新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結) 作:藤和木 士
うおおおぉぉぉぉ!うずめの同じ…
光樹「虚空陣奥義 悪滅!!」
目がー!目がーー!!
光樹「いい加減エロネタは自粛しろとあれほど言ったのに!アンタって人はぁ!!」
やめて!ANカタナの柄で頭叩くのやめて!ちゃんとやるから!
光樹「なんで最初の紹介のところやらせたかと思えば…とにかくいつも通りやれよ。」
はい。藤和木弘です。こっちでは雨が降っています。
では第41話投稿です。今回の話は装置の修復とうずめの妄想タイムです。
それでは本編へどうぞ!
ネプギアに修理を任せて、一時間くらいたったころ、わたしはネプギアに作業の進捗状況を聞く。
「ネプギアー。どう、動きそう?」
そう聞いてみたけれど、ネプギアはこっちに気づいていないかのように、装置の中身について呟く。
「へぇ、こんな仕組みになってるんだぁ。この配線はなんだろう…。」
『紫の女神の妹、この配線は…』
ゼロと話してるのが少し気になるけど、邪魔する気はないから、そのままスルーすることにする。一時間したら、また戻ってこようと思う。それくらいしたら、何か分かるかもしれない。ネプテューヌは部屋を出る。
さらに一時間後、今度はうずめがネプギアに進み具合を聞く。
「おーい、ぎあっちー。まだかー?」
うずめはなんだか待ちきれないような様子で聞いたけど、ネプギアはまた同じように装置の分かったことについて発言した。
「あ、ここの配線が切れてたんだ。」
『ならばこの配線を代わりに繋ぎなおすべきだ。』
「やっぱりそうですよね…っと、出来ました。」
ネプギアの周りには結構部品が散乱してたけど、それにすら構わず手を動かして作業をしていた。ゼロもちゃんとネプギアにアドバイスをしているから、作業はちゃんと進んでいるみたい。
けど、結構時間かかってるなぁ、とわたしは感じた。機械に関して結構な知識を持つネプギアも、やっぱりこんなのを分解して修理するのは大変なんだと理解する。だとすると、応援したい気持ちが出てくる。けど、もし表に出してやったら、光樹に何か言われそうな気がする。ちなみに、光樹は海男と何かについて話していた。何の話までは分からなかったけど、表情は割と暗いかなと思った。たぶん、深刻な問題について話してたんだと思う。
と、ここでうずめがこっちに来る。
「ぎあっち、結構時間かかってるな。やっぱりこんなに大きな装置の修理なんてやったことないのか?」
「うん。今までロボットとかの修理はやったことあったけど、転送装置みたいな大きなのなんてやったことないからね。」
「ロボットを直したことがあるのか。そりゃすげぇな。」
うずめは笑いを含みつつ驚く。確かに今までいろんなものを直してきたネプギアだけど、まだ直らないなんて、正直驚いていた。
でも、初めてみる物だから手間取っているんだろう。誰だって初めて見る物は対応って遅れるものだ。そう切り替えると、うずめに言う。
「きっと、もうすぐだから、ここで待ってよ?」
「そうだな。ねぷっちが言うんだから、もうすぐだな。」
二人は壁にもたれこんで、ネプギアが転送装置を直すのを待った。
♦
ネプギアに装置の修復を任せて三時間後、光樹はようやく装置のある大部屋に戻ってきていた。
ここまで戻るのが遅れた理由はただ一つ、海男と共に、光樹自身の見る不可解な夢のビジョンについてと、これからの行動について話し合っていたからだ。
不可解な夢のビジョンとは、メガミブレイカーを開発した、あの開発室の一件で見るようになった、ブラッドゼロ(今思えば、シュバルトゼロ天)に似たガンダム二機が戦っているものだ。どう考えても不安しか感じさせないものであったため、自分の中だけに収めておこうと思ったのだが、海男ならもしかするとなぜ見るのか分かるかもしれないと思ったのだ。
早速、海男にそのことを話したのだが、返ってきたのは、やはり海男にもその理由は分からないということだ。まぁ、当然だろう。人がなぜ夢を見るのかなんて、誰にも分からないことだ。
だがしかし、海男はそれにある一つの仮説を立ててくれた。それは、「予知夢」であるという可能性だ。予知夢とはいわゆる未来をあらかじめ無意識に予知して、それが現実になるということだ。正夢との違いはあるらしいが、それについてはよく分からなかったので省くが、俺が見たのも、その予知夢であるかもしれないということだった。
しかし、そう言った海男も、予知夢の証拠は何もないから、あまり深く考えない方がいいと言っていた。確かに、そのことにばかり気を取られてその戦いの前に死んでしまっては、意味がない。今は次の戦闘に集中することが重要だろう。
そして、これからの行動についてだが、海男からは帰ることを最優先にと言われた。確かに俺達は帰るべきなのだろう。だがいくらダークメガミとエクストリィムを倒したとはいえ、まだマジェコンヌやエクスも残っている。どうしても、光樹にはうずめの事が心配であった。ところが、海男はうずめも光樹達が帰ることを願っていると言った。そう言われると、うずめの気持ちを理解すべきなのだろう。光樹は閉口してしまった。
悩んだ末、光樹はうずめがどう思っているかを聞くために、うずめ達がいるであろう装置の場所に戻ってきたのである。それで、肝心のうずめだが、ネプテューヌと一緒に壁にもたれこんで寝ていた。おそらく、かなり疲れていたか、余程退屈だったのだろう。ここはうずめの為に起こさないことにした。話なら後で聞けばいいことだ。
そうすると、今度は光樹が暇になった。そこで、ネプギアの方に声をかける。
「ネプギア、ゼロ。装置の方の様子はどうだ?」
十分聞こえるような声で言ったが、それには気づかないように二人(?)は修復に没頭していた。
「あ、ここの基盤壊れてる。どうしよう。」
『それならこちらの基盤を使うことを勧める。転送などには特に影響はないはずだ。』
「分かりました。」
その黙々と進める姿は、いかにもメカニックと言うべき姿だった。これは無理に話を聞いてもらおうとすれば、怒られるのは必至だ。
となれば、ここはネプギアとゼロが修復を終えてからの方がいいだろう。まあ、その時にはもう修復は完了しているだろうから、聞くことは無くなっているだろうが。退屈だなと思った光樹は、ネプテューヌ達と同じように、壁にもたれて作業が終わるのを待った。
それから一時間後…。
「………眠…。」
光樹は寝かけていた。作業が終わるまで起きていようと思って待っていたら、二時間も経ってしまっていた。腕に着けた、ゲイムギョウ界に来てから買った時計はその時間を教えてくれた(ちなみにこの時計は珍しいアナログ式だったので、来てから時間を合わせた)。
このままだとネプテューヌ達と同じように眠りこけてしまう。ちなみにネプテューヌ達は、来た時と変わらず眠り続けている。
「Zzz…。」
「もう食べられないよぉ…。」
ネプテューヌが寝言を言う。どうやら、いっぱい食べ物を食べている夢を見ているらしい。大方プリンだろうが、そんな楽しい夢を見られてうらやましいと感じる。何せこちらはこっちに来てから、自分がやられる不吉な夢しか見ていないのだから。
そんな事をよそに、何かを発見したネプギアが急に声を上げる。
「凄い凄い。この基盤、G.C.1988って書いてある。88年製の基盤なんて超レアだよ!」
話している意味が眠気のせいか全く分からなかったが、簡単に言えば、お宝が見つかったようだ。どれだけ凄いのかは見当つかないけれども、ネプギアが驚くほどなのだから余程のことだ。けど、まだ修理は終わらないのだろうか。そのことだけが光樹の頭の中を巡る。しかし当然、早く終わってほしいという考えはネプギアには届くはずもなく…。
「そうだ!ここをこうして、ちょっといじれば、この基盤は使わなくても済むから、一枚くらいもらっちゃってもいいよね。」
といいだす始末である。流石にこれにはゼロも困ったようで、浮かれているネプギアに進言する。
『紫の女神の妹、早く作業を終わらせよう。光樹が寝るのを堪えて待っている。』
「え!!…あ、光樹さん。それにお姉ちゃんとうずめさんも。」
ようやく、光樹達がいることに気づいた。というか、当然うずめ達も作業中のネプギアに声をかけたはずなのにここまで気づかないとか、ある意味賞賛物である。
「ようやく気づいたか。」
「す、すみません。ちょっと集中してて…。」
ネプギアは申し訳なさそうにその時の状況を語る。話によると、自分が昔に見た物にそっくりだったから、心の中で興奮していたからとのことだ。
まぁ自分も興味のある物を見れば同じようになるだろう。そう考えた俺は気にしないようにと伝える。
「まぁ、それは仕方ないことさ。それで、修理の状況は?」
「はい。使用できなそうなものは他で代用したりしているので問題ないですけど、それでも部品が足りない部分があります。」
それを聞くと、光樹はうなずく。この調子なら問題なさそうだが、気になるのはやはり部品が足りないということだ。この世界で、その部品が入手出来るのだろうか。もし入手できなければ…と思うと、少し怖くなる。
だがそんな余計な心配をネプギアにもかけるわけにもいかない。光樹はそのまま修理に集中するよう頼む。
「じゃあ、引き続き頼むぞ。ネプギア、ゼロ。」
「はい!」
『了解。』
その事を伝えると、光樹はまた壁にもたれこんで待とうとする。が、そこで突然、強い眠気が襲う。何とか意識を保とうとするが、だんだんと意識が遠くなってくる。
それによって気づいたが、なんだかまた体に疲れが溜まってきている気がする。朝起きた時にはすっかり抜けていたのに、まさか今になって疲れが出てくるなど、思ってなかった。意識をはっきりさせようとするが、予想以上に眠気が強い。
(仕方ない。今回は寝るか。)
光樹は壁に体を預け、深い眠りに入った。
♦
「できた!」
作業が終わって、ネプギアは叫んだ。問題は残っているけど、直せるところまでは直すことが出来た。けど、かなり時間がかかったなぁ、と思う。Nギアを見ると、作業を始めたのが午前六時くらいだったけど、今はもう午前十一時になるから、五時間くらいかかってしまったことになる。お姉ちゃんたちも前に見た時、寝ていたから、起こさないと。
けど、すぐにお姉ちゃんたちが寝ていた方を見ると、すでに二人とも起きていた。どうやらさっきの声で起きたみたいだ。また、光樹さんも同じように眠そうにしながら起きるのが見えた。
「それで、転送装置は動きそうなの?」
お姉ちゃんの言葉に、少しビクッ、とする。やっぱりそれは聞いてくるよね。
一応直せたのは直せたけど、言わなくちゃいけないことがあったからだ。すぐに私は全員に言う。
「それが、直せるところは直したんだけど、二つ問題があって…。」
「問題って…何かやばいのか?」
光樹さんが聞いたところで、私に代わって手に持っていたデバイスからゼロさんが話し始める。
『一つはこの装置のコアとなっているパーツの劣化。かなり激しく、替えのパーツが必要。』
「そうなんです。他のは応急手当でなんとかなったんだけど…。私もまだまだだなぁ…。」
ネプギアは気落ちする。直せなかったのは自分の実力不足だと思っているからだ。もっと自分の実力を伸ばさないと。その考えで頭がいっぱいになる。
けれど、うずめさんはそんな事は気にせず、直したことを賞賛する。
「…いや、十分凄いと思うぞ。それで、もう一つの問題ってのはなんだ?」
うずめさんの聞いてきたもう一つの問題、そのことについて率直に述べる。
「エネルギーがないんです。装置を動かすのには大量のエネルギーが必要なんですけど、この建物にはほとんど電力が残ってないみたい。」
「なるほど、どちらも難しい問題だね。」
海男さんもそのように発言する。どちらもこの世界では達成しにくい問題であった。パーツが見つかる可能性は極めて低い。それにエネルギーの方も膨大な量が必要になるから、そんな量のエネルギーがどこかにあるとは思えなかった。幸い、エネルギーはコンデンサタンクの中に供給できるものであれば何でもいいみたいだから、乾電池をたくさん入れれば確保できる。けど、当然乾電池のエネルギー量だと少なくとも新品の単三電池約十万本が必要とゼロさんが計算していた。流石にそんな量、あるわけがない。
だけど、うずめさんはパーツの問題を打開する策を提案する。
「いや、パーツなら探してみようぜ。これだけ広い街なんだ、代用できそうなものがあるかもしれない。」
確かにこの街の中で見つかる可能性は少なくないだろう。機械店だったところに偶然あることもあるかもしれない。それ以外にも見つけたジャンクパーツから代用品を作るなんてことも夢ではない。
でももう一つの問題は難しかった。海男さんがそれについて言及する。
「けど、エネルギーはどうするんだ?パーツの替えが見つかっても、エネルギーがないんじゃ動かないぞ?」
その発言を聞いたうずめさんは、その内容を踏まえつつ、返す。
「それについては、あとからだ。今考えたって正直思いつかねぇよ。」
「そうそう!もしかしたら、パーツ探してる時に解決策が見つかるかもしれないしね!」
お姉ちゃんもその考えに乗る。うずめさんの言う通り、エネルギーに関しては後から考えるというのはあながち間違ってはいない。パーツが見つかった場所が、ここと同じような施設だった時にそこからエネルギーを持ってこれるかもしれない。
だけど、ネプギアは心配していた。そんな無計画で上手くいくのかなぁ、と。考える前に行動するのはいいことだ。でもエネルギーがなければ、装置を動かすことすら出来ない。
それと同じことを考えていたのか、光樹さんが真剣な表情をしていた。なぜなのか気になって声をかける。
「光樹さん。光樹さんもエネルギーについて考えているんですか?」
「ん?あぁ。ちょっと考えてることがあってな。打開策としてさ。」
少し驚く。まさか光樹さんはもうエネルギーについて策が一応とはいえ出来ているとは。さすが光樹さんだ。
「どんな策なんですか?」
そう聞くと、少し困った表情を見せてからこう言った。
「けれども、ゼロと相談する必要はありそうだからさ、ゼロと話し合ってからでいいか?」
「そうですか…すみません。ちょっと期待しちゃって。」
「いや、こっちも期待させることを言って悪い。」
光樹さんに謝ってから、すぐに私はゼロさんの宿ったペンダントデバイスを返す。ゼロさんと相談してからということから、まだ解決できるわけじゃなかったけど、まだ可能性はある。それなら、その時のためにもパーツを見つけなければ。
「エネルギーは光樹の方で何か考えてるなら、俺たちはまずは、パーツ探しに行こうぜ。」
うずめさんがそう言った後、私たちは街へパーツ探しに出かけた。
♦
「どこにもないねー。」
わたしはそう呟く。ネプギアの装置の修理が終わって一時間ほどの間。ネプテューヌ達は街のあちこちを探し回っていた。探しているのはもちろん、転送装置のコアの代わりになるパーツだ。けれど、建物の中も調べてみたけど、それに代わるものはまったくと言っていいほど見つからなかった。
そこでうずめが見つからないことに困りつつ、これからの行動について話す。
「他にも似たのがあると思ったんだがなぁ。とりあえず、飯でも食って午後はもう少し遠くに行ってみようぜ。俺もう腹ペコでさ。」
ナイスタイミングな提案だった。確かにそろそろお昼ごはんにするのが丁度いい時間だ。ネプテューヌのお腹も空いてきている。すぐに賛成の言葉を上げる。
「さんせー!じゃあさ、お昼ごはんどうする?」
「そういえば、そろそろいい時間だな。ネプギア、疲れてるところで悪いけど何か作ってくれるか?」
「はい。うずめさんは、なにか食べたいものありますか?」
「やっぱ、肉だな、肉。肉食わないと力でないしな!」
ネプギアの質問に、うずめはそう答える。予想はしていたけど、でもやっぱり豪快に食べたいんだろうなぁ。
けれど今のわたしは、まさにごはんといえるものを食べるのもいいけど、ここは別の物を食べたかった。ネプギアがちょうどわたしと光樹にも質問してくる。
「お姉ちゃんは?光樹さんも何かありますか?」
その質問に、光樹はすぐに答える。
「肉か。俺も割と肉が食べたいとは思うけど、今回は何か別の物で頼む。」
どうやら光樹もわたしと同じように違うものが食べたい気分なんだ。けれどまだ何にするか決まっていないようだ。
だとすればわたしの言ったものが採用される可能性はあった。そこですぐにネプテューヌは自分の食べたいものを言う。
「お肉もいいけど、わたし的には、あまーいスイーツをお昼ごはん兼おやつにする案を提案したいな!」
それを聞いて、うずめがすぐに反応する。
「スイーツもいいかも!スイーツといえば、やっぱりクレープだよね♪うずめ的には、ホイップクリームたっぷりのいちごチョコバニラが好きかなー。」
妄想状態に入ってクレープの話を広げていく。どうやらうずめはその案に賛成みたいだ。さらにうずめは、ネプテューヌたちが見ているのにも構わず、妄想モードでテンションを上げて語る。
「いちごの甘酸っぱさとチョコレートの甘さのバランスが絶妙過ぎてもう最高なの!あーん…材料だけでもいいからどこかに残ってないかなー。」
その勢いに思わず全員(光樹はうずめが「あーん」と言ったところで顔を隠すように俯いていた)が唖然とする。ネプテューヌも目を丸くして表情が固まってしまう。
「……。」
「………あ。」
「……。」
うずめが正気に戻る。何も反応がないから戻ったんだろう。けれど、ネプテューヌとネプギア、光樹、それに海男は黙ったまま、うずめを見返す。
空気が重くなっていくのに耐えかねたのか、うずめが咳ばらいをする。
「…ごほん。…まぁ、なんだ。肉もいいけど、あんまり腹が減ってないしな!俺はねぷっちの案でも構わないぞ!」
何事もなかったかのように振舞った。空気がまだ重いけれど、どうやらお昼ごはんはスイーツになりそうだ。
でも海男が呆れた様子でさらっと話を戻すような発言をする。
「…まったく、今更隠すものでもないものを。」
それを聞いて、うずめが若干たじろぐような動きを見せる。言われたくなかった言葉みたいだ。戸惑っているところに、突然光樹が話の主軸を変える。
「べ、別にいいじゃないか、クレープでも。俺も甘いものなら今なら大歓迎だよ。」
それがうずめを助ける大きなチャンスだった。すぐにネプテューヌはそれに便乗するように話を進めた。
「じゃあ、お昼はクレープにけってーい!さっそく材料が残ってないか探しに行こう!」
「それなら、近くにスーパーだった建物があるから行ってみようぜ。」
そのうずめの発言を聞いて、すぐに二人はその方向へと走り出した。
♦
「やっぱり、可愛いのに無理してカッコつけてるうずめさん、可愛いかも。いつかうずめさんをプラネタワー通りのクレープ屋さんに連れて行ってあげたいなぁ。」
ネプテューヌ達が走っていくのを見て、ネプギアが発言する。クレープ屋に連れて行ってあげたいというのは願望だからいいとして、流石に無理してカッコつけているというのはまずいのではないかと思った光樹は、ネプギアに口を出す。
「おいおい、ネプギア。あんまりうずめをいじるのも大概にしておけよ。」
軽く言ったつもりだったが、それが思わぬブーメランとして返ってくる。
「でも、光樹さんもさっきうずめさんが妄想しているときに笑うのを恥ずかしがって顔を隠してませんでしたか?」
「ぶっ!!?」
その返しに思わず吹いてしまう。まさかそんなところまで見られていたとは、思ってなかった。てっきりネプギアはうずめの方に集中していたと思っていたのに…。
確かに、光樹はうずめの妄想している時に可愛いと思って顔を赤らめていた。ちょうど、うずめが「あーん」という言葉を発した辺りでだ。しかし、それは仕方のないことなのではないのだろか。誰だって突然、女子からあんな言葉を聞いたら、たぶん余程の朴念仁でもない限り同じ反応をするはずだ。
しばらく考え込んでいたが、返さないといけないと思い、話を逸らす形で言葉を返す。
「ま、まぁそうだったとしても、それが男子としてはしょうがないことなんじゃないか?」
「は、はぁ…。」
「と、とにかく、早くあの二人に追いつこうぜ。」
「そ、そうですね。お姉ちゃんたちに任せてばかりいられないですね。」
光樹達も、ネプテューヌ達が走っていった方へと駆けていった。
TO BE CONNTINUED
いかがだったでしょうか。
最近戦闘回が少ない気がしないでもないです。次回も非戦闘回ですが、原作知らない人だと、え、ってなるかもしれないことが起きます。
それと、今現在第1章の最終話を作成中です。ようやく第1章終わりです。第2章に入る前に黒の館で現在までの振り返りをしてから、第2章に入りたいと思います。
それから、第2章の想定OP・EDで何か案があれば気軽にどうぞ。
では次回の投稿は木曜日にしたいと思います。
次回もよろしくです!