新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結)   作:藤和木 士

155 / 170
どうも、皆様、メリークリスマス!クリスマスイブはいかが過ごされたのでしょうか。こちらはジャンヌさん達も含めてクリスマス会をしました、藤和木弘です。

ジャンヌ「で、でもまさか、藤和木もクリスマスプレゼントを用意してくれていたのには驚きでしたっ♡どうも、皆様。藤和木から手袋をもらいました、ジャンヌ・ドラニエスです」

シエラ「こっちのジャンヌさんもそうだけど、公式のジャンヌさんもまさかあんなサプライズをバトスピ詩姫ファンに出してくるなんて、思わなかったわ。そしてこの作者の突発的な行動にも……。どうも皆様。ソニアと一緒に……その、過ごすクリスマスは悪くなかったわ……シエラ・ムルセーヌよ」

うん、ジャンヌさんプレゼントありがとう。嬉しいよ。それに公式もレイさんジャンヌさんのツイートをクリスマスに仕掛けてくるなんて、流石でした。思わず公式のツイートに返信してしまってたよ!

ジャンヌ「わたくし、今日藤和木のスマホ確認したらそれを知って……珍しい、ですよね、藤和木が公式のツイートに返事を入れるのって」

というか今までにしたことないんじゃないかな?

シエラ「ひとえにジャンヌさんからのサプライズに、心が躍っていたみたいね」

心が躍るなぁ!

ジャンヌ「藤和木、パ○ドさんのセリフを取らないであげましょうよ……でも、嬉しいですっ」

シエラ「そういえば、エグ○イドのクリスマス回って……」

みんなのトラウマを刺激するのはやめよう!?

シエラ「いや、あんたが言い出したんでしょうが……」

ジャンヌ「けどF○teの方もなかなか衝撃的な場面でしたよね。感動いたしましたけども」

うん、良かった。最終回が楽しみだね。さて、それでは今回も行きましょう。今回は第141話の投稿です。

ジャンヌ「今回は暴走するゴールドサァド達との対決編、その光樹さん視点のようですね」

シエラ「ねぇ、特機、って何?」

うん、それはスパロボに関係することだから、後で言うね。さて、Dの特機ことDRXに光樹君達はどう挑むのか?それでは本編へ!


第141話 襲い掛かる黄金の戦士達―Dの特機、0とZEROの連携―

 ビーシャ達が戦闘を始めた頃、同じように光樹達もまた暴走するDRXの元に駆け付けていた。自分の前に立ち塞がるように現れた光樹達に、DRXは異常なまでのハイテンションでガンを飛ばす。

 

「はーん、てめぇらが俺を止めるっていうのかい?如何にもやせっぽっちで弱そうなモンスター共だぜ!!」

 

「やっぱり、あたし達の事も敵と思ってるみたいね」

 

「うんうん、私達と初めてあった時より怖くなってるー」

 

 DRXの変貌ぶりを鈴と絵里奈の2人が指摘する。見ていた時から分かっていたが、やはりこっちを敵と認識しているようだった。こちらに攻撃の構えをしたままという時点で、それは分かっていたことだったが、それでも戦うのには抵抗があった。

 ……分かっている。今のDRXは別のシステムか電気信号、もしくはウイルスでおかしくなっているだけなんだ。それを解くためには、DRXを止める必要がある。それこそ、大破させる覚悟も必要かもしれない。

 心のどこかで、一度は仲間となった相手に攻撃を行うことにためらいを感じる光樹。すると、さりげなく勇也が光樹の気持ちを推し量るように声をかける。

 

「光樹、油断するな。その油断が、俺達や、街の人を危険にさせるかもしれない」

 

「……あぁ、分かってる。そのために……!」

 

 勇也の言葉の通り、自分が攻撃する覚悟がなければ、誰かが傷ついてしまう。そうして行った行動で、何度もメンバーを危機に遭わせてしまったことを、光樹も思い出してきていた。なら、ここで止まるわけには行かなかった。

 勇也への返事を言い切ると、光樹は右手をジャケットの内側に入れる。そのまま首から下げていたシューティングスターBを掴む。それを掴んだまま、DRXに見せるように前に突き出すと、DRXに対し語る。

 

「これが、俺の意志だ!――――――ファイナライズ・セット・オン!!」

 

『了解。ANパーティクルエリア、展開』

 

 ゼロの了解の声と共に、光樹の周りをAN粒子が覆う。その中で、光樹は体が電子へと変換されていく。その体を覆っていくように金属の装甲……ガンダムの装甲を纏っていく。機体の装甲が装着されると、続いて武装が装着されていく。

 マグナム、デストロイブーストユニット、バスターソード、ランチャー、ヴァリアブルエッジバインダー……武装をあらかた装備したところで、最後にウイングユニットを背中に装備する。ウイングの装備が終わると、AN粒子の奔流が解かれる。AN粒子の奔流が晴れると、シメに頭部がユニコーンタイプのマスクからガンダムの顔へと変形し、ツインアイが光る。

 今までほぼ粒子の奔流、ノイズの中でマスク変形はしてきたが、今回はあえて外になってからマスクを変形させた。それは、ガンダムとして、1人の戦士として目の前の仲間を解放するすることを決意したからであった。そのガンダムというフェイスが、光樹の心の中で戦う決意が固まった……そのための表れなのだ。

 シュバルトゼロガンダム・ゴッドクロスへ変身すると、先程ステマックス達と戦った時よりも落ち着いた様子でDRXを光樹は確認する。その間に後方に現れていた3つのノイズの奔流も拡散して3体のガンダムが姿を現す。鈴のガンダムR-EXEグレイガ、勇也のガンダムR-ZERO、絵里奈のガンダムR-ZX。3人のガンダムが変身を完了していた光樹の周りに集まる。

 集合した鈴達を見て、光樹は全員に確認する。

 

「みんな、準備はいいな?」

 

「もっちろんー♪」

 

「とっとと片づけるとするか。鈴、あまり無茶するなよ?」

 

「フン、勇也に言われたくないわね。あたしだって、まだ戦えるんだから」

 

 勇也からの心配をする声に、鈴は余裕を見せる。とはいえ、鈴のガンダム、R-EXEは機体の兵装の1つ、ANインパクトブレイカーを失っている。加えて今はステマックス達がけしかけたギラ・ズール部隊のうち1機から抜き取ったというコアも機体の電子空間に入れていた。戦闘力が堕ちた鈴をフォローするだけでなく、なるべく攻撃を受けすぎるのもコアの事を考えると避けたいところだったのだ。

 このこともあり、勇也は心配する声をかけたのだが、鈴はそれに気にすることなく戦う意志を見せた。こうなった以上、光樹達もなるべく鈴を守る方向で戦闘を進めることにした。

 

「よし、なら鈴は絵里奈と一緒に俺らのフォローを頼む。光樹、俺達であいつと張り合うぞ」

 

「あぁ。勇也も無茶すんなよ?」

 

 光樹が放った言葉に、一瞬虚を突かれたように目を丸くする勇也。しかし、少し笑うと勇也は光樹のガンダムの頭を叩いて軽口を叩く。

 

「はっ。本調子じゃないお前に言われたくないな……!行くぞ!」

 

「あぁ!!」

 

 掛け声と同時に光樹と勇也はDRXへと突撃を行う。それにより戦闘が開始される。鈴と絵里奈はそれぞれの射撃兵装を構える。射撃戦をする動きだ。どうやら鈴もおとなしく遠距離で自分の身を案じる方向性だ。

 対するDRXも向かってくる光樹達を迎撃するかのように……否、迎撃を開始する。機体各部の装甲を開くと、その中からミサイルの弾頭が姿を現す。外界に触れたミサイルは煙を巻き起こして次々と光樹達に襲い掛かる。

 

「喰らいな!サイキック・ミサイル・フルボンバーァァ!!!!」

 

 狂気の声を上げながら、DRXはミサイルを放つ。突撃する光樹と勇也は、それに対し、回避の行動を取る。ゴッドクロスは空中を、R-ZEROは地上を的確な軌道で移動し攻撃を回避していく。その回避行動により、光樹達に向かっていたミサイルは全て回避する。しかし、残ったミサイルが鈴と絵里奈、そして物陰で隠れていた住民達向けて伸びる。

 後方を振り返ってそれに気づいた光樹は鈴と絵里奈に声を飛ばす。

 

「2人とも、回避と迎撃をっ!」

 

「言われなくても……!」

 

「くぅっ!せーい!!」

 

 鈴と絵里奈はANビームブラストマグナム、ANPXアームズギアを構えて弾幕を形成する。2人がかりの弾幕は正確ではないものの、多くのミサイルを撃ち落とす。最終的に何発かが建物や地面に爆風を発生させるが、2人と逃げ遅れていた市民に被害は出ることはなかった。

 被害が出なかったことに安心するのもつかの間、今度はDRXが全スラスターを全開にしてこちらに突撃を仕掛けてくる。攻撃が来るのを見て、勇也が光樹に言い放つ。

 

「光樹、攻撃来るぞ!」

 

「っ!せぁっ!!」

 

 突貫を仕掛けてくるDRXに向け、素早くドライブモードを起動させた光樹は腰部のAN高純化射撃兵装「オーディン」を構える。数秒ほどのチャージののち、上下が反転した態勢で大出力のビームが板状のバレルから放たれる。横への宙返り際に放った攻撃だ。真っすぐDRXの頭部に伸びる。

 しかし、その攻撃にDRXは左手を前に出す。突き出された左腕にビームが直撃する。だが、その表面でビームは受け止められ、後方へと受け流されていく。バリアだ。光樹もDRXとの模擬戦闘でそれは把握していた。そのバリアは、どうやら実戦でも模擬の時と寸分たがわぬ性能のようだった。

 出力を込めた一撃を受け流されたことに苛立ちを感じるも、並みの相手ではないことを敵として改めて認識する光樹は間髪入れずにANロング・メガ・マグナムを向ける。銃身下部のコンテナも稼働させると、トリガーを引く。それぞれの銃口からビームと光り輝く光の弾が放たれる。それと同じタイミングで勇也のR-ZEROからもコンテナユニットから拡散ビームが放たれる。

 息の合った同時攻撃ではあったが、DRXはそれも手を伸ばしてフィールドで防御する。伸ばした手の先で攻撃が直撃し、後方へと受け流され、爆発を起こす。攻撃が決まらなかったことに勇也が舌打ちをする。

 

「ちっ、全然効いてねぇな……」

 

 そう言葉を吐き捨てつつも今度は下腕部に装備したANビームガトリングⅣCを放つ。しかし、連続した弾丸もDRXのバリア、「サイキックフィールド」に阻まれてしまう。攻撃を防いだ状態で、DRXは光樹への攻撃態勢に入る。

 

「吹っ飛びなァ!!ガウン・デストロイヤァァー!!」

 

「くっ!……このっ!!」

 

 顔面部のモニター部分から放たれたビームを避けつつ、ゴッドクロスは返す攻撃で左肩のANデストロイランチャーⅡを放つ。薙ぎ払うように放たれたビームがDRXの装甲を焼いた。この接敵で初めての相手へのダメージであった。ところが、その攻撃もDRXの装甲に若干のダメージ跡を残しただけで、装甲を融解させるには至らなかった。

 あまりに硬い。そう光樹達は感じた。ガンダムの力を込めた一撃はフィールドで防ぎ、隙を突いた一撃もその強力な装甲で耐える。まさにスーパーロボットとでもいうべき耐久性は機動戦を前提とした光樹達には障害として立ち塞がったのだ。

 だが、それで攻撃をやめるわけにはいかない。そう言わんばかりに鈴と絵里奈がそれぞれの射撃兵装による砲撃を放つ。

 

「ANソードカノンⅢ!!」

 

「ANミラージュバスターソード!!」

 

 R-EXEは背部に背負っていた長いロングカノンから、絵里奈は大振りの剣に備えられた大口径のビーム砲からそれぞれ大出力のビームを撃つ。如何にも高出力のビームだ。これならば大ダメージは確実、と思うものの、そう上手くはいかない。右腕で防御の構えを取り、放たれた2本のビームを右腕だけで防御する。ビームの勢いで若干DRXが後ろに後退するも、その攻撃をDRXは腕部表面に展開したサイキックフィールドで防御する。

 攻撃を防いだDRXが荒々しく声を上げて腕を振るって攻撃を弾く。

 

「うらァ!!」

 

「防がれた!?」

 

「ならこっちで!!」

 

 鈴の声が響くのと同時に、光樹と勇也が近接攻撃を仕掛ける。それぞれの手にはANエネルギーシャープナー「フィガ」ストームソードモードとANゼットセイバー・トリプルロッドモードが構えられている。それぞれ槍としての機能に特化した武装だ。

 光樹と勇也はそれぞれDRXの両側から攻め込む。先に攻撃を仕掛けたのは勇也だ。

 

「くらえ、アタックドライブ「ハンドレッドストライク」!」

 

 エネルギーのこもる、連続した高速突きがDRXの装甲に放たれる。何度もロッドと表面に展開したサイキックフィールドが弾き合う音が響く。そして最終段の強力な一撃が放たれる。しかし、それはDRXの強固な装甲に届くことなく、DRXのサイキックフィールドで防御される。

 そこに間髪入れずに光樹のANエネルギーシャープナー「フィガ」ストームソードモードの攻撃が叩き付けられる。ところがその攻撃もDRXの装甲を傷つけるまでには行かない。2人の攻撃が全く効かないことにDRXは気分を良くし、高らかに雄たけびを上げる。

 

「ハッハァ!!圧倒的じゃないか、俺の装甲は!!」

 

 そのまま腕に力を込めると、そのままゴッドクロスとR-ZEROを吹き飛ばす。吹き飛ばされた2機は態勢を立て直して地面に着地する。だが、2人に諦めの動きはなかった。それどころか、2人の戦意は更に高まる。

 

「流石だな……こっちの攻撃が全然通用しない……!」

 

「あぁ。だが、俺も、お前もまだ本気じゃねぇ!!行くぞ光樹。鈴と絵里奈も援護を」

 

「了解!」

 

「まっかせてー」

 

 勇也からの指示に鈴と絵里奈が頷く。その勢いのまま、再び光樹と勇也はDRXに接近をかける。それを見て、DRXは無駄だと嘲りながらも迎え撃つ。

 

「はっ!そんな程度の力で、俺に敵うと思うなァ!!ハイフィンガーバスター!!」

 

 手の先を向け、そこからバルカンのような連射でビーム弾を次々と放つDRX。その攻撃は苛烈で、近づくのが容易ではない弾幕を形成する。しかし、光樹は止まらない。その弾幕の間を軽々と避けていく。同じく勇也も機体のスラスターを吹かせて素早く地を飛んで接近していく。

 射撃支援を行っている鈴達も例外ではない。落ち着いて攻撃を回避しつつ、反撃のビームを放って光樹達をアシストしていく。連続して放ったビームのうちいくつかが、DRXに被弾する。

 

「なっ!当ててくるとは、やるじゃねぇかァ!!!!」

 

 攻撃を当てられたことに怒るDRX。更に弾幕を厚くする。しかし、その弾幕を掠めながらも近づく勇也と、同じく被弾をもらいつつも、それぞれでカバーする鈴と絵里奈。

 そして、ただ1人光樹だけは、未だにその弾幕攻撃に被弾することなく既に格闘攻撃が届く距離まで近づいていた。攻撃を横に回避すると、チャンスと言わんばかりに武器をANブラスターソードエッジに切り替えて急接近する。

 それを確認し、DRXも両手から放っていた弾幕のうち、片方を中断する。そしてその手を光らせて、迎撃に移る。

 

「このォ!!堕ちろ、モンスター!!」

 

「でぇぇい!!」

 

 アッパーカット気味に放たれたDRXの拳。しかし、それを光樹がギリギリのところで回避する。そしてそのままDRXの腕部に向けてANブラスターソードエッジを振り下ろす。振り下ろされた斬撃はDRXの装甲を斬る。装甲にわずかだが裂傷を生み、内部からのスパークが引き起こされる。

 直撃を受け、DRXの体がふらつく。それを逃さず、光樹もそのまま連撃を仕掛けていく。ANブラスターソードエッジで斬撃を浴びせ、その終わり際に蹴りを浴びせる。蹴りの反動で空中を一回転しつつ後退してそのままANブラスターソードエッジを射撃形態「ブラスターモード」に切り替えてビームを放つ。DRXの胸部付近に集中して放たれた連続攻撃はフィールドの展開を許さず、その装甲にダメージを与えた。対応が追いつかない連撃にDRXも荒れた口調で声を張り上げる。

 

「このォ!!モンスター如きがァ!!」

 

 反撃と言わんばかりに全砲門をゴッドクロスに向け咆哮と共に放つ。怒涛の攻撃を回避する光樹だったが、腕部の連弾をウイングユニットの端にくらいバランスを崩す。

 

「当たった!?」

 

「ヘッ!消し飛びなァ!ガウン・デストロイヤーァァァ!!」

 

 DRXの顔面ヘルメットモニターが光る。力を溜める動作ののち、大出力のビームは放たれる。それを咄嗟に腕部を構えて防御する光樹。攻撃の直撃を受けて爆発が起き、ゴッドクロスの姿が爆炎に飲み込まれた。

 

「へへっ、ざまあないぜ!」

 

 その姿を見て、DRXが得意げな様子でポーズを決める。しかし、それで光樹達の勢いは止まらない。光樹を撃破したと思ったDRXが作った、そのわずかな油断を勇也達が攻める。

 

「こっちを忘れてもらっちゃ困るぜ!!」

 

「そうよ、相手は光樹だけじゃないんだから!!」

 

 勇也のガンダムR-ZEROがコンテナユニットから取り出したANフレームビームジャベリンを突きあげる。下からDRXの腹部を目がけて繰り出された攻撃にDRXも体をひねらせて避けようとするも、そこはロボット。緊急的に展開されたサイキックフィールドを勢いのまま貫き破り、人ほどの可動域を持たない腹部の脇にビームの刃が若干突き立てられる。

 その状態で勇也は突き立てられたビームの槍をそのまま外の方に振り抜く。するとDRXの装甲を切り裂いて抜ける。装甲が破壊された部分がスパークを散らせて小爆発を起こす。攻撃を受けたDRXも思わずうめき声を漏らす。

 

「ぐがっ!テメェ……!」

 

 反撃を仕掛けようとするも、その前に鈴の攻撃が続く。ロングレンジからANビームブラストマグナムを構えて撃つ。銃口付近に装着されたスマッシャーユニットも使っての収束射撃が勇也の削った装甲部分に直撃しダメージを重ねた。

 破損した部分に加わった攻撃でDRXは大きく膝をついた。DRXのガウン・デストロイヤーを受けた衝撃から立て直していた光樹もそれを見て心の中で小さくガッツポーズをした。

 少しずつだけど、DRXにダメージを与えられている。あそこの攻撃を集中してダメージを与えていけば、動きが止まるかもしれない。なら、ここでいつまでも見ているわけには行かない……!

 光樹はゼロに攻撃の再開を指示する。

 

「ゼロ、行けるか?」

 

『問題ない。腕部装甲へのダメージは2割ほど。十分戦闘に耐えられる』

 

 ゼロからも問題ないことを伝えられると、光樹は再度DRXへの攻撃を開始した。

 

 

TO BE CONTINUED

 




今回もお読みいただき、ありがとうございます。今回は光樹君視点だけとなりました。

シエラ「けど、最初の光樹の思い、何だか覚悟を決めたって感じね」

覚悟……そうだ、触れなければいけないことが!

ジャンヌ「なんとなく分かったので、後にしましょうね、藤和木?」

あ、はい。(´・ω・`)けど味方だった存在と戦うっていうのは、記憶を失った後の光樹君としては初の事ですからね。

ジャンヌ「確かに、シェアプロテクターとの対決はあくまで試合形式でしたから、味方に対しての本気の戦いは今回が初めてかもしれませんね」

シエラ「それを考えると、この戦いは光樹のとっての試練なのかもしれないわね。それで、前半の方に言ってた、特機の事なんだけど……」

あぁ、簡単に説明するとですね、スパロボ世界でのいわゆるスーパーロボット系とでも思ってくれればいいです。ガンダムのような低い攻撃力で敵わない相手に対して、圧倒的な破壊力で敵を粉砕する機体ですね。

シエラ「へぇ、そうなの」

ジャンヌ「この世界で言うなら、光樹さんのゴッドクロス・ダイもそれに当てはまるのではないでしょうか?」

うん、一応当てはまるね。ロストドライヴからの次元力を得て起動する、従来のガンダムの力を超えるガンダムだからね。ただ鈴とかのMPと対比するなら、光樹君のガンダムのNPも特機に当たるかもしれないけれど。

シエラ「確かに、光樹のガンダムって、他のガンダムより性能二回りくらい違うからね。よく分かったわ」

ジャンヌ「そう聞くと、他のSSRシリーズの性能が気になりますね!」

さて、今日の話の感想はここまでにして、覚悟を決めたウルトラマンの話をしようか。

シエラ「さーて、来週のSSRは……」

待って!まだ私のターンは終わってないよ!?

ジャンヌ「えぇ……でも皆さん聞きたいんですか?」

一応私の思ったことを報告したいんですよ!?とまぁ無理矢理ねじ込みますが……ウルトラマンジード、遂に最終回を迎えましたね!ジードの父、べリアルとの決戦でジードが全フォーム同時に登場したのを見たときは「その時、不思議なことが起こった!」って脳裏で思いましたからね。

シエラ「確かに、同一人物が5人もいるなんて、驚きよね。というか、他に例があるの?」

ジャンヌ「えぇ。仮面ライダーBLACK RXであったようです。藤和木の脳裏の言葉もそこから取っていますし。でもウルトラマンの世界だと「キングの奇跡」で解決しそうですよね」

キングは偉大だからね。だからウルトラマンのコラボブースターにもチートラマン1人くらいXXで出そう?

ジャンヌ「藤和木、諦めましょう?」

シエラ「効果の再現で確実に制限・禁止になりそうだものね」

(´・ω・`)さて、それでは次回の投稿日についていきましょうか。

シエラ「次回の投稿はこのままいくと丁度12月31日になるわね」

ジャンヌ「切りのいい日になりますね。それでは皆様、次回もお楽しみにっ」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。