新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結)   作:藤和木 士

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どうも、皆様、藤和木弘です。

光樹「なぁ、作者。うちの作品って今は6日投稿が基本だよな?」

(ギクッ!)そ、そうですねー。さて、ジャンヌさん達も呼んで…

光樹「今日に投稿したのは、どういうことだ?(ポキポキ)」

ぼ、暴力はいけない!!一方的な暴力はやめましょうよ!

ジャンヌ「こ、光樹さん!今回はどうか許してあげてください。昨日はとあることがあったんです。」

レイ「そうそうっ。藤和木が珍しく女の子助けてあげたんだから!」

光樹「何っ!?まさか痴漢から助けたとか?」

流石にそんなことはない!まぁ、チームの課題を仕上げたくらいだ。その疲れもあって、昨日は投稿できませんでした。火曜日って前の話にはあったんですが、あれは打ち間違いです。本当は昨日投稿して間違えたことを詫びるつもりだったんですが…。まぁ、先程ジャンヌさん達が言ったように、昨日チームで仕上げなきゃいけない課題があったんですよ。それでそこの担当していた子が疲れ切ってしまっていたので、文章考えるだけでイラストレーターほとんど触れてなかった私が代わりにそれを仕上げた次第です。

光樹「ふーん。珍しいな、作者が進んで面倒事を引き受けるなんて。」

それも勉強と思えば少しは楽になるよ。さて、話が長引きましたが、第66話投稿です。

ジャンヌ「今回はうずめ様たち、女神チームがマジェコンヌと戦う場面ですね。」

レイ「本気を出したマジェコンヌに勝てるのかな?」

さぁ、それでは本編へ!


第66話 数押しによる乱舞

うずめさんに向けての攻撃は、なんとかガンダムになった光樹さんが止めてくれました。けれど、まさか、新たなガンダムにこのタイミングで変身するなんて…。もしかして、このタイミングを待って、変身したのかな?

そう思ったネプギアは、オレンジハートを心配してから、光樹に聞いてみることにした。

 

「うずめさん!大丈夫ですか!?」

 

「うん!光樹が守ってくれたからねー。」

 

「光樹さん、まさかこのタイミングを狙って?」

 

だがしかし、そんな必然の物ではなかった。

 

「いや、さっきこいつに変身できるってゼロが言ったからな。ダメもとで試してみたけど…こいつ、かなりすごいな。クロスなんかとは桁違いのスピードとパワーだぜ。」

 

「…え?まさか、どんな武器があるのかも知らずに?」

 

「そうだな。けど、使うべき武器が頭の中に流れて来て、知らない内にこうなってたって感じだな。記憶が戻ってきてるってことかな?」

 

そんな光樹の言葉が返ってくる。

まさか、直感だけであの攻撃を止めるだなんて…。二人がかり、それもマジェコンヌとエクスの本気ともとれる形態の攻撃をああも簡単に受け止め、更にはじき返すとは。

光樹の余裕そうな姿を見て、こちら側にも余裕が生まれた。

 

「よーし!光樹に続いて、うずめたちもこのまま押していこー!」

 

「光樹に負けられないね。よーっし、クロちゃんを懲らしめちゃうためにも、わたしもがんばろーっと!」

 

オレンジハートと大きなネプテューヌにも、余裕そうな様子を見せる。そんな雰囲気に、ネプギアにも影響は受ける。

 

「…うん!光樹さんの足を引っ張らないためにも、私たちも頑張りましょう!!」

 

そう決めて、ネプギアも女神化する。

プロセッサユニット身に纏ったネプギアは、同じく戦闘態勢を整えた二人と共に、弾き飛ばされていたマジェコンヌと向かい合う。

 

「ほぉ。随分余裕があるようだな。あの小僧一人が粋がってる程度で勝てると思われるとはな!」

 

「光樹さんがあっちを止めているんです。なら私たちがあなたを止めて見せます!」

 

パープルシスターになったネプギアは強気にそう宣言する。先程までの怖気づいていた様子は見られない。うずめの言葉と、光樹の行動がネプギアにエネルギーを与えていた。心の支えとなっていた。

 

「そうそう!覚悟しなよ、マザコング!」

 

「だから!私はマザコングではない!!マジェコンヌだと…!」

 

大きいお姉ちゃんがマジェコンヌを挑発する。ここで倒さなくちゃいけない。私たちの手で。

そして、オレンジハートの言葉で、戦闘が始まる。

 

 

 

「これでオバサンとの因縁も終わらせるよっ!フルボッコだよっ!」

 

 

 

オレンジハートの言い放った言葉を聞いた後、大きなネプテューヌとパープルシスターがマジェコンヌに対して低姿勢で走り出す。放ってくるであろう魔法弾をかわす為だ。

それに対し、マジェコンヌはやはり魔法弾を放ってくる。小型の魔法弾が、軌跡を描いてこちらに飛んでくる。化け物のようなマジェコンヌの時よりも威力と言うよりは狙いを重視した攻撃だった。

けれど、ネプギアからしてみれば、その方が楽だった。錐もみ飛行で回避しつつ、マジェコンヌに対してM.P.B.Lを放つ。連射重視の弾は、マジェコンヌが張ったバリアで防がれてしまう。

だが、そこに大きなネプテューヌは攻撃を仕掛ける。二刀流でマジェコンヌのバリアに剣を突き立てる。そしてそのまま、横一文字に引き裂いた。バリアは消失する。その攻撃にマジェコンヌは舌打ちをする。

 

「くそっ。調子に乗るなよ!」

 

近づかれたことに腹を立てたマジェコンヌは槍を突き出す。大きなネプテューヌに受かって放たれた一撃を、大きなネプテューヌは受け止める。

しかし、攻撃の一撃が強すぎた。受け止めたはずの大きなネプテューヌは、防いだ姿勢のまま、後方へと吹っ飛ばされる。

 

「っとぉぉ!?」

 

「フン!まずは貴様からだ!!」

 

好機と見たマジェコンヌは、大きいお姉ちゃんに追撃をかけてきた。私に目もくれず、突っ込んだのはきっと、お姉ちゃんに今まで馬鹿にされたり、からかわれていたからだろう。

でも、その行動は結果的に正しいことになった。マジェコンヌの二撃目は、大きいお姉ちゃんの二本の大剣を弾き飛ばす。

何も防ぐものが無くなったのを見て、そのまま真っ直ぐに槍を突き出した。

 

「お姉ちゃん!!」

 

ところが、その攻撃は大きなネプテューヌを貫くには至らなかった。

突如として、大きなネプテューヌを守るように壁が出現する。否、壁ではない。それはオレンジハートが展開したシェアの盾であった。

割り込んだオレンジハートは受け止めたことを誇るように言う。

 

「ふっふーん!これくらい守れるもんねー!」

 

「おのれ!」

 

シェアの盾を貫こうとウイングから推力を生み出し、押し切ろうとする。徐々に盾に嫌な音が発せられ始める。

このままではいけない。そう思ったパープルシスターがマジェコンヌに不意打ちをかける。

 

「あなたの相手は…ここにもいます!!」

 

M.P.B.Lをソードモードに切り替え、思い切り振りかぶる。けど、その攻撃は急に動いた翼によって防がれてしまう。

 

「その程度、甘いわぁ!!」

 

バシュン!!

 

「きゃぁぁぁ!!」

 

「うずめ!って、ねっぷぅぅ!!」

 

パープルシスターの攻撃に目もくれず、マジェコンヌはオレンジハートと大きなネプテューヌを槍でシールドを破りつつ吹っ飛ばす。

思い切り打ち込まれたようだけど、幸いけがは浅いようだ。けれど、それはつまりこちらの相手ができるようになったことだ。

マジェコンヌはウイングでこちらを振り払う。地面に着地するが、そこにマジェコンヌが攻撃を仕掛けてくる。ウイングの先からレーザーが放たれる。ネプギアは攻撃を避けていく。だが、ホーミングして飛んでくるレーザーをいつまでも避けられるわけではなかった。徐々に攻撃がかすめ始める。

 

「うっ…!このままじゃ…きゃあ!」

 

判断が鈍った所で、パープルシスターのM.P.B.Lが弾き飛ばされる。加えて足元を狙った攻撃によって体勢を崩し、地面に尻餅をついてしまう。

すぐに立ち上がろうとするが、ホーミングレーザーがこちらに一斉に迫ってくる。

 

「そんな!」

 

「ぎあっち!!」

 

オレンジハートがホーミングレーザー目がけて音波攻撃を飛ばす。しかし、音の速さでレーザーの速度には追い付かない。

咄嗟に防御態勢を取る。多少の攻撃くらいは守れるだろう。

ホーミングレーザーは次々とネプギアに直撃し、爆発を起こす。爆煙を起こしたホーミングレーザーは、一発一発がそれなりの威力を持っていたのは誰から見ても分かった。その様子を見ていた大きなネプテューヌも悲鳴に似た声で安否を確かめる。

 

「ネプギア!!大丈夫!?」

 

その声は、ちゃんとパープルシスター自身にも聞こえていた。すぐに声を出して無事であることを知らせる。

 

「は、はい。何とか…。」

 

煙が晴れた場所には、プロセッサユニットにいくつか損傷が見られ、更にはボディスーツのプロセッサユニットがところどころ破れたパープルシスターの姿があった。防御態勢を取っていたことでいくらか被害は抑えられていたため、まだ戦える様子であった。

このまま押されるわけにもいかないので、弾き飛ばされたM.P.B.Lを取りに行くために滑空する。だが、当然マジェコンヌも邪魔をしようとする。

 

「背中を見せるとは愚か…」

 

「そう言ってるおばちゃんも、隙だらけだよっ!」

 

けれど、そこでうずめさんがマジェコンヌの攻撃を邪魔する。エネルギーで形成したドリルによる攻撃、「夢幻粉砕拳」で攻撃を仕掛ける。

しかしながら、その攻撃はすんでのところで回避される。だが、追撃を仕掛けようとしていたマジェコンヌは驚きの声を上げる。

 

「くそっ、女神風情が!」

 

「んもー!避けるなんて。あとちょっとだったのに。」

 

攻撃を避けられたことをオレンジハートは悔しがる。それでも、オレンジハートが突撃したことで、パープルシスターは既にM.P.B.Lを回収し、銃口を向ける。

今の所、ほぼ互角の戦いに見えた。けれど、こちらが多人数なのに向こうはまだ一度も攻撃をまともに受けいない。以前戦った時とは違って、機動力を重視していた今のマジェコンヌは、攻撃は当てにくいのは分かっていた。

でも、こちらが数的には有利だ。攻めていけばマジェコンヌにも疲れが溜まり、動きが鈍くなるかもしれない。そう考えたパープルシスターはM,P.B.Lから出力大のビームを放つ。

 

「えいっ!」

 

「その程度!」

 

それを余裕をもってマジェコンヌは回避する。飛び上がると同時に、槍の先から魔方陣を展開する。

以前展開した魔方陣に似たような攻撃が来ると考えたパープルシスターたちは身構える。

そして、大きな攻撃が来る。

 

「貴様らすべて薙ぎ払ってやるわぁ!!」

 

槍の途中まで魔方陣を通過させ、魔力のこもった槍先からビームが放たれた。一番端に向けられたのでこちらに直接の被害はなかった。それだけならよかった。しかし、先程の言葉が現実となる。文字通り、こちらに向かって、ビームの柱が迫ってくる。

 

「皆さん!避けて!!」

 

パープルシスターの危険を察知した言葉に、二人も気づいた。三人は散開して薙ぎ払われたビームを避けた。薙ぎ払われたビームの後から爆発が起こる。爆発の煙で視界が封じられてしまった。

 

「うずめさん!お姉ちゃん!大丈夫ですか!?」

 

そんなパープルシスターの声が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「煙のせいでみんな見えないよ。でもネプギアは無事みたいだね。」

 

大人ネプテューヌはそう言った。煙のせいで互いの場所は見えないが、幸いネプギアが声を出してくれている。ネプギアを心配させないためにも、大人ネプテューヌは声を出す。

 

「おーい、ネプギアー。わたしはここだ…」

 

その時、何か嫌な視線を感じた。身震いした大人ネプテューヌは咄嗟にその場を離れる。先程までいた場所に、細く鋭い何かが何本も通り過ぎていく。

その方向を見ると、マジェコンヌが空いていた方の手から魔方陣を発生させていた。どうやら、その魔方陣からさっきの攻撃をしたようだ。

避けた大人ネプテューヌを見てマジェコンヌが舌打ちをして残念そうにする。

 

「チッ、避けたか。この煙なら気づかないと思ったのだがな。」

 

「もー!目が見えない状態からの攻撃なんて、反則だよ?正々堂々と勝負じゃない?」

 

「フン!多人数の時点で貴様らは正々堂々ではないではないか?まぁ、それでも私の勝ちは変わらんがな。」

 

大人ネプテューヌの文句も、マジェコンヌの言葉であっさり返される。

まぁ、マザコングのいうことも確かだよね。こっちは三人、光樹も入れれば四人、そしてあっちは二人。それに今はマザコングの相手はわたしとネプギア、うずめの三人で止めてる。これはマザコングは数的に不利だ。

少し同情はしていたが、それでも大人ネプテューヌのする行動は変わらなかった。

 

「だけど…さっきのお返し、させてもらうよー!!」

 

大剣を胸の前でクロスさせた状態で突撃する。マジェコンヌが魔法弾でそれを妨害するが、大人ネプテューヌは器用に避ける。

しかし、動きは直線的だ。マジェコンヌを狙うだけだったので、徐々に攻撃がかすめ始める。

攻撃を避けたところで、魔法弾一つが正面から迫る。

 

「っと!!」

 

すぐに交差させていた剣を振って魔法弾を十字に斬る。ところが、斬ることは出来ず、後方に弾くのみだった。そこに、マジェコンヌの一刺しが迫る。

 

「もらっ…」

 

しかしその時、左後ろ辺りから球が飛んでくる。弾の着弾でマジェコンヌの槍の軌道がずれ、幸いにも大人ネプテューヌに被害はなかった。

その方向には、煙から逃れたパープルシスターがマジェコンヌに向けて手持ち武器のランチャーを構えていた。先程の攻撃はパープルシスターによる援護攻撃だったのだ。

ナイスタイミングな援護に、大人ネプテューヌが賞賛する。

 

「流石ネプギア!助かったよ!」

 

「よかった。お姉ちゃん!そのまま攻撃して!私が援護するから。」

 

「オッケー!!」

 

ネプギアの声援を受けたし、わたしもそろそろ本気出さないとなー!このまま勢いづかれてもこっちが危険になるだけだし。

早速大人ネプテューヌは後方に下がって魔法弾を撃とうと魔方陣を展開するマジェコンヌに追撃をかける。二刀流から繰り出される連撃が、マジェコンヌを襲う。しかしながら、そこは小回りを聞きやすくしたマジェコンヌも負けてはいない。大人ネプテューヌの攻撃を、手持ちの槍でいなす。

 

「この前の攻撃が通用すると思ったなら、大間違いだ!!」

 

攻撃を受けとめていたマジェコンヌが、思い切り弾き飛ばす。その衝撃で、左手の大剣が手から零れ落ちる。

流石に近距離の攻撃はまずいかな?けれども、こっちは近接戦だけじゃないんだなーこれが!光樹みたいに飛び回ってビュンビュン飛ばすのは出来ないけど、カッコイイ攻撃があるんだよねー!

攻撃が迫ってくると大人ネプテューヌは後ろにバック回転しつつ、太腿からあるものを取り出す。それは拳銃だった。

いきなり戦法を変えてきた大人ネプテューヌを見て、マジェコンヌは驚く。

 

「銃だと!?おのれ!」

 

拳銃を取った大人ネプテューヌは、マジェコンヌの周りを走り始める。そして、そのままの状態で銃を乱射する。四方八方からの乱射(といっても、いきなり反対側に移動して攻撃することは出来なかったが。)でマジェコンヌは翻弄されていく。

そこで、パープルシスターも大人ネプテューヌに続いてM.P.B.Lを連射モードで支援射撃を開始する。その攻撃により、マジェコンヌは身動きが取れなくなる。二人の連携がうまくいっていた。

マジェコンヌは攻撃を防ぐため翼を畳み、防御形態を取る。攻撃を防ぎ、ダメージを減らす方へと行動した。

しばらくの間それ続いたが、ここでマジェコンヌが反撃に出る。

 

「調子に乗るなよ!女神共!!」

 

翼にエネルギーが集まり、翼を再び展開すると、エネルギーのランダム放射が二人の射撃を吹き飛ばす。そして、そのままパープルシスターに向かって突撃する。

まさかこっちじゃなくて、ネプギアの方に狙いを変えたかぁ。そうなると、このまま後ろを攻撃したいけど、かわされたらネプギアに当たっちゃうよ。

その考えから、大人ネプテューヌは攻撃をためらう。そうしている内に、マジェコンヌはパープルシスターに迫る。

が、横合いから衝撃波が飛んでくる。

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

「ぬおっ!!この騒音は!?」

 

「うずめさん!!」

 

ネプギアが助太刀に来たうずめの名を叫んだ。何とかギリギリ間に合ってくれた。

颯爽と登場したオレンジハートは飛ぼうとする。けれど、そこで上方向から衝撃波が飛んでくる。その衝撃波のせいで、オレンジハートが地面に激突する。

 

「ひゃう!?叩き付けられた!?」

 

「一体なんなの?」

 

わたしは何が起こったのか分からなかった。ここにいた全員が、上の方を向く。すると、その衝撃波の正体を知る。

上空では光樹とエクスが鍔迫り合いを行っていた。どうやらさっきのは二人が激突したことで発生したものだったみたい。一人で大丈夫かな?と思ってたけど、エクスの武器とかパーツが一部がなくなっていたことと、光樹の機体がほぼ無傷だったことから、光樹が優勢みたいだ。

ここまで激しいと、ネプギアやうずめは飛べないというか、飛ばない方がいいかな、と思った大人ネプテューヌは二人に指示する。

 

「二人共、なるべく飛ばない方がいいと思うよ。光樹の戦いに巻き込まれちゃうかもしれないから。」

 

「ですね。」

 

「上は光樹に任せちゃおう!じゃあ、また攻めちゃうよー!」

 

頷いたパープルシスターとオレンジハートは地上からマジェコンヌに向かって攻め入る。それに続いて、大人ネプテューヌもダッシュしてマジェコンヌに接近する。

 

「くそっ、エクスめ、何をしている…!小娘共が!!」

 

言葉を吐き捨てたマジェコンヌは、接近するオレンジハートと大人ネプテューヌに向かって攻撃を放っていく。魔方陣の攻撃が終わると同時に、ウイングから曲がるレーザーを放ってくる。

だが、その攻撃にパープルシスターが反応する。

 

「二人はやらせません!」

 

的確な射撃が、わたしたちに直接当たりそうな攻撃だけを落としていく。流石はネプギアだ。真面目っぽさが攻撃にも出ててこれなら楽して勝てそうだね。

でもネプギアにだけ頑張ってもらうわけにもいかなさそうだ。またマザコングが槍をこちらに向け、その先にエネルギーを溜めた魔方陣をかぶせようとする。

 

「またあの攻撃が来るの!?」

 

オレンジハートの言葉通り、マジェコンヌは再び、あのレーザーを放とうとしていた。しかし、今度は大人ネプテューヌも対抗する。

 

「やらせないよー!ていっ!」

 

思い切り右手に握っていた大剣をマジェコンヌに向かって投げる。走っていた時の速度も足されて放照れた剣はマジェコンヌの左側のウイングパーツの目玉のような部分に突き刺さった。

 

「くぅ!?しかしこの程度…!」

 

マジェコンヌは怯むも、そのまま魔方陣を槍に集中させようとする。

けど、それだけじゃないんだなー、今回は!わたしはホルスターから銃を取り、発砲する。

放たれた弾丸は、先程投げた大剣の柄尻に撃ちこまれた。その衝撃で、大剣は更に翼を貫いた。剣が更に貫いたことで、マジェコンヌが後ろに倒れかける。

 

「姿勢を崩される…くっ!!」

 

なんとかして踏みとどまったが、そこに大人ネプテューヌの追撃が来る。マジェコンヌに接近した大人ネプテューヌは突き刺さった剣の持ち手を握る。だが引き抜くのではなく、それを重心にして上へと体を持ち上げた。当然、勢いに従ってマジェコンヌの背後に向かって落ちる。その刹那、左手に残っていたもう一つの剣が、振られる。

 

「てーりゃぁ!!」

 

ガキャン!!」

 

その一撃は、見事マジェコンヌの背部に存在した四枚の翼のうち、一つを破壊した。そのままの勢いで大人ネプテューヌはマジェコンヌの後ろに着地する。

その攻撃に驚いたマジェコンヌは怒りに震えた声で大人ネプテューヌに向かって吐き捨てる。

 

「おのれェ!!よくも私に傷を…」

 

「よそ見しちゃダメだよ?」

 

けれども、それは更に隙を作ることになった。マザコングがこっちに向いたことでその背後を取ることになったうずめがドロップキックを浴びせる。

 

「ぐふぅ!?」

 

「このままいっくよー!!うわぁぁぁぁ!!」

 

そこから繰り出される音波攻撃がマジェコンヌを地面に倒れさせた。さっすがうずめ!

攻撃を集中させた大人ネプテューヌとオレンジハートだったが、それでもマジェコンヌは倒れずに立ち上がった。

しかし、攻撃はまだ終わらない。

 

「行きます!M.P.B.L・ソードモード!!」

 

M.P.B.Lの攻撃が二回、マジェコンヌのウイングを斬る。それによって、右側のウイングは全て破壊された。残っていたのは、左下のウイング一枚のみだった。当然、それだけ破壊されれば、マジェコンヌの動きも悪くなっている。マジェコンヌは浮き上がれずに地面に着地する。

 

「くそっ、女神どもめ…。」

 

ここが好機だ。そう感じ取った三人は、同時に攻撃を集中させる。パープルシスターの射撃が、オレンジハートの拳が、大人ネプテューヌの連撃がマジェコンヌを攻撃する。

全ての攻撃を受けたマジェコンヌはよろ付く。そして、大人ネプテューヌはオレンジハートに叫んだ。

 

「うずめ!!」

 

「分かってるよ!これで…」

 

うずめが拳にエネルギーをため込む。エネルギーを溜め終わると同時に、マジェコンヌに最後のアタックを仕掛ける。

 

 

 

 

「トドメェェェェ!!!」

 

 

 

 

力いっぱいの拳が、マザコングの腹を打つ!その攻撃に、マザコングは声を出すことなく倒れた。それは同時に、わたしたちの勝利であった。

そして、もう一つの戦いも、決着がつくのである。

 

 

TO BE CONNTINUED

 




今回もお読みいただきありがとうございます。さて、次回はいよいよゴッドクロスと本気のエクスとの激突ですよ!

ジャンヌ「もう次回の話題ですか。それ程楽しみなんですね…ふふっ。」

レイ「ゴッドクロスも楽しみだねー。でも今回の話、最後は大人のネプテューヌちゃんが活躍してたねっ!トドメはうずめちゃんが決めたけど、今回のMVPじゃない?」

ははは、書いててそれは思った。
さぁ、話はちょっと外れて、いよいよアンジュ・ヴィエルジュが放送開始したぜー!ヒャッハー!

レイ「あ、それ話すの!?」

ジャンヌ「!」

話さないわけないでしょう!?早速遅ればせながら第1話見ましたが、1話から風呂サービスだと!?期待していいのか、これは!?

光樹「作者、先に言っておこう。アンジュの原作のKADOKAWAは、あの大コケした某人気ソーシャルゲームを作った会社だぞ?」

何でや!あれにKADOKAWA直接関係ないやろ!しかもアンジュのアニメ制作はプリズマイ○ヤだったりのん○んびより作っとる会社だぞ!少しは期待持てよ!諦めんなよ!

光樹「わかったわかった…。」

ふぅ、それで、今日の帰り道に寄ったカードショップで偶然テレビ版アンジュの主人公でもある蒼月紗夜ちゃんのデッキ買ってきました!いやー、可愛い!

ジャンヌ「…。」

光樹「…それで、ルールは分かったのか?」

ははっ、バトスピやってる私でも、準備の所でSA☆PPA☆RI☆WA☆KA☆RA☆N!!なんだよ、最後の方の説明で最初にやったこと繰り返してたぞ!だが、デッキの攻め方は説明書でなんとなく例えができた。

レイ「え。どんなのなの?」

私で例えるなら幻羅星竜ガイ・アスラにバウンスマジック入れて連続アタックしつつサポートカードで敵を除去してライフ削る感じ。

光樹「バトスピやってる人でも分かるかそれ?」

買えば分かると思う。にしても紗夜ちゃん可愛いよー(*´ω`*)

ジャンヌ「…それは良かったですね…藤和木……(ジャキン!)」

ちょっと待って!!なんで裁きの神剣向けてそんなに怒ってるの!?

レイ「ジャ、ジャンヌちゃん落ち着いてっ!?」

光樹「そりゃあジャンヌさんとしてはお前が浮気していることにご立腹だろうよ。」

待って!浮気してない!ジャンヌさんが一番だから!

ジャンヌ「じゃあ、約束しますか…?アシスタントとして彼女を雇ったりとかしてそばに置くことをしないって…。」

あっ…逃げ道塞がれた。\(^o^)/

レイ「ちょっ…!?」

光樹「浮気する気満々じゃねーか!」

ごめん、さっきの話には語弊があった。簡単に言うと、ジャンヌさんとレイさんってディーバの活動もしないといけないでしょ?多分1~2月くらいだと思うんだ。けど、その時にこっちの方に集中してバトスピの世界の方で支障が出ないように、ピンチヒッターとしてメインアシスタントの代わりとして、普段アシスタントしているやっちょちゃんと紗夜ちゃんをその時だけ採用したいと思うんです。それで許しては…。

ジャンヌ「…はぁ、分かりました。わたくしたちのことも考えてのことなら、我慢します。」

よ、よかった…。てことで、今回はここまでです。

レイ「次回はちゃんと月曜日だよ!日曜日じゃないから気を付けてねっ。」

ジャンヌ「…それでは、次回もよろしくお願いしますっ!」




光樹「で、ホントにアンジュのカードゲームのルールが分からないのか?」

これ見てよ、明らかにおかしいじゃん!なんで最初にやったことをまた最後にやってゲームスタートなんだよ。シャッフルが意味ないと思うんだけど。

光樹「そうだな…ん!?分かった、これデッキの説明書が間違ってる。」

マジで!?(;゚Д゚)

光樹「ほら、こっちの公式ルールの方ではそれがない。」

まさかミスを発見するとは…これもう他の人は気づいてるよな…。

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