新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結)   作:藤和木 士

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どうも皆様、お元気でしょうか?
文化祭をこの週に控え、最近雨が多いなぁと思う、藤和木弘です。第17話更新です。

一応この場面は、原作では一時撤退してから再びダークメガミ率いるモンスターの軍勢と戦います。
更にうずめも初女神化しています。こちらももちろん初女神化してもらいます。

では、本編どうぞ。


第17話 あの姿は…!?

 

 

「着いたぞ。ここが、俺の拠点だ。と、言っても廃ビルの一室なんだがな。まぁ、野ざらしの外よりはマシだろ。」

 

うずめは言う。うずめに案内されてやって来たのは、街の一角にあったかろうじて形を残しているビルの部屋の一つであった。部屋の様子は女の子の部屋らしいものは無く、代わりにガンダムSEEDに出てきた、とあるレジスタンスたちの拠点のような雰囲気だった。まあ、戦う以上、余計な物は置かないのは当たり前だ。

そう光樹が考えていると、ネプテューヌたちがその部屋を見て、感激していた。

 

「おおーっ!廃ビルを使っているあたり、如何にも秘密基地って感じでカッコイイかも!」

 

「うん!何気ない廃ビルの一室に見えて、必要最低限の住居設備に、回復アイテムに食料。そして、申し訳程度の通信端末。まるで、アニメとかで見るレジスタンスのアジトみたいでカッコいいです。」

 

そこまで読み取るとか、すごいなネプギア…。というか地味に小馬鹿にしていないか?

そう思った光樹はツッコミを入れようとしたのだが…その前にうずめが言った。

 

「なに!?お前ら、この拠点のカッコよさがわかるのか?」

 

見事にうれしく…え?なんでその反応?ネプギアが前半に言っていたことはいいのか?

その言葉に更にネプテューヌらは答える。

 

「うん。」

 

「はい!光樹さんもそうですよね?」

 

「え…あ、うん。ガンダムでもこういう緊急の前線基地みたいなの見るけど、カッコいいよな、こういうの。」

 

いきなり話を振られたので、咄嗟にそう答える。突然に対しての返答だったので、言葉におかしい所があったが、うずめはそんなことには気にせず、喜ぶ。

 

「そうかそうか。ここのカッコよさがわかるのか。なら、悪いやつじゃなさそうだな。」

 

それだけで悪いやつという認識をやめてもらえるのかよ、と心の中でつっこむ。だがまあそうやって疑いなく信じてくれるなら、いいと思う。

そんな事を考えていると、うずめが話を始める。

 

「さて、時間がないからざっとだけ説明する。さっきも言ったとおりあのデカブツたちが街や世界をぶっ壊してる元凶だ。アイツらの厄介なところは、デカさだけじゃねぇ。建物や生き物を壊すだけじゃない、存在そのものを消滅させる力を持つんだ。それに加えて、機械の方のデカブツ…ガンダムって言ったか、あいつは一度だけ、あいつの有利なフィールドに形を無理矢理変えてくるんだ。」

 

「フィールド変更か…。一度だけって聞くと大丈夫そうだけど、一応何度も使えることかもしれないことを頭に入れといた方がいい。」

 

「それは本当か?」

 

「実際あいつの出るゲームでは、使用頻度こそ低いが、何回も変えてくることあったからな。」

 

それを聞いてうずめは唸る。おそらく、厄介な部分が増えたと思っているのだろう

だがエクストリームはネプテューヌたちが相手をするべきでは無い様な気がしていた。あのどう考えても、世界観が違う。むしろあの機体と戦うべきなのは、自分の機体のような気がするのだ。原作では、レオス・アロイのエクストリームが倒している。だが今のところそれに当たるのは、同じく外の世界から来たという共通の要素を持つ自分のみ。

 

(まあ、そんな考えを自己中心的って言うんだろうけどな。あんまりそんな考えしないで、みんなで倒せばいいだろう。)

 

そんな事を考えている内に、話は進む。

 

「そして、この国には生き残っている人間はいない。」

 

ふむ、生き残っている人間はいな…はい!?

 

「ええええええええっ!?!?!?!?誰も人がいないの!?」

 

ネプテューヌが驚きの声を上げる。ある程度は予想が出来ていたので、覚悟はしていたが、まさか本当にそうだとは…。正直言って、信じられなかった。

そこで、ネプギアが先程から思っていたある疑問について答えを見出す。

 

「…そっか。だから、シェアエネルギーが…。」

 

それを聞いて光樹もうずめと合流前にそのことを話していたことを思い出す。人がいないのであれば、シェアエネルギーを女神が得ることは出来ない。

だがそれに関連してあることに疑問を持つ。それは、うずめが守る、逃げ遅れた者たちだ。

人間がいないとすれば、守る対象は限られてくる。動物や植物だろう。だが、どうもそうではない気がするのだ。今のこの世界で、光樹の知っているような生き物たちが生き残れるとは思えなかった。

そこで光樹はあることを聞く。それは、人が消えた理由についてだ。

 

「なんで、人がいないんだ?まさか全員、あの紫の巨人…ダークメガミって今仮に呼んでるやつとエクストリームガンダムに?」

 

すると、うずめは難しい顔をしたのち、答えた。

 

「…さぁな。そこんとこは、俺もよく知らないんだ。」

 

…?なぜ知らない?光樹の頭の中では疑問が渦巻く。うずめはこの世界の住人ではないのだろうか。

更に聞き入ろうとしたが、そこでうずめは、先程光樹が疑問に思った逃げ遅れた者の正体について明かした。

 

「けど、人間の代わり…って言い方も変だが、言葉の通じる善良なモンスターたちがこの国には多く暮らしているんだ。」

 

なるほど、善良なモンスターか。それを守っているのだと理解する。モンスターと言われると、敵という認識が多いが、味方するモンスターもRPGゲームに居てもおかしくはない。

そう考えたのち、うずめが再び、作戦内容について話し始める。

 

「そして、今回の作戦だが、そいつらがこの街から避難するまでの時間稼ぎだ。」

 

「はいはーい。質問があるんだけどさ、他に仲間とかいないの?」

 

ネプテューヌの質問はもっともだ。いくらこちらが四人という人数でも、あの巨体の敵二体を相手にする以上、更に戦力の増援は欲しかった。

だが、現実は非情なものであった。うずめは答える。

 

「残念ながら、戦えるのは俺たちだけだ。」

 

「この絶望的な状況の中で…一人で戦ってきたっていうのか!?」

 

思わず驚愕の声を上げる。普通なら逃げるはずだ。だけどうずめがここまで戦って来れたのは、女神としての使命(まだ女神化していないので本当にそうかはまだ判断しない)、そして彼女に味方するモンスターを守るためだろう。今までの行動を振り返ってみていると、その全力さが分かる。一人で多数のモンスターと戦っていたこと、光樹達を敵として誤認したこと、それらにうずめの熱意が伝わってくる。

そこまで考えたところで、先程の光樹の言葉を返す。

 

「…正直、俺もよく今まで持ってると思うよ。住めそうな場所を見つけてもデカブツが現れる度に逃げる日々…。その上、あのエクストリームのフィールド変更で無事な建物も廃墟に変えられる。それを何度も繰り返しているうちに、気がつけば、街も大地も壊され、どんどん行き場がなくなってる…。」

 

その被害を話しているうずめの表情に曇りが出来る。余程悔しいのだろう。

するとそこで、ネプギアが核心をつく話を出す。

 

「どうにかして、あの大きいのをまとめて倒すことは出来ないんですか?」

 

「そうそう。早い話、あのデッカイのを全部倒しちゃえば、解決だよね?」

 

ネプテューヌが結論を出す。まあ確かにあのダークメガミとエクストリームガンダムを倒せば世界は救われるだろうが、そこに至るまではかなりの時間がかかるだろう。

そして、うずめもその言葉に答える。

 

「おいおい、簡単に言うなよ。悔しいが、こちとら何度も挑んで負けてるんだからよ。」

 

「やっぱり、何回か負けているのか…。大丈夫か?」

 

「ああ、まだ倒れるわけにはいかない。俺を頼ってくれるやつらがいるからな。」

 

うずめは強気で答える。その声は頼りになるの一言である。

と、そんな中、ネプギアが心配そうな顔をする。おそらく、先程うずめが何回も負けているというのを聞いたためだろう。光樹はネプギアに聞く。

 

「大丈夫か、ネプギア?」

 

「あっ…すいません。私たち、あのモンスターたちに勝てるのかなって…そう思っちゃって。」

 

「そんな顔すんなよ。今は無理でも、倒す策は考えてあるんだ。ただし、まだ準備中だけどな。」

 

うずめはそう語った。倒す策が何なのかは知らないが、それの準備が整えば、あれも倒せるのだろう。期待すべきだ。

そこで話はまた戻される。

 

「で、肝心の時間だが…」

 

そう言ったところで、「ピロリピロリ」と電子音が鳴る。それはうずめが左手に付けてあった端末からの物だった。どうやら通信端末のようで、うずめが通信に出る。

 

「俺だ、そっちの避難状況はどうだ?」

 

通信端末に話しかけると、やけに男前な声が返ってくる。

 

『うずめか、無事なようで安心したよ。こっちの避難状況は七割と言ったところだ。』

 

「まだ結構残ってるな。」

 

うずめと、話している人物の会話の聞いていると、まだ少し残っているようだ。だが、それ以上に気になったのが、話し相手の声だ。

 

(あれ、俺どっかであの声聞いたような気がする…。)

 

何かガンダム関連で聞いた気がする。ガンダムだけじゃなく、別のロボットアニメで何回か聞いたことがある気がするのだ。

そう考えている間にも、話が進んでいた。

 

『すまない、苦労をかける。』

 

「気にすんな。それじゃあ、引き続きそっちを頼む。」

 

『あぁ。うずめも、くれぐれも無理はしないように。』

 

そう言ったのち、通信を切る。すると、その様子を見ていたネプテューヌがその人物について聞く。

 

「ねぇ、今のイケメンボイスの人誰?うずめの仲間?」

 

「あぁ、そうだ。ちょっと、口はうるさいがな。」

 

「さっきの会話からすると、うずめが守ってるモンスターたちのまとめ役、ってところか?」

 

「そうだぜ。ホント頭が上がらないよ。」

 

言葉を交わしたのち、四人は出発準備を整える。

 

「さて、それじゃあ、そろそろ行くか。くれぐれも忘れ物だけはするなよ。」

 

そして四人は、再びあの巨大モンスターたちと戦うべく、ビルを出るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしたち四人は、またあの街に来ていた。理由はもちろん、うずめが守ってるモンスターたちの逃げる時間を稼ぐためだ。

そんなわけで、道中にいるモンスターを倒しながらあのでっかいのを目指していた。そこでわたしはうずめにでっかいのの倒し方について聞いた。

 

「ねぇ、うずめ。あのでっかいのと戦うのに、なんか作戦はあるの?」

 

「いつも通りなら、デカブツよりもモンスターの群れが街に来るはずだ。先にそいつらを潰す。」

 

その返しに、わたしは答えた。

 

「おっけー。とにかくここに来るモンスターたちをやっつければいいんだね!」

 

「あぁ、そうだ。そういえば名前聞いてなかったな。名前はなんだ?」

 

「そういえば、忘れてたよ。わたしはネプテューヌ。よろしくね、うずめ。」

 

「ネプチュ…言いづらいな……。」

 

うずめは少しの間、考え込む。しばらくした後、うずめは何かを思いついたように顔を上げ、口を開く。

 

「よし、じゃあ頼んだぜ、ねぷっち。」

 

そこでネプテューヌは自身を予想外のあだ名で呼ばれ、驚く。

 

「ねぷっち!?」

 

「ネプなんとかだと、言いづらいだろ?だからお前はねぷっちだ。」

 

「でました。初対面の人がわたしの名前を言えないパターン…。」

 

まさかうずめがわたしの名前を言えないとは…。いや、確かに言いにくい名前だけどさ、もう一つのゲイムギョウ界にいるぷるるんも正しく言えなかったけど、うずめもなんだね、と思ってしまう。

だけど、それでも構わなかった。

 

「けど、わたし的には新鮮で可愛いアダ名だから大歓迎だよ!」

 

そう、そのアダ名が気に入ったのだ。そんなアダ名、わたしじゃ考え付かなかった。加えて可愛いのでそれが余計気に入った。

さらにうずめはネプギアと光樹にも同じようなアダ名を付け始める。

 

「ちなみにネプギア…だったっけ?お前はぎあっちで、光樹はこうっちな。」

 

「ぎあっち!?」

 

「…はいっ!?」

 

二人共、その名前で呼ばれることに困惑したのか、驚きの声を出す。

 

「ねぷっちとぎあっちは二人共、ネプから始まったら被っちまうだろ?だから、お前はぎあっち。それとこうっちは同じようなあだ名の方がいいだろ?」

 

それを聞いて、真っ先に返答したのはネプギアだった。少し嬉しそうになりながら呟く。

 

「…ぎあっち。ぎあっち、かぁ…。えへへっ、アダ名で呼ばれるの初めてかも。」

 

「よかったね、ネプギア。」

 

だけど、喜んでいるネプギアと対照的な反応だったのが光樹だった。

 

「いやいやいや!なんでそんな女っぽい名前なんだよ!!」

 

「えー、でもいいじゃん!こうっちって。」

 

ネプテューヌは光樹にそのアダ名を受け入れてもらおうと説得するも、光樹はその嫌がる理由を答える。

 

「いや…俺が覚えている昔の記憶の中で、友達に「メイド服着せたら似合いそう」って言われて以来、自分を女扱いされるの嫌なんだよ!」

 

それを聞いて、うずめは申し訳なく答える。

 

「そ、そうなのか…そうだよな。男が女に見られるのって、この上なく悔しいよな。」

 

「あ、じゃあ…。」

 

うずめは光樹に答える。

 

「よろしく頼むぜ、光樹。」

 

「…ああ!」

 

二人は腕を打ち合わせる。どうやら二人の仲は深まったようだ。安心安心。

 

 

 

 

と、思ったその時、こちらに向かって大群の足音が聞こえてきた。このタイミングで足音が聞こえてくるなら、意味するのはただ一つ。

うずめが、それに対して言う。

 

「さぁて、どうやら第一波のお出ましのようだぜ。三人共、気合い入れて行くぞ!」

 

それを聞いて光樹が変身を行う。すぐに戦闘態勢を取る。

そして、モンスターの大群に立ち向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「こいつで!」

 

「ベーダ―…。」

 

こちらに迫っていたドット型の敵、ベーダー系のシカベーダー二体をANビームライフルⅤで撃破する。

現在光樹達は敵モンスターの第一陣を全員で迎撃していた。モンスターは先程倒したベーダー系が多く、更にメタルガーダー系が二体、さらに後ろに、指揮官と思われる魚のようなドラゴン型が控えていた。だが先程の攻撃で残っているのは指揮官のドラゴン型だけであった。

シカベーダーを撃破すると同時に、ANビームライフルⅤをロングライフルモードに切り替え、高出力ビームを撃った。ドラゴン型の腹部に直撃し、貫通こそしなかったが、大きなダメージを受けている様子だった。

 

「いくよ、ネプギア!」

 

「えーい!!」

 

ネプテューヌとネプギアの姉妹の息ピッタリの連携攻撃がドラゴン型を襲う。ネプテューヌがクロスコンビネーションから打ち上げをした後、ネプギアのミラージュダンスが叩き込まれ、地に落ちる。だが攻撃はそれだけでは終わらない。

 

「いくぜ、必殺!!」

 

うずめが叫ぶと同時に全力で敵に踏み込む。間合いに入ると、相手を蹴りつけ、宙に舞い、高空から大出力の衝撃波を飛ばす。衝撃波による押しつぶし攻撃をまともに受け、ドラゴン型は力尽きたかのように見えた。

だがうずめが着地した瞬間、モンスターがその時を待っていたかのように、全速力でうずめに突撃してくる。おそらく、うずめにだけでもダメージを与えようという考えなのだろう。

 

「ちっ、特攻か!?」

 

うずめは防御態勢を取ったが、その特攻は不発に終わった。

ドラゴン型の動きを、空から発せられた光の線が止める。それは、光樹のブラッドゼロガンダムの遠隔操作兵装、ANドラグーンⅤからの攻撃である。

 

「トドメ!!」

 

その声と共に腹部のANハイカノンⅣからビームが放たれる。その一撃がドラゴン型を貫き、消滅させる。それにより、敵が辺りにいなくなる。

 

「ふぅ…。これでこのあたりのモンスターは片付いたかな。」

 

ネプテューヌは脅威が一旦いなくなったことで一安心する。だがうずめがまだ終わりでないことを言う。

 

「いや、第一波を凌いだだけだ。第二波、来るぞ!」

 

その言葉と共に、あるモンスターが物陰から出現してくる。それは体長3メートル程の犬のようなモンスターだ。しかし、こいつも以前戦った悪魔型こと個体名称「アルゴディウス」やメタルガーダーと同じように、今までに見たことのない、いわゆる「新種」である。油断は出来ない。

 

「…今までのより、大きい。」

 

と、その敵を見たうずめの顔に笑みが浮かぶ。

 

「…はっ。やっぱ、テメェがいるわな。」

 

「うずめ…?あのモンスターを知っているのか?」

 

光樹はうずめに聞く。すると、うずめは得意げに答える。

 

「…知っている?へっ、それどころか腐れ縁の関係だぜ。こいつには、何度もデカブツたちとのタイマンを邪魔されてるからな。」

 

そういうことか、と光樹は理解する。うずめと腐れ縁となる程であれば、かなりの強敵だ。ますます油断は出来ないだろう。

敵の犬型モンスターがこちらに唸り声を飛ばす。

 

「グルルルル…。」

 

だが、それに対しうずめは余裕そうな表情を見せる。そして、ポケットからあるものを取り出す。それは、淡く輝くクリスタルであった。それを敵に見せながら、うずめは言う。

 

「おい、犬っころ!テメェとの因縁も今日限りで終わりにしてやる!」

 

おそらく、そのクリスタルがあのモンスターを倒すための切り札なのだろう。だが、それが何なのか、光樹は全く分からなかった。何せ、そのような形のアイテムをネプテューヌシリーズで見たことが無かったからだ。

ところが、ネプギアの言葉で、それの正体に気づく。

 

「そ、それはシェアクリスタル!?」

 

シェアクリスタル、それはシェアエネルギーを凝縮させて生み出す結晶である。光樹はネプテューヌRe;Birth2をやった時に、それを知った。

だが、今なぜ?と考える。あれは女神にエネルギーを供給したりするものだったはずだ。しかし、それはすぐに知らされることとなった。

 

「今日は今までと違って、仲間がいるんだ。デカブツ共々、テメェもぶっ倒してやる!―――――シェアクリスタル!変身ッ!」

 

 

 

 

その言葉と同時に、うずめが光に包まれる。

 

 

 

 

そして光が晴れると同時に、うずめの姿が大きく変わっていた。

身に纏っているのは、先程の改造ワイシャツやスカートと違い、肌に密着した専用のスーツに変わっている。加えて髪の色はオレンジ色に変化しており、髪型も少々編み込んでからのツインテールから、髪の毛を側頭部でくるくるさせて下に下した…くるくるお団子ヘアー(光樹即命名)にしていた。その上目の光彩には電源マークが出現する。

違いはそれだけではない。更に体の各部にパーツが出現していた。頭部にはカチューシャのようなパーツを乗せ、背部にウイングパーツを浮遊させている。加えて腰には後ろにブースターを備えたパーツ、足にはローラースケートのようなパーツを足に装備していた。そして腕にはシールドと思われるパーツを付けている。

それらが意味するのはただ一つ、うずめが女神化したのだ。うずめと出会った時に言っていたことは間違いではなかったのだ。

 

「変身かんりょー!」

 

うずめが気の抜けてしまうような声でそう叫ぶ。その声には思わずネプテューヌ達も…。

 

『だ、だれーーー!?』

 

と、驚愕の声を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、しかし、ここで最も驚いていた人物がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「何……だと……?」

 

光樹は思わず言葉を失う。他の人から見れば、大袈裟かもしれないが、当然理由があった。

オレンジ色の髪、特徴的な髪型、体に密着するタイプのスーツ…それらの特徴全てが、「あの人物」に似ていたからだ。

 

(あの姿は…あの声は……!?)

 

間違いなかった。間違えるはずがない。なぜならあの姿は…

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲイムギョウ界に飛ばされる直前に、「自分を救って」と言った少女に瓜二つだったのだから。

 

TO BE CONNTINUED

 




いかがだったでしょうか。
次の話では、ちゃんとうずめを戦わせます。また、光樹君のうずめとの絡みも入れます(物理的な)。その際は人を選ぶ可能性があるので注意してください。

そういえば、PS3・PS4を持っている、もしくはガンダムファンの方なら知っている方もいると思われますが、ガンダムバトルオペレーションNEXTが配信されましたね。
自分はヒカル君からNEXTの話を聞き、前作の無印もやっているのでせっかくだからこっちもやってみようと事前登録をしておきました。
それで昨日、早速やってみました。
それで、感想ですが…あれ無印の要素ほとんどありませんね(笑)。無印の要素と言えば、中継地点や、タックルくらいだと思います。
加えてゲームの操作性から、あれは自分もやったことのあるバトルデスティニーやパーツ外れのないガンダムブレイカーの感じがします。

色々話しましたが、あくまでこれは私の意見です。他の方がやれば、面白いと思う方もいるはずです。
私はデスティニーガンダムがホームページに出ていることに自分は歓喜していたりします。きっと出していただいたら、使うと思います。出来れば壊れ性能なんかにならないくらいのバランスで来てほしいです。その時になれば、楽しくやっていけるかなと自分は思っています。

さて、関係ない話が長くなってしまいました。申し訳ありません。
では次回の投稿は日曜日を予定しています。

次もお楽しみに。

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