新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結)   作:藤和木 士

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どうも皆様、いかがお過ごしでしょうか。
400字の志望理由文を書くのに四苦八苦している、藤和木弘です。ここまで手こずるとは思いませんでした(汗)。

第42話、更新です。タイトルで内容がわかる…のかな?とにかくうずめ?が意味深です。意味が分からないですね、タイトル。見ればわかると思います。

では本編へ、どうぞ!


第42話 意味深なうずめ?

 

ご飯を食べ終わって、街の郊外の方を探していたネプギアの目に、あるものが映る。

 

「あ、この端末はもしかして…。」

 

近づいて確認してみると、それは以前、海男さんを助けに行った所にあった物に似た端末だった。外にあったけど、そんなにひどい損傷はなさそうだった。

 

「やっぱり、オンライン端末だ。もしかして、なんか見つかるかも。」

 

すぐにネプギアはNギアを取り出して、コードでNギアとオンライン端末を有線で接続して、ネットワークにアクセスする。

少しして、ネットワークに接続することに成功した。壊れていないファイルを調べていくと、また「あのファイル」の続きと思われるものを見つけた。

 

「……あった。やっぱり、このファイルだ。」

 

そう言いながら、すぐにファイルを開いて内容を見ていく。

 

1ページ目

『□□月□□日 ぼうそうした □□□の□□□は とめられない このままでは □□□が ほろんでしまう かのじょを とめるほうほうを さがすことにした』

 

2ページ目

『□□月□□日 まるで □□□をみているようだ また □□がひとつ ほろんでしまった どうすれば とめることが できるのか』

 

3ページ目

『□□月□□日 □□□が しょうきに もどった じぶんがしたことを おぼえていた □□□は じぶんを□□□と つげた』

 

それを見て、ネプギアは思ったことを呟く。

 

「んー…。なんとなく意味がわかるような、わからないような。」

 

読んでいると、かすかに何か悪いことが起きたように思える。そして、それを起こした本人が、正気に戻ったことが分かる。

けれど、それが誰なのか。そして―――

そこで、少し体がふわっとなった感覚を感じる。まるで、無重力の中に入ったように。けれど、気のせいだと思ったその時、突然後ろから声が響く。

 

「何を調べているんだ?」

 

いきなりの事で驚きつつも、振り返るとそこにはうずめがいた。そこですぐに返事をする。

 

「あ、うずめさん。えと、この世界や国についての情報を…って、前に調べてるって言いませんでしたっけ?」

 

言っていて気づく。以前にもうずめさんにはこのことを調べていると言っていたはずなのだが、忘れちゃったのだろうかと考える。

その考えは当たっていたようで、すぐにうずめさんがいつもより少し低い、落ち着いた声で忘れていたことについて謝る。

 

「あー、そうだったな、わりぃわりぃ。で、調子はどうなんだ?」

 

「いくつか、記録は見つけたんですが、部分的にデータが壊れていて、何がなんだかサッパリです。」

 

「ぎあっちは、それを調べて何をするつもりなんだ?」

 

うずめさんが急にそんな事を聞いてきて、驚く。何をって、それは…。

けれどそれらしい理由は特になかった。けれど、気になって仕方がないのだ。それをうずめさんに伝える。

 

「ただ、気になるんです。この世界が何なのか、なんで滅びようとしているのか。私の予想ですけど、この記録にこの国が…そして、この世界が滅んだ原因が書いてあるんじゃないかって思うんです。」

 

けれど、それを知った所で、何もできないかもしれない。そもそも、私たちはこの世界とは別の世界の住人だ。知った所で何の得もしない。それでも、何かせずにはいられなかった。

 

「それがわかったからって、私ができることはなにもないかもしれないけど、それでも、知りたいんです。」

 

「…そうか。」

 

うずめさんはそう呟いた。少し黙った後、うずめさんはその口からある事を述べた。悲しそうな、諦めてそうな表情をしながら。

 

「ぎあっちなら、この監獄のような世界から解放してくれるかもしれないな。」

 

「…監獄、ですか?」

 

そう聞き返すと、うずめは話を続ける。

 

「何度もこの監獄から出ようとした。…けど、無理だったんだ。…あの青い空が懐かしいものだ。」

 

そこで、あれ?と思う。確かうずめさんはこの世界がこうなった以前の記憶はないと聞いていた。空が青いというのは常識なので、知っていることは知っているだろうけど、それでも懐かしいというのはおかしい。それに、言葉の言い回しが、少しいつものうずめさんより勢いがない…もっとわかりやすく言えば、お年寄りの人が過去を懐かしむようなしゃべり方をしている気がするのだ。

でもうずめさんはそれに構わず話を続けた。

 

「ぎあっちなら、特異点になってくれるのかもな。」

 

「…うずめさん?」

 

なんだろう。このうずめさんと話していると、とても心配になってくる気がする。

その気持ちに気づいたのか、目の前のうずめさんがこちらに気遣いの言葉をかける。

 

「おっと、変な話をしてしまったな。今のは忘れてくれ、じゃあな。」

 

その言葉を話すと、うずめさんは去っていった。そこに残ったネプギアは先程の内容を振り返る。

 

「監獄、か…。うずめさん、やっぱりこの世界にいるのが辛いのかなぁ…。」

 

さっきのうずめさんは、とても悲しそうにしていた。うずめさんもやっぱりここにいるのが辛いのだろうか。もしそうなら、なんとかしてあげたい。そう思った。

と、そこで目の前がブラックアウトする。

 

 

 

 

「おい、ぎあっち。起きろ、ぎあっち。」

 

そんな声が響いて、目を開ける。すると、顔を覗き込むようにこちらを見るうずめさんの顔が映った。

 

「…へ?あれ?うずめさん、どうしてここに?さっき、向こうにいったはずじゃ…。」

 

ネプギアの言う通り、うずめは向こうの方へといったはずなのに、なぜこちらにいるのだろう。それにこの体勢はどういうことなのだろうか。さっきまで立っていたはずなのに…。

けれど、うずめさんはそうではないことを言う。

 

「何寝ぼけてんだ?こっちにインターネッツに繋げそうな端末があるかも、って行ったっきり戻ってこないから迎えにきたんだぞ。」

 

「…そういえば、そうだったような。」

 

うずめさんの言葉で思い出す。私はそのことを告げてからすぐにこっちの方に来ていた。

ここに来るまでの事を思い出してから、うずめさんがこちらの調べたことについて聞いてくる。

 

「それで、何か見つかったのか?」

 

「あ、はい。この記録を見つけることができました。」

 

「なになに…。」

 

ネプギアが見せたNギアの画面を、うずめが目を通していく。ネプギアもその後を追うようにまた目を通していく。一応、確認のためだ。

 

1ページ目

『□□月□□日 ぼうそうした □□□のちからは とめられない このままでは せかいが ほろんでしまう かのじょを とめるほうほうを さがすことにした』

 

2ページ目

『□□月□□日 まるで あくむをみているようだ また まちがひとつ ほろんでしまった どうすれば とめることが できるのか』

 

3ページ目

『□□月□□日 □□□が しょうきに もどった じぶんがしたことを おぼえていた □□□は じぶんをころせと つげた』

 

「なんだこりゃ?わけわかんねぇな?ぎあっちは、こんなので何かわかるのか?」

 

うずめさんは思わずそう言う。けれども、そこでネプギアは違和感を感じた。

 

「…あれ?さっき見たのと、何か違うような。」

 

そう、うずめさんが来る前に見た内容と、今の内容で違っているような気がするのだ。どこがどう違うのかは詳しくはわからないが、こんな内容ではなかったような気がしてならなかった。

 

「けど、データはちゃんと見えるし、私、寝ぼけてたのかな…。」

 

けれども、ネプギアはすぐにそう切り替えることにした。きっと寝ぼけていて見間違えたのだろう。よくよく考えれば、今日は朝からずっとあの転送装置の修理にかかりっきりで、疲れていた。それがファイルに書かれていた文字を間違えてみていたんだろう。

だけど、そうだったとして、ここに書かれていることは、少し怖い気がした。「ころせ」と書いてあることなんか、とても言えるような言葉じゃない。その言葉に寒気を感じつつ、ネプギアとうずめはパーツ探しに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい、ねぷっち。瓦礫の中からこんなの見つけたぞー。ほれ。」

 

うずめはネプテューヌに瓦礫の中から出したものを差し出す。それは何かの機械の板みたいなものだった。それがどんなのか、役に立つかはうずめ自身も分からなかったが、何かに使えるなら出しておいて損はないはずだと俺は思い、渡した。

するとねぷっちはそれを見て驚く。

 

「おおっ!?これは誰もがしる超有名シューティングゲームのデッドコピー品、ゼビオスの基盤!?」

 

ねぷっちの発言から、ゲームの基盤であることは分かった。そこでそれがどういうものなのかをねぷっちに聞く。

 

「知ってんのか?」

 

知ってるも何も、オリジナル版のメーカーが仕掛けた隠し操作トラップに引っかかって、見事に偽物だってバレたのが超有名タイトルだよ!」

 

なるほどな。そんな事で有名になったのか。うずめは相槌を打つ。ねぷっちはぎあっちの作業を手伝おうとした時にゲーム機ソムリエと言っていたが、本当にゲームについてはかなり詳しいみたいだ。俺の目ではどうやってその基盤を見て分かったのかは分からなかったが、わずかな違いまで見分けられるのは凄いと思う。その気持ちをそのまま言葉で表す。

 

「へぇ、ねぷっちはゲームに詳しいんだな。」

 

けれども、ねぷっちはこっちに気を向ける間もなく、次のゲームに夢中となっていた。

 

「そして、こっちはBENTAだ!このお粗末な「BENTA」のロゴシールをはがすと…。ほら、やっぱり!正規の開発メーカー「ZECA」のロゴが出てきた!」

 

「ベ、ベンタ?なんだそのゲーム…。」

 

「お!知りたいんだね、BENTAについて。BENTAっていうのは…」

 

すぐにねぷっちは、光樹にそのゲームについて色々話し込む。その勢いに負けて、光樹はただただ話を聞くだけであった。こうしてみると、光樹は押しに弱い気がする。頼りがいがないように見える。でも、今までこうして勝ってこれたのは、光樹のおかげだ。戦うだけの覚悟があるのだから、頼りがいがある。

そう思っていた所で、ねぷっちはぎあっちの方にそのゲームの話を持っていこうとする。

 

「そうだ、ネプギアにも見せてあげよ。おーい、ネプギアー!珍しいの見つけたよー。」

 

けれど、ぎあっちは返事をしない。それでもねぷっちはまた声をかける。

 

「おーい、ネプギアってばー!」

 

その叫び声も、何かを考えているような仕草を見せて、ぎあっちは振り向かなかった。そんな様子に心配したように、ねぷっちが言葉を発する。

 

「…どうしたんだろう、聞こえてないのかな?」

 

それを聞いて、光樹がその原因を予想するために、うずめにとあることを聞いてくる。

 

「なぁ、うずめ。確かさっき、ネプギアがデータ調べていたんだよな?」

 

「あぁ、そうみたいだけど。」

 

「その時に何かおかしい様子は?」

 

言われて気付く。確かにぎあっちはデータを調べに行ってから、少しおかしい気がする。何か俺の方を気にしているような…?そのことを光樹に言う。

 

「確か、寝ぼけているみたいな様子をしてたぞ。」

 

「寝ぼけて…か。…ごめん、分からない。でも、もしかしたら、何か悩んでいるのかもな。」

 

「悩んで?」

 

ねぷっちが首を傾げる。悩んでいるかもとは言うが、一体何に迷っているのだろうか。ところが光樹は話の話題を変える。

 

「ともかく、今日は遅いから、拠点に戻ってご飯でも食べて、探すのはまた明日にしようぜ。」

 

その提案を受け、うずめたちはネプギアと合流して、拠点に帰ることとなった。

 

TO BE CONNTINUED

 




いかがだったでしょうか。ネプギアにあのようなことを言ったうずめは一体誰なのか?

そういえば、話が変わりますが、ネプギアがプリキュアになるそうです。

光樹「意味が分からん。ちゃんと説明しろ。」

正確には、ネプギアの声優さんの堀江由衣さんがプリキュアの声優になるそうな。

光樹「なんでそんなの知ってるんだよ。まさか、そういうのが好き…」

いや、違うんだよねー。実はマクロスΔ(デルタ)見るの忘れてるなーと思って、どの番組だったっけってことで探していたんだけどさ、その時に見つけた。

光樹「…お前馬鹿じゃねぇの?マクロスΔは春からの番組だぞ。先取りスペシャルは年末にやったけど。」

なん…だと…?

光樹「驚くほどでもないだろ。自分の確認ミスなんだからさ。」

はい。
あ、そういえば、今度私東京に行きます。3月ですが。

光樹「ほう、それまたなんで?」

うちの祖母が先祖の墓に行きたいそうです。で、その時期が丁度つなこさんのミュージアムの時期と被ったから、ミュージアム行きたいと思います。

光樹「なんと!こいつがネプテューヌ関連のイベントに行くとは、珍しい。」

もしかしたら、サイン会行ける…かも?
とにかく、行って来ます。連絡事項はこのくらいかな。
次回は水曜日がまた予定があるので、火曜日になります。
次回もお楽しみに!

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