新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結) 作:藤和木 士
第22話投稿です。忘れずに投稿出来てよかった。
今回は零次元編でカギを握る武器の登場です。
ちなみに原作ではこのころにはネプテューヌらのサービスシーンのところですが、そちらの方は少し省かせていただきました。サービスシーン見たかった方、ごめんなさい。
では、本編をどうぞ。
「ここが…開発室、か。」
光樹の声が静まり返った部屋に響き渡る。部屋の様子から、使われなくなってかなりの月日が経っているように見える。
今、光樹はうずめの拠点であるビルの地下にある、開発室に来ていた。理由は簡単、どのような物か見に来たのだ。
しかし、この部屋を必要とするもう一人、ネプギアは来ていない。ネプテューヌやうずめも来てはいない。光樹だけが、ここに来たのだ。
ここに来る前のことを回想する。
光樹がこの開発室に来ようとしたのは、あることがきっかけであった。そのきっかけとは、うずめとの話の中であった。
うずめは光樹達に記憶喪失であることを明かした後、しばらくの間部屋の外を眺めていたが、急にこちらに向き直ると、ネプテューヌ達にとあることを聞き始めた。その内容は、ネプテューヌ達がどこから来たかであった。
確かに俺は先程うずめに自身も記憶を失ったと言う時に、別の世界からネプテューヌ達の住んでいる所にやって来たとは言ったが、肝心な所であるこの世界にやってくる前の場所であり、ネプテューヌ達が住んでいる場所については何も言っていなかった。
その質問に対し、ネプテューヌはプラネテューヌであると答えた。
それを聞いたうずめは「プラネテューヌ?」と復唱した。すると間を少しおいて、うずめが少し、苦悶そうに顔をしかめる。
ネプギアがすぐに大丈夫かどうか聞いたが、すぐにうずめは大したことではないと平静を保った。
その後うずめは、ネプテューヌ達に帰り道は知らないこと、それから、プラネテューヌが海の向こうにある国ではないかと答えた。
なるほど、海の向こうであったなら、モンスターの違いや電波が無いのも納得である。
しかし、そうであると考えると、少しおかしいと思ったことがあった。それは、なぜ海の向こうと思われるプラネテューヌに、あのダークメガミとエクストリームガンダムは現れないのかということだった。俺が侵略者なら、間違いなく一体はこちらに、もう一体は別の大陸に派遣させるだろう。
その事を全員に伝えたところ、他のみんなもそれについて疑問を持つこととなった。
そこから、ネプテューヌはこの世界に来た原因を話し始めた。あの渦の事だ。それについて、うずめもそれがこの大陸に来た原因ではないかと答える。
と、その話から一転、ネプテューヌはうずめにシェアが感じられない理由を聞く。すると、うずめはこう言った。
「そりゃあ、ここには人がいないからな。」
うずめとこの拠点に一度戻って来た時にも同じようなことを言っていた。しかし、全員がまた改めて驚く。
更にうずめは、シェアの源ともいえる人を見たことが無いと言った。うずめの覚えている範囲では、人を見たことが無いのだそうだ。今のような時代に、人を見たことが無いなど、ある意味驚愕だ。
だが、そういうことも、ゲームの世界ではありえるのかもしれない。光樹はそう考えた。
そんな中、ネプギアがなぜうずめがシェアクリスタルを持っているのか聞いた。それに対し、うずめはたまに落ちていると答えた。
光樹からして見れば、それがこの世界の常識だと考えていたのだが、ネプギアはそれに予想外の驚きを見せた。
ネプギア曰く、シェアクリスタルは生成がとても難しいらしい。特殊な製法でなければ、生成できないとのことだ。
それを聞いていたうずめは、なぜシェアクリスタルが落ちているのか、自分にも分からないと答えた。自分にもなぜそうなっているのか分からないものを使うとは…うずめは勇気があると思う。
そしてうずめは持ち歩いているシェアクリスタルを見せる。かなりの量だ。ざっと30個くらいあるのではないだろうか。それを見ていたネプギアがまじまじと注視している。うずめの話では、そのシェアクリスタルが無いと、うずめは女神化出来ないらしい。そのため、仲間たちが探してくれているらしい。それを聞いたネプテューヌは、うずめを「崖っ淵」と称した。その言葉にうずめは苦笑いしながらも、これに頼らねばならないと言った。
その後ネプテューヌは、自分がうずめが女神化出来ない時に戦うと言った。それにうずめが笑顔で返事を返したのであった。
その後、光樹達は、うずめとの出会いを祝して、パーティをした。ジュースくらいしかなかったが、それでも十分だった。他にもうずめがデカブツと呼んでいたダークメガミとエクストリームガンダムについて聞いたり、ネプテューヌがプリンをネプギアに求めている様を見たり、うずめがネプテューヌが姉であることを確認したりしていた。
それと、うずめにこの世界で共に戦う手伝いをするとネプテューヌが言ったりもあった。
さて、話を戻すが、ここに今やって来た理由は、うずめが頭痛と思われるもので顔をしかめた直後に、光樹に起こった頭痛が原因であった。
最初のうちは特に辛くなく、大丈夫だったが。外を散策しようと、階段を降りる度に、頭痛が強くなっていくのを感じていた。そこで光樹は予定を変更して、うずめから部屋のカギを借り、この地下の開発室へとやって来たのだ。
部屋の電気は残念ながら付かないようで、非常灯のみが光るだけだった。そのため変身し、機体のカメラアイを暗視モードにゼロが切り替え、散策している。
そして部屋全体を見て思ったが、どうにもこの施設はこの街に元々あったものではないように思えた。
理由は、明らかに部屋の内装がこの世界の建物はおろか、プラネテューヌやリーンボックスの物とは異なっていたからだ。こういう地下にある開発室は大抵その直前の場所と雰囲気が違うのは割とある。
しかし、俺が思ったのは、画質が違う…簡単に言えば、二次元と三次元の物の違いが分かる感じだったのだ。この世界が二次元なのに、この部屋はまるで自分のいた世界のような画質の内装だったのだ。
「どうなっているんだ…?」
そう呟きつつも、光樹は頭痛の強弱から目的の場所へと向かう。
しばらく散策していく内に、最も頭痛が強くなった場所にたどり着く。それは、とある機械端末の前だった。その機械の所には、何かを製造するビルダーのような機械が接続されていた。
「ゼロ、これを調べてくれないか?」
『了解。手をかざしていただけますか。』
ゼロの言う通りに、その端末に手をかざす。
瞬間。
「ぐっ!?」
いきなり頭痛が強くなる。その痛みに耐えきれず、手を機械端末の台に付ける。
『光樹?どうかしましたか?』
ゼロの声が薄くなっていく中、光樹は意識が遠退いていった。
♦
(ここは、どこだ?)
光樹は目が覚める。だが、体が動いている感覚は無い。おそらく、オレンジの女神と会った時やブラックエースを初めて纏った時に現れたあの光の時と同じような感じだろう。
そう思っていたところに、突然光が走る。
何かと思い、振り返る。すると、衝撃の光景が広がっていた。
(何…!?)
そこには、何機もの機動兵器達が、たった一機の機体と戦っていた。様々な武装を持った機体が、一体のみの方に攻撃を仕掛けていくのが見える。
と、そこで二つのことに気づく。それは双方がどちらもガンダムタイプの機動兵器、おそらくNPであること。
そしてもう一つは、一機の方のガンダムが、ブラックエース、どちらかといえば、ブラッドゼロガンダムに似ていたのだ。
(これは、俺、なのか?)
光樹はそう捉えた。
しばらく同じような攻防を繰り返していたが、ブラッドゼロに似たガンダムが機体から緑色の光を発すると、その機体が、数で勝る方を押し始める。まるで何か特殊な力で多い方を邪魔しているように、もしくは別次元の機動力で、回避している感じだった。
そこで、一機のNPがブラッドゼロ似のガンダムに弾き飛ばされ、地表に激突する。動けなくなったところに、ブラッドゼロ似のガンダムがトドメを刺そうとする。
その大きなビーム鎌が振り下ろされる。
直前、その間に割って入る機体が居た。
それは…。
またしても黒い、ブラッドゼロに似た、ガンダムであった。
その機体は割って入ると、すぐにもう一方の方へと突っ込む。敵のビームを躱していく。そして、近接戦を仕掛けていく。その戦闘は、とてもじゃないが、自分には到底できないものだった。
幾度も激突した後、多数の味方であるブラッドゼロが、一機の方のビームサーベルを弾き飛ばす。隙が出来る。その大きな隙を見逃すことなく、多数の方のゼロがトドメを刺しにかかる。その拳で殴りかかろうとする。
が、交差した刹那。
敵の掌部からビームサーベルが出現し、もう一体のゼロを貫いた。
貫かれたゼロが、力なく地上に落ちてくる。それに気づいた他のガンダム達が、急いでそいつの元に向かう。光樹もそこに向かっていく。
そしてそのやられたゼロの落ちた衝撃で割れたフェイス部の合間から、顔の部分が見えた。
そこから見えたのは、自分、和藤光樹の顔であった。
(負け…た!?これは、一体!?どういう状況なんだ!?)
「終わりだな、和藤光樹。」
そう思った所で、突然上の方から声が聞こえてくる。それは、戦っていたもう一体のゼロの声だった。
その声が聞こえていたのか、光樹が苦しそうに言う。
「まだ…だ!まだ…やれ……」
「終わりだと言っただろう?」
が、もう一体のゼロがその言葉と共に、ライフルを腰から取り出し、撃つ。その光線が、光樹を貫く。
「がぁ!?」
「光樹!!?」
仲間の悲鳴が響く。その光景に、光樹は思わず吐き気を催す。
耐えたところで、視界が霞み始める。おそらくは、この光景を見る時間が迫っているのだろう。
(待て、これが過去だったら、俺は死んでいることに…!)
そうだ、大抵こういう時は過去の記憶が呼び起されるものだ。もしこれが、本当に過去の出来事であれば、俺は死の間際に場所を移動した、もしくは転生したことになる。
しかし気になったのは、その周りの光景だった。明らかにあの風景は二次元系の物だ。
だが、その考えも虚しく、その光景は消えていくのであった。
♦
『しっかりしてください、光樹。』
「うっ…。」
ゼロのそんな声を聞き、光樹は目を覚ます。そしてゆっくりと膝立ちから立ち上がる。
さっきの光景が未だに脳裏に残っている。あんな不吉な物を見せられては、これからの戦いが不安になる。
だがそんなことをいつまでも気にしていては駄目だ。そう思って、光樹はゼロに返す。
「悪い、少し気を失っていたみたいだ。それで、調べ終わったのか?」
『大方終了、武器のデータが入っているのを確認。内、一つだけ現在の状況でも開発できるものを確認。』
その発言を聞き、光樹は安心する。どうやらあの状況でもちゃんと調べてくれていたようだ。
更に武器を作れるなら、作っておいた方がいいだろう。新しい武器は扱いは難しいだろうが、攻撃の幅が増えるのは良いことだと思う。光樹はすぐに指示を出した。
「じゃあ、作ろうぜ。」
『少しくらいは規格が合うかどうか確かめてもらってから言ってほしい。…一応それも踏まえて、完成できるので、生成のためのエネルギー確保の後、開発を開始します。』
その言葉の後、ゼロが開発を始めた。
数分後、準備は完了した。エネルギーは予備コンデンサーにエネルギーが残っていたため、そこから使って、現在は開発中だ。
その間、光樹は周りの器具を調べたり、他の電子機器のメモリーに何か情報が無いか、確認していた。だがその甲斐は無駄となった。あの機械以外はほとんどが使用不可やメモリーが破損していたりしていて、使い物にならなくなっていたのだ。
他に得られる物は無いと判断した光樹はそこにあったイスに座ろうとする。
と、そこで開発を行っていたビルダーから白い煙が噴き出す。
壊れたのか、と思ったがそうではなく、機器の表示から完成した合図だと理解する。機械端末を操作すると、ビルダーの開閉口が開く。そして武器が出てくる。
その武器は、折りたたみ式の巨大な砲を持つバックパックだった。折りたたんでいても、大きさは自分の身長の約半分。データによると、名前は「メガミブレイカー」、女神を壊す者とのことだ。なぜか名前が怖いが、気にしないことにする。また、展開すれば大きさは身長を超すらしい。
「よし、早速背中に装備っと。」
元からあるバックパックに更にメガミブレイカーを装備する。かなり重量があり、後ろに倒れそうになるのを何とか持ちこたえる。
まずは、これがどんな性能を持っているのか、確かめる必要がある。その重さ、大きさから、多分支援用、または拠点、大型兵器用の兵装であるのは確かだが、実際撃たなければ、その性能は分からない。
そう思った光樹は、一旦外に出ることにした。メガミブレイカーの試射はとりあえずその辺にあるビルでやればいいと判断したためだ。
外に出た後、光樹はすぐに試射にピッタリのビルを探していた。どこも半壊状態の中、威力がどれだけかが判別しやすい、無傷のビルを探す。
しばらくして、状態が一番よさそうな場所を見つける。先程いたビルから割と近い場所だ。そのビルが、一番上まで見える。
「さて、撃ってみるか。」
『センサーを測定モードに切り替え、バックパックウェポン「メガミブレイカー」展開。』
その音声と共に、背部のメガミブレイカーが変形、展開される。アームが下方に動き、砲が展開され、脇腹辺りに持ってこられた。最後に上部のトリガーユニットを持ち、発射準備が完了する。
『正面の周囲に生体反応なし。』
「……撃つ!」
トリガーを引き絞る。数秒の間、溜めが生じた後…。
砲から凄まじいスピードで実弾が発射された。
♦
その少し前、うずめは屋上にいた。理由はねぷっちたちのとある発言である。それは、お風呂に入りたいというものだった。
それを聞いて俺は汗臭いかもと言ったぎあっちの匂いを嗅いだが、汗臭いどころか、シャンプーのいい匂いしかしなかったので、それを言うと、ぎあっちは恥ずかしそうにしながら、本当かどうかを聞いてきたので本当だと答えた。
その様子を見ていたねぷっちとぎあっちが変な言い合いをしているのを見て、思わず笑ってしまう。
そんな話の中、うずめは先程ねぷっちたちのお風呂の代わりになるものを教えた。それは、屋上の給水タンクの水をシャワー代わりにするというものであった。
すぐに三人は屋上に行く。うずめが準備した後、早速ねぷっちが浴び始める。それを浴びたねぷっちは満足そうにしていた。
うずめはその様子を見ているだけで済まそうとしていたのだが、ねぷっちに一緒に入るように言われたところで焦る。
実はうずめは今まで人前で裸になることが無く、恥ずかしくなっていたのだ。
だがそれを指摘され、慌ててごまかそうとする。
だが、ねぷっちのある発言で、俺のその考えは強制的に潰される。
「あ、そうだ!わたし、うずめのかっこいい裸が見たいなぁ。」
かっこいいという言葉に反応する。
それに更にねぷっちが言う。
「かっこ良く、服をバサーっと脱いで、かっこ良くシャワーをバシャーって浴びる男前なうずめを見てみたいなぁ。」
その言葉で、うずめは吹っ切れた。
すぐにうずめは、恥ずかしさを残しながらも、ねぷっちの言う通り、「かっこ良く」服を脱ぎ、「かっこ良く」シャワーを浴び始める。
その後なんだかんだあって、外で服を脱ぐのを恥ずかしがっていたぎあっちを脱がせ、三人でシャワーを浴びていた。こうして全員でシャワーを浴びるのも、悪くないと思っていた。思えば、二人と今ここにいない一人(いたら殴ってた)には、本当に世話になっている。一緒に戦ったり、命を救われたり、感謝でいっぱいだ。
「さて、きれいさっぱりしたし、そろそろ戻ろっか。」
「そうだな、大分すっきりしたし、光樹も浴びたいかもな。変わってやるか。」
そんな話をしながら、俺たちは服を着始めた。
その時。
ドカァァァァァァァァァァン!!!!!
とてつもないほどの轟音が響く。衝撃波が屋上にまで届く。
その衝撃波に、うずめにとある考えがよぎる。それはあのデカブツ、光樹が名付けた、ダークメガミとエクストリームガンダムが来たのかということだ。
すぐに周りを見渡したが、どこにもその影は見当たらない。その事実から、その考えは早々に否定された。
体勢を立て直したぎあっちが聞いてくる。
「な、何なんですか!?今さっきのは!爆発音みたいでしたけど…。」
先程の衝撃波は多分ぎあっちの言う通り、爆発だろう。とにかく、何があったのか、確認する必要がある。俺はねぷっちたちに言う。
「とにかく、二人共確認しに行くぞ。」
「分かった!」
ねぷっちの覇気のある声が返ってくる。そして三人はすぐに階段を駆け下りていった。
「こいつは…一体……?」
三人はその爆心地と思われる場所に来ていた。しかしそこは凄まじいまでの光景が広がっていた。ビルであったものは瓦礫となっていて、完全に崩壊していた。更に地面は爆弾で抉られたように、穴が開いていた。
「この破壊力、確実に戦略レベルのものだと思います。でも、一体誰がこんなものを?」
ぎあっちがその威力に驚きながら、冷静に手に持った端末で調べていく。
と、しばらく散策していると、見覚えのあるものが目に映った。
黒いボディにウイングパーツ。それは光樹の変身した姿だった。
「ねぷっち、ぎあっち!来てくれ!!光樹が!」
「ねぷっ!?どうして光樹が!?」
二人はすぐにこちらに合流し、光樹の元に向かう。
光樹は座り込んでいるのと、背中に大きな砲を背負っている以外には、特に変わったことは無かった。しかし、その大きな砲からは、熱気が放出されている。
もしや、と思い、うずめは光樹に声をかける。
「おい、光樹。何があった?」
「う、うずめか。…悪い、こんなことになってしまって…。」
光樹はすぐに立ち上がる。そして、先程までの事を話し始めた。
「10分くらい前に、うずめの言ってた開発室でこいつのデータを見つけて、作れそうだったから開発したんだ。それで、試し打ちがしたくて外で撃ったんだが……まさか、あそこまで威力があったなんて、思わなかった。」
「そういうことだったのか。でも、何なんだ?その武器。かなり威力があるみたいだが…。」
俺はそう述べる。あの威力は明らかに街を破壊することを考えた武器だ。そんなものが、地下の開発室にあるなんて、ありえない話だ。
すると、そこに割って話に入ったものが居た。
『データの修復が完全完了。解説します。』
「ゼロ、頼む。」
それは光樹のガンダムの制御プログラム、ゼロであった。
ゼロが話を始める。
『武器名称、「メガミブレイカー」。戦略級実弾兵装。弾数6発。攻撃対象は戦艦、大型兵器など、もしくは拠点攻撃用と推測。注意、着弾半径400メートルの範囲を攻撃範囲とす。味方の位置に注意。以上。』
それを聞いてなるほど、と全員が納得する。確かにあの威力なら大きな敵にぶつけるのがいいだろう。味方の位置に気を付ければ、案外使えるかもしれない。
それを聞いて光樹はあることを言った。
「これ、使えるかもしれないな。」
「使える?何にだ?」
うずめは聞く。すると、光樹はそれについて考えていたことを話す。
「いや、ダークメガミとか、エクストリームに当てれば、かなりのダメージが与えられるんじゃないか?」
「!!そうか。」
「確かに、その武器ならあの巨大な敵に大ダメージを与えられるはずです!」
ぎあっちがテンションを上げて言う。俺も心の中で、ガッツポーズをする。倒せるかもしれない、そう思うだけで俺の心の中で何かが反応するのを感じる。
「おー!!これでボスも楽々だね!!」
「ああ、使うのにはかなり制限があるけど、これで勝てるはずだ!」
ねぷっちと光樹の声がこだまする。
そんな明るい雰囲気に変わった所で、俺たちは拠点に戻るのであった。
TO BE CONNTINUED
いかがだったでしょうか。
威力が強すぎる上に取り回しの難しい武器、いわゆるロマン武器を新たに装備させました。ただ、通常時にはNPを出すときのように、別の場所…前の話で言っていたリザーブに収納されているため、装備していない状態が基本となります。戦闘での初使用時は最後の方で話していたように、ダークメガミもとい、エクストリームガンダムとの対決時になります。
ちなみに、メガミブレイカーの元ネタは、ノワールの国のモデルとなったゲーム会社のロボゲーです。名前はもちろんガンダムブレイカーから、形状はエクストリームガンダムエクリプスフェースのカルネージストライカー、威力などの設定は…最近ヒカル君が次回作を期待しているロボゲー、アーマー…
光樹?「愛してるんだぁー君をーーー!!ははははは!!!」
え、ちょ、誰…って光樹!?ぎゃー!?
作者がグラ○ン○ブレ○ドでログアウトしました。
光樹「あれ、何かしたっけ俺?…ってそうだ、次回は作者の定期テストの都合で日曜日に投稿です。次回もお楽しみに!」