新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結) 作:藤和木 士
ジャンヌ「また投稿遅れて…もうっ!でも、藤和木が嬉しそうで良かったです。どうも皆様、ジャンヌ・ドラニエスです。」
レイ「ちょうどその時は私とジャンヌちゃんが黒の館で初登場した後のことだよね。どうもみんな!レイ・オーバだよっ。」
そうそう、あの時はまだ二人も前書きのセリフ噛まないように注意して何回も台本を本番前に読んでたっけ。でも最近言い間違い多くない?
ジャンヌ「そ、その事には触れないでください!…それで、何を買ってきたんでしたっけ?」
ははは、金なかったからデート・ア・ライブの琴理のキーホルダーというかイヤホンジャックだったかを買ったぜ。
レイ「ネプテューヌ関連じゃないんだ…。」
ネプテューヌのいい商品ほとんど高かったのよ(^o^)まぁ、以前ヒカル君が大阪で開催されたミュージアムで買ってきてくれたカレンダーはあるから、実際に行けた分満足です。しかし…うずめのコスチューム見れて感動したよ。
ジャンヌ「もちろん…エロい目で見てませんよね…?」
ごめん、少しだけ…(笑)
ジャキン!
やめて!今日はめでたい日の前日だからさ!
ジャンヌ「…あら?あのこと言うんですか?」
よくよく思い出したら、去年の今頃にも言ってた気がするからさ。まぁいいかなってことで。
レイ「じゃあ、それはあとがきで言おっか。」
ですね。では今回は第67話、投稿です。いよいよ、ゴッドクロスの力の片鱗が見えます!
ジャンヌ「光樹さんのガンダムはこれで完全に復活…つまり、「力の復活」というわけですね!」
でもまぁ、片鱗ですね。
レイ「あれ?てことは今回じゃ全部分からないの?」
それは当たってるね。でも、それでも強いですよ。傍から見ればもうチートです!(笑)さて、それでは本編へ。
ネプギア達が戦闘に入るころ、こちらではエクスと対峙していた。エクスはジッとこちらを睨み付けているように見る。エクスもどうやらここでゴッドクロスが来るとは予期していなかったようだ。
しかし、このタイミングで間に合ったのは、非常に運が良かった。もしあの時まで間に合わなかったなら、うずめはエクス達にやられていただろう。
そんなピンチに颯爽と装着されたこの機体だが、かなり異質なのが分かった。まず、左腕に装備されていたシールドがない。脳内に流れる機体情報から、どうやらこの機体にもディバイダー・ゼロ・システムがあるようだが、左腕に装備されていることの多かったシールドが左腕になかった。代わりに左肩のランチャーのような武器にシールドのようなものが存在していた。一応、シールドはあるということは分かった。
そして、もう一つは、頭部がガンダムらしくなかったことだ。まるで、ユニコーンガンダムのユニコーンモードのようなフェイス部になり、頭部ブレードアンテナも一角というか、二本の角が縦に並んだようになっていた。
そのように、今までのシュバルトゼロとは違った姿だったが、腕部や脚部、ウイングなどに違いはない。武器こそ違っている物もあったが、比較的どう使えばいいのかわかりやすい装備だ。咄嗟に右手に持った大剣も、スローネツヴァイのGNバスターソードに似ていたので使うことができた。武器の把握はまだだが、武器は戦いながら把握するしかないだろう。
そんなことを思いつつ、しばらくお互い待ちの構えだったが、唐突にエクスが声を出してくる。
「まさか、ゴッドクロスを出してくるとはな。使えないと思っていたのだがな。」
「生憎ながら、使えるようになったんでね。これで勝てるのかな?お前は。」
「フン、記憶のない貴様のゴッドクロスなど、恐るるに足らん。」
光樹の強気の発言に、エクスはまだ余裕そうに答える。これは、油断しない方が良さそうだ。
しかし、先にこの戦いを動いたのは、相手の方だった。両手のヴァリアブルサイコライフルを合体させて構える。それに応じるように、光樹はゴッドクロスの腰部に新たに装備されていたライフルを二挺構える。かなり長い、いわゆるロングライフル…もしくはバスターライフルのようなものだろうか。それを両手に持つ。
すると、ゼロが手早く指示を飛ばしてくる。
『ANロング・メガ・マグナム、ツインロングモードへ、合体を。』
その言葉と同時に脳内に合体方法が浮かび上がる。どうやらウイングゼロのツインバスターライフルと同じようなもののようだ。合体させると、右手で持ち手を、左手で砲身を支える。そして、トリガーを引く。トリガーから放たれたビームは、縦に薄いビームでとてもエクスが放ったヴァリアブルサイコライフルのビームを押し返せるようには思えなかった。
そのままビームは互いに伸びてぶつかり合う。が、先程までの予想とは裏腹に、ゴッドクロスのロング・メガ・マグナムから放たれたビームは、エクスのヴァリアブルサイコライフルのビームと同等にぶつかり合う。それどころか、ビームを押し返していく。簡単に言えば細いビームが、中心を撃ち抜いていく感じだ。
「な…!押し負けるだと!?」
エクスも流石に驚いたのか、途中でビームを撃つのをやめ、回避行動を取る。全部乗せの重い装備でありながらも、瞬発的なスラスターの噴射で射線上から回避する。
ビームの押し合いがなくなると同時に、ANロング・メガ・マグナムの弾が一瞬で通過していく。この武器は破壊力よりも貫通性を重視しているようだ。
だが、そんなことに感心している場合ではなかった。エクスは攻勢を取り戻すべく、ウイングよりファンネルを飛ばす。
「ファンネルか!」
「行け、アイオスファンネル!!やつを捕えよ!!」
エクスの声と共にファンネルは複雑な機動で光樹に迫ってくる。
しかし、光樹の方もそれに対応する。
「ゼロ、こいつの機動性を試す。」
『了解、そちらに預ける。』
ゴッドクロスは六枚ものウイングを一斉に展開する。飛翔すると、その姿は一瞬でそこから消える。否、その姿は既にファンネルの包囲網から抜け出していた。
その動きに合わせてファンネルが追いかけていく。しかし、光樹の思う以上に、ファンネルは遅い、ではなく、ゴッドクロスが速かった。
その高機動性に光樹も舌を巻く。
「これは…!かなりの性能だ。クロスなんかとじゃ比較にならない。」
しかし、光樹も今は戦いの中で慣れるしかないと考え、機体を反転させる。後ろへと後退しつつ、ANロング・メガ・マグナムからロングバレルを外した拳銃形態、ANメガ・マグナムを向ける。ファンネルに狙いを定めると、そのまま撃つ。連射される弾はファンネルには当たらなかったが、二発ほどかすめ、ファンネルの挙動を鈍らせる。
そこでエクスがこちらに突っ込んでくる。
「このまま押されるものか!高熱粉砕!ダークネスバンカー!!」
空いた左手にエネルギーを集中させ、突っ込んでくる。避けようとするが、逃げ道をファンネルの一斉射で封じられる。こうなってしまった以上、受け止めるしか…。
と、そこでゼロが言う。
『光樹。極限進化機構「ドライブ」を。』
「ドライブ!?分かった。極限進化機構「ドライブ」始動!」
光樹はゼロの言うようにシステムの起動を叫ぶ。その声に反応して、ゴッドクロスの目に当たるセンサー部分が光る。更に機体のノイズドエナジールーンフレームが光り輝く。そして、ゴッドクロスの頭部が変形を始める。マスク部分が四つに分かれ、頭部横に張り付けられる。その奥からはガンダムフェイスが出現する。更に額のブレードアンテナも展開される。二本のブレードアンテナが四本のV字アンテナに変形する。
変形が完了すると同時に、モニターコンソールに武器が表示される。示された武器は腕部の兵装。それを確認した光樹は、すぐにエクスに向けて左腕部を向ける。
その光と闇はぶつかり合う。
「ディメンションブレイカー!!」
光樹がその言葉と共に、腕部兵装のANフレキシブルアームデストロイブレイカー「ディメンションブレイカー」を放つ。光の一撃は、闇の波動とぶつかり合うと、周囲に衝撃波を巻き起こす。
ぶつかり合う中で、光樹の耳に突然声が響く。
「ひゃう!?叩き付けられた!?」
その声の主は女神に変身したうずめことオレンジハートの物だった。どうやらあちらにも被害を出してしまっていたようだ。
しかし、攻撃はまだ終わらない。互いに互いを倒そうと出力を出す。が、それはまたしても決着がつく。
ドガァァァァン!!
「ぐぅぅっ!!?」
エクスがその勢いに負け、吹っ飛ばされる。その勢いは大きく、エクスはステージの場外、光樹達が通ってきた道の一つに足を着ける。
ここまでの成果を見てきて、光樹はただただ驚いていた。今のところ、光樹はほとんど攻撃にあまり集中していない。むしろ、エネルギーの制御に集中力を取られ、攻撃の方に目を向ける暇はあまりなかった。しかし、それでもなおエクスを圧倒している。ここまでの性能は、これまでに触れてきたNPよりも初めてだった。こんな機体を、記憶を失う前の自分が使っていたのを考えると、恐ろしいと感じる。
「これが…本当に俺の力なのか?」
すると、そこにゼロがツッコミを入れる。
『しかしながら、制御は私もやっている。今のお前の戦いは、機体性能に振り回されていると言える。』
その言葉に、光樹は何も答えない。ゼロの言葉が事実だったからだ。今の光樹はゼロの言う通り、ゴッドクロスの圧倒的な機体性能についていけていない。今はゴッドクロスの性能に引っ張られている。今は良くても、この先この力を制御していかなければ戦い方は単調になる。
しかし、今はこの状態で戦うしかない。この戦いでできることなら制御しなければならない。光樹は再び戦闘へと意識を向ける。
一方、エクスの方は距離を取る。遠距離から攻撃をするためだろう。その予想は正しく、距離を取った所でファンネルを周囲に展開する。さらにヴァリアブルサイコライフルも構える。その状態から、一気にビームが放たれる。フルバーストだ。
しかし、フルバーストというよりも、エネルギーを束ねて攻撃する、ハイパーバーストのようなものだった。だが、こちらもそれには負けることはない。高威力のビーム攻撃に対し、ゼロの指示に従い、腰部のスタビライザーパーツを前方に展開する。すると、前に向けられたスタビライザーは上下に割れる。分かれたパーツの間にスパークが走る。
この武器は、以前ゼロが言っていた、出力制御が不可能と言っていた武装、ANプロトスタビライザービームキャノンのあった所に存在した武器だった。しかし、ゼロがそれを指示するということは、出力の方は問題ないということのはずだ。
そして、それは事実だった。高出力の蒼いビームが放たれる。データ的には出力は安定している。赤い敵のビームとぶつかり合い、押し合いが起こる。しかし、すぐにこちらのビームが出力で押し勝つ。こちらのビームは相手のビームを飲み込み、エクスに迫っていく。
「っ!おのれ!!」
慌てて回避したことにより、エクス本体にはダメージは与えることは出来なかった。しかし、左手に持っていたヴァリアブルサイコライフルを飲み込み、破壊する。
そんな圧倒的な力に恐れを抱いたのか、エクスが逃げる姿勢を見せる。当然、こちらは逃がすつもりはなく、その後を追いかける。一旦下の通路の部分に下がった後、ドーム外の通路へと出る。
通路には、未だ何体かのモンスターがいた。すると、エクスが振り返り、モンスター達が攻撃してくる。どうやら一人では勝てないということで、モンスター達を使ってきたようだ。
「雑兵どもよ、黒の少年を足止めしろ!!」
その指示と共にモンスター達が襲い掛かって来る。光樹は動きを止めて対応しようとしたが、そこでゼロの声が飛ぶ。
『ANシェイブシフトドラグーン「ゴースト」、ドライブモードで起動。ドライブ・ゴーストで対応する。』
その音声と共にウイング内のドラグーンユニットが離れていく。いつものように攻撃対象となるモンスターに向かって飛んでいく。しかし、そこで変化が起こる。
飛んで行ったドラグーンの形が変容する。一つのドラグーンが突然、ビットらしい砲台の形から、剣のような形状に変化したのだ。
「!?これは一体…?」
光樹は驚く。いきなりの変化したことにだ。
硬い武器のはずなのに、一瞬で変化するというのは、光樹の頭の中に、ある金属の事を思い出させる。形状記憶合金。初代ガンダムのランバ・ラルの機体、グフに装備された武装、ヒートソードの素材と考察されている武器のことだ。光樹は幸いその記事を知っていたため、そのような判断に繋がった。しかし、それはゼロによって詳しく手短に伝えられる。
『フューリーメタルによる変形である。武器の形状を自在に変え、あらゆる状況に対応できる。今回はこちらが制御する。なので挙動はそちらに任せる。』
「…何でもありだな、この機体は…。分かった。武器の種類はそっちに任せたぞ、ゼロ。」
そう声かけをして、光樹はモンスター達に突撃する。光樹の纏うゴッドクロスに攻撃を仕掛けようとするモンスター達。しかし、そこにANシェイブシフトドラグーン「ゴースト」が先行する。あるドラグーンは剣に、あるドラグーンは盾に、これまたあるドラグーンはガトリングに変形し、攻撃を行う。多重方向からの様々な攻撃がモンスター達に襲い掛かる。
六枚のウイングに装備されていた、計30基ものドラグーン「ゴースト」は光樹をエクスの元へと進ませつつ、通り過ぎた後に全ての敵を掃討した。
その凄まじい戦果に、エクスが慄く。
「馬鹿な…これほどの性能を!?くそっ。」
後退しつつ、こちらに向けてビームを放ってくる。しかしながら、その攻撃をゴッドクロスは避けていく。
ここまで来ると、もはや弱点などこの機体に存在しないと思える。が、弱点は存在した。
「…く、やっぱり高速機動時の反動が…!」
俺は苦悶の表情を露わにする。そう、この機体にも、やはり高機動時の負荷がかかるのだ。
それは当然だった。シュバルトゼロガンダム・クロスよりも性能が格段に上がっている機体に、負荷がないわけなどない。その負荷は、少しずつ光樹を苦しめていた。
そうなると、短期決戦で一気に殲滅するしかない。そう思って突撃する。しかし、そこで横合いから敵が出現してくる。悪魔タイプのモンスター、アルゴディウスの一種、カルメルセウスであった。いきなり現れたカルメルセウスは、こちらをその巨腕で捕える。
「っつ!!捕まった!」
光樹の体に衝撃が襲う。ゴッドクロスは敵に捕らえられてしまう。
「ふっ、これは好機。ここで始末する!」
その様子を見てチャンスと見たエクスはこちらに再び残った全武装を向ける。どうやらフルバーストを使うようだ。何とかしてその拘束を抜けなければならなかった。
が、その程度はもはやゴッドクロスにとっては無意味のようだ。出力を上げ、力を入れるとカルメルセウスによる拘束はあっという間に解けてしまった。
「何っ!?」
エクスもそれには驚いた様子を見せる。当然だろう。捕えたと思ったのだから。しかしそれに構わずフルバーストを放つ。光樹もそれに対応して、腰部の射撃兵装、AN高純化射撃兵装「オーディン」を構える。先程まで拘束していたカルメルセウスを巻き込んで、ビームは放たれる。
放ったビームの一撃により、カルメルセウスは飲み込まれると同時に消滅した。その威力のまま、エクスのフルバーストと真正面から衝突する。ぶつかり合ったエネルギーは、その場に留まりあう…なんてことは、これまでの戦いで、ならないことは分かっていた。先程よりも威力が上がっていたためか、押し返す速度は落ちていたが、それでも少しずつ、早めの速さでエクスのビームを押し返す。だがエクスも負けていない。
「この…ならばこちらも本気で行く!エクストリームバースト、始動!「EXAフルバースト」!!」
その声と共に、ビームの出力が上がる。それにより、先程まで押していたビームの押し切りが止まる。逆に、こちらのビームの方が押され始める。どうやら敵も本機の様だ。
そこで、光樹も機体の性能をさらに引き出す。左肩部のランチャー、ANデストロイランチャーⅡを展開させる。砲身の外側部に装備されたシールドパーツに切れ目が入り、別れる。三つに折りたたまれた砲身が展開される。ビームを放ちつつ、その砲身から飛び出ているトリガーパーツを握る。そして、撃つ。
放たれたビームは、既に放っていた「オーディン」のビームに飲み込まれ、ビームの出力を増大させた。
増大させた出力により、高出力のビームは再びエクスの放っていたビームを押し始める。その様子に、エクスも焦りを見せる。
「ば、馬鹿な!?エクストリームバーストが押されるだと!?ビームを追加で放っただけで?ちぃ!!」
慌ててエクスはその場から離れようとする。しかし、ビームを撃ち切ったことで、ゴッドクロスのビームがあっという間にエクスを飲み込んだ。そのビームの中から爆発が発生する。
これで倒したか?そう思った俺ではあったが、それは残念だがそうならなかった。ビームを撃ち終わった後から、エクスが姿を現す。しかしながら、エクスの方も、かなりのダメージを負っているのが見えた。展開していたファンネルは全て破壊され、機体の装甲もいくつかが融解している。ゲーム通りなら、ファンネルは自動的に補充されていたような気がするが、これでエクスもほぼ戦闘不能状態だ。
だが、それでもエクスは諦めてはいない。今度は再びドームの中へと、その機体を全力で飛ばす。光樹はそこで考える。もしかすると、エクスはドームに残っているネプギア達にだけでも被害を与えようとしているのかもしれない、と。そんなことにならないため、光樹もまた、ゴッドクロスのスラスターを吹かせ、追いかける。
舞台はまたドームの中へと移行した。そこで、エクスは反転して、ビームサーベルを両手に構え、こちらに振ってくる。その攻撃を、光樹は右肩の大剣…ANデストロイイーターⅡで防ぐ。ANデストロイイーターⅡの刃と、ビームサーベルの光刃がぶつかり合う。切り抜けながらの連撃を交える。
だが、その斬り合いに勝負が着こうとする。光樹が決めようとゼロに告げる。
「ゼロ、このまま決めるぞ!」
『了解。ANデストロイイーターⅡ「イーターモードⅡ」起動。』
突如、ANデストロイイーターⅡが横に割れる。すると、そこから出現した穴からビームソードが発振される。その刀身は黒く、そのエネルギーから刀身を形成しているのはDAN粒子…ディバイダー・ゼロ・システムだろう。
破壊の塊ともいえる牙が、エクスに向けて振りかざされる。エクスは剣を受け止めてくるが、ビームサーベルの光刃は、光樹の振りかざした大剣で叩き折られる。そして、そのままエクスの左腕部を肩口から斬り飛ばした。
斬られた反動で、エクスはステージへと落ちる。その後を光樹は追う。地へと落ちたエクスは、残った右腕にヴァリアブルサイコライフルを持ち直し、撃ってくる。ライフルの攻撃に合わせて、損傷が軽微だった左腰のコンテナからミサイルを次々とこちらに発射してくる。
それに対し、こちらは回転しつつ、エクスの攻撃を避けていく。ウイングによる高速機動は、エクスの攻撃によって捉えられることはない。と思っていたが、右手に握っていたANデストロイイーターⅡが、敵のビームに当たり、手元から弾き飛ばされる。最後の意地なのだろう。かなり諦めの悪いやつだと光樹は思った。
しかし、それでもう止まるような光樹ではなかった。肩部パックの後部に装備されたエネルギー発振器を両手に持つ。両手に持った剣の柄のような発振器の持ち手が延長する。そしてそのまま柄尻同士を合体させ、ビームを形成する。
そのままの勢いで、エクスと交差する。この時点で、勝敗は決まった。光樹のツインブレードと化した剣は、エクスの残っていた右腕も切り離したのだ。攻撃による爆発で、エクスは吹き飛ばされる。エクスは受け身を取れず、体ごと地面を転がる。何とか止まったが、立つのが精一杯の様だ。
しかし、これでこちらも決着が着いた。ネプギア達の方も、マジェコンヌを倒すことが出来たようだし、これで問題ないようだ。
光樹はエクスの方に目を向けて、動向に注意しつつネプギア達の方に合流する。
TO BE CONNTINUED
今回もお読みいただき、ありがとうございます。さて、光樹君が圧倒してしまいましたね。
ジャンヌ「今まで以上に、終始圧倒していた感はありましたね…。あれが、ゴッドクロス。」
レイ「うん、そうだねー。ゴッドクロスとゴッドゼクスは凄かt…」
わー!それは言ったらだめですよ!
レイ「あ、いや、何でもないよっ!ゴッドクロスかっこいいもんねー!」
ジャンヌ「そ、そうですね…。(危ないところでした。まさか「のめてな」のあの話題に触れかけるとは…。とにかく、話を戻さないと。)…藤和木、それより、これどうぞ!」
あれ、これケーキ…ってこれ誕生日ケーキじゃないですか!
レイ「そうだよっ!藤和木。」
ジャンヌ「お誕生日…」
レイ&ジャンヌ「おめでとう!(ございますっ!)」
おおっ、ふ、二人共…!なんだか泣けてきた…(´;ω;`)こんなに嬉しいことはない…!
ジャンヌ「わ、わたくしとレイさんとで作ったんです。味はどうかは分かりませんが、藤和木の好きだって言っていたチーズケーキですっ。」
レイ「大丈夫だって!絶対美味しいって!」
もう私の今日の疲れが吹っ飛んだ…さて、さっさとあとがき終わらせましょうか!
レイ「うん!次回の投稿は日曜日だよっ。」
ジャンヌ「では次回もお楽しみにっ。」
光樹「おう藤和木。俺も誕生日なんだけど。」
おうふ!そういえば光樹君と私の誕生日同じに設定してたっけ。そうだ、一緒にジャンヌさんとレイさんが作ってくれたケーキ食べる?
光樹「え、いいの?」
ジャンヌ「ええ。元々お二人の誕生日を想定してワンホールサイズを作りましたから。」
レイ「ネプテューヌちゃんたちも呼んであるから一緒に食べよ!」
光樹「去年は何もなかったけど、今年は楽しく過ごせそうだな。」
まったくだよ。さぁ、早速ケーキ食べましょう!