新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結)   作:藤和木 士

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皆様、お元気でしょうか。前回の投稿時の次回の更新日程を完全に書くのを忘れて、今日まで気づかなかった、藤和木弘です。真面目にごめんなさい。

気を取り直して、第35話、投稿です。
今回は敗北、と入っていますが、前回の話を見ている方は分かっていますよね?

では本編へどうぞ!


第35話 敗北、シュバルトゼロ対エクストリィム

 

「悪いが、先に攻撃を仕掛けさせてもらう!」

 

光樹はANヴルトガをフルセイバーモードに切り替え、近接戦を開始する。敵の装甲に一撃を打ち込む。

だが、エクストリィムの装甲は接触面から火花が散っただけで、傷を付けることは無かった。

 

(敵の装甲は硬いな。だったら…!)

 

光樹は攻撃の狙いを変えることにする。装甲は硬くとも関節部なら、可動する分、多少攻撃は通りやすいだろう。その考えから、そうなった。

一旦エクストリィムから離れると、すぐに左腕部の方に向かう。敵は巨大な大出力ビームソードを持っていたため、何も持っていない左腕の方に行ったのだ。エクストリィムはこちらを振り払おうと腕を振るってくる。

その攻撃を躱すと、一気に関節部近くまで飛び込む。切れる範囲まで踏み込むと、すぐにANヴルトガを振る。

攻撃は直撃した。しかし、それでも少し火花が大きくなっただけで、切断するなどは出来そうになかった。当然、切断できるなんて思ってはいなかった。関節が可動不可能になりさえすればいい方だと思っていた。しかし、敵の防御力は圧倒的であった。これは、ノイズフォースビックバンか、メガミブレイカーでもなければ、破壊するのは難しいだろう。

と、そこでエクストリィムが動く。右手の大出力ビームソードを薙ぐ。その一閃が、空を切る。光樹はギリギリの所まで引き付けて、回避する。横をすり抜けただけで凄まじいエネルギーの感じる。あれに直撃してしまえば、消し飛ぶのは明らかだろう。あれは確実に回避しなければならない。

だが、決定的な一撃を与えるためには、近接戦で関節部を破壊する必要がある。そうして動けなくなった所で、あの武器、メガミブレイカーをぶち込むという流れを考えていた。

ところが、光樹は一旦下がる。この時光樹は、一旦様子を見るためにその行動をしたのだ。それが裏目に出る。エクストリィムはそのビームソードをこちらに向かって振る。すると、剣の軌跡を模した三日月型のビーム刃が飛んでくる。

その攻撃を避ける。と、同時に、危機感を感じる。

 

(この感じ…もう一撃、来る!)

 

すぐに光樹はもう一度下方向に向かって回避行動を取る。すると、先程避けた物と同じビーム刃がその後に続いて飛んできていた。危ない所であった。イノベイターの能力がなかったら、間違いなく攻撃を受けていた。この危機察知能力が、イノベイターの力ということか。思わず納得する。

すぐに頭を切り替え、再び接近しようと試みる。だがしかし、エクストリィムも近づけさせまいとあのビーム刃を次々と飛ばしてくる。光樹はそれに対し、硬質残光を用いつつ、回避運動を行う。ビーム刃が届くころにはすでにそこにはシュバルトゼロの姿は無く、硬質残光に当たり、消失する。それの繰り返しで光樹はあのビームソードと切り結べる距離まで接近していた。

だが、それが意味するのは、シュバルトゼロも確実にやられる距離まで接近しているということだった。この時点で二回ほど機体にビームソードがかすっている。そう考えている間にも。またビームソードが振り下ろされる。

 

「ちぃ!」

 

その攻撃を、ANヴルトガで受け止める。凄まじい熱量が、こちらの武器を溶かしていく。数秒もたたない内に、ANヴルトガを形成していた武器の一つ、攻撃を直接受け止めていたANカタナが真ん中から溶断される。すぐに使えなくなったANカタナの刃を排除し、柄の穴から代わりにビームカタナを形成する。このANカタナを両断するなんて、やはり出力が違い過ぎる。なるべく長期戦はしたくないところだ。

だからこそ、今しかない。接近するなら。

今、相手のビームソードは振り下ろした反動で地面にめり込んでいる。ビームのため、すぐに持ち上がるだろうが、それでも大きな隙だ。

光樹はシュバルトゼロの出力を上げ、攻撃の準備に入る。その接近を阻もうと、エクストリィムはすぐに迎撃しようとする。だがその前にこちらが接近しきる。そして、今度は右腕の関節を狙ってANヴルトガを突き立てる。ビームの刃が、関節部を抉る。

それに痛みを感じたようだ。エクストリィムから悲鳴のような金属音が響く。

 

『グガガガガッ!』

 

かなり効いているように思える。やはり、関節部は誰でも痛いものなのだ。機械も。

それをやばいと感じたのか、敵はこちらを振り払う。それによって、距離が空く。

本当なら、ここで一気に右腕くらいは使えなくしたかったが、それでも敵の右腕からはスパークが散っていた。あと何回かあそこを攻撃すれば、使えなくなるはずだ。

と、エクストリィムが攻撃を仕掛けてくる。背部のマントのようなウイングパーツから推進剤を吹かせて急接近をしてきた。

エクストリィムは腰に構えた剣をすれ違いざまに振ってくる。こちらはANヴルトガで受け流す。それでも敵は後ろから再び切り抜け攻撃を仕掛けてくる。またこちらもANヴルトガを盾にして受け流そうとする。

しかし、敵の太刀筋が若干上向きだったからか、大きく弾かれる。その反動でANヴルトガを落としてしまう。

そこに更に敵の追撃が来る。上を取ったエクストリィムが大剣を思い切り振り下ろしてくる。

 

「もう一撃来る!?切り抜けからの振り下ろし攻撃…あの攻撃か!」

 

原作のゲームでも放ってきた攻撃だった。切り抜け二回からの頭上からの振り下ろし攻撃、全く同じ流れだった。

すぐに光樹は腕部のANノイズドエナジーヴァリアブルビームシールドユニットからビームシールドを形成し、受け止める。

だが、受け止めたはいいものの、敵はその重みを生かして、こちらをそのまま押していく。狙いは一つ、こちらを押しつぶす気なのだ。

そうなってしまえば逆転することなど不可能だ。光樹はすぐにビームソードをビームシールドの表面で受け流してその拘束から逃れる。敵はそのまま地面に剣をめり込ませて着地する。

それをまたチャンスと見た光樹はすぐに接近しようとした。しかし、そこに思いもよらない声が響く。

 

「ひぃぃぃ!!」

 

「みんなー、離れるぬら~!」

 

それは、スライヌ達の声だった。まだ逃げきれていなかったのだ。

このまま戦闘を続けていたら、スライヌ達に被害が出るのは間違いない。回避するのにも注意を払わなければ…。

それが隙になった。アラートが鳴る。すぐにアラートの示した方を向くと、エクストリィムが手に持った光剣を突き出していた。

 

「しまった!」

 

すぐに回避をする。しかし、右側のANVドラグーンⅡの内、右上の五基が剣に溶かされ、爆発する。

なんとか防御態勢を取って爆発から身を守る。そしてそのまま着地する。

このままでは埒があかない。本当はネプテューヌ達があっちの敵を倒すまで時間を稼ぐつもりだったのだが、スライヌ達がそこまで持つわけがない。自分一人で決めるしかない。

そのためには、メガミブレイカーを使う必要がある。スライヌ達に被害が出るかもしれないが、今は倒す方を優先する。

そこで、光樹はメガミブレイカーを装備する準備にかかる。まずは、ゼロのシステムにアクセスして、追加武装転送システムを呼び出す。すぐに転送の準備を開始する。

当然、操作の間は動けない。そこにエクストリィムが切りかかろうと巨大な足で歩み寄ってくる。こちらも、時間を稼ぐために残りのANVドラグーンⅡを射出し、攻撃を開始する。その攻撃は以前よりも鋭く敵に攻撃を仕掛けていた。

実は、イノベイタータイプの力が戻ったと知った後、ゼロからの申し出で、現在遠隔操作兵装の操作をコンピューターからマニュアルに…つまり、自分自身で操作する方法に変えていたのだ。機械制御でなくなったため、操作は難しくなったが、その分細かい調整が効きやすくなり、動きも滑らかになったように感じる。

だが、初めての操作であるからか、まだ上手くコントロールできていなかった。ゼロが命中率について知らせてくる。

 

『現在ドラグーンの命中率61%…また外れ。』

 

「逐一状況を伝えてくれているのは嬉しいけど、もう少し励ましの言葉とかくれよ…。」

 

『以前のあなたなら、このくらい簡単に当てられている。だから元の戦闘力に戻るように厳しく言っている。』

 

「あ、うん。分かった…。」

 

光樹の懇願も、ゼロに簡単に突っぱねられる。あー、あいつだったら、もう少し優しく…。

そこで、はっ、と考え込む。

 

(「あいつ」…って、誰だっけ?)

 

なぜ、自分はそんなことを考えたのだろうか。今確かに、何かを思い出しかけていた気がする。だが、それが誰だったのか、思い出せない。とても大切な奴だった気がするのに。

 

『光樹、攻撃が来る。』

 

そこで光樹は我に返る。すぐにその場から飛び退く。すると、その場所にエクストリィムの剣が突き立てられた。

危ない。あそこまで接近されていたなんて、思ってなかった。だが、その攻撃によって、ドラグーンがまた破壊される。

今考えるのはまずい。そのことを頭の隅に追いやると、すぐにゼロに転送状況を確認する。

 

「ゼロ、メガミブレイカーの転送の準備は?」

 

『既に完了。呼べばすぐに装着可能。』

 

「よし、なら!」

 

そう一声すると、ANVドラグーンⅡに指示を飛ばす。指示を受けたANVドラグーンⅡは、砲口で敵の前進を塞ぐような陣形を取る。そこから、ビームを発生させる。向かい合わせになったドラグーンのビーム同士が結び合い、鉄格子のようになる。そこにエクストリィムがそこに突っ込み、弾かれる。それにより大きく後ろに倒れこむ。

大きなチャンスだった。すぐに俺はメガミブレイカーを呼び出す。

 

『メガミブレイカー、転送。』

 

ノイズが形成した穴から、その巨砲、メガミブレイカーが姿を現す。現れたメガミブレイカーは、すぐに背部に誘導され、接続される。接続されるとすぐに展開する。狙いはエクストリィムの胸部だ。そこに砲口を向ける。一気に勝負をかける!

そして、撃つ。

 

 

 

 

ドガァァァァン!!!

 

 

 

 

絶対的なる破壊力を持った弾丸が射出される。空中で撃ったため、反動を抑えきれず、大きく吹っ飛ばされる。ウイングからAN粒子を噴出し、ブレーキをかける。

高速で放たれた弾丸をあんな大きな敵が避けられるわけがない。メガミブレイカーは敵の胸部に直撃した。

着弾と同時に、大きな爆発が起こる。その爆発により、視界が覆われる。

光樹はウイングで煙を払いつつ、メガミブレイカーの砲身を畳む。

倒したところはまだ見えていないが、傷がなかったビルを破壊する程の威力だ。倒せないわけがなかった。

そして、煙が晴れる。

 

 

 

 

「な…ん…だって!?」

 

 

 

 

その目に映ったのは、未だ健在しているエクストリィムだった。

唖然としてしまった。確かに直撃していたはずだ。いくら装甲が硬かったとしても、あの攻撃を受けきるなんて…。

それが大きな隙になる。突如後ろから殺意を感じる。

 

「なん…」

 

円を描いたそれは、こちらと交差した刹那、左腕に痛みを与える。

左腕の方を見ると、そこに左腕は無かった。代わりに宙を回転するシュバルトゼロの左腕だったものが見つかった。

斬られたのだ。だが何に?スパークが散り、痛みを感じている左腕の切り口を抑えつつ、エクストリィムを見ると、円を描いたものを手でキャッチしていた。それは、あの大出力のビームソードであった。

 

(ビームソードをブーメランにしたっていうのか?ますますエクストリームガンダム・タキオンフェイズと一緒じゃないか!)

 

その技も確かにゲームで見ていた物だった。ゲームでは難なく避けていた。だが現実ではそうもいかなかったようだ。おそらく、攻撃を喰らう前か後に投げていたのだろう。煙で見えなかったことも加わって避けるのは困難だったとはいえ、まずい。

左腕が使えないということは、防御が困難になるということだ。右腕にもビームシールドは装備されている。だが、右腕だけで防御と攻撃をこなす自信がなかった。当然だ。一本の腕で攻防をこなすなんて、ガンダムの主人公でもなければ無理だ。主人公の中に隻腕のパイロットはいないが。主人公以外なら、SEEDのバルトフェルドさんや、ジオンのカスペン大佐くらいのものだ。

どうするか考えているところに、起き上がったエクストリィムが攻撃を再開する。またあの衝撃波を、今度は大きな物を飛ばす。これ以上受けるのはまずい。

 

(防御なんかしてる暇はない。回避に専念する!)

 

そう判断した光樹は、右腕部のANノイズドエナジーヴァリアブルビームシールドユニットのANクロスビームボウガンのサーベルモードにしてウイングを最大出力で吹かせて、回避運動に入る。

避けられない刃をANクロスビームボウガンで叩き落としつつ、更に飛んでくる刃を避けていく。

ここまでは先程と同じだ。また何か仕掛けてこない限りは、また接近して、斬る、もしくは、まだ背中に装備したメガミブレイカーを至近距離で当てれば勝てる。

当然、それはエクストリィムも予想の範囲だった。エクストリィムは再び剣ごと投げてくる。あんなものを弾くなんて無理だ。光樹はその横を通り過ぎる。そのまま加速して、接近―――――

 

「出来ると思っているのか?」

 

そんなエクスの声が響く。エクスが攻撃してくるのかと思い、辺りを見回す。だがエクスは見当たらない。

それが大きな間違いであった。攻撃を仕掛けてくると思ってしまったのが、最大の隙になるなど。

突如、体を電撃が襲う。

 

「ぐぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

いきなりの事で何が何だか分からなかった。いきなり電気の中に飲み込まれたような…。

そこで、思い出す。タキオンフェイズの厄介な攻撃を。

 

(これは…あの電撃球?)

 

おそらくそうだ。電撃の中で、敵の腕が電撃を纏っているのがかすかに見える。そこから電撃球を放出したのだ。

何とか体を動かそうとしてみるが、電撃のせいで思うように動かない。その間に、エクストリィムは背部のマントパーツから推進剤を全力で噴き出して急接近する。そして、剣が振るわれる。

 

『ANフィールド、最大展開。』

 

剣が振られる直前、ゼロがウイングを動かし、ANフィールドを形成する。

だが、フィールドもお構いなしに、ビームソードの嵐が襲う。連続切りがフィールドを超えてこちらにダメージを与えてくる。

おかしい。ちゃんと攻撃は防いでいるはずだ。フィールドだってまだ残っている。なのに攻撃を受けているなんて…。

その7連撃が終わると同時に電撃が消失し、解放される。そしてそのまま、地面へと激突する。

 

「これが今の貴様の限界だ。理解したか?」

 

「っ!!くっそお…!」

 

光樹はそう忌々し気に言葉を吐き捨てる。

痛みのせいか、それとも先程の電撃球のせいでか、分からないが、上手く動けなかった。

それでも必死に立ち上がろうとする。

 

「光…樹!?…光樹!!」

 

と、突然先程までいなくなっていたはずの人物の声が響いた。もちろん、その声の主は女神化したうずめであった。

それだけではない。女神化したネプテューヌとネプギア、それに一緒にシェアの結界に入っていた海男もだ。すぐにうずめがこちらに駆け寄って、体を起こしてくる。

 

「光樹!大丈夫!?」

 

「うずめ…みんなも……。」

 

「光樹。もう一体のデカブツにやられたの?」

 

「ああ、ネプテューヌ。あいつ、流石はゲームのラスボス務めただけはある。」

 

「もうしゃべらないで。ネプギア、私とうずめであいつを相手するわ。光樹の応急手当てを…」

 

「待て!あいつは普通じゃ…」

 

ネプテューヌがそう言いかけた所で、光樹は制止する。

無茶だ。あんな相手、俺が変身している間、電子の存在でもなかったら、10回以上は死んでいる。いくら女神たちが強くても、あんな規格外なやつ、倒せるわけがない。

それでもうずめは反論する。

 

「大丈夫だよ!シェアリングフィールドがあれば…」

 

けれども、光樹は言う。

 

「無茶言うな!もうシェアリングフィールドを発生させるだけのシェアエネルギーがあるわけがないだろう。」

 

「そ、それは…。」

 

うずめは狼狽える。やはりそうなのだろう。策もないのに、やはりうずめはそう言うと思っていた。

 

「だけど……戦わなくちゃ…あいつを倒さなきゃ、みんなやられちゃう!」

 

しかし、そう言ってうずめはエクストリィムへと向かって行く。

すぐに光樹は止めようとするが、起き上がろうとしたところで、痛みが走る。

 

「ぐぅっ!!」

 

「光樹、無茶をしないで。あなたももう限界よ。」

 

ネプテューヌは止めようとする。しかし、その手を払いのける。

 

「駄目だ…うずめが勝てるわけがない…!」

 

「光樹さん!無茶しないで下さい!今手当てします。」

 

「そうよ。今は休んで。大丈夫よ。私もうずめに加勢する。二人ならあなたが動けるようにまで時間を稼ぐ。時期を見計らって、撤退するわ。」

 

そう言うと、ネプテューヌはすぐに飛び立つ。その後、ネプギアがすぐにこちらの機体の傷にM.P.B.Lのビームを最小にして、修理を開始する。

俺は二人が戦うのを、ただ見ているだけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「光樹にひどいことして、許さないんだから!」

 

うずめはすぐにでっかいガンダムに咆哮夢叫を放った。蹴りの一撃から、メガホンの一撃を放つ。だけど、全くと言ってもいいほど、効いている様子がなかった。逆にすぐに反撃の一撃が来る。電気の球がこちらに向かって飛んでくる。

うずめはそれを避けていく。そして再び攻撃を放とうと翻した。ところが、そこででっかいガンダムが攻撃を変える。剣をこちらに向かって投げてきた。いきなりの攻撃だったので、咄嗟に防御態勢を取る。シェアのシールドと剣がぶつかり合いながら、その剣を受け流す。

強力な攻撃だったけど、それはこちらのチャンスに変わる。今あのでっかいガンダムは手持ちの武器がなかった。それだけ攻撃の届く距離が短くなるってことだ。今が攻めるときだ。

ねぷっちも同じ考えだったようだ。うずめと同時に、でっかいガンダムに向けて飛ぶ。そしてお互いの武器で攻撃しようとする。

 

『いっけぇぇぇぇーーーーー!!!』

 

だけど、次の瞬間。

 

『グァァァァァァン!!』

 

そんな唸り声が響くと、でっかいガンダムは力を溜めるような動作を見せる。

すぐに危機を察した二人は、急停止して離れようとする。だけど、遅かった。

次の瞬間、周囲が電気で覆われた。

 

「!!?きゃああああああああああ!!!!!」

 

電気に包まれて、思わず苦痛の声をあげる。体中にとてつもない量の電気が流れてきて、意識が飛びそうだった。

電気の発生は瞬間的な物だったため、すぐに消える。だけど、しばらく空中で痙攣をおこしたのち、二人の体は地に伏せた。すぐに立ち上がろうとするが、体が震えて、思うように動かない。

 

「う…動……けぇ…!」

 

必死に動かそうとするが、それでも動かない。その間に、地面が何度も揺れる。顔を何とか持ち上げると、既にエクストリィムが近くまで来ていた。近くで足を止めたエクストリィムは、剣の矛先を下に向ける。その真下には当然うずめがいる。

 

「あ……ああ…。」

 

恐怖に慄く。いつ、殺されるか、その恐怖がうずめを襲う。

そして剣が持ち上げられた。

 

TO BE CONNTINUED

 




いかがだったでしょうか。
光樹君敗北、そしてうずめ達のピンチ。エクストリィムに勝つことはできるのか?

では次回の投稿なんですが…。

初めに言っておきます。私、ボッチクリスマス送ります。\(^o^)/
そのため、クリスマス何も予定ないので、せっかくなのでクリスマス…25日に投稿します!
皆様に小説と言う名のプレゼントを!…と光樹君に言われたので、やりまーす。え、光樹君?小説に出演するメンバーと一緒に、その日はクリスマスパーティに行くそうです。別に招待されなかったとかじゃな…。

光樹「別に裏話とかいいから。とっとと締めとけ。」

あ、ハイ。(´・ω・`)
では次回は25日に投稿します。次回もお楽しみに!

追記、25日はクリスマスじゃなかったです(;゚Д゚)24日に投稿します。

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