

 

植物に覆われたユグドラシルタワーから人々を、そして俺を助けてくれた。

あの鎧武者のようなアーマードライダーを。

 

 

二度目は去年。こっちは確か宇宙からきた機械生命体だったと思う。

そしてそのときもあの鎧武者のようなライダーを俺は見た。

 

けれど俺はあの時、自分で自分を許せなかった。

結局、俺は変わっていない。

あの日、“あいつ”を助けられなかったときの俺から何も……

 

 

「十馬?大丈夫ですか?」

心配そうなイリスの声で十馬の意識は現実に引き戻された。

どうやら何度も声をかけてくれていたようだ。

「ああ、悪い。ボーっとしてたわ」

「全く、人が質問してるのに意識飛ばさないでくださいよ」

「ごめんごめん。で、何だっけ?」

「去年の宇宙人騒動の話です。私たまたま帰省してたから詳細知らないんですよ。UFOとか見ましたか?」

「見たは見たけどノーコメントで」

「何でですかぁ!?」

 

そう、十馬は去年の事件を目撃している。

だが話せない。

いや、話すことを許されていない。

あの後、変な黒服の男たちが来て、「見たものは全て忘れろ。そして誰にも話すな」

と一方的に言ったのだ。。

普通なら怪しさMAXなのだが、ただならぬ雰囲気を察し十馬はそれに従っているのである。

けれど、話さないことでメリットもあった。

 

「うっかりするとあの事も言っちまいそうだからな…それに二回目だし」

「ん?今なんて言いました?」

「いんや、なんでもない。それよりほら、着いたぜ」

話題をそらすように目の前の古い工場を指差す。

 

ここが十馬のチーム、『ドラゴンロンド』の本拠地だ。

 

 

「ヤー!リーダー!まってたよ♪」

「こんにちは!十馬さん!イリスちゃん!今日も元気?!」

入るなりチームメンバーの中でも気さくな二人があいさつしてくる。

「よっす。ジョーもリンも緊張とかなさそうだよなぁ」

「そのバカ二人にそんな細やかな神経はありません。それと少しばかり遅いですわよ十馬」

リンの隣に座るロングスカートがよく似合う上品な雰囲気な少女、レイナは相変わらずの毒舌っぷりである。

「わりぃ。でもまあセーフだろ」

「ハイハイ、ステージまではまだ時間あるんだからさ。レイナちゃんもそう怒らないであげてよ」

十馬達のフォローに回ってくれているのはサブリーダーの稲本淳吾だ。

知能指数が低めの本チームのまとめ役でもある。

「つーかさ。竜希が来てないけどどうしたの?一緒に来ると思ったけど」

「そういえばあいつ、今日は教室まで迎えに来なかったな」

「なにか、あったんでしょうか?」

 

そう皆で話していると、一人の少年が工場内に見事なヘッドスライディングで入ってくる。

「お、遅れましたぁ!!」

彼は緑川竜希。

ドラゴンロンド、最年少メンバーで皆の弟分のような存在である。

 

「お♪やっとおでまし遊ばせましたね〜」

「ジョー、敬語なんだかよく分かんないぞソレ」

「大丈夫ですか?!思いっきり顔からダイブしましたけど」

意外と面倒見のいいイリスが竜希に駆け寄る。

「いてて…だ、大丈夫です。そ、それより遅れてすいませんでした!」

立ち上がったそのままの勢いで見事なジャンピング土下座を決める竜希。

本人はかなり申し訳なさそうだがチームの皆は怒った風もない。

これがドラゴンロンドの平常運転である。

「いいって。俺もイリスもちょっと遅れたし」

「そうですよ!誰も竜希くんを責めたりしません!」

「セメタリー(墓場)?」

「おめぇは黙ってろ、耳年増のジョー」

いつも通りジョーが茶化して場が少し和んだ。

 

「おーい。そろそろ行かない?」

「そうだな。よし!行くか!」

そう言ってブレザーを脱ぎ、鞄の中にあったチームのパーカーを取り出す。

紫の地に背中にはチームシンボルである円を描く龍。

チーム名である龍の輪舞《ドラゴンロンド》にピッタリなパーカーである。

ちなみにレイナが提供してくれたものだ。

 

「よし!いざステージだ!」

「いえーい!」

「頑張りましょうね!皆さん!」

「ああ、俺とリンのコンビで観客を虜にしてやるよ!」

「うん!がんばろーね!淳吾クン!」

「れっつぱーりぃ!」

「もう少しマシな言葉は無いんですの?」

 

それぞれが声を上げ、ステージに向かうべく倉庫を後にした。

 

 

*****

 

 

薄暗い部屋に三つのシルエットがあった。

 

光を放つディスプレイを見ながらシルエットの内の一つが言う。

「ふむ…やはり次元の揺らぎの波長が今までに無いほど大きくなっているなぁ…」

「ということはやはり…?」

今度は先とは違う、凛とした男の声が響く。

「うん。その可能性もある。念のため出ておいた方がいいよ」

「わかった。行くぞ…」

「はい。兄さん」

 

そう言って、二つのシルエットは部屋を後にした。

 

残された影…椅子に座った人物はディスプレイのグラフを見つめる。

「いよいよか……やれやれ、疲れるのは嫌なんだけど」

言葉とは裏腹に、光に照らされたその顔には不敵な笑みが浮かんでいた。

 

 

*****

 

 

 

「「イェーイ!」」

 

音楽が終わり、メンバーがお辞儀をして去っていく。

ドラゴンロンドのステージは大盛況だった。

 

「よっし!今日はこんなとこだろ!」

「大盛り上がりでしたもんね!」

「今日披露した新技、どうだったよ?」

「わたしと淳吾クンはやっぱり最強コンビだね!」

「ちょっと?皆のジョーくんは?」

「あなたは後ろで好きに踊ってただけでしょうに…」

「そんなこと無いですよ?ジョーさんも僕より全然うまいです!」

「おー!いい子だねぇ竜希は。さすがはThe弟分なだけあるよ〜」

「やめなさいジョー。あなたのバカが竜希に伝染ります」

 

ステージの興奮冷めやらぬ中、雑談をしながら皆で片付けをする。

一つでもゴミや用品を残すと厳重注意をされかねない。

一度は世間から敵視されたビートライダーズは今でも、こうしてルールや社会規範に則って活動している。

それが人に見られる事を前提とした、ダンサーとしてのあるべき姿なのだ。

 

自分の荷物を纏め、帰ろうとするとステージの裏手に回っていたジョーが声を上げた。

 

「おーい皆!ちょっと来てくれー!」

皆で見に行ってみると、そこにはあるものが転がっていた。

 

 

“それ”は果実に見えた。

 

だが十馬の知る地球上のどの果物とも違った。

 

しかし、知っている。

よく似たものを、十馬は知っている…!

 

 

「おい皆、すぐにここから離れろ」

急に静かな声音で、果実から距離を取りながら十馬が言う。

「え?どうかし…」

「いいからすぐに離れろっ!!」

聞き返すイリスに恐怖と危機感を滲ませる声で叫ぶ。

 

 

同時、それが合図だったかのようにその果実から爆発的に植物が延び、街を襲い始めた!

 

 

「「「うわああ!!」」」

と周りにいた人たちが悲鳴をあげて逃げていく。

「くっ!やっぱりか!」

「やっぱり?十馬!それはどういう…」

焦りを露にする十馬にイリスが言いかける。

 

しかし彼女はそれを最後まで言うことができなかった。

目の前に次元の裂け目が生じ、そこから鬼のような異形の怪物が出てきたからだ。

 

「キャー!!」

「ムオーン!!」

怪物は悲鳴を上げるイリスを掴むと次元の裂け目に帰ろうとした。

そう、あたかも彼女を連れ去るかのように。

 

「やめろ!このバケモンが!」

そう叫び、十馬はステージにあったマイクスタンドでその怪物を殴りつける。

「ムオーン!!」

だが怪物は強く、十馬は容易く腕でなぎ払われた。

 

「グッ!畜生…」

「十馬!とうまぁ!」

イリスが名を呼ぶ。

だが壁に叩き付けられた痛みでまともに動くことができない。

そうしている間に怪物は再びイリスを捕まえようとしている。

 

「やめろぉ!!」

通じないのを承知で、それでも怪物に向かって叫んだ。

 

 

その時

 

どこからともなく飛んできた光の矢が怪物に当たり、怪物は吹き飛ばされた。

「な、何だ?」

俺がその矢の飛んできた方向を見るとそこには

 

 

鎧に身を包んだ、白のアーマードライダーがいた。

 

「大丈夫か?」

そのライダーが問うてくる。

「あ、ああ。俺は大丈夫だけど…」

「ならよかった。だが他人のために自らの危険を顧みずインベスに立ち向かうとは…お前のような奴もまだいるのだな」

なぜだろうか。そのライダーが笑った気がした。

 

「さて、いくぞ光実」

白のライダーが言うと同時、十馬の後ろから銃弾が飛来し、怪物に直撃する。

驚いて振り返るとそこには紫のアーマーに身を包んだもう一人のアーマードライダーが立っていた。

「あ、あれはアーマードライダー龍玄?」

そう離れたところにいた竜希が言う。

「龍玄って確かチーム鎧武の…!」

それを聞いて思い出したのか淳吾もそのライダーの名を呼ぶ。

 

「ええ、その通りです。さぁ、早く逃げて!」

そう目の前の紫のライダー、龍玄が言うなり銃弾を怪物に打ち込む。

 

そして白のライダー&龍玄のタッグと次々と現れる怪物、インベスとの戦いが始まった。

 

インベスは裂け目から次々現れるがそれを二人のアーマードライダーは怯まない。

白いライダーが斬りつけ、龍玄がそれを援護射撃と息ピッタリのチームワークだ。

 

その光景に、十馬の心が奮い立つ。

「これじゃ、まるであの三年前の時みたいじゃないか…」

そして思い出す。

あのときの弱い自分を。

 

「俺はいつまでもこのままじゃいけない…!」

そう言って自分の鞄の中をあさり、目当てのものを取り出して掲げる。

「俺はずっとこの時待っていたのかもしれない…あのとき守れなかったものを、今度こそ守るために!」

 

そして掲げていたもの…ナイフのような意匠のブレードが付いたバックルを腰に装着する。

その名は戦極ドライバー。

かつてこの街を守り抜いた、英雄たちの証。

 

「な!あれは黒影トルーパーの!」

「まだ持っている人がいたなんて!」

二人のライダーも驚きを露にしていた。

 

 

そして持っていたマツボックリロックシードを解錠。

万感の思いを込めて、その文言を口にする。

止まっていた自分を、進めるための言葉。

変わるための、決意の言葉を。

 

 

「変身!!」

 

『マツボックリ!』

『ROCK ON!』

『マツボックリアームズ!一撃!インザシャドウ!』

 

 

次の瞬間、十馬は鎧を纏った足軽のようなアーマードライダー、黒影トルーパーに変身していた。

 

「いくぜ!」

手に持った槍、影松を振るい次々とインベスをなぎ払う。

初めての戦いではあるが迷いはない。

目の前にいるのは敵だけだ。

それを倒すだけなら、動物にだってできる!

 

「すごい…」

「量産型ベルトであれだけの力を発揮するとは…一体彼は……」

驚愕したまま二人のライダーが呟く。

 

だがそれを気にしている余裕はない。

 

「一気に決めるぜ!」

インベスたちが弱ってきたのを確認して、ベルトのブレードを二回倒すと電子音声が雄たけびを上げる。

 

 

『マツボックリオーレ!』

 

 

そして影松にエネルギーを集め、周りのインベスに向かって放つ!

「ハァー!!」

 

インベスが全て爆散しその爆発の余波で残りも次々消えていく。

それと同時にロックシードがスパークし、強制的に変身が解除された。

 

「……やったぞ。俺は…変われた」

「十馬!」

呆然としていたイリスがハッとして駆け寄ってくる。

「大丈夫か?!…ってうぉっ!?」

急に抱き着かれ、狼狽する十馬。

「お、おい…」

さすがに気まずく、引きはがそうとしたができなかった。

 

「…っ、うっ……うぇぇ……」

彼女が泣いていたから。

 

「悪い、怖かったよな。もう大丈夫だ」

そう言って優しく頭を撫でてやると抱き着く彼女の腕が少し緩んだ気がした。

 

 

「うん……十馬」

「何だ?」

「……ありがとう」

 

 

 

しばらくそうしていると若干気まずそうににさっきのライダー達が近づいてきた。

 

「水を差すようで悪いが、少しいいか?」

白いライダーが真剣な声音で言う。

「ああ、ほらイリスお礼言えよ」

「さ、さっきはありがとうございました!」

促され、イリスが涙を拭いて頭を下げる。

「フッ、気にするな。弱い者を守るのが私の使命だからな」

そう言って白のライダーが笑う。

その声音は威厳に満ちて、それでいて優しかった。

 

「それより君と少し話がしたい。龍崎十馬」

「えっ?なんで俺の名前を?」

いきなり知り合いでもない人に名前を呼ばれビックリする。

顔は分からないが少なくとも、自分にこんな知人はいないと思う。

 

「君は意外と有名ですよ。破天荒な実力派チームのリーダーとして」

するともう一方の龍玄というライダーが言う。

「この格好のままじゃ話しづらいですよね?」

そう言って龍玄が変身を解き、少年の姿になった。

外に向かって跳ねたくせ毛が印象的だ。

恐らく十馬達と同年代かそれ以上だろうが、童顔のせいで幼い印象を受ける。

そして彼の顔に、十馬は見覚えがあった。

 

「僕は呉島光実。僕も昔、ビートライダーズでダンスをやっていたんです」

そう少年…光実が笑う。

「そうなのか!じゃあ先輩ってことになるのかな?」

「そんなところですね。今は私用が忙しいですけど、一応チームには所属してますよ」

人懐っこい笑みを浮かべる彼のおかげで少し緊張が解けた。

 

「ほら、兄さんも」

「確かにこのままだと少しやりにくいか」

光実に促され、白のライダーも変身を解く。

すると鎧が消え、スーツを着た青年が現れた。

切れ長の鋭い瞳は虎のそれを思わせる力強さがある。

だが、それでいてどこか高貴な雰囲気が彼にはあった。

 

「私は呉島貴虎。光実の兄だ」

そう名乗り、真剣な目で彼は十馬を正面から見据えた。

 

「色々聞きたいこともあると思うが、今はただ私の言葉を聞いてほしい」

 

 

 

 

「私達に、力を貸してくれ」

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか主人公登場回。
急にラノベっぽくなりましたね…イメージと違ったらごめんなさい。

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