新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結)   作:藤和木 士

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はーい、どうも皆様、今日は授業の一環としてKITTEに行って来ました、藤和木弘です。

ジャンヌ「KITTEに行っておきながら、有名店に入らないなんて、馬鹿じゃないんですか?と思う、ジャンヌ・ドラニエスです。」

レイ「私も何か食べたかったなー。どーも!レイ・オーバだよっ。」

お金がなかったんですよ(´・ω・`)さて、今回は第63話投稿です。

ジャンヌ「タイトルとしては、マジェコンヌが逃げるのでしょうか?」

レイ「でも、大きいネプテューヌちゃんのノートに封印されてるよ?どうやって出るの?」

ジャンヌ「もしかすると、エクスが?」

さて、どうしてでしょうね。では本編へ、どうぞ!


第63話 魔女の脱走、決闘の舞台へ

 

 

「さて、お昼ごはんは何を作ろうかな。」

 

ネプギアはそんなことを言いながら、テントに入る。そろそろお昼ごはんの時間になりそうだった。そのための準備として、テントの中の食料について確認しようと入ったのだ。

すると、テントの中で不意に声が発せられた。

 

「うん?ネプギアか。」

 

「あ、光樹さん。こんなところにいたんですね。」

 

その声の主は光樹であった。

なぜ、光樹さんがいるんだろうかと私は思った。気になるところだった。

そんなネプギアのことを察した光樹は、ここにいた理由を話す。

 

「いや、ちょっと気になることがあってな。」

 

「気になること?」

 

一体、何が気になったのだろうか。もしかして、今日のお昼ごはんが何かとか?それがもし本当なら、意外と光樹さんも食い意地が張っているのかな。

けれでも、そこで光樹さんは逆に私にここに来た理由を聞いてくる。

 

「そういえば、ネプギアは何をしに?昼ご飯を作りにでも来たのか?」

 

「はい。そうだ、この機会にみんなの好き嫌いを克服してもらうために、みんなの嫌いな食材を使って料理を作ろうと思うんですが、どうでしょうか。」

 

「…なかなか鬼畜なことを考えるな、ネプギア。」

 

ネプギアはその考えを伝える。その言葉に、光樹は苦笑いして答える。

ネプギアとしては、やはり全員に苦手な食べ物があると思うと、どうにかして食べられるようにしてあげたいと思ってしまう。だがしかし、単に出すだけでは、口をつけることなく、残してしまうのがオチだろう。事実、大人ネプテューヌが吐いた後のナスを食べたところを見ていない。一体あれはあの後どうしたのか気になるところだったが、今はそれを考えずに、これから食べさせることを考える。

それらを考えると、ここは作る側のネプギアが作り方、そして味付けを工夫してどうにかしなければならなかった。

この話を光樹さんに聞かせるのは、ある意味脅しとも取れるかもしれない。だって、光樹さんが一番嫌いな物がメンバーの中で多いのだから。魚に野菜、そして話によるとエビやカニも苦手だそうだ。エビやカニはないけれど、それでもまだ嫌いな物があるというのは厄介だ。

でも、光樹さんは意外と嫌いな物でも、躊躇いはするけれど食べている光景を見た。そう考えると、光樹さんはまだ他のみんなよりはマシな気がしないでもない。

そう思いつつも、張り切ってお昼ごはんを作る準備をするネプギアであったが、食材を確認する所で、あることに気づいた。

 

「あれ?ナスとシイタケと魚が足りない…。朝食を作った時はあったと思ったんだけど…。」

 

そう、朝食を作る時はあったはずの、ナス、シイタケ、そして魚がきれいさっぱりなくなっていたのだ。いきなりなくなるなんてこと、ありえない。一体どこに…。

すると、そこで光樹が何かに気づいたように言葉を発する。

 

「もしかすると…。ネプギア、本当にナスとシイタケと魚がないんだな?」

 

「は、はい。その三つの食材だけないんです。」

 

光樹の質問に、ネプギアははっきりと答える。間違いなどはない。何か光樹は考えているようだった。

そして、しばらくの間考えた光樹は、はっ、と何かに気づいたように顔を上げる。

 

「何か分かったんですか。」

 

ネプギアは何に気づいたのかを聞く。それに光樹は答えようとする。

 

「あぁ、それは…」

 

 

 

 

その時、

 

 

 

 

 

 

 

 

ドカンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな爆発音のようなものが聞こえた。

 

「…い、今の音は何!?」

 

ネプギアは驚く。何か外の方……それも、このテントの近くだったように思える。実際、爆風がテントを揺らし、煙っぽいにおいが微かににおい始める。

ネプギアが狼狽えているところで、光樹が舌打ちをする。

 

「くそっ。まさかそんなことが。とにかくネプギア、外に出るぞ。もしかすると、マジェコンヌが!」

 

「え?マジェコンヌがどうしたんですか!?」

 

「話は後だ。外に出れば分かるかも。」

 

光樹の手に引かれ、ネプギアは外に出た。

 

 

 

 

テントから出ると、煙が辺りを覆っていた。煙を軽く手で振り払うと、ちょうどうずめの姿が見える。

よかった。うずめさんは無事みたいだ。私はうずめさんに何が起こったのかを聞く。

 

「うずめさん!今、すごい音がしましたけど、何かあったんですか?」

 

そう聞いたところで、聞いたことのある高らかな笑い声が響く。

 

「ハーッハッハッハッハッハ!やっとだ…やっと、わたしは自由を手に入れたのだぁー!!」

 

「くそっ、やっぱりマジェコンヌか!」

 

「うそっ!?あのオバサンがマザコングなの!?」

 

その声の主、マジェコンヌに対して、光樹さんが叫ぶ。その姿を初めて見た大きいお姉ちゃんが驚きの声を出す。

けれど、先程の光樹さんの言葉には、まるでマジェコンヌが復活するのを知っていたような口ぶりだ。一体どうして?

ところが、その話は少し別の場所に置いておくことになる。海男が先程の大人ネプテューヌの反応に対して言葉を返す。

 

「そういえばでっかいねぷっちは、こちらの姿をまだ見たことがなかったんだったね。」

 

大きいお姉ちゃんにとって、あの姿のマジェコンヌは初めてだったんだっけ。そりゃそうだよね。最初に見たのは変身した後の姿で、こっちの姿は人なんだから。

でも、どうしてマジェコンヌは標本の中から脱出できたのか。私は疑問を口にする。

 

「どうして…お姉ちゃんの標本の中に閉じ込められていたはずなのに。」

 

「そうだよ!あの標本を抜け出すなんて、クロちゃんだって無理だったのに…!」

 

大きいお姉ちゃんも、なぜマジェコンヌが脱出できたのかと驚きを見せる。

そこで、マジェコンヌはとある事実を話す。

 

「私が本気を出せば、あの程度の封印を破ることなど他愛もない。もっとも、空腹で力が出ない私に食べ物を与えたのは貴様らだがな。」

 

「くそっ、やっぱりそうだったか!」

 

「…それは、どういうことですか?」

 

マジェコンヌと光樹の言葉のやり取りに、疑問を持つ。

私たちが食べ物を与えた?そんなこと、私はしていない。それに、持ち主である大きなお姉ちゃんや、マジェコンヌに迷惑していたうずめさん、それに海男さんがするわけない。それはもちろん、光樹さんもその一人のはずだ。

でも、光樹さんはそのことを分かっていたような返し方だ。もしかして、光樹さんが…?

けれど、そうではないことが、知らされることになる。

 

「よーし。…この中で天の声とかにマジェコンヌに苦手な食べ物食べさせろって言われて実際そうしたやつ、挙手!!」

 

光樹さんは、いきなりそう叫んだ。

…え?私たちが、そんなことするわけない…

けれど、周りを見ると、二本の手と一本のヒレが恐る恐る挙げられた。

 

「え?うずめさんに海男さん……それにお姉ちゃんまで!?」

 

その様子にネプギアは驚く。すると、それに反応して三人が各々に言葉を口にする。

 

「…っく!テメェ、はめやがったな!?」

 

「人の厚意を利用するなんて最低だよ!」

 

「…まさか、あの声がそうだったなんて。」

 

その三人の弁論こと言い訳に、ネプギアは冷や汗を垂らす。そこで、テントの中で光樹が気づいた時のことについて思い出す。

光樹は何か気になることがあって、テントに来ていた。そして、ネプギアがなくなっていた食べ物の名前を挙げて何かに気づいた時のことを。

それらを照らし合わせて、気づく。

 

(あれ、ひょっとしてもしかして…。)

 

なくなっていた食材の共通点に気づいたネプギアは、戸惑いながらも三人に聞く。

 

「………あの、もしかしてみなさんの嫌いな食材だけがなくなっていたのって…。」

 

「すまねぇ…!俺が、シイタケを嫌いなばっかりに…!」

 

「川魚くらい我慢して食えばこんなことには…。」

 

「わ、わたしは悪くないよ!?悪いのは全部ナスだもん!」

 

三人の謝罪(大人ネプテューヌだけ、責任転嫁していたが。)がつらつらと並べられる。

あれ、三人は謝っているけど、光樹さんは?確か、なくなっていた食料全部、光樹さんも苦手って言っていたような…?

 

「……あの、光樹さんは…。」

 

「俺も危なかった。あそこで裏の心理に気づいてなかったら、マジェコンヌに餌をやっていたかもしれない。」

 

「よ、よかった…でいいのかな。」

 

それを聞いてはっきりと分かる。どうやら光樹さんはマジェコンヌの抜け出しに協力していなかったようだ(若干、それに引っかかりそうだったみたいだけど)。

その悔し話を聞いていたマジェコンヌは鼻で笑う。

 

「人間も、女神も、魚類も愚かなものだな!ハーッハッハッハッハッハ!」

 

「………はぁ。」

 

「三人共、後で野菜全部処理してもらうからな。」

 

『え?』

 

ネプギアが溜息をつき、光樹が災いの原因となった三人にお仕置きともいえる罰を言い放った。

けれど、ここで後悔していても意味はない。起きてしまったことなのだから、ここはまた戦うしかない。私はマジェコンヌに言い放つ。

 

「けど、こうなってしまっては仕方がありません。もう一度、あなたを倒してみせ…」

 

 

 

 

その瞬間、上空より光がきらめく。

 

 

 

 

「危ない!ネプギア!!」

 

光樹がこちらに向かって駆け出す。その間に瞬時にシュバルトゼロガンダム・クロスを纏い、一気にネプギアの元に飛翔する。そして、ネプギアを抱きかかえ、身をひねらせる。それと同時に一直線に向かって放たれた光―――――ビームが地面へと着弾する。

 

「な、何!?」

 

私は驚きを隠せなかった。何が起きたのか。私に向かって攻撃されたのは分かったけど、さっきまでマジェコンヌのことを考えていたので混乱する。

すぐに光樹がネプギアを降ろし、とある方向を向く。先程までは何がどうなっていたのか分からなかったが、そこでネプギアは理解した。その方向にもう一体の敵がいたからだ。

 

 

「フン。逃したか。」

 

 

「お前は…!」

 

光樹の敵意のある声の先にいたのは、ガンダムの姿をした敵……エクスだった。

その姿に、マジェコンヌが感謝するように言葉を向ける。

 

「おお、来たかエクス。」

 

「すまんな、マジェコンヌ。だが、自力で抜け出せたのなら、我がくる必要もなかったか?」

 

「はっ、ふざけたことを。早く助けにくればいいものを!」

 

そんな言い合いに、光樹さんが舌打ちする。

 

「くそっ、まさかエクスまで来るとは…!」

 

その言葉に、エクスが返す。

 

「黒の少年よ。貴様は今度こそ駆逐する!」

 

「やれるものならな。」

 

光樹は強気に出る。ここで決着を着けるなら、当然だろう。

しかし、その言葉にはどこかいつもより元気がない。ためらっているような気がするのだ。

けれども、それに構わず、続いてうずめさんもいままでの鬱憤を晴らすようにマジェコンヌに言い放つ。

 

「そうだ、この落とし前は、しっかりつけさせてもらうぜ。」

 

うずめは先程の失態を晴らすことを誓う。だが、それに対しマジェコンヌは冷静に状況を見た。

 

「ふん、多勢に無勢のこの状況。誰が貴様らと正面から戦うものか!」

 

「やろう、逃げるつもりか!?」

 

逃走をしようとするマジェコンヌを捕えようと、うずめは捕まえようと前に出る。

しかし、その前方にビームが撃ち込まれる。それを見て、うずめは止まる。ビームを撃ったのはエクスだった。

 

「くそっ、脅しかよ!」

 

うずめさんが舌打ちをする。けど、今のは危なかった。止まってなかったら、撃たれていたんじゃないかと思う。

そして、エクスが先程のうずめの言葉に返答をする。

 

「逃げる?はっ、そんなものではない。再び貴様らに絶望を与えるため、この場から一度退却するだけだ。」

 

「残された時間を有意義に過ごすのだな。ハーッハッハッハッハッハ!」

 

マジェコンヌの高笑いが響いた後、マジェコンヌとエクスは森の奥へと少し走った後、煙のようにその姿を消した。その様子を見ているだけだったうずめが不満を漏らす。

 

「…っち。まんまと逃げられたか。」

 

悔しそうにするうずめに、光樹が声をかける。

 

「気にするな。下手に手を出して、こちらに損害が与えられたら、すぐに攻めにも行けないからな。」

 

光樹さんの言うことは、的を射ていた。あの場面で下手に手を出したら、誰かが負傷していた可能性もある。

けれども、あそこで逃したのは、悔しかったのだろう。光樹さんのガンダムの手は、硬く握りしめられていた。

そんな感じに逃げられたことを残念そうにしていたネプギアたちだったが、そこで話は先程の食べ物についての話になる。

 

「人の嫌いな食べ物を利用してくるなんて、なんという策士だ。マジェコンヌ、恐るべし…!」

 

「同じ過ちを繰り返さないためにも、嫌いな食べ物は食事に入れない方が良さそうだね。」

 

「あぁ。」

 

「うん。」

 

海男のしてやられた感のある話に、大人ネプテューヌが持論を展開してくる。その様子は正に一致団結という言葉が合うほどで、二人と一匹の言うことがあることに集中する。

そう、苦手な物を食べたくないという気持ちが、前に出て行動していた。その様子に、ネプギアは困惑する。

 

「あ、あの…嫌いなものを克服するという選択肢はないんですか…?」

 

ネプギアのその意見に、うずめ、海男、そして大きなネプテューヌが揃えてきっぱりと言う。

 

「ない。」

 

「ない。」

 

「ない。」

 

「…ですよねぇ。」

 

「…うん、まぁ…知ってた。」

 

ネプギアと光樹の溜め息の声が漏れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

マジェコンヌに逃げられた騒動の後バタバタしていたものの、うずめ達は昼食をとった。そして食べ終わって片づけをしていた。

片付けが終わった所で、ぎあっちが紫ババアのことについて聞いてきた。

 

「マジェコンヌに逃げられちゃいましたけど、どうしますか?」

 

「追うに決まってる。ここの場所がバレたんじゃ、いつ襲ってくるかわからないしな。」

 

そんなぎあっちの質問に、俺はすぐに焦りを含んだ様子でそう答えた。

うずめとしても、いくら自分が知らなかったとはいえ、マジェコンヌを逃がしてしまったことには気を負っていた。しかし、それ以上にここの位置を知られたことに焦りを感じていた。普通、敵の拠点が見つかれば、そこに大量の戦力を投入してくるのは明らかだ。もし、ここが襲撃でもされれば、多くの被害が出る。味方のモンスター達にもひどいダメージを与えることにもなってしまう可能性もある。

そうなると、残された手はただ一つ。こちらに襲撃をかけてくる前に、こちらが向こうの拠点で敵対するもの全てを倒す。いわゆる「先手必勝」を取ることだった。

そのために、今はこちらのことについて早急に行動しなければならない。それはつまり、ネプギアと光樹を元の世界に帰すための存在である「クロちゃん」を探せないことを意味する。そのため、先にネプギアに謝っておくことにした。

 

「悪いな、ぎあっち。クロちゃんとか言うやつを探しに行けなくて。」

 

「私のことは気にしないでください。それに、ここが襲われたら棲んでるモンスターたちにも迷惑が掛かっちゃいますし。それにきっと、光樹さんも同じことを思ってますよ。」

 

ネプギアはそう言って気にしないようにふるまう。

ぎあっちも光樹も、こちらのことについて理解してくれて助かる。ホント、二人には今までこちらのことに協力してくれて助かっている。今までにも礼が沢山あるというのに、そこに面倒事が入って二人の帰る邪魔をしてしまうというのに、二人は嫌がることなく、かえって喜んでこちらに協力してくれている。

協力してくれているからには、必ずマジェコンヌは倒さなければならなかった。うずめは気を引き締める。その状態で、うずめはネプギアに感謝の言葉を伝えた。

 

「恩に着るぜ。」

 

うずめとネプギアが言葉を交わしているところに、大きなネプテューヌがマジェコンヌが抜け出したことに落ち込む。どうやら、まだ信じられないようだ。

 

「わたしもうっかりしてたよ。まさか、あの標本から抜け出す方法があったなんて…。」

 

「今まであの標本から抜け出したことはなかったのか?」

 

「うん。力が常に吸収されちゃうから、ありえないよ。」

 

光樹の質問に、大きなネプテューヌはそう答えた。

そんな便利なものなのに、それを抜け出すとは、紫ババアも侮れねぇみたいだ。

そこで話の主軸は変わる。海男がマジェコンヌの居場所について言ったからだ。

 

「でも、手掛かりもないのに、どうやってマジェコンヌを見つけるんだい?」

 

そこが問題だった。あの後すぐに周辺を少し調べたが、どこにもいなかった。それどころか、足跡も見つからなかったため、雲隠れという言葉が合う状態だったのだ。

うずめはどうしようかと考え込む。

 

「…問題はそこなんだよなぁ。消えて逃げたんじゃ、どこを探せばいいのか…。」

 

「それなら、大丈夫!この魔法の杖が私たちを導いてくれるよー。」

 

すると唐突に、おっきいねぷっちが声を大にして提案した。魔法の杖、という単語に反応した俺たちは、おっきなねぷっちの握っていた魔法の杖だろうものを見つめる。

けれど、そこにあったのは単なる木の枝だった。

 

「なんだこれ?木の枝じゃないか。」

 

「枝が魔法の杖とか、嫌な予感しかしないんだが…。」

 

大きなネプテューヌの真面目な提案に、うずめと光樹は冷静に大きなネプテューヌの言葉に反応する。ただの枝が、なぜ魔法の杖になるのか、うずめは気になった。

そこで、大きなネプテューヌが魔法の杖こと木の枝について説明する。

 

「そこで拾ったんだー。でね、これを地面に立てて……離すんだ。」

 

大きなネプテューヌが枝を地面に立ててから離す。当然、枝は倒れる。

しかし、これはどういうことなのだろうか。もちろん、それはどうして枝が倒れたかというわけではなく、なぜそんなことをしたのか、ということだ。これのどこが、魔法の杖なのか。

すると、その結果を見て大きなネプテューヌは、結論を出した。

 

「魔法の杖が向こうを指してるから、きっとマザコングは向こうにいるはずだよ。」

 

それはもう、完全な運任せだった。流石の俺でも、おっきなねぷっちの考えたその提案に苦笑いをする。ぎあっちも光樹も、反応に困っていたり、呆れたり。

 

「今、そこで拾ったって言ったような…。」

 

「ただの運任せ…というか、完全に適当だろ?これ。」

 

「適当じゃないよ!いわゆる、「神の導き」ってやつ。」

 

神の導き、という言葉に、なんだか笑えてくる。うずめ自身やネプギアが女神なのに、神の導きとやらに頼ることになるとは。

だがしかし、それしか当てがないというのも事実だった。ここは、大きなネプテューヌの神の導きに頼るしかない。うずめはその意見に賛成する。

 

「ま、この際、細かいことはどうだっていいさ。どうせ手がかりなんてなにもないんだ。とにかく、枝が指した方向に行ってみようぜ。」

 

「………仕方ないな。それに従ってみるか。」

 

光樹も納得がいかない様子ではあったが、それに従う。ネプギアと海男もそれに賛同し、うずめ達は魔法の杖の導きで進むのであった。

 

 

TO BE CONNTINUED

 




今回もお読みいただきありがとうございます。今回はこんなにも投稿が遅れてしまい、申し訳ないです。でも、私も通り道の周辺は探っておきたいんですよね。

ジャンヌ「そういうのはいいですけれど、せめて投稿の日ぐらいは自重してくださいっ!読者さんに呆れられますよ?」

うん、何も言えないね。それは考えないと。

レイ「本編の内容だけど、…うずめちゃんと海男と大きいネプテューヌちゃん、何やってるの?」

私もそれ初めてみた時は共感しつつも、「馬鹿かよお前ら(^o^)」と思ったよ。そしてその後のマジェコンヌを追うのに枝を使った所もな。

ジャンヌ「なんというか…女神のネプテューヌ様と似たところがあるんですね…。」

まぁ、そこは流石ネプテューヌだな。ってことですね。
さて今回はここまで。

ジャンヌ「次回は水曜日に投稿予定とのことです。」

レイ「あと作者曰く、その日は授業が極端に疲れ切るってことだから早く帰ってすぐに投稿するらしいよ。」

では次回もお楽しみに。

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