新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結)   作:藤和木 士

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どうも皆様、お元気でしょうか。藤和木弘です。
第21話、投稿…なのですが、皆様は分かっていますよね?
そうです。予想していた日にちを1日オーバーしてます。

…本当に申し訳ございませんでした!!
月曜日が予告の日だと思っていたら、昨日の日曜日だよ、俺のバカ!ちゃんと日付見とけよ!

えー、こうなった理由はあとがきに書いておきます。
本当に申し訳ないです。

では本編どうぞ。


第21話 記憶喪失の似た者同士

 

ダークメガミらから逃げて数分、光樹達は先程の「名も知らぬ廃墟(ゼロ命名)」から離れた道端まで逃げていた。幸い、こちらに向かっての攻撃は無く、敵は街を破壊することを目的だったようで、無傷で逃げ切れた。

無事、逃げ切れたのを察したのか、ネプテューヌらが、その足を止める。

 

「はぁ…はぁ…。」

 

ネプギアが息を切らせる。自分は飛んでいたのでそれ程疲れはしなかったが、やはり、二人共走って逃げていたため疲れているのだろう。うずめを抱えてだと、更に疲れは貯まっているはずだ。

 

「…ふぅ。ここまで逃げれば大丈夫だよね。追ってくる気配もないし。」

 

「流石女神だな、二人共。俺じゃあ、絶対あの距離人を抱えて走るなんて無理だ。」

 

「いやー、それ程でもないよ。光樹も警戒ありがとねー。」

 

ネプテューヌとそんな会話を交わす。ネプテューヌが笑顔で話すあたり、女神の体力は侮れないなと感じさせられる。

ネプテューヌとネプギアがうずめを降ろすと、担がれていたうずめが機嫌悪そうに文句を言う。

 

「ったく、余計なことしやがって…。これじゃあ、かっこわりぃじゃねえか。」

 

うずめからしてみれば、迷惑以外の何物でもないだろう。光樹としても、自分の迷惑なことをされれば、同じような反応をしただろう。

しかし、光樹はうずめを守れたことについて、本当に良かったと思っていた。危険なことを、そんな無茶をさせずに済んで。

そこで光樹は、うずめをなだめる為に語る。

 

「だけど助かっただろ?それに、もしあそこでうずめが死んでたら、誰が善良なモンスター達を守るんだよ。」

 

「…そう…だな。お前らのおかげで助かった。ありがとな。」

 

うずめは素直になって、感謝の言葉を述べる。

その言葉を聞いて、ネプテューヌは上機嫌になって言う。

 

「ふふーん。わかればよろしー。」

 

だがそんな事を言っている中で、冷静になってこれからの行動を考えている人物がいた。それはネプギアであった。

 

「どこか休めるところとかないかな…。四人共ボロボロだし、うずめさんの手当てもできるような場所があれば…。それに、光樹さんの機体を修復できる場所も、あればいいんですが。」

 

「確かにな。うずめの手当ては必要だ。俺の機体も、かなり修復する必要がありそうだな。」

 

ネプギアのその考えに、光樹も乗る。確かに休息のためにどこかで休む必要がある。更にブラッドゼロも、機体の兵装を何個か破壊、切断したりしているので、機体修復の場所も欲しい。

しかしそう考えていると、意外なモノから声がかけられる。

それはゼロであった。

 

『ブラッドゼロなら問題ない。リザーブに戻せば、次の装着時までには修復が完了している。』

 

「それは本当か?」

 

『イエス。』

 

ゼロは簡潔にそう言った。なら、もう戻しておいた方がいいだろう。光樹は変身を解除する。

解除し終わると、ネプギアたちに言う。

 

「とりあえず、俺のガンダムは戻せば修復は出来るみたいだから、後者の方はおまけで考えてくれ。」

 

「みたいですね。でも私の武器の調整とかのためにそう言った場所は欲しいんですよね。」

 

「あー、そういえばネプギアの武器はビームソードだったな。それのメンテも必要か。」

 

ネプギアの言うことに納得する。そういえばネプギアの武器は、精密機械を内蔵したビームソードだ。それの整備は、戦っていく内に必要になってくる。

それにもしかしたら、ブラッドゼロが使うことのできる武装が、見つかるかもしれない。そんな展開、漫画とかゲームだけの話だ。しかし、この世界はゲームの世界。可能性はある。

すると、それを聞いていたうずめはそれについて案を出した。

 

「それなら、拠点に戻ろうぜ。あそこなら離れているし、ある程度は物資もあるしな。それに最近見つけたんだが、拠点の地下に武器の製造場所みたいなところがある。そこなら、ぎあっちの武器の整備なんかも出来ると思うぜ。」

 

「よし、それなら拠点に戻るか。」

 

光樹の声が響いた後、四人は拠点に戻ることにしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後、四人は拠点の部屋に戻ってきていた。

 

「ふぅ、やっと落ち着けるな。」

 

光樹はそう言うと、床に座り込む。先程まで後ろの方の注意を払っていたので、かなり神経を消耗したので、思わず座り込んでしまったのである。

その様子を見たネプテューヌは笑う。

 

「もー、だらしないな。あの距離だったら疲れることもないでしょ?」

 

「そうは言うけど、こっちは列の背後から攻撃来ないか、また見張っていたんだぞ。少しは労ってくれよ。」

 

その言葉に、光樹もまた笑って答える。それを聞いたネプテューヌも、「いやー、ごめんごめん。」と笑みをこぼした。

すると急に、ネプテューヌがあることについて言及する。

 

「ねぇ、あのでっかいのはどうなったの?まさか、こっちまで来てないよね?」

 

それは、あの巨大な敵のダークメガミとエクストリームガンダムの事だった。それが気になるのは仕方がない。光樹も後ろで見張っていた時も、あの二体の動きには特に注意していた。

だが自分がみた限りでは、こちらに来る様子は見られなかったので大丈夫であると思う。

それに、うずめが言う。

 

「安心してくれ。どうやら向こう側の地区で暴れたあとに消えたようだ。」

 

「そりゃあ良かった。」

 

「じゃあ私たち助かったんですね。」

 

光樹とネプギアが安堵の声を漏らす。

しかし、そのことを言ったうずめ本人は気分が下がったように落ち込んでいる。何があったのだろうかと静視する。

そして、うずめは言葉を発する。

 

「…と、言っても、アイツらが暴れて破壊した場所はもうだめだろうがな。」

 

その言葉を聞いて、申し訳なく感じる。あの巨体が暴れたのなら、その場所の被害は甚大なはずだ。もうそこに、生物は住めないだろう。

だが、うずめはすぐに気分を明るくし、空気を変える。

 

「けど、避難が間に合っただけでも良しとするか。犬っころにも深手を負わせることができたしな。さて、お前らも疲れただろ?ここには少しだが食料もあるし、毛布もある。好きにくつろいでくれ…って、もう一人はくつろいでいるか。」

 

「ん?ああ、くつろいでるな、ごめん。」

 

「いや、別にいいって。特にお前は頑張ってたからな。ありがとな。」

 

光樹とうずめが、そう言葉を交わした後、四人は各々休憩を取り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、お姉ちゃん、光樹さん。この街って、なんて名前なんだろう?」

 

ビルの屋上から、街を眺めていた私は、ふと、そんな事を呟いた。なんとなく、思ったのだ。

それを聞いていたお姉ちゃんが言葉を返す。

 

「さぁ?けど、いきなりどうしたの?」

 

「せっかくだから、気になることとか起こったことを記録しておこうと思って。」

 

まるで興味を持った子供、それか科学者みたいな理由だった。でも、自分の見た物を覚えておくことは大事だと思っての発言でした。

すると、壊れかけの手擦りに背をもたれさせていた光樹さんが話に加わる。

 

「確かにな。この街の建物、プラネテューヌの建物にやけに似ているのとか、気になるしな。」

 

「なら、うずめに聞いてみようよ。きっと知ってるはずだよ。」

 

お姉ちゃんの言葉もあり、私たちはうずめさんの元に、そのことを聞くために階段を下りて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「んー。この街の名前、かぁ…。…わりぃ、実は俺も知らないんだ。」

 

俺はねぷっちたちにそう言った。ねぷっちたちから、この街の名前について聞かれたためそう答えたのだ。

だが、それを聞いたねぷっちがびっくりして聞き返してきた。

 

「えっ!?うずめも知らないの!?女神なのに!?」

 

そう聞くのは、当然だとうずめは理解していた。女神だというのに、自分のいる街の名前も知らないというのは、不自然すぎる。

更にねぷっちの後ろに居た光樹がその目を細める。疑いの眼が向けられているのは、間違いない。

そろそろこっちの事も話しておいた方がいいかもしれない。そう思ったうずめは、ねぷっちたちに「あること」を話し始めることにした。

 

 

 

 

「まぁ、女神なのは確かなんだが…。………実は俺、記憶がないんだ。」

 

 

 

 

「…え。」

 

それを聞いたねぷっちとぎあっち、それに光樹が不意を突かれたかのように驚く。

だが事実俺、うずめは記憶を失っているのだ。

覚えているのは今から数年くらい前からの記憶だ。まだあのころの自分は、カッコいいとは真逆で、それでもこの世界を守ろうと必死だったのを覚えている。

そんな懐かしい記憶に感慨ふけるつもりもなく、話を続ける。

 

「記憶の最初にあるのは、この名前も知らない街の景色。で、唯一覚えていることは俺がこの国の女神だってことと、あのデカブツらがこの国や街を滅茶苦茶にした張本人だってことぐらいなんだ。」

 

「そんな…ごめんなさい、そうとは知らず、私…。」

 

ぎあっちが謝る。

だがぎあっちが悪いわけじゃない。話していなかった俺自身が悪かったのだ。

うずめは気にしていない様子で答える。

 

「いいっていいって。ぎあっちが気にすることじゃねぇよ。別に記憶がないから困ることもないし…。まぁ、そんなわけだから力になれなくてわりぃな。」

 

と、そこで驚きの返しが返って来た。

それは光樹の発言だった。

 

「うずめ…お前も記憶喪失なのか!?」

 

「え?」

 

「お前も」という言葉にうずめは反応する。先程の話から察するに、もしや光樹も…。

そう考えたうずめは光樹に聞いてみる。

 

「まさか…光樹、お前も?」

 

その質問に、光樹は予想通りの言葉を返した。

 

「ああ。実は俺、ネプテューヌ達とは別の世界からやってきて、その時に記憶が一部を除いて、失っているんだ。」

 

記憶を失っている。確かに光樹はそう言った。そこで、うずめは光樹に奇妙な感覚を覚えた。

まるでその物言いが、以前から知っているかのように、懐かしさ、いや、ここで言うなら親近感を感じていた。

しかし、うずめはそんなことはあるわけがないと否定する。何せ、光樹とはここで初めて会ったのだから、そんな馬鹿な話が…。

と、そこでうずめは自身の中で考えを進めていることに気づく。光樹は不思議そうにこちらを見つめている。先程の発言に返さなければと思い、言葉を返しつつうずめは先程気になったことについて聞く。それは、ねぷっちたちとは別の世界から来たというものだ。

 

「そ、そうなのか。俺と同じ、記憶喪失なんてな。それで、気になったんだが、ねぷっちの世界とは別の世界から来たっていうのは?」

 

「その事なら、ちょっと話しておいた方がいいか。じゃあ俺の世界での、ネプテューヌ達の世界について話していくか。」

 

そう言うと、光樹はこれまでの経緯を話し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ってことは、少なくともねぷっちたちの住む世界は、ゲームの世界ってことでいいんだな?」

 

「それでいいと思う。でも、この世界もゲームの世界だと俺は考えてる。でもゲームの世界ではそれが現実の世界だから、死なないってわけじゃないはずだ。」

 

なるほど、難しい話だったが、自分が理解したところで言うとこんな感じらしい。

光樹の世界では、ねぷっちたちの活躍がゲームとして出ていること。つまりゲームのキャラクターとして登場していること。

光樹の世界は数年前から光樹のブラッドゼロのようなNP、およびMPっていうカッコいい機動兵器が主流になっていること。

そして、光樹は(多分)そのNPの事を含めた直前の記憶までを失っているということらしい。

それを聞いていて、うずめは…。

 

(…光樹の世界はすごいな。あの機体のようなやつがたくさんいるとか…それに俺たちの世界がゲームとか…でもそうであっても死なないわけじゃないって言ってるし、安心は出来ないな。それよりも……。)

 

うずめは少し溜めて、光樹の方に背を向けて「妄想」に入る。

 

(記憶を失ってるなんて、うずめと一緒って、なんかロマンチックかも!しかも、その記憶が新しいガンダムに乗るたびに取り戻すって超燃える展開だよ。主人公っぽい!それによく見ると光樹ってカッコよさそうな服に可愛い顔って、ミスマッチだけど、なんか新しい主人公っぽい!)

 

そんな心の盛り上がりを隠しきれずに、思わず表情に出しそうになったところで、慌ててその気持ちを抑える。

危ない、もしあの顔なんかを見られたら、確実に追及、もしくは困惑されていただろう。

いつまでもあちらに顔を見せていないと流石に怪しまれると思ったうずめはすぐに振り返って、光樹に先程の話について言及する。

 

「信じられないな。この世界がゲームとか、光樹の世界にあの機動兵器…ガンダムって言ったか?あんなのが色々あるって話。」

 

「まあそうだろうな。でも俺もうずめが記憶喪失だったなんてな。俺にはそれが驚きだったよ。

 

光樹のそんな言葉に反応して、ねぷっちが話に入ってくる。

 

「二人共似た者同士だね。記憶が無い所とか、変身すると性格が変わるところとか。」

 

「ZEROシステムで性格変わってるけど、あれは情動欠落化で感情が無くなってるからだからな。」

 

光樹はそんなねぷっちの言葉に返答する。

だが意外と似ているかもと思う。

そして俺は光樹に言った。

 

「でも、お互い記憶が戻るといいな。」

 

「ああ…そうだな。」

 

光樹は少し笑みを含ませて、そう言ったのであった。

 

TO BE CONNTINUED

 




いかがだったでしょうか。
うずめの心の中での妄想劇場を入れました。きっと原作のうずめも心の中ではこういうの考えてるに違いない(笑)

光樹「さて、ではなぜ、昨日投稿できなかったんだ?」

すいません。実はとある「ブツ」を手に入れまして、それを作ってました。

光樹「ブツ?ライフルか?それとも爆弾?」

なんでそんな物騒なものになるんですか(;´・ω・)…では教えましょう。それは…。

光樹「それは?」

HGBF・カテドラルガンダムです!!

光樹「…はい?」

いやー欲しかったんですよ、これ。自分、プレミアムバンダイで予約受け付けていた時には金が無くて、諦めていたんですが…近くのブックオフにて中古で売られていたのを見つけまして、お金もあったので買って、すぐに組み立てていたんですよね!カテドラルガンダム、なかなかカッコイイですね!改造も少しだけやりましたよ。まあ、ビームバスターライフルにRGウイングガンダムゼロ用のパーツのドライツバーグを付けて、ビームダガーの装備個所を作ったりしただけなんですが…。

うずめ「作者…?」

あれ、うずめさん?いきなりどうしたんで…。

うずめ「あんまり他の事に集中すると、人来なくなるよ?」

あっ…それはもちろん分かって…

光樹「テメェは読者を怒らせた!」

え、ちょ、ま…

光樹「いくぞ、うずめ!!」

うずめ「おう!!」

やめて、やめて!木曜日にお詫びとしてもう1話出すから!頼むからその攻撃は…

二人「夢の力(極限の希望を)くれてやる!!」

確実に絶望の一撃ぃぃぃ!!!

作者がログアウトしました。

光樹「さて、次回は作者の遺言通り、今週の木曜日に投稿します。それで許してあげてください。」

うずめ「次の話は新武器が出るらしいな。楽しみだぜ!」

光樹「ではこの次もお楽しみに!」

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