新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結)   作:藤和木 士

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どうも、皆様、お元気でしょうか。先日会社の研修を終え、今日までの間、リフレッシュをしておりました、藤和木弘です。3日間とはいえ、本当に緊張したなぁ……。

レイ「もう少し根性を持ちなよね?って言っても、藤和木がやってたのって本来ならあの人数でも3日じゃ終わらない感じだったっていうし、それを終わらせたってことはいいことじゃないのかなっ。どうも、みんな!3日間の研修の間、私達もミニモードで藤和木に付いて行ってたよ、レイ・オーバだよっ!」

シエラ「でも、明日もまた行かないといけないらしいじゃないですか。しかも明日は罰ゲームありのボーリング大会だとか……。藤和木はボーリング苦手みたいだし、これはどうなることやら……どうも、皆様。仮面ライダーコラボのデッキを藤和木はWとディケイド&ビルド、それに紫怪人を作ったみたいよ、シエラ・ムルセーヌよ」

いやぁ、今日発売だったらしい風都探偵を買いましたが、これはよさげですね。それもあってかWのデッキを作っていましたが……うん、ゴールドエクストリーム、ダブルノヴァに入れてもよさそうな気がする

シエラ「えぇ……それはどうなの?」

レイ「んー大丈夫じゃない?藤和木は前にも、ウルトラマンのデッキにジークフリード・アビス入れていたくらいだから、今回は逆バージョンってことで!」

はっはっは。そんなこともあったね(実は近々、前よりも安くなったオメガモンをノヴァに入れようと思っているんだけどね……)。さて、今回のSSRと言う名のGは第152話をお届けします。

レイ「前回は逃げていたノワール様の前に赤のガンダム「ロートクウィーンガンダム」とそのパートナー機体が登場したシーンだったね。どんな子達が乗っているんだろうっ♪」

シエラ「その2人が、どのようにノワール様を助けてくれるのかも気になりますね」

それではそろそろ本編へ!


第152話 赤の少女達との合流

 

 

 ノワールの声に反応し、宙を浮いていた2機のガンダムは地面へと降り立つ。そして2機を光が包む。光が晴れると、そこには2人の少女が現れた。どちらも黒髪で、1人は髪を首の後ろ辺りで束ねており、もう1人はショートカットで後ろの髪を揃えている。そして服装はどちらも同じ赤いジャケットを羽織り、下はスカートとなっている。そして、服装の雰囲気はどこか光樹を思わせる服装だ。

 その姿を見てノワールは思い出す。四女神が各国の辺境に飛ばされた直後、ネプテューヌからの通信で見た、光樹の別の次元での仲間達、そのうちの2人だ。確か名前は……と思ったところで、彼女達の方から自己紹介が行われる。

 

「驚かせてしまい、申し訳ありません。私達が、ノワール様のアシストの為に参りました、SSRのレッドジョーカーシリーズマスターの岡島理恵と……」

 

「米山真奈です。よろしくお願いします」

 

 2人は地面に膝を突け、仰々しくノワールに頭を下げる。しっかりと礼儀の出来た2人だ

と思う。とはいえいきなり頭を下げられたのではノワールも焦る。お互いの緊張を解くべく、その跪きを止めるようにお願いする。

 

「ありがとう。けれど、流石にこんな状況でされるのもあれだし、普通に接してくれればいいわ。お互い年も近そうな感じなんだから……」

 

 しかし、そう提案しても理恵と名乗った方の少女は頭を下げたまま、言葉を返す。

 

「いえ、ノワール様はこの世界で非常に重要な人物の1人。それに対し、私達は客観的に見ればイレギュラー。協力しあう立場とはいえ、相手を敬わなくては……」

 

「そ、それはそうだけど……でも、もう少し柔らかく接してくれた方がこっちとしても助かるんだけど……」

 

 頭を抱えつつ、ノワールはこの状況をどうしようかと考える。望むのなら、もう片方の真奈という少女の方が何とかしてくれるといいのだが。すると、真奈の方が跪いた体勢を崩しながら話の方向を変えていく。

 

「まぁ、それもそうですよね。形式じみたものはこのくらいにしておきましょうか♪理恵ちゃんもそろそろ立とう?」

 

「真奈……まだこれからノワール様の下に着くことを了承してもらわないと……」

 

「いや、だからそのためにも立ってちゃんと面を合わせて、お願いしないと。あと口調とかも、もう少し友好的に、ね?」

 

「むぅ……分かりました」

 

 真奈は慣れたその口調で理恵を納得させる。立ち上がった理恵は先程よりも少し柔らかい、しかし失礼のない言葉遣いと動作でノワールと言葉を交わす。

 

「……先程は行き過ぎた反応をしてしまいすみませんでした。これからしばらくの間は私達もノワール様の力になります。よろしくお願いします」

 

「行き過ぎたなんて……ついこの間まで色々とあって女神扱いされなかった反動で、少しやる気を取り戻せたわ。ありがとう。これからしばらくよろしくお願いするわ」

 

 そんなノワールの発言を聞いて、理恵は真奈の方を向くとノワールの発言を持ち出して抗議する。

 

「……ノワール様も嬉しがってた。別に先程までと同じで良かったと思うんですけど」

 

 抗議の内容は先程の発言に関してのものだった。気力を取り戻したという発言で、もう少しやってもいいのではないか、という結論に至ったのだろう。確かにノワールもその言葉に嘘はない。だが、いつまでもそうだと、満足にストレス発散を行えそうにない状況では流石の自分自身でも制御できるかどうか不安だ。

 そのため、真奈の諭しに合わせて懇願する。

 

「いや、流石にずっとそうっていうのも、どうかと思うよ?」

 

「真奈の言う通りね。お互いフェアな関係、立場で行きましょ?」

 

 すると、理恵もしばらく考え込んだのち、再び了解の合図を告げた。

 

「了解です」

 

 とりあえず、最初の挨拶はこれで終わりだ。まずは状況の整理を行いたい。その中でも気になっているのは、彼女達が声をかけてきた時に言っていたことについてだ。

 

「さて、ちょっと聞きたいんだけど、どうして2人はユニが無事だって分かっていたのかしら?もしかして、どこかで見ていたの?」

 

 彼女達は自分と別れた後のユニの状況を知っていた。ということは街の中に彼女達もいたということだ。もしいたのなら、何処にいたのだろうか。そして、どのあたりからいたのだろうか。すると、2人はその時の状況を語り始めた。

 

「はい。一応そこに至るまでの段階も見ていました」

 

「至るまでの経緯っていうと……」

 

「本屋に入って、出てきてから路地裏に追い詰められてノワール様がフェンスを越えて更に逃走するところまで、です」

 

「……ほとんど全部じゃない……」

 

 ノワールは手を額に当てて悩ましい表情をする。まさか、街に入ってからの所をすべて見ているとは思ってもみなかった。幸い、本屋での失態は聞かれたりはしていないようだ。

 続いて真奈の方が見た方法について語りだす。もっとも、先程までの状況を考えると、大体察しは付いていたが。

 

「見た方法はNPとMP……ノワール様に分かりやすく言うなら、ガンダムによってですね」

 

「やっぱりそうなのね。けど、それならガンダムで私達を助けることくらい……」

 

「んー、そうなんですよね……」

 

 ノワールの予想通りの回答だ。ガンダムを纏って、空から見ていたのだ。しかしそうなると、気になるのはその時2人を救出できたのではないかということだ。ビルの上からでも2人を掻っ攫ってその場から飛び去り離脱することもガンダムなら出来るはず。それをしなかったのが、少なからずノワールに疑問を与えていた。

ノワールの本音を聞き、真奈は困った様子を見せる。真奈もそれを考えていた故の反応だと考えた。もし本当なら、その理由を聞いておきたい。疑うつもりではないが、聞いておかなければならない。なぜ助けなかったのかの理由を。

 すると、理恵の方が口を開いてその質問に答える。

 

「理由としては、2つあります。1つは、ガンダムの存在をなるべく秘匿したい、こちらの思惑。無理にガンダムを別世界の争いに介入させると、本来の流れに割り込んでしまいますから。……そしてもう1つの理由は、ノワール様が言っていたように、ユニさんを逆転の一手として扱う方のメリットを考えたからです」

 

「ユニを逆転の一手……」

 

 逆転の一手。確かにユニに対して「何かあった時の保険」「頼れるのはあなただけ」と言っていた。それを彼女達も考慮して、自分達でもどうにもならなくなった時のことを考えて行動したのだ。

 それから、理恵は頭を軽く下げた状態で、謝罪をする。

 

「お2人を救出できなかったことは本当に申し訳ないと思っています。けれど、今回の敵はおそらく一筋縄で上手くいかない相手……念のための保険は私達もかけたいと思っています。理解していただけますでしょうか?」

 

 理恵に続いて、真奈もまた頭を下げる。それは2人を助けられなかったことへの反省のように取れた。

 理解していただけますでしょうか、か。確かにさっきは私が疑うような言い方をしちゃったから、そうするのは当然ね。けれど、彼女達は私が危機に陥った場合の事を考えてのケアを優先して行動してくれた。もしかすると、別れた後のユニを確保せずに、私の所に来たのは非常事態に陥っている私の方を優先してくれての事かもしれないわね。それをちゃんと誤ってくれるのなら、文句なんてないわ。

 彼女達の考えを理解したノワールは、2人に声をかける。

 

「……えぇ、もちろんよ。2人は私のためにやってくれた。ならそこにどうこういう必要はないわ」

 

「ノワール様……ありがとうございます」

 

「そう言っていただけると、私達としても助かります。それじゃあ、いつまでもここにいるのも危険ですし、そろそろ行きましょうか?」

 

 そうしてお互いにそれ以上詮索することなく納得する。互いに納得したのなら、もうその話は終わりだ。真奈からの意見にもノワールは肯定的に答える。

 

「そうね。いつまでもこんなところにいても危ないし、ユニも心配だから、さっさとこの峠を越えましょ」

 

「分かりました。私と真奈とで前後は抑えるので、お任せを」

 

 ここから動くと決まると、早速理恵が動く。これだけきびきびと動ける人物が味方というのはこちらとしても助かる。ノワールはそのエスコートに従い、また道を指示しながら山道「西風の吹く渓谷」こと「サンロック渓谷」を進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ノワールと合流し、山道を進んでいく理恵達。あらかじめゲイムギョウ界の地図情報はそれぞれのデバイスに入れていたものの、実際の地形特性などはその土地にいる人物の方が詳しい。特に今自分達と行動しているのは、この国「ラステイション」の女神、ノワールことブラックハートだ。モンスターとの戦闘はもちろんのこと、道についても近道などを教えてくれていたおかげで、迷うことなくスムーズに進むことが出来ていた。

 女神としての実力はやはり伊達ではない、ということですね。私は心の中で強く思う。真奈達2代目、その先代である鈴さん達のSSRNP装着者達はアニメーション次元の女神達と共闘したという。その時は女神達に大変助けられたというし、今回は私達が女神の助けになれるようにと思っている。もちろん、GKSWAXPの理念通り、過度な干渉は避けないといけないけれど。

 この時理恵は気づいていなかったが、ノワールとしては逆に理恵達の戦闘能力に驚かされていた。女神である自分に付いてこれるなんて、と。そんなこととは知らず、理恵は道の行く先について考える。

 さて、次の方向はどっちに行けばいいのか……。分かれ道に来た私は再び後ろにいるノワール様に次の道を聞く。

 

「ノワール様、次はどちらに……」

 

「そうね……確か次は……」

 

 その時、後ろの方から真奈の声が小声で飛ぶ。

 

「……っ!2人共」

 

「ん」

 

「ちょっ……何!?」

 

 理恵はすぐに反応し、ノワールの肩を持って一気に物陰の岩場に隠れる。少々手荒な真似だとは思ったが、真奈の声音から状況を察し、素早く行動することを優先した。そして、理恵の予想通りの出来事が起こる。先程までいた場所にどこかの組織の制服を見に纏った男性の集団がやって来た。その服装は、先程ノワールを追いかけていた人物達と同じ服……そう、ラステイション国防軍の者達であったのだ。

 流石真奈。後方からの敵襲に反応出来たおかげで、まだ見つからないで行ける。それに、もしかするとここで隠れて話を盗み聞いて今後の動きが分かるかも。隠れていると予想通り、兵士達は消えた女神の行方について話し始める。

 

「おい、そっちはいたか?」

 

「いや、こっちはいない。……まさか、もうここを抜けられたんじゃ……」

 

 彼らの方はどうやらノワールがここにいることは分かっていなかったようだ。その様子を窺いつつ、ノワールが2人に気づいてくれたことへの礼を小声で述べる。

 

「危なかったわ……ありがとう2人共。一先ず隠れてやり過ごしましょう」

 

「承知しました」

 

「はい」

 

 理恵達も簡潔に返答する。3人は息を飲んで音をたてないようにして様子を窺う。そんなこととは知らず、ラステイション国防軍兵士達はそのまま会話を続ける。

 

「うー……む、やはりいないな。たかが少女がこの包囲網ができる前に、ここを抜けたとは考えられんのだが……」

 

 先の方の道へと歩きつつ、隊長格の男はふぅむと首を傾げる。逃げているとは思わないその考えは当たっているが、よもやその対象であるノワールが、その近くにいるとは思ってもみないだろう。

 こちらの方に向かってくるということもないまま、彼らはそのまま先の道を行こうとする。早く過ぎ去ることを願いつつも、戦闘意識を集中させていると、足音が彼らの方へ向かう。それは他の場所を調べていたと思われる兵士によるものだった。

 

「おい、二人共、これを見てくれ!」

 

 何かを見つけたと思われる呼びかけに理恵は目を細める。なるべく痕跡は消してきたはずだったので、何を見つけたのかと気になったのだ。

 一体、何を見つけたっていうの……?私は神経を集中させて話を聞きとる。

 

「なんだ、この布切れは……?」

 

 布切れ、という単語に理恵は頭を傾げる。布ということだから、おそらく服の切れ端だということを予想する。しかし自分達は別に服の端を切ってしまったということはしていないと思っていた。

 だが実際は違う。正確には理恵達は把握していなかったことがある。それはノワールが単独で逃げていた際、道に生えていた木の枝で服が破けてしまっていたことだ。この布切れとは、まさにその時破けてしまった服の切れ端だったのだ。

 当の本人であるノワールも、流石にそれには気づき、やってしまったと1人額に手を当てる。そんなこととは知らず、理恵達はそれに対する兵士達の反応を静かに聞き取る。が、それに対する兵士の対応が、またも彼女達を驚かせてしまうこととなる。

 

「ぺろっ」

 

 なんと、その兵士は地面に落ちた、あるいは枝に引っかかっていたと思われる布切れを、その口で舐めたのだ。いきなりの出来事に聞いていた理恵は脳裏で困惑の渦に飲み込まれる。

 ……はぁ?ちょっと待って。何か変な音がしたんだけど。なんていうか、その……うん、これ完全に舐めたよね?舐めると言ったら、それはその通り舌で舐めたってこと。布切れを舐めるっていうのも問題だけど、それを落としたっていうか、残した人物がノワールかもしれないってことを考えれば、それって結構失礼なことだと思うんだけど?そんなの普通は変態と思われる行動だと思う。っていうか、そもそもそんなので誰が落としたなんて分かるわけ……。

 ノワールが落とした布切れを舐めた兵士に対し、軽蔑の視線を飛ばしたいと思う理恵だったが、更にそこから状況はややこしい方向へと進む。舐めた兵士が、驚いた様子で周りの兵士に伝える。

 

「こ、これは、あの女の服じゃないか!?」

 

 ……はぁ!?なんでそんなことが分かるの?普通そういうのは見て判断する物でしょう。なのにあの兵士は舐めて分かるって……足取りを掴まれたことよりも、舐めて誰の物かを判断するその変態さの方での衝撃が大きすぎてもう意味が分からなくなってきた……。私は声に出そうになる困惑を必死に抑える。

 理恵がふとノワール達の方を向くと、やはり2人も何がどうなっているのかということと、変態的行動への衝撃さから動揺が生まれている。特にノワールは恥ずかしさからか、少し顔が赤い。

 物陰で悶々としている中、その舐めた兵士が布切れを持ってきた兵士に対しそれをどこで見つけてきたのかを問う。

 

「こんな物、何処で見つけたんだ!?」

 

「ええっ!?今ので分かったの!?」

 

 その行動で誰のか分かったということは、見つけてきた兵士もまた理恵達と同じように驚いていた。「今ので」ということからも、その兵士のあり得ない能力に戸惑いを口にする。理恵としては自分達と同じことを思う相手側の人物がいて良かったとどこか安堵する。

 もう1人の隊長格と思われる兵士は布切れを見つけたという兵士にどこで落ちていたのかを訊く。

 

「お前、これをどこで見つけたんだ?」

 

「ここに来る途中で見つけました」

 

「まさか、見逃していたとは……。だが、お前のおかげでやつがここを通ったのはわかった。全兵士に通達して、この街道を中心に捜索にあたる、いいな」

 

「了解」

 

 それらの一連の流れが終わると、兵士達はすぐさまそれぞれの役割の為に先と後の方に向け走り出す。人気が完全に消えたところで理恵達は隠れていたところから出てくる。

 

「……まずったわね。まさか、あんな布切れ一枚でバレるなんて」

 

「確かに、予想外でしたね。私達もそこまでフォローしきれていなかったです……」

 

 ノワールからのやってしまったという発言に理恵も冷静に返答する。この街道を通ったということを知られたのは非常に厄介だ。しかも、全ての兵士に通達という所からも、この先かなり警戒して進んでいかないといけない。

 しかし、だからといって退くことは出来ない。それをノワールも口にする。

 

「2人は悪くないわ。私の責任だもの。けど、だからって後には引けないわ。女神として、なんとしても教会に行くんだから」

 

女神としての矜持がその口から語られる。今のこの混乱を収められるのはやはり女神である彼女しかいない。そのためにも自分達が彼女を護衛しなくてはならない。そのことを2人も強く認識し、発言する。

 

「そのためにも、私達が全力で護衛しますねっ!」

 

「私達は持てる力をもって、ノワール様をカバーします。……それはそれとして、1つご提案があります」

 

 ふとノワールに言葉を投げかける理恵。本当なら先程までそんなことを言う必要はなかった。むしろ内容的にはこの状況で言うべきではないことでもあった。だが理恵としては、今後のノワールのためを考えてのことだった。

 そしてノワールの方も理恵からの提案に耳を傾ける。

 

「何かしら?」

 

 一体何を言おうとしているのか、ノワールは知らない。だが、それはすぐにノワールの支持を受けることとなる。理恵はその提案の内容を発表する。

 

 

 

 

「もしノワール様がラステイションの女神としての地位を取り戻した際には、先程ノワール様の服だと断定した兵士……除隊しませんか?」

 

 

 

 

 それは理恵自身がとても嫌悪したことへの対処であった。女性の服を舐めるなど、いくら証拠を確かめるためと言ってもあまりにも常識外れの行動だった。もしこの事件が解決したとしても、その兵士の行動は非常に目に余るものがある。この先残しておくと、何かまた別の問題を起こすと思い、ノワールに打診したのだ。

 普通こんな状況では無視される事案……。だが、ノワールからの返答は良いものだった。

 

「……そうね。無事戻れたら、そうしておきましょうか」

 

 一瞬の躊躇いがあったものの、ノワールも理恵の考えには納得する。やはり、いくら数少ない証拠から見事持ち主を当てることが出来たとはいえ、あまりにも見栄えのしない方法を取る人物は採用できない、ということだろう。理恵にとっても、ノワールの判断は大変ありがたいものであった。

 意見に答えが出たところで、3人は再び先を急いだ。

 

 

TO BE CONTINUED

 




今回もお読みいただきありがとうございます。投稿する時間が段々遅くなっている気がする(´・ω・`)

レイ「それは藤和木が本を読んでたからだよー。でも風都探偵もそうだけど、ガンダムワルプルギスのオーヴェロンもなかなかだよねぇ」

シエラ「大きい外装のモデルがいるってのも驚きですけど、中身がガンダムっていうのも正直驚きましたよね」

まぁ、ビルドシリーズまで行けば、ドムの中にガンダムいたから(笑)。そのビルドシリーズも新しいのが今度やりますからね。さて、武装をパク……参考に出来そうなのはあるかな?

レイ「あ、あはは……」

シエラ「はぁ……。っていうか、今回のお話では、まだガンダムのパイロットの理恵と真奈の実力は見られなかったわね」

レイ「そういえば……地の文ではノワールちゃんが2人の戦闘能力に驚いてたみたいだけど……」

そこは後々出すね。けれどガンダムを使わない生身の戦闘だと、光樹君と他の人の差って正確性とかになるからね。多分そのままガンダムの戦闘になるかも。

シエラ「それはそれでダメなような気がするけど……まぁいいわ。近く理恵達の実力も見られるんでしょうし」

うん、その時をお楽しみに!というわけで今回はここまで!次回の投稿日について!」

シエラ「次回投稿日は……え、8日間隔になるの?」

はいそうです。仕事がどれくらいになるかとかあるので。あと時間も結構遅くなると思われます。

レイ「まぁ、最初のうちはそれに慣れることが先決だよね。みんなにも迷惑をかけるけど、ごめんねっ。じゃあみんなー、また次回っ♪」

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